洗濯物を洗いなおしても生乾き臭がする
洗濯槽にワカメのようなゴミが残る
そんなときには過炭酸ナトリウムで洗濯槽掃除をしてみませんか?
洗濯槽奥の見えない部分にこびりついた汚れを引きはがし、イヤ~な臭いもワカメのようなゴミもスッキリ洗浄できますよ♪
ただしうまく使いこなせないと効果は半減してしまいますので要注意!
ここでは過炭酸ナトリウムで洗濯槽を掃除するときの重要ポイントや適切な掃除手順を解説していきますので参考にしてくださいね。
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過炭酸ナトリウムは洗濯槽掃除に使うと効果が高い
過炭酸ナトリウムは100円ショップなどで手軽に購入できるうえ、ツンとした刺激臭がないので、ふだんの掃除に取り入れやすいアイテムですね。
そんな過炭酸ナトリウムは、次のような効果もあるの洗濯槽掃除にはおススメです。
過炭酸ナトリウムはアルカリ性で汚れ落とし効果が高い
過炭酸ナトリウムは水に溶けるとアルカリ性となり、酸性汚れをよく落とせます。酸性汚れには、皮脂汚れなどの油汚れや垢、汗、食べ物、血液などがあります。
Ph値は7を中心として、そこからはなれるほど汚れ落としのパワーも強くなります。たとえば重曹を水に溶かした場合よりもph値は高くなり、汚れ落とし効果は高いのです。
過炭酸ナトリウムはカビ取り効果がある
過炭酸ナトリウムは水に溶けると炭酸ナトリウムと過酸化水素に分かれます。過酸化水素には酸化力があり、さまざまな汚れや色素、ニオイ原因物質、雑菌を除去しやすくする効果があります。
そのためカビの除菌や、黒カビ汚れの漂白には過炭酸ナトリウムが効果的なんです。
過炭酸ナトリウムで洗濯槽掃除をするときの重要ポイント3つ
過炭酸ナトリウムはさまざまな掃除に使える洗剤であり、洗濯槽の洗浄にも使えます。
ただし洗濯槽洗浄のための使い方や注意は書いてありませんので、取り扱いは自己責任となります。
また洗濯槽の掃除で十分な効果を得られるよう、以下で解説する3つのポイントに気をつけてくださいね。
【1】40~50℃のお湯を使う
洗濯槽の掃除には、お湯を使いましょう。
過炭酸ナトリウムは粉末の洗剤であり、粉末のままでは汚れを落とす効果はありません。
水に溶けると酸素を放出して汚れに作用し、剝がしていくのです。
また過炭酸ナトリウムは冷たい水では溶けにくく、水温が上がるほど早く溶けます。そのためお湯を使ったほうが効果は高いのです。
ただし熱湯だと急速に溶けるので、酸素を短時間で放出してしまい、効果の出る時間が短くなります。また熱湯は洗濯槽を傷めることもあるのでオススメできません。
そのため過炭酸ナトリウムで洗濯槽掃除をするときには40~50℃のお湯を使うのがよいですね。
【2】時間をかける
過炭酸ナトリウムで洗濯槽掃除をするときには、たっぷり時間をかけましょう。
過炭酸ナトリウムは、お湯を使えば溶けやすくなるものの、自然に溶けきるには1時間ほどかかります。また汚れに作用して剥がしとるにはさらに時間が必要なのです。
酸素系漂白剤は、つけおきしてから1~2時間後あたりが最も酸素を放出しやすくなります。つけおきする温度や濃度によって差が生じるものの、酸素が出尽くすのはつけおきして4時間ほど過ぎたころです。
そのため洗濯槽掃除は時間的な余裕があるときにおこなうのがオススメです。洗濯槽洗浄コースを使う場合も、半日以上時間かかります。
【3】ほかの洗剤を混ぜない
過炭酸ナトリウムで洗濯槽掃除をするときには、ほかの洗剤を混ぜないのが原則!
もちろん混ぜても影響のない洗剤もありますが、混ぜることで汚れ落とし効果が半減するケースが多いからです。
とくに気をつけたいのは洗濯洗剤のような界面活性剤入りの洗剤です。界面活性剤は多量の泡が発生するため、過炭酸ナトリウムからの酸素発生を妨げてしまいます。
そのほか重曹やクエン酸などのエコ洗剤を混ぜるのもやめておきましょう。
重曹は水に溶けると過炭酸ナトリウムと同じアルカリ性となりますが、ph値は低いので混ぜても意味がありません。また重曹は溶け残りで排水つまりの原因となることがあり、使用禁止としている機種が増えています。
クエン酸はと過炭酸ナトリウムを混ぜて水を加えると、二酸化炭素が発生します。泡は勢いよく出るものの、汚れを浮かせる効果はなく、互いの洗浄効果を打ち消してしまいます。
洗濯槽の洗浄では、過炭酸ナトリウムと併用するとデメリットとなる洗剤が多いので気をつけてくださいね。
過炭酸ナトリウムで洗濯槽掃除をする方法
ここでは、洗濯槽掃除で過炭酸ナトリウムを使う方法を紹介します。
過炭酸ナトリウムを使いこなすためには、ちょっとしたコツが必要なので、手順をよく確認して洗濯槽掃除をしてみてくださいね。
- 過炭酸ナトリウム
- お湯(ふろの残り湯でもOK※追い炊きして40~50℃にする)
- ゴム手袋
- ゴミすくいネット
洗濯槽掃除の手順
- STEP1
-
洗濯槽に高水位までお湯を入れる(40℃~50℃)
- STEP2
-
洗濯槽に過炭酸ナトリウムを入れる(お湯10Lに対し100g前後)
- STEP3
-
洗濯機を3~5分運転させて過炭酸ナトリウムを混ぜる
- STEP4
-
そのまま放置してつけおきする(汚れに応じて半日くらい)
- STEP5
-
浮いた汚れをすくい取る
- STEP6
-
すすぎと脱水をする
- STEP7
-
汚れが残っていたらもう一度すすぎと脱水をする
掃除の後は、洗濯機のフタを開けっぱなしにしてしっかり内部を乾かしてください。
洗濯槽乾燥モードがついているときは、それを使用するのがおすすめです。
過炭酸ナトリウムは、人や環境に影響が少ない洗剤です。ですが、肌に炎症がある場合や、肌が弱い方の場合は、強い刺激を与えることもありますので注意が必要です。
作業時には手袋をする、手に触れたら洗い流す、といった予防策をしてください。
洗濯槽の汚れを予防しよう
全自動洗濯機の場合、洗濯槽の奥にはどうしてもゴミがたまってしまうのですが、普段の使い方やお手入れで、汚れや臭いを軽減することはできます。
簡単にできる洗濯槽掃除をご紹介しますので参考にしてみてくださいね。
ふだんのお手入れには塩素系漂白剤もオススメ
洗濯槽の汚れや臭いの原因はカビなどの雑菌ですので、普段のお手入れは除菌力が期待できる塩素系漂白剤を使うのがオススメです。塩素系漂白剤は、洗濯槽のつけおきをする必要がないので手間や時間がかからないというメリットがあります。
またドラム式洗濯機は、塩素系漂白剤でお手入れするのが基本となります。洗濯槽に水を溜めておくことができないので、酸素系漂白剤でのお手入れがむずかしいからです。
洗濯槽の掃除ができる塩素系漂白剤には、メーカー推奨の洗濯槽用塩素系漂白剤があります。そのほか市販されている「ハイター®」など衣料用の塩素系漂白剤もコスパがよいのでオススメです。
メーカーによっては、洗濯槽のお手入れに使用できるものとして「ハイター®」を例として記載していることもあるので安心して使えそうですね。
参考:日立の家電品
塩素系漂白剤を使った洗濯槽掃除は簡単!ここではハイター®を使って洗浄する方法を紹介します。
塩素系漂白剤で洗濯槽を掃除する方法
- STEP1
-
電源を入れる
- STEP2
-
槽洗浄コース(3時間)を選ぶ
- STEP3
-
ハイター®を500ml入れる
- STEP4
-
フタを閉めてスタートする
一般的な手順を解説しましたので、洗濯槽掃除は各メーカーの取扱説明書の方法に従ってください。
分解掃除はプロに任せよう
洗濯機は使うたびに汚れが蓄積していきます。その構造上どうしても汚れは避けられないので、定期的にお手入れすることが必要です。
洗濯機のお手入れは、自分でおこなうこともできますが、市販のクリーナーや漂白剤では取り切れない汚れもあります。そんなときにはプロによる分解掃除を依頼するのがオススメです。
洗濯機の分解洗浄についてはこちらの記事も参考にしてください。
洗濯槽の分解掃除は、洗濯槽を取り外して徹底洗浄するのが一般的です。洗濯機クリーニング費用や作業内容は業者によってちがいます。
業者探しの際には、お住いのエリアに対応できる業者を比較できる「もちや」のサイトを活用してみてはいかがでしょうか。依頼したい業者が見つかったら、そのまま予約できるので便利にお使いいただけますよ。
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まとめ
過炭酸ナトリウムは、洗濯槽の汚れを安心・安全に汚れを落とせる優れた洗剤です。
ただし掃除に使うときには重要なポイントが3つあります。
【1】40~50℃のお湯を使用する
【2】時間をかける
【3】ほかの洗剤を混ぜない
これらのポイントを押さえて洗濯槽の掃除をしてみてくださいね。
これまでに蓄積していた汚れをごっそり落としておきましょう。
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