ドラム式洗濯機から水漏れ!よくある原因3つと即解決する対処法

ドラム式洗濯機から水漏れ!よくある原因3つと即解決する対処法

ドラム式洗濯機の下に水たまり…?
よく見ると洗濯機本体から水漏れ!

そのような状態にお困りではありませんか?

ドラム式洗濯機は複雑な構造になっているため、なにかあったらお手上げだと感じる方は多いようです。また一般家庭にある家電としては比較的高額なものですから、ドラム式洗濯機から水漏れ?まさか故障?と不安が頭をよぎるかもしれません。

ですがドラム式洗濯機の水漏れは簡単なメンテナンスで解消するケースが多いので、安心してください。ここではドラム式洗濯機の水漏れでよくある原因と対処法をご紹介します。

この記事は

  • ドラム式洗濯機の水漏れ原因をつきとめたい
  • 洗濯機の水漏れをすぐにでも解決したい

という方向けの内容です。洗濯機の水漏れ原因をたしかめて、快適に洗濯ができるようにしましょう。

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目次

ドラム式洗濯機の水漏れ箇所を特定しよう【図で確認】

ドラム式洗濯機の水漏れ箇所を図で確認
ドラム式洗濯機のパーツ名

ドラム式洗濯機の水漏れはどこから発生していますか?まずは水漏れ箇所のパーツの名前を確認しておきましょう。

ドラム式洗濯機で水漏れしやすいのはこの3か所!

ドラム式洗濯機で水漏れしやすいのは次の3か所であり、掃除やメンテナンスをおこなえば解消するケースがほとんどです。

ドラム式洗濯機のお手入れ不足に心あたりがある方は、まず次の3か所からの水漏れがないかを確認してみてください。

ドアパッキンからの水漏れ 

ドラム式洗濯機のドアパッキン
ドラム式洗濯機のドアパッキン

ドラム式洗濯機の本体正面や、ドアの下あたりが濡れているときには、ドアパッキンからの水漏れが原因だと考えられます。ドアパッキンは洗濯機の扉を開けたところにある太くて厚いゴム状のパーツです。

ドアパッキンは、運転中の水漏れを防止・乾燥時の密閉性・振動時のドアと本体のぶつかる音の軽減などの役割があります。ゴムパッキンの異常を放置すると、水漏れ以外にも乾燥の不具合や異音発生につながりますから、はやめに対処してください。

ドラム式洗濯機ドアパッキンのチェック項目

次の項目にしたがって、ゴムパッキンに異常がないかをチェックをします。

  • 小物が挟まっていないか
  • ほこりやゴミがつまっていないか
  • ドアパッキンに破損や劣化はないか
  • ドアパッキンが外れていないか

ドアパッキンはモノが挟まりやすい構造になっているため、失ったと思っていた小物が出てきたり、ホコリが大量につまっていたりすることがあります。中につまっているものはしっかり除去しておきましょう。

なおドアパッキンの汚れ除去は、洗濯槽内が濡れているときにおこなうとよいです。乾燥後にはホコリがかたまって取りにくくなっており、濡れた状態ならホコリを簡単に拭き取れるからです。

ゴムパッキンに亀裂が入っていたり、劣化して外れてしまっていたりする場合は、ゴムパッキンの交換をしましょう。ゴムパッキンは消耗品ですから、使用年数にかかわらず破れてしまったら交換するしかありません
ゴムパッキンの交換はドアを外しておこなう必要があり、素人ではむずかしいです。メーカーへ連絡してドアのゴムパッキン交換を依頼してください。

排水(糸くず)フィルターからの水漏れ 

ドラム式洗濯機の排水フィルター
ドラム式洗濯機の排水フィルター

排水(糸くず)フィルターは洗濯機正面の下部にあり、道具を使わず手で開閉できる扉を開けたところにあります。

排水フィルターはゴミがたまっていたら都度除去するものですが、うっかり掃除を忘れる場所でもあります。洗濯機本体や排水フィルター周辺から水漏れしている場合は、ゴミつまりがないかをチェックしましょう。

ただし排水フィルターの掃除は、水が大量にあふれ出て床が水浸しになるおそれがあるため十分な注意が必要です。

給水栓を閉め、洗濯槽が空になっていることを確認してから作業を開始してください。排水フィルター下にバケツを設置しておけば、急に汚水があふれ出しても安心です。

また排水フィルター奥は異物の挟まりやつまりも多い箇所ですから、掃除してスッキリさせておきましょう。

洗剤投入口からの水漏れ  

ドラム式洗濯機の洗剤投入口
ドラム式洗濯機の洗剤投入口

ドラム式洗濯機の場合、洗剤投入口から水漏れすることもあります。洗濯機本体の洗剤投入口周辺から水があふれ出すときは、外せるパーツを取り出して、その奥も確認してみてください。

洗剤ケースに溶け残った洗剤がかたまると、給水をさまたげることがあります。また溶け残った洗剤が固形状になって洗濯機内へ流れ込むと、故障や水漏れの原因となります。

そのため洗剤投入口はこまめに掃除しておくことが必須です。

洗剤投入口に残り、乾燥してかたまった洗濯洗剤や柔軟剤は、お湯を使えば落としやすくなります。お湯の出る洗面所などで、ぬるま湯につけながらブラシで汚れをこすり落としてください。

洗剤投入口奥の汚れも忘れずに!柄の長いブラシや雑巾で拭き取りましょう。

洗剤投入口の奥にカビが発生しているときには、洗濯機全体の掃除が必要です。洗剤投入口だけでなく内部にもカビが繁殖しているため、一度分解洗浄をしてカビや雑菌を除去しましょう。

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洗濯機の水漏れ原因と対処策【ドラム式・縦型共通】

ドラム式洗濯機と縦型洗濯機のイメージイラスト

ここではドラム式洗濯機・縦型洗濯機に共通する水漏れ原因や対処策をご紹介します。洗濯機に水を入れる給水ホースとその周辺、洗濯機から水を出す排水ホースとその周辺のパーツです。

水漏れ箇所原因対処法
蛇口ナットのゆるみ パッキンの劣化ナットを締め直す
パッキン交換
給水栓接合部ニップルのゆるみ ニップルの劣化ニップルのつけ直し ニップル本体やゴムパッキンの交換
給水ホースパッキンの劣化給水ホースの交換
給水ホース(ナット部)ナットの傾きナットのつけ直し
排水ホース接合部
(洗濯機側・排水口側)
接合部のゆるみ
ゴミつまり
排水ホースをしっかり差し込む 排水ホースを外して掃除
排水ホース排水ホースの劣化・破損排水ホースの交換
排水口排水口つまり排水口掃除
洗濯機の水漏れ原因と対処法

給水ホースや排水ホースに亀裂が入って水漏れしている場合は、すぐに交換しましょう。またホース内のパッキンが劣化している場合にはホース自体も耐用年数を超えているおそれがあるため、ホース自体を変えておいたほうが安心です。

一般的に、給水ホース・排水ホース等の寿命は5年ほどだとされていますが、いずれも消耗品ですから異常があれば迷わず交換をおススメします。適切に部品交換をして、洗濯機本体のトラブルを未然に防ぎましょう。

給水や排水のトラブルで対処がむずかしいときは、水道屋さんにたのめば対応してもらえます。水道業者ならホースの交換やパッキンの交換も請け負ってもらえますよ。

洗濯機の底から水漏れ!考えられる原因と対処策

洗濯機の底から水漏れしているイメージイラスト
洗濯機の底から水漏れ

防水パンや床に水たまりができていて、どこから水漏れしたのかわからないときは、洗濯機の底から水漏れしているのかもしれません。洗濯機底からの水漏れ原因はさまざまですが、おもに次のようなケースがあります。

結露

洗濯に使う水の温度が低いと、洗濯機の外側が結露します。とくに洗濯機周辺の湿度が高い場合に結露が多く発生しやすいです。

結露は洗濯機の故障やトラブルではありませんから、発生した水を拭き取っておけば問題ありません。結露水を放置すると床や壁にカビが発生するので、結露水がたまっていたらすぐに拭き掃除をしておきましょう。

排水管のつまり・劣化・破損(縦型洗濯機の場合)

縦型洗濯機の場合、洗濯機の底に排水管があるタイプがほとんどです。そのため洗濯機下の見えない部分にある排水ホースのつまりや劣化・破損が原因で水漏れが起きます。

洗濯機底の排水ホースに異常がある場合、洗濯機をひっくり返さないと作業できません。素人が自力で対処するのはむずかしいので、メーカーに修理依頼をしてください。

洗濯槽からの水漏れ(縦型洗濯機の場合)  

縦型洗濯機の洗濯槽が割れた場合、洗濯機の底から水が漏れてきます。洗濯槽はめったに割れることはないですが、なんらかの要因で洗濯槽に亀裂が入り、徐々に水漏れすることがあります。

洗濯槽が割れてしまったら修理はむずかしいので、洗濯機の買い替えを検討してください。

ドラム式洗濯機の水漏れ予防法!

ドラム式洗濯機の乾燥フィルター
ドラム式洗濯機の乾燥フィルター

洗濯機は水を大量に使う家電ですから、水漏れリスクとは隣り合わせです。水漏れが再発しないよう、予防しておきましょう。

日ごろからメンテナンスを欠かさないこと

洗濯機のトラブルを回避するには、こまめに掃除しておくのが一番です。とくにドラム式洗濯機は乾燥機能があるため、乾燥フィルターのホコリ除去は毎回おこなわなければいけません。

また洗濯槽内にゴミ取りネットがないかわりに、排水フィルターでゴミをキャッチしています。排水フィルターのゴミ除去は忘れやすいので1週間に一度はチェックする習慣をつけるとよいでしょう。

そのほか洗剤投入口の汚れにも気をつけましょう。とくに洗剤の自動投入ができる機種の場合、放っておいたら内部にカビが発生していた…。というケースもあります。洗剤を投入するたびに内部の掃除もしておくのが理想です。

トラブルにはすぐ対処すること

洗濯機を使用中、なにかトラブルがあったらすぐに対処しましょう。とくに排水ホース周辺の汚れやつまりは放置厳禁!

洗剤や汚れで排水つまりを起こすと、あっというまに水漏れしてきます。

またパッキンの劣化にもすぐに対応しておきましょう。放っておいても改善することはなく、水漏れはどんどんひどくなっていき、水滴で周辺が水浸しになるおそれがあります。

自力解決にこだわらずプロに任せること

洗濯機の水漏れなどのトラブルに対して、自力でできるのは掃除と、ホースやゴムパッキンなど本体以外の部品交換のみです。

洗濯機本体にトラブルが起きたときには、自力での解決はむずかしいですから、プロに任せるのが無難です。

またドラム式洗濯機の場合は、自力で届かない場所にホコリがたまりやすく、放置すれば水漏れの原因になります。乾燥経路や洗濯槽の奥は、分解洗浄が必要なので、洗濯機クリーニングを利用しましょう。

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ライター

わたナギ子のアバター わたナギ子 ライター

主婦歴20年の元転勤族。度重なる引っ越しでの苦労から、「身軽に生きるのがベスト!」という結論に至る。以来、汚れもモノもため込まない暮らしへシフト。
趣味はポイントやマイルをコツコツ貯め、格安で沖縄へ行くこと。お気に入りの離島は阿嘉島。真夏以外の趣味はキャンプ・サイクリングなどアウトドアが中心。
コロナ渦で地方へ移住し、賃貸経営を開始。プチDIYやリフォームを研究中。

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