さまざまな汚れを落とせる、オキシクリーン®。
そんなオキシクリーン®とよく似たアイテムに、「過炭酸ナトリウム」があります。
オキシクリーン®と過炭酸ナトリウムは酸素系漂白剤の一種で、効果にあまり違いはなく、どちらも漂白・消臭・除菌の効果があります。
オキシクリーン®も過炭酸ナトリウムも、お湯に溶かすことで発生する炭酸ナトリウムによって洗浄ができるからです。
ここでは、オキシクリーン®と過炭酸ナトリウムを比較しながらご紹介します。
オキシクリーン®と過炭酸ナトリウムのどちらを使えばいいの?代用可能?という方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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オキシクリーン®と過炭酸ナトリウムを3つのポイントで比較!
まずは、「オキシクリーン®と過炭酸ナトリウムの違いってなに?」という方のために、成分・値段・効果の点から、オキシクリーン®と過炭酸ナトリウムを比較していきましょう!
【1】成分
オキシクリーン®は、過炭酸ナトリウムを主成分とする酸素系漂白剤の一種。
オキシクリーン®には、過炭酸ナトリウム以外にも含まれている成分があるため、オキシクリーン®と過炭酸ナトリウムの成分は異なります。
また、オキシクリーン®には成分によって日本版とアメリカ版に分けられます。
それぞれの成分を以下にまとめました。
【日本版オキシクリーン®の成分】
- 過炭酸ナトリウム
- 炭酸ナトリウム
【アメリカ版オキシクリーン®の成分】
- 過炭酸ナトリウム
- 界面活性剤
- アルカリ剤
- 再付着防止剤
このように、過炭酸ナトリウムとオキシクリーン®の成分は異なり、さらに同じオキシクリーン®でも日本版とアメリカ版の成分は異なるんです。
【2】値段
オキシクリーン®の値段は、アメリカ版と日本版で異なります。
販売店にも違いがあり、アメリカ版はコストコやネット販売、日本版はドラッグストアやネット販売で手に入ります。
アメリカ版のオキシクリーン®は、5kgあたり2,000円前後で売られています。
1kgあたりに換算すると、だいたい400円程度で購入できるでしょう。
一方、日本版オキシクリーン®の値段は、購入する場所によって変動しますが、ネットショップの場合は1.5kgあたり900円~1,700円程度で購入できるようです。
1kgあたりに換算すると、600円~1,100円となり、アメリカ版と比較すると高額になるでしょう。
また、過炭酸ナトリウムの値段や容量はメーカーや購入する場所によって異なるため、一概にお伝えすることはできませんが、1kgあたり600~800円で購入できるようです。
このように、オキシクリーン®(日本版・アメリカ版)と過炭酸ナトリウムでは、値段が異なります。
値段を比較すると、アメリカ版のオキシクリーン®がお得だといえるでしょう。
【3】効果
オキシクリーン®や過炭酸ナトリウムは、どちらもお湯に溶かすことで、炭酸ナトリウムと過酸化水素水が発生します。
その2つの成分のチカラによって、漂白・消臭・除菌をおこないます。
つまり、オキシクリーン®と過炭酸ナトリウムは同じ仕組みで洗浄するので、どちらも漂白・消臭・除菌の効果が期待できるんです。
そのため、オキシクリーン®がないときに、過炭酸ナトリウムで代用することは可能です。
ただ、炭酸ナトリウムが含まれているオキシクリーン®のほうが、アルカリ性が強くなり、汚れを落とす効果が高まるといわれています。
また、アメリカ版は界面活性剤が含まれているので、より洗浄力が強力だといわれています。
なかなか汚れが落ちず、高い洗浄力のものが欲しいという方はアメリカ版のオキシクリーン®を使うといいでしょう。
普段のお掃除に使いたい方は、日本版のオキシクリーン®か過炭酸ナトリウムで十分でしょう。
オキシクリーン®と過炭酸ナトリウムのおすすめ使い道
オキシクリーン®や過炭酸ナトリウムを使うには、「漬け置き洗い」をするのがおすすめです。
ここでは、オキシクリーン®や過炭酸ナトリウムのおすすめの使い道と、その方法について見ていきましょう。
キッチン掃除に使う
オキシクリーン®と過炭酸ナトリウムは、キッチン掃除に使えます。
ここでは、コップについた茶渋や台ふきのシミを落とす方法をご紹介しますね。
用意するもの
- 40度程度のお湯(シンクにお湯をためたとき、食器や台ふきが浸るくらいまで)
- オキシクリーン®(お湯4Lに対してスプーン1杯)または過炭酸ナトリウム(お湯4Lに対して40g)
手順
- シンクにお湯をためる
- オキシクリーン®または過炭酸ナトリウムをシンクに入れ、お湯に溶かす
- 2の中にコップや台ふきを入れて30分程度放置する
- 水で食器をしっかりとすすぐ
お風呂掃除に使う
オキシクリーン®や過炭酸ナトリウムは、お風呂の浴槽や小物洗いにも便利です。
準備するもの
- 40度程度のお湯(浴槽に合った量)
- オキシクリーン®(お湯4Lに対して付属スプーン1杯)または過炭酸ナトリウム(お湯4Lに対して40g程度)
手順
- 浴槽にお湯をためる
- 浴槽にためたお湯の中に、オキシクリーン®または過炭酸ナトリウムを入れて溶かす
- 洗面器や浴室で使うおもちゃなどの小物を入れる
- 30分ほど漬け置きする
- ブラシで小物を軽くこすって汚れを落とした後、水ですすぐ
衣類の漂白に使う
オキシクリーン®や過炭酸ナトリウムは、衣類の漂白にも便利です。
ここでは、漬け置きする方法について見ていきましょう。
準備するもの
- 40度程度のお湯(4L)
- オキシクリーン®(お湯4Lに対して付属スプーン1杯)または過炭酸ナトリウム(20g)
- 洗面器などの容器
手順
- お湯を容器に入れる
- オキシクリーン®または過炭酸ナトリウムを容器に入れ、お湯に溶かす
- 容器に衣類を入れ、30分漬け置きする
- いつもどおり衣類を洗濯する
洗濯槽掃除に使う
オキシクリーン®や過炭酸ナトリウムは、洗濯槽掃除にも使えます。
洗濯槽掃除といえば、塩素系の洗濯槽クリーナーを使うのが基本ですが、オキシクリーン®や過炭酸ナトリウムなどの酸素系漂白剤でも代用できるんです。
洗剤のニオイが気になる場合や、塩素系漂白剤が苦手だという場合には、試してみるのもいいでしょう。
ただし洗濯機の種類によっては、酸素系漂白剤の使用を非推奨としているケースもありますので、取扱説明書をよく確認してから、洗濯槽掃除に使ってくださいね。
くわしい洗濯槽掃除の方法はこちらの記事で解説しています。
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オキシクリーン®と過炭酸ナトリウムの注意点
オキシクリーン®と過炭酸ナトリウムは、注意点を守らないと、肌や素材にダメージを与えてしまうかもしれません。
ここではオキシクリーン®と過炭酸ナトリウムを使うときの注意点についてお伝えします。
使用するときはゴム手袋をする
オキシクリーン®や過炭酸ナトリウムは、水に溶かすとアルカリ性の水溶液になります。
その水溶液を素手で触ると、手が荒れてしまうおそれがあるんです。
そうならないためにも、ゴム手袋を着用しましょう。
素材によっては使用できない
オキシクリーン®や過炭酸ナトリウムは、素材によっては使用できません。
使用できない素材の例を、以下に記しました。
- 水洗いできないもの
- ウールや革製品
- シルク
- 大理石
- 水洗いできないもの
- 毛や絹、皮製品
- 漆器、アルミ
これらの素材が使われているものにオキシクリーン®や過炭酸ナトリウムを使うと、傷んでしまうおそれがあります。
キレイにしたかったのに、台無しになったとならないよう、使用は避けたほうがいいでしょう。
まとめ
オキシクリーン®と過炭酸ナトリウムは、どちらも泡を発生させて汚れを落とす酸素系漂白剤の一種です。どちらも漂白・除菌・消臭効果が期待できます。
ただし、汚れを落とす力はオキシクリーン®のほうが強いといわれています。
とくに、界面活性剤が含まれているアメリカ版のオキシクリーン®は洗浄力が高いといえるでしょう。
こうした違いを理解して、オキシクリーン®と過炭酸ナトリウムの適切なほうを選びましょう。
※オキシクリーン®はチャーチ・アンド・ドゥワイト・カンパニー・インコーポレイテッドの登録商標です。