エアコンのルーバーなんて簡単に外せる!
そう思ってエアコンのルーバーを外そうとしても、びくともしない…。
そんな経験はありませんか?
ネット情報を調べてみると、電気工事業者や清掃業者などプロの方はサクッとルーバーを外していらっしゃいます。だけど実際自分でやってみるとむずかしいんですよね。
ここでは
- エアコンルーバー外し方のコツ
- メーカー別エアコンルーバー外し方
- エアコン吹き出し口の掃除方法
について、初心者向けに解説します。この記事を読めば、エアコンのルーバーをラクラク外せるはずです。
エアコンを自力でキレイに掃除してみたい方は参考にしてみてくださいね。
取扱説明書にエアコンルーバーを取り外してはいけないと記載のある機種がありますので、事前に確認しておきましょう。
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エアコンルーバーを外す前の準備
エアコンのルーバーを安全に外すためには、事前にやるべきことがあります。次のような準備や確認をおこなっておくと作業に失敗がありません。
ルーバーはリモコン操作で開く

エアコンの運転停止中には、ルーバーが閉じています。そのままではルーバーを外せませんので、まずはルーバーを開きましょう。
メーカーや機種によっては、停止状態のときに手動でルーバーを動かせるものもありますが、ルーバーが手動で動かせない場合には次の方法で開いてください。
- STEP1
-
エアコン運転開始ボタンを押す
- STEP2
-
ルーバーが開くまで待つ
- STEP3
-
ルーバーが開いた状態で電源プラグを抜く
ルーバーが開いた状態で電源プラグを抜けば、エアコンのルーバーが開いたままで停まるはずです。
リモコン操作で停止ボタンを押すとルーバーが閉まりますので、ご注意を。
リモコン操作でルーバーが動かない場合、次の2つの原因が考えられます。
■ ルーバーとエアコンの連結部分の破損
■ モーターの故障
どちらも部品の交換が必要になりますので、保証書の内容を確認し、メーカーに相談してください。
電源を抜いたまま作業する

手順1で抜いた電源プラグは、そのままの状態でエアコン掃除をおこないます。
電源プラグを挿したままでも、パーツを外したり掃除をしたりすることは可能です。
しかし作業中に感電してしまうおそれがあるので、念のため電源プラグは抜いておいてください。
また作業中の誤作動で、エアコンが作動してしまうと危険です。エアコン内部のファンは高速で回転しており、うっかりさわると大けがをします。
そのためエアコンの掃除をするときには電源を抜いておくのが安全です。
アース線がある場合はそのままで大丈夫ですが、作業の邪魔になるときには外しておきましょう。
掃除するときにはエアコンカバー(前面パネル)・エアコンフィルター(エアフィルター)を先に外そう

エアコン掃除をするときには、先にエアコンカバー(前面パネル)・エアコンフィルター(エアフィルター)を外しておきましょう。
上から順に、そのあと手前から奥へとパーツを外していくと、作業しやすいからです。
【エアコンカバーの外し方】
エアコンカバーは両手で外します。左右の端の側面にくぼみがありますので、指で引っかけて左右同時に手前に引っ張ってください。
エアコンカバーは上まで跳ね上げると、カチッと止まります。開けたエアコンカバーを左右どちらかに寄せ、手前に引くと外れます。
エアコンカバーの外し方はメーカーや機種によってちがうものの、留め具をよく見ればわかりますので、落ち着いて外してください。また両サイドを同時に外すのはむずかしく、落下の危険性があるので片方ずつ外してくださいね。
【エアコンフィルターの外し方】
エアコンフィルターはエアコンカバーを開けたところにある網の目のパーツです。正面から見ると左右2枚に分かれています。
2枚のエアコンフィルターは、それぞれ下部にツマミがあり、それを引っ張れば外れるようになっています。ホコリが付着しているので、舞い散らないようそっと引き抜いてください。
エアコンフィルターを外すと、フィンがむき出しになります。フィンは細かい金属板の集合体で、さわると簡単に変形しますし、けがのおそれもあるので触れないよう十分気をつけてください。
【要注意】劣化したエアコンのルーバーは外さない
エアコンのルーバーが劣化している場合は、ムリに外さないようにしてください。
ルーバーや留め具が割れて、元に戻せなくなる場合があるからです。代替品があればよいですが、なければエアコンごと交換ということにもなりかねません。
実際、当サイトのライターがルーバーの掃除をしようとして、破損してしまったことがありました。
エアコンは日が当たる場所に設置していることが多いため、プラスチックが劣化しやすい家電です。
心配だなと感じたら、プロのエアコンクリーニングを利用しましょう。
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エアコンのルーバーを外すコツ2つ
エアコンのルーバーは、いきなり外そうとしても、簡単には外せません。機種によっては固定箇所がかたすぎて、ムリだとあきらめるケースも少なくないでしょう。
ですが外し方のコツさえわかれば、初心者でもどうにか外すことができます。ルーバーの外し方はメーカーによってちがいがあるものの、外し方のコツは共通していますので覚えておくと便利です。
コツ1:ルーバーは中央の留め具を先に外す

SHARPプラズマクラスターの例
メーカーによって、ルーバーの留め具や外し方はまったくちがいます。ですがほとんどの機種に共通するのが、
はじめにルーバーの中央を外す
というものです。まずはルーバーの中央にある留め具を確認しましょう。
エアコンのルーバーは、真ん中と左・右の3点で固定されていることが多いです。まれに真ん中に2つと左右の4点で固定されているものもあります。
4点で固定されている機種は、ルーバー中央にある2つの留め具のどちらかを先に外せばもうひとつが外れやすくなります。いずれにしても真ん中を外し、そのあとで左右を外すのがポイントです。
ただしルーバーの中央にある留め具がなかなか外れないということもよくあります。メーカーごとの外し方のコツは次章を参考にしてください。
一部の機種では、ルーバーの端にストッパーがついているものがあります。その場合は中央に留め具はなく、端にあるストッパーをつまみながら斜めに引いて取り外します。
参考:SHARPサポート
コツ2:両サイドはルーバーを湾曲させながら外す

富士通ゼネラルエアコン
ノクリアの例
ルーバー中央の留め具を外したら、あとは左右の留め具を外すだけです。左右の留め具は、簡単に外れる構造になっているものの、なかなか外れないケースもあります。
両サイドがなかなか外れないときには、ルーバーを強く湾曲させながら外すのがコツです。
エアコン本体に比べて、ルーバーはやわらかくしなるようになっています。簡単には折れませんので思い切ってUの字に曲げながら左右を外しましょう。
片側が外れにくいときにはルーバーを閉じたり開けたりして、外れるポイントを探してください。ルーバーの端の留め具は、一定の角度でしか外せない場合もあります。
ルーバー外し方【三菱エアコン霧ヶ峰】
わが家にあるエアコンはメーカーがバラバラで、それぞれ取り扱い方がちがいます。そのため、とてもとても不便です。ですが各メーカーの比較ができるのでよしとすることにしています…(笑)
エアコンのルーバー外し方も、メーカーによってそれぞれちがいがあります。
実際にエアコンルーバーを外している様子を、コツを含めて紹介しますので参考にしてください。
なお、エアコン掃除業者の方によると、素人はルーバーを外さないように!
とのことですので、ルーバーの分解や取り外しは自己責任となります。
まずは子ども部屋にある三菱エアコン霧ヶ峰から…

MSZ-GE4017S-W
こちらのタイプのエアコンルーバーを外してみたところ、とても簡単に外せました。
- 見ればわかる構造
- ルーバーがやわらかい
という2点が、外しやすいと感じる理由です。

白いフックとグレーのフックがあり、2つのフックがプラスチック製の留め具で固定されています。プラスチックの留め具を引き抜けば外れることは、DIYに慣れない人にもすぐわかるでしょう。

このようにプラスチック製の留め具を引っ張り抜くだけで、ルーバーの中央部が本体から外れるようになっています。
かたくて引き抜けないときにはラジオペンチを利用するのがオススメです。

フック部分の根元をラジオペンチで押さえながら、留め具を手でつまんで引っ張ったら軽い力でも抜けました。
このプラスチックの留め具、数百円で購入できます。ネット販売もされているので、無くしたり壊れたりしたときに便利な構造だと思いました。
多くの機種はルーバー自体にツメがついていて、それが壊れたらルーバーごと交換になるので…。
とはいえプラスチック製の留め具をなくさないよう、保管は確実におこないましょう。
中央にある留め具を外したら、ルーバーは真ん中を軽く抑えるだけでフニャッと曲がるようになります。↓

三菱ルームエアコンのルーバーは、比較的しなやかに曲がるので作業しやすいと思います。折れるんじゃないかと心配になることもありません。
ルーバーを強めに湾曲させながら、左・右と片方ずつ順に外すのがポイント。ルーバーの両サイドにある固定箇所は、引き抜くだけで外れるシンプルな構造になっています。
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ルーバー外し方【SHARPルームエアコンプラズマクラスター】

プラズマクラスター
続いてSHARPルームエアコン、プラズマクラスターのルーバーを外していきます。
こちらは真ん中にフックがついているタイプです。
このタイプは道具がまったくいらないのがうれしいポイントです。
まずはルーバー中央のフックを確認します。エアコン本体から出ているJの形のフックに、ルーバーの中央にあるバーが引っかかっている状態です。
まずはこれを外します。

簡単に外せそうなこのフック、じつはちっとも外せないんです。
まるで知恵の輪!
ですがちょっとしたコツをつかめばサクッと外せます。
手順は次のとおり。
- STEP1
-
ルーバーをいったん閉じる
- STEP2
-
ルーバーを1cmほど開け、スキマからフックを確認する
- STEP3
-
ルーバーの中央を本体に押し当てながらフックから外す
なるべく高い位置に上り、ルーバーと本体のスキマがのぞき込める位置で作業をすると楽に外せるでしょう。ただし高所に上るときにはケガをしないよう、安全な脚立を使うなどの工夫をしてくださいね。
続いて左右の固定箇所を外していきます。
ルーバーの中央が外れたら、下に押し下げてください。

ルーバーを湾曲させつつ、さらに右へ押し付けるようにすると左側が簡単に外れるでしょう。

左側が外れると、右側も自然に抜けるはずです。
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ルーバー外し方【パナソニックエアコンCS-221CF】
続いてPanasonicエアコンCS-221CFのルーバーを外していきます。

Panasonicのエアコンは、最も短時間でルーバーを外せました。ルーバーが程よくやわらかいですし、構造も比較的シンプルです。
このタイプのエアコンは、手動でルーバーを開くことができます。ルーバーを開いたらまずは真ん中の留め具を探して外します。

ルーバー中央の留め具
エアコン本体からつながっている留め具は、ルーバー中央付近にある穴に通して引っかけてあるだけです。なので留め具をつまんで左に軽くずらせば簡単に外れます。
真ん中の留め具を外したら、いったんルーバーを閉じます。そのほうがルーバーの両サイドを外しやすいからです。

ルーバー中央を押し下げる
ルーバーをいったん閉じ、中央をもって押し下げるようにして湾曲させましょう。
まずはルーバーの左側を外します。

ルーバー左側
引き抜くだけです。ルーバーを湾曲させたまま、右側へ押し付けながら外すのがコツです。
次にルーバーの右側を外します。

ルーバー右側
引き抜くだけで簡単に外れます。
ルーバーを戻すときには、両サイドを先にはめ込みます。
PanasonicエアコンCS-221CFのルーバーは、左側に歯車(ギア)がついていますので、左側をはめ込むときには注意が必要です。

ルーバーの歯車(ギア)
ルーバーの左側にある歯車(ギア)がはまるよう、歯車の向きに気をつけながら設置していきます。
ルーバーのサイドをはめ込むと、ルーバーが閉じた状態になります。ルーバーを手動で開くと、中央の留め具がはめやすくなります。
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ルーバー外し方【富士通ゼネラルノクリア】
続いて富士通ゼネラルのルームエアコン、ノクリアです。

富士通ゼネラルエアコン ノクリア
こちらのエアコンは、ルーバーが2枚ついています。
手前のルーバーと奥のルーバーです。
奥のルーバーがけっこうクセモノで、かなりの厚みがあります。また驚くことに、奥のルーバーは2枚重ねになっています。
奥のルーバーを外さずに掃除をするケースは多いようですが、2枚重ねのルーバーのスキマに汚れや洗剤が入り込むおそれがあるので、がんばって外してみました。
まずは手前のルーバーを外していきます。こちらのエアコンのルーバーは、中央2つと左右の合計4点で固定しているものです。
はじめにルーバー中央右の固定箇所を外しましょう。本体から出ているフックではなく、ルーバーからつながっているフックを引き剥がすようにします。
ルーバー側のフックのほうが柔らかく、動きやすくなっているからです。

非常にかたいので、こわれる!?と思うくらい力を入れて外します。
続いてルーバー中央左の固定箇所を外しましょう。
中央右が1か所外れているので、少し楽に外せます。

ルーバーを押し下げながら、フックを左へ力強く引っ張ります。
続いてルーバー右側を外します。

こちらはおそらく簡単には抜けません。
留め具のところが歯車(ギア)になっているため、回転させながら外れるポイントを探ります。

ルーバーを閉じる方向に動かしながら、歯車(ギア)を合わせていきます。ルーバーがついている状態では歯車が見えませんので、
適当に回して外してみる
を繰り返すと、そのうち外れるポイントにあたります。
右側が外れたら、最後に左側を外します。右側とはちがい、抜くだけで外れます。ただしバネがはめこんであり、外した瞬間にそのバネが飛び出るので注意しましょう。

バネは掃除中になくさないよう保管をしてください。
手前のルーバーが外れたら、奥のルーバーを外していきます。
奥のルーバーは、2枚重ねになっているのを剥がすことからはじめます。

奥のルーバーの側面にあるスキマへマイナスドライバーを差し込みます。マイナスドライバーを回転させながらこじ開けていくのがポイントです。

とくにネジや留め具はついていないので、2枚を強引に引き剥がしていきます。バキバキっと壊れそうな音がするものの、割れることはありません。

引き離した2枚のルーバーのうち、下側は簡単に取れてきます。
上側部分は、手前のルーバーと同じ構造で固定されていますので、中央右→中央左→右→左 の順に外せば大丈夫です。
奥のルーバーは、2枚重ねになっているときは厚みがあってまったく曲がりませんが、下側を引き剥がして上側1枚になると、曲げられます。
とはいってもこちらのエアコンのルーバーはほかのメーカーや機種に比べてとてもかたい印象です。頑丈なのは頼もしいですが、作業には気合いが必要です。
ノクリアのルーバーを取り外すと合計3枚になります。
2枚重ねになっている奥のルーバーは、中に緩衝材が入っています。黒っぽいスポンジです。

緩衝材をよく見ると穴や傷が…↑マイナスドライバーでこじ開けるときに、緩衝材を傷つけてしまったようです。
緩衝材は奥のルーバーの上側部分についているので、マイナスドライバーを差し込むときには注意が必要ですね…。
ともあれ頑丈な富士通ゼネラルエアコンのルーバー外しは気合いが必要でした(笑)
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エアコン左右ルーバーの外し方・戻し方
エアコンの吹き出し口には、左右の風向調整をするためのハネが並んでいて、左右ルーバーと呼ばれることが多いです。
左右ルーバーは、はめ込んであるだけというケースが多いので、素手でも意外と簡単に外せます。外し方や戻し方を覚えておくと、掃除や修理・DIYに役立つでしょう。
なお上下ルーバー同様、左右ルーバーの取り外しはほとんどのメーカーで非推奨となっています。そのため取り外しや設置は自己責任となりますのでご了承ください。
左右ルーバー外し方【三菱エアコン霧ヶ峰】
三菱エアコン霧ヶ峰の左右ルーバーは、吹き出し口の上部にくっついています。留め具が5か所くらいあり、はめ込んであるだけですので、少しずらしながら引っ張れば外れます。

外し方
かたくて外れないときには、スキマにマイナスドライバーを差し込むと外しやすくなります。グニャリと曲がるやわらかい素材で作業しやすいものの、ちぎれないよう注意が必要です。
三菱エアコン霧ヶ峰の左右ルーバーを戻す方法は、留め具をはめ込んでいくだけです。左右ルーバーの留め具と、エアコン吹き出し口側の穴の位置を確認しながらはめていきます。

戻し方
ちょっとかたいボタンをはめるような感じで、パチンパチンと音が出てしっかり固定されるまで押し込むのがコツです。
左右ルーバー外し方【SHARPルームエアコンプラズマクラスター】
SHARPルームエアコンプラズマクラスターの左右ルーバーは、エアコン吹き出し口の下側に設置されています。また左右ルーバーを外すためのストッパーがついているものとついていないものがあります。
左右ルーバーのストッパーがついているものは、SHARPの公式サイトにも解説があるものの、左右ルーバーのストッパーがないものは説明が見当たりません。
ここではストッパーがない場合の左右ルーバーの外し方を紹介します。
左右ルーバーは真ん中で2つに分かれており、それぞれ手前4か所・奥4か所の留め具があります。

左右ルーバーの外し方
基本的に引っ張れば外れるのですが、奥側をつまんで引っ張り上げるとスムーズです。ただし手前にある留め具の部分は折れやすいのでゆっくり外します。
戻すときには、手前の留め具の部分をはめ込んでから奥をはめるのがポイント。奥の留め具をはめるときにはバチッと音がするまでしっかり押し込みましょう。
左右ルーバー外し方【パナソニックエアコンCS-221CF】
パナソニックエアコンCS-221CF左右ルーバーは、ハネそれぞれの上部が留め具で止められています。ひとつずつボタンを外すように外していけばとれます。

左右ルーバーの外し方
留め具がかたくて外れないときには、マイナスドライバーでスキマを開ければ外しやすくなります。

左右ルーバーの外し方コツ
パーツが壊れないようゆっくり作業するのがコツです。戻すときには、留め具をはめ込んでパチッパチッとひとつずつ止めていきます。
エアコン左右ルーバーをカビキラー®で洗ってみた
エアコンのルーバー(上下ルーバー・フラップとも呼ばれる)に比べて、左右ルーバーは細かい部分に汚れが蓄積しています。サッと洗い流すだけでは汚れが落としきれないので、泡状の洗剤が便利。
カビも気になるので、お風呂掃除用のカビキラー®を使ってみました。

カビキラー®をふきかけて5分ほど置いた後、お湯でサッと洗い流したらキレイになりました。30分ほど乾燥させたら塩素のニオイも消えていました。
エアコンルーバーが動かない!閉まらない!ときの対処法
エアコンのルーバーは、基本的にリモコン操作で開閉をおこないます。手動でおこなうと、開けることはできても、ピッタリと閉まらないことがあるからです。
リモコン操作をしているのにルーバーが動かないときには、ルーバーが外れかけているのかもしれません。上下ルーバー・左右ルーバーともに、歯車(ギア)にしっかりはめ込み、モーターの動きに連動させることが大事です。
ルーバーが反応しないときには、いちどルーバーを外してはめなおしてみましょう。ルーバーの外し方や戻し方は、本コラムを参考にしてください。
それでもルーバーが動かないときには、リセット・再起動をしてみましょう。
- STEP1
-
電源プラグを抜く
- STEP2
-
エアコン専用ブレーカーを落とす
- STEP3
-
3分ほど放置してからブレーカー・電源を入れる
- STEP4
-
運転をスタート
エアコンがリモコンにうまく反応しないときには、応急運転をしてみましょう。応急運転ボタンは、エアコン本体のカバーを開けたところにあります。

ボタンの箇所やスイッチの入れ方は、各メーカーの取扱説明書を確認してください。応急処置ボタンは、もう一度押すと停止します。
参考サイト:Panasonic公式サイト
エアコン吹き出し口奥のカビ汚れを洗浄しよう
ルーバーを外すと、吹き出し口にあるファンまでよく見えるようになります。気になっていた黒カビ汚れも掃除しやすくなるのがうれしいですね。
取り外したパーツや吹き出し口をキレイにしていきます。
ルーバーの掃除方法
まずは取り外したルーバーの掃除をします。ルーバーにはホコリや黒カビがびっしりついています。
ですが、ルーバーの素材は、ふき取れば簡単に汚れが落ちるので安心してください。
アルコール除菌シートまたは除菌用アルコールを染み込ませたキッチンペーパーでふき取れば、簡単にキレイになります。
汚れが気になる部分は、浴室で洗うのがオススメです。中性洗剤で洗い、シャワーなどでよく洗い流しましょう。
吹き出し口の洗浄方法
気になる汚れは、アルカリ電解水で落としました。
最近、家中の掃除に使っているお気に入りで、キャンプでも活用しています。
もちろんエアコンにも!!

汚れに直接アルカリ電解水をふきかけて、キッチンペーパーや乾いた雑巾でふき取ります。もしくはアルカリ電解水をふきかけたキッチンペーパーで汚れをふき取っていきます。
注意点は3つ!!
- 液だれしやすいので、エアコン周辺を養生すること
- 手荒れしやすいので手袋を着用すること
- 電装部分にかからないようにすること
エアコン内部の届かない汚れには、便利なお掃除グッズを使うのもオススメです。

こちらはダイソーの隙間らくらくハンディーワイパー。
気になるスキマの汚れはこういった便利グッズを利用してみましょう。
ルーバーを外したら、ファンの掃除がしやすくなります。実際に自力でファン掃除をしてみた様子はこちらの記事で紹介していますので参考にしてください。

自力掃除できないのは熱交換器(フィン)
自力でのエアコン掃除は、やってみると意外とできてしまうものです。ですがどうしても自力ではできない掃除箇所があります。
それは熱交換器(アルミフィン)です。
この部分は触れることができず、専用の道具や洗剤で掃除しなくてはいけません。内部に汚れが残ると、排水詰まりや水漏れ、故障のリスクが高まるからです。
1~2年にいちどは、プロによるエアコンクリーニングを利用して、熱交換器部分の汚れを洗浄してもらいましょう。
*カビキラー®は、エス.シー. ジョンソン アンド サン、インコーポレイテッドの登録商標です。