換気扇掃除でファンが外れない…!そのときプロがおこなった技とは?

換気扇掃除でファンが外れない…!そのときプロがおこなった技とは?

こんにちは。

自力で掃除したくない場所はムリせずプロに任せる派、もちやぷらす専属の主婦ライター、わたナギ子です。

ハウスクリーニングを利用するときにはプロの仕事っぷりを拝見するのですが、とりわけキッチンの換気扇掃除を自力でおこなうのはムリだと感じます。

さて今回は

「キッチンの換気扇掃除をしたいけど外せない…!どうしたらいいの?」

というお悩みを解決していきたいと思います。

結論から言えば、外れない換気扇の掃除はハウスクリーニング業者に任せてしまうのがベスト!
でも「換気扇掃除を依頼するなんて贅沢かも?」と迷うケースもあることでしょう。

今回は実際に換気扇クリーニングを依頼してみた主婦Sさんの体験談を画像付きで実録レポします。
じつはSさん、換気扇のファンが外れなくて長い間掃除せず放置してしまっていたのだとか…。

換気扇の汚れが気になっているけど手に負えなくて困っている方は必見ですよ。

このたびハウスクリーニングを依頼&撮影にご協力いただいたのは「たすケア」さん。
名古屋を拠点とするハウスクリーニング業者さんです。

撮影協力:たすケア様

長期間掃除をしていない換気扇のファンを取り外すのは困難であり、取り外し・掃除では破損や変形のリスクが伴います。自力での作業がむずかしい場合は、無理せず換気扇クリーニングを利用しましょう。

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目次

換気扇のファンが外れなくなる原因

換気扇のシロッコファンの写真

キッチンの換気扇によく使われているのは、シロッコファンと呼ばれる円筒形でカタツムリのような形をしたファンです。
レンジフードの形や種類にかかわらず、シロッコファンは取り外し可能となっています。

しかしさまざまな環境要因によって、シロッコファンは外れなくなることがあるんです。
とくに固着しやすいのはファンとモーター軸の接触部分で、まるで接着剤でくっつけたみたいに抜けなくなります。

そのようにシロッコファンが外れなくなるのは次のようなことが原因です。

  • 油が入り込んで接着剤のように貼りついている
  • ネジがサビついて固着している

調理中の油や煙にホコリが混じったものが換気扇内のパーツの隙間に付着すると、ガンコに固まって取れなくなります。

自力で掃除しようとして換気扇のファンが外れない場合は、プロに任せるのがよいでしょう。
無理やり引っ張ってもおそらく外れませんし、羽根が変形してしまうおそれがあります。

ここからは、「たすケア」さんに換気扇クリーニングを依頼した主婦Sさんによる実レポです。

プロがおこなう換気扇の外し方

換気扇の汚れは気になっていたものの、まずファンの取り外し方がわからず放置していたキッチンの換気扇。
レンジフードごと取り換え、リフォームをしようかとも考えましたが、とりあえず換気扇クリーニングを依頼してみることにしました。

掃除する前の換気扇がこちら。

掃除する前の換気扇

私が一番気になったのは、ちょっと変わった構造の換気扇であるため、ファンが取り外せるのかということです。(ノビリア)
でもそこはプロ。笑顔で「構造はだいたい同じなので外せますよ」という頼もしい返事をいただきました。

シロッコファンを取り出す様子

長年の悩みだったシロッコファンが出てきました。
ドラム缶のような形の大きなカバーの中にシロッコファンが左右に2個ついていて、中心にモーターがあるという物体です。

5kgくらいの重さで、いくつかのネジで頑丈に留められていましたが、電動ドライバーを使用して簡単に外れました。

ただ問題は固まってしまっていること。固着して抜けなくなったファンを取り出すのはプロでもかなり苦労するようです。
最悪の場合、取り外せないこともあるのだとか。

しかし今回は、プロの技と情熱を見せていただきました!!!

その1:ドライヤーで温める

癒着したファンとドライヤーで温めて取り出す様子

油は基本的に、温めることで溶けて滑らかになります。
その特徴を利用するためドライヤーを使ってシロッコファンの固着部を温めることに…。
熱風を当てながら振動を与え、少しずつ隙間を作っていきます。

少し動きそうな気配はありますが、まだまだ動きません。
油というより汚れなどで固着しているようでしたので、次の手段へ…。

ドライヤーで温めてもファンなどのパーツが外れないことはよくあります。自力での無理な分解にチャレンジするのはやめておきましょう

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その2:潤滑油をスプレーする

ファンとモーター軸のすきまに潤滑油をスプレーする様子

ファンとモーター軸がぴったりくっついてしまっているので、その隙間に潤滑油を入れ込んでいきます。
そうすることで滑らかに動くようになるはず…。固着している部分に少しずつスプレーを噴射しました。

スプレーを噴射した場所を少しずつ動かしていきます。
潤滑油の効果で少し回るようになったものの、抜ける気配はありません。さらに次の手段は…。

換気扇掃除においては、パーツのムリな分解はおススメしていません。自力での掃除で手に負えないと感じたらプロのお掃除業者に依頼しましょう。

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その3:情熱をこめて外す

ファンを外している様子

最後は人力です。一人が下向きにドラムを抑え、一人が上から引っ張り上げるという力技。
羽根が華奢なので変形しないよう気をつけながらの作業で時間がかかります。

見守ること30分。途中で再度潤滑油をスプレーしたりドライヤーで温めたりしながら丁寧に回して引っ張り、換気扇はプロの技と情熱で無事に外れました。

長年放置していなければ簡単にスルッと外せたことでしょう。(いろいろ反省…)

これまで請け負った中でも固さナンバーワンとの称号!?をいただきました。

自力での換気扇取り外しによってパーツが破損するケースは多いです。換気扇のファンが取り外せないときには、無理せずプロの換気扇クリーニングを利用してください。

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プロがおこなう換気扇パーツの汚れ落とし

換気扇のパーツをあれこれ外したら、つけおきです。

つけおき洗い用の容器に水をためる様子

持参の大きなつけおき容器をシンクに置き、水を入れていきます。
そこへ謎の鉄の棒を投入…。この棒は電熱で水を温めるものだそうです。

手を入れてみたら…熱いっ!!!かなり温度は高いです。
ギリギリ手を突っ込めるほどの温度でした。

そこへ自社開発の洗剤を投入。天然ハーブの香りで虫よけ効果があるのだとか。
シロッコファンなどの取り外したパーツを全部まとめてつけおきです。

温めた水が入った容器にファンを入れる様子

しばらくつけおきしておいたら、つけおき容器の中はドロドロになっていました。
取り出したシロッコファンは白くなっており、「もともと白かったのね…」と微妙な発見でした。

つけおき効果で汚れがほぼ落ちるので、軽く汚れをこすり落として終了です。

プロがおこなう換気扇本体の汚れ落とし

つけおきしている間の時間を利用して換気扇本体の拭き掃除がすすみました。
こちらも自社開発の洗剤でテキパキと油汚れを落とし…。

アルカリ性の洗剤とのことで、油汚れはスルスルと落ち、拭きあとも残らず、拭きあげ後はマットな感じになっています。

使っているのは専用のブラシ…?

と思いきや100均のブラシだそうです。
歯ブラシよりも使いやすくておススメですよ~。

と教えていただきました。

換気扇の本体を拭き掃除する様子

換気扇の奥まで頭を突っ込んで掃除をしていただけました。
丁寧な作業に感謝です。ボタンやライトの細かい部分に詰まった油汚れもスッキリしました。

そして最後に周辺のパネルや壁部分を拭きあげて終了です。

その後本体にファンを戻します。

洗い終わったファンを換気扇の本体に設置する様子

重いので一人が抑えて、もう一人が電動ドリルでネジを丁寧に締めていくという共同作業でした。

換気扇のクリーニングを利用した感想

換気扇のクリーニングを利用した率直な感想は、

もっと早くお願いすればよかった

ということです。作業が完了して換気扇が新品に戻ったような状態になりました。
黒い換気扇なので、油がついてギラギラしていましたが、もとはマットな質感だったことを思い出せて満足です。

これまで換気扇の油汚れを掃除したいけどファンが外れない、取り外し方がわからない、という理由で見て見ぬふりをしながらもずっと気にはなっていました。
もっと早くお願いすれば、取り外しも時間がかからずラクにできたのだろうと思います。

取り外しはテクニックだけでなく経験や根気、腕力も必要です。
実際に作業の様子を見ていると、とても自力ではムリだな…と感じました。

キレイにしてもらえたので、自分でもこまめに掃除をしてキレイな状態を維持したいと思います。

換気扇クリーニングが終わった様子

「たすケア」の出口さん、清水さん、ありがとうございました!!

換気扇クリーニングの費用・追加料金は?

今回お願いした換気扇クリーニングの費用は一台で13,000円(税込み)

外国製のレンジフードで、しかも固着したシロッコファンが2個もついているレアなケース。
ですが追加料金はありませんでした。

じつは2台セットで1,000円引きのキャンペーン中でしたので、もうひとつある換気扇のクリーニングもお願いしました。

最終的には

換気扇2つで25,000円(税込み)

となりました。

さらに自社開発の洗剤を家庭用に商品化したものをサンプルとして1本いただきました。
洗剤プレゼントも、期間限定キャンペーンのひとつだったようです。

たすケアさんが自社開発している洗剤の写真

支払いについては「もちや」のサイトから申し込んだので、すべてクレジット払いであり、当日に値段の変更や追加料金・お金のやりとりは一切ありませんでした
作業完了の確認が取れたら決済という流れのようです。

以上、主婦Sさんの実レポでした。

たすケアさんに換気扇クリーニングをしてもらいたい!という方は:こちらから

ドライヤーで温めてもファンが外れないときはプロへ

素人が換気扇を外す場合、おススメできるのはドライヤーで温めるところまでです。それ以上は、ファンのハネが変形したり破損したりするおそれがあるからです。

またファンが外れなくなるほど長い間掃除をしていない換気扇は、汚れ落としも困難を極めるでしょう。

プロのお掃除業者に頼めば、養生・取り外し・汚れ落とし・設置をしてもらえます。

汚れがひどいからといって、追加料金があるわけではありませんので、汚れがひどいケースほど、換気扇クリーニングを利用する費用対効果は高いですよ。

換気扇クリーニング業者の探し方

換気扇クリーニングは、おもにハウスクリーニング業者に請け負ってもらえます。
そのため自宅付近を対象エリアとするハウスクリーニング業者を探すのが一般的です。

ただ近くにある業者といってもどうやって探してよいのか迷うものですよね。
またいくつか見つけた場合にも、どう選んだらよいか迷うこともあるでしょう。

今回ご協力いただいたSさんは、口コミ比較サイト「もちや」をうまく利用して、換気扇掃除のセットプラン&追加料金なし、という好条件の業者さんを見つけられたよい事例だと思います。

ハウスクリーニングを依頼するときには、

  • とにかく安い業者を見つけたい
  • セットプランでお願いしたい
  • 女性スタッフに対応してもらいたい

などの条件があることでしょう。そんなときには口コミ比較サイトを利用すれば条件に合う業者さんを見つけやすいですよ。
お住いのエリア(都道府県や市町村)と依頼したい作業内容を入力するだけで、対応できる業者と一覧が出てくるので、簡単に比較することができます。

また利用者の口コミや評価を閲覧できるので、参考にしてみてくださいね。

\プロの分解洗浄で!固まった油汚れを徹底洗浄/

*こちらの記事で紹介する内容は、2021年7月時点での情報によるものです。

ライター

わたナギ子のアバター わたナギ子 ライター

主婦歴20年の元転勤族。度重なる引っ越しでの苦労から、「身軽に生きるのがベスト!」という結論に至る。以来、汚れもモノもため込まない暮らしへシフト。
趣味はポイントやマイルをコツコツ貯め、格安で沖縄へ行くこと。お気に入りの離島は阿嘉島。真夏以外の趣味はキャンプ・サイクリングなどアウトドアが中心。
コロナ渦で地方へ移住し、賃貸経営を開始。プチDIYやリフォームを研究中。

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