こんにちは。
もちやぷらすの主婦ライター、わたナギ子です。
入浴剤をほぼ毎日使っていることもあり、最近お湯が汚れやすくなってきました。
もしかして風呂釜が汚れているのでは?
という疑惑が…。
2年くらい前、プロに風呂釜(追い炊き配管)を洗浄してもらい、キレイになった記憶はあります。
しかしその後は掃除もせず放置していました。
そして現在は、風呂釜ってそもそもどうやって掃除するんだっけ?
という状態です。
まずは自力で掃除してみようと思い、いろいろ調べてためしてみました。
今回は風呂釜をオキシクリーン®で掃除してみましたので、その結果と感想をレビューします。
- 風呂釜掃除って必要なの?
- 風呂釜ってどうやって掃除するの?
- オキシクリーン®で風呂釜を掃除して壊れない?
といった疑問をお持ちの方の参考になれば幸いです♪
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風呂釜とは追い焚き配管のこと

風呂釜ってどこにあるの?
そんな疑問を持つ方は多いようですね。
最近の住宅の場合、風呂釜とは浴槽の内側にある穴からつながる追い焚き用の配管のことを指します。穴の中心から低温のお湯を吸い込み、穴の脇から高温のお湯を吐き出すようになっており、穴の数は1つです。
ちなみに追い焚き機能がついていない場合は、追い焚き配管はないので風呂釜掃除は必要ありません。
また1960年代~1990年頃に取り付けられたお風呂の場合、風呂釜といえば浴槽の横などに設置されている箱型の「バランス釜」のことを指します。「バランス釜」は浴槽の内側に上下2つの穴が開いていて、お湯を循環させて温めるしくみになっています。
風呂釜掃除とは、もともと「バランス釜」の配管洗浄のことを指していたのです。その後、給湯器で熱交換をする追い焚き配管に置き換わっても「風呂釜掃除」という言い方が残っています。
最近の住宅には「風呂釜」という名にふさわしい物体は存在しないので混乱するかもしれませんね。風呂釜掃除とは、追い焚きするときにお湯が通る配管を掃除することなのです。
風呂釜の掃除をしないで放置したらどうなる?

お風呂掃除をこまめにしていても、風呂釜掃除までしっかりおこなっているという方は少ないかもしれませんね。
じつは私もその一人。
しかし風呂釜掃除をせずに放置すると、次のようなリスクがあるので要注意なんです。
- 浴槽に汚れが出てくる
- お湯が臭う
- 雑菌の繁殖
とくに雑菌の繁殖には気をつけなければいけません。
配管にたまった汚れをエサに、次のような菌が増殖することがあります。
- レジオネラ菌
- サルモネラ菌
- 大腸菌
- O-157
これらの中には死亡例もあるほどおそろしい菌が含まれますので、油断できませんね。
風呂釜の掃除はしっかりおこなうべきだと思いました。
一つ穴の風呂釜掃除に使える洗剤5つ

風呂釜(追い炊き配管)には2種類のタイプがあります。
浴槽内から見ると、穴がひとつの「一つ穴タイプ」と「二つ穴タイプ」です。
- 「一つ穴タイプ」は強制循環タイプとも呼ばれ、吸い込みと吐き出しが1つの同じ穴からおこなわれるしくみとなっています。
- 「二つ穴タイプ」は自然循環タイプとも呼ばれ、吸い込み口と吐き出し口がわかれているのが特徴です。
一つ穴タイプのほうがお湯の循環スピードが速く、汚れもたまりにくいといわれています。
そのため最近の住宅には一つ穴タイプのほうがよく使われているようです。
我が家も一つ穴タイプでしたので、追い炊き配管の掃除に使える洗剤を調べてみました。
簡単に手に入り、使いやすい洗剤には次のようなものがあります。
ジャバ®
もはや説明いらず、CM広告でもよく見かける洗剤ですね。
風呂釜掃除といえば、私はジャバ®しか思い浮かびません。一つ穴用と二つ穴用それぞれに商品があります。

オキシクリーン®
オキシクリーン®とは、酸素系漂白剤のひとつで、人気のある洗剤です。
私も家中の掃除や漂白に使いまわしています。市販されている風呂釜洗浄クリーナーのほとんどに入っている過炭酸ナトリウムが主成分ですので、風呂釜洗浄剤として代用できる優れものです。
オキシクリーン®には日本版とアメリカ版があります。
違いは、界面活性剤がアメリカ版には入っていて、日本版には入っていないことです。
ジャバ®には界面活性剤が入っているため、アメリカ版の使用感のほうがジャバ®に近いのかもしれません。
薬剤を使いたくない、天然成分だけで洗浄したいという方には日本版がおすすめです。
セスキ炭酸ソーダ
セスキ炭酸ソーダは、エコ洗剤として有名な洗剤です。
セスキ炭酸ソーダは水に溶けやすく、洗浄力もあるので配管掃除に役立ちます。
セスキ炭酸ソーダは天然成分なので、薬剤を使いたくないという方にはおすすめです。
重曹
重曹は、エコ洗剤として広く知られていますね。
食用や薬用もありますが、風呂釜の掃除には工業用または掃除用のものならコスパがよいのでおすすめです。
ただし重曹は水に溶けにくい性質があるため、配管内に残らないよう気をつけなければいけません。
重曹を使用するなら、お湯でしっかり溶かしてから使うといった工夫をするとよいでしょう。
ワイドハイター®(粉末)
ワイドハイター®には粉末タイプと液体タイプがありますが、粉末タイプのほうが洗浄力は高いのでおすすめです。
ワイドハイター®の主成分は過炭酸ナトリウムですので、オキシクリーン®同様、ジャバ®の代用として使えます。
オキシクリーン®で風呂釜掃除をしてみた【方法と結果】
風呂釜掃除はどうやら自分でもできるという情報が集まったので、実際に自力で掃除してみました。
2年前にプロの業者さんへお任せしたときには、なんだか茶色い水がドドッと流れてきていた記憶があります。
今回も汚れが飛び出してくるのではないかと怖さ半分、期待半分ではじめましたが……。
結論からいえば、あまり期待した汚れが出てくることはありませんでした。
では実際におこなった掃除方法と結果を画像付きでご説明します。
オキシクリーン®のアメリカ版で風呂釜掃除

今回、風呂釜掃除に使用したのはオキシクリーン®のアメリカ版です。
日本版とアメリカ版とでどちらを使おうかと迷いましたが、ジャバ®にも界面活性剤が入っていることがわかり、アメリカ版を使ってみることにしました。
アメリカ版のオキシクリーン®は付属のスプーンが大きく、スプーンというよりスコップのような雰囲気です。
これ1杯で120gほどですので、2杯分を浴槽へ入れました。
かなりたくさんの量を使います。この箱の1/3くらいはなくなったかと…。
オキシクリーン®を使った風呂釜掃除の手順
風呂釜掃除は時間こそかかりますが、手順はすごく簡単です。
待っている間はとっても暇なので、同時進行でほかの仕事などができます。
【ステップ1】お湯の入った浴槽にオキシクリーン®を投入(200~300g)

風呂釜掃除をするときには、25℃くらいのぬるま湯を使います。
10分くらい追い炊きをするので、はじめから熱いお湯だとすぐに熱くなって追い焚きがストップしてしまうからです。
またお風呂の残り湯でもよいそうです。
ただ新しいお湯のほうが汚れはしっかり落ちるだろうと思い、あらためてお湯はりをしました。
追い炊き配管の穴より5cm以上うえのところまでぬるま湯をたっぷりと…。
そしてオキシクリーン®を投入して軽くかき混ぜます。
後で追い焚きをすれば自然とかき混ぜられるので、軽くで十分です。
【ステップ2】追い焚きをする(10分くらい)

そのあと、追い焚きを開始。タイマーで10分間はかります。
10分間では大した仕事はできず…。
でも10分間というのは、コーヒータイムにちょうどピッタリです(笑)
コーヒーを飲みながら追い焚き中の様子を見ると、泡がモコモコ、ぐるぐる回って、しっかり洗浄されているような雰囲気がありました。
でも泡だらけでお湯の状態がよく見えません。
泡を一部よけてお湯の中を覗いてみると、うーん?意外とお湯はキレイな透明です…。
【ステップ3】漬け置きする(2~3時間放置)

2~3時間ほど放置するので、別の仕事をします。
この時、浴槽に椅子や洗面器などの浴室小物を一緒に入れてつけ置き洗いするという手もあるようです。
我が家は浴室の小物は断捨離し、置かないことにしているので何もつけ置きするものがありません。
バスタオルやマット類をつけ置きしてもいいのかな?
とも思いましたが、とりあえず今回は何も入れず、放置してみました。
【ステップ4】もう一度追い焚きをする(5分くらい)
追い焚き中に浴槽の様子を観察。泡だらけでお湯の状態がよく見えません。
泡の下にはさぞかし茶色い汚れがたまっているであろうと泡を一部よけて中のお湯を覗いてみると、
あれっ?意外とお湯はキレイな透明…??
【ステップ5】お湯を抜く

アワアワのお湯を抜きます。
浴槽には泡が残った状態だったためシャワーでザッと流しておきました。
この5つのステップをもう一度繰り返して完了!
2度目の追い焚きではお湯が透明で出てくる泡もよく見えました。↓↓↓
掃除後、追い焚き配管の穴から出る泡もスッキリしています。
オキシクリーン®で風呂釜掃除をした結果と感想
風呂釜掃除をしている間、汚れが目に見えることはほとんどありませんでした。
もこもこの泡をどかしてお湯を覗き込んでみても、かすかに透明なゴミのようなものがあるのみ。
なんとなくワカメのようなピロピロしたゴミがごっそり出てくるとか、茶色いお湯がドドっと出てくるのを予想していたのでちょっと拍子抜けでした。
よーく探してやっと見つかる程度のゴミしか、配管にたまっていなかったということなのかもしれません…。
ただ目に見えない雑菌の繁殖はあるので、自力での配管洗浄は必要かな?と個人的には思っています。本格的な洗浄はプロに依頼するのが確実なようですね。
また風呂釜掃除にオキシクリーン®を使ったら壊れたり浴槽がいたんだりするのではないか?という不安もありましたが、とくに問題はありませんでした。今後も定期的に風呂釜洗浄をしていこうと思っています。
自力掃除では風呂釜・追い炊き配管の汚れは取り切れない
プロによるお風呂の配管洗浄をしてもらってから2年。
今回は自力でオキシクリーン®を使い掃除してみましたが、風呂釜掃除(配管洗浄)は正直なところあまり手ごたえがありませんでした。
お掃除業者による掃除では、配管からずいぶん汚れが出ていたんですが…。
どうやら自力でおこなう配管洗浄では、プロによる洗浄ほどにはキレイにならないようです。家庭用の洗剤や道具を使った掃除には限界があるのでしょう。
そこでプロにお願いしようかと思い、調べてみると、ハウスクリーニング業者による追い炊き配管洗浄は、業者によって使う道具や洗剤がちがうことがわかりました。
なかには掃除前と掃除後の細菌数を数値化してくれる業者もあるようです。心強い!
お風呂クリーニングの料金相場は約10,000円~30,000円までと幅広く、どんな掃除をするのかは直接交渉して、納得のいく内容でお願いするしかないようです。
以前お願いした業者さん、たしか脱サラした個人事業主だったのは覚えているんですが、連絡先を忘れてしまいました。
もう一度、探してみたいと思います。
\プロの技術で!カビ・水アカ・石鹸カスを徹底除去/
※オキシクリーン®はチャーチ・アンド・ドゥワイト・カンパニー・インコーポレイテッドの登録商標です。
※ワイドハイター®は花王株式会社の登録商標です。
※ジャバ®はエス シ- ジヨンソン アンド サン インコ-ポレ-テツドの登録商標です。
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