お部屋を快適な温度に保つのに欠かせないエアコン。
多くのメーカーでは2週間に1回はフィルターのお掃除をすることが推奨されています。
フィルターを掃除しないと、目詰まりにより風が出にくくなるんです。また、エアコン本体の内側も徐々に汚れていって、汚れた空気が温風や冷風として出てくる上に、カビ臭くなることもあります。
掃除すると、冷風や温風がしっかり出るようになるため、電気代が節約できるようになり、きれいな空気が出てくるなどいいことづくめ。
今回は100円ショップで販売されているグッズでエアコンのお掃除をしていきます。
リーズナブルな100円グッズは手に入りやすく、とても便利! こまめに掃除しておくと、汚れが少なく、1回の作業が簡単に終わるので習慣化できると良いですね。
\プロの分解洗浄で!ニオイ・カビ・ホコリを徹底除去/
100均グッズでエアコン掃除してみた
100円ショップでこちらのグッズを購入しました。

- エアコンフィルター
- 伸縮可能なモップ
- ペットボトル洗い
- 中性洗剤
- アルカリ電解水
- ぞうきん
下に敷くレジャーシートや新聞紙が無ければ、一緒に購入すると良いでしょう。台所用中性洗剤は普段使っているものでも大丈夫です。ぞうきんもご自宅にあれば、購入しなくてもOK。
このほかに安定した脚立か踏み台、掃除機、歯ブラシを利用します。
まずは取扱説明書をチェック&エアコンのコンセントを抜く!
お掃除を始める前に、絶対に必要なのが取扱説明書をチェックすること。どこの部分を触ると前面カバーが開くのか、どこからフィルターが外せるのか、事前に確認して把握しておきましょう。

また、エアコン本体に電気が流れないようにすることも重要です。リモコンで電源をオフにしただけでは、本体内に電気が流れていて危険です。必ずコンセントを抜いて電気の供給が無い状態にしてください。エアコンのコンセントはだいたい本体周辺にあります。もしわからない場合は、エアコン用ブレーカーをオフにしましょう。
セッティング

エアコン周りからホコリが落ちてくることがあるので、汚れ防止のため、床にレジャーシートや新聞紙を敷いておきましょう。その上に、脚立や踏み台を置き、ぐらつかないか確認してから掃除を始めましょう。
ルーバーの間を掃除する

風が出てくる部分を送風口と言いますが、送風口についている風向きを変えるパーツはルーバーと呼びます。ルーバーの奥の部分をペットボトル洗い用のブラシで拭いていきます。

ブラシにアルカリ電解水を軽くスプレーします。かけすぎると水分が垂れてきてしまうので、雑巾で軽く拭き取ってくださいね。

ルーバーの間にブラシを入れ、数回出し入れします。奥に入れ過ぎないように気を付けながら拭き取りましょう。入れ過ぎるとルーバーの破損やブラシが抜けない!といったトラブルになりますのでお気をつけください(私は過去にルーバーの異音が気になり、エアコン稼働時にルーバーを無理やり触って破損。修理代に泣いたことがあります)。

ブラシが汚れてくると、汚れがエアコンに再付着してしまう可能性があります。ブラシを洗うか、雑巾の上でアルカリ電解水をたっぷり吹き付け、雑巾に汚れを移すようにして常にきれいな状態で掃除していきましょう。

アルカリ電解水は二度拭き不要なので、汚れが取れれば掃除は終わりです。
フィルターを取り出す
エアコン本体の開けられる部分である前面カバーはメーカーによって呼び方が違い、前面パネルやカバーパネルと説明書に書かれている場合もあります。説明書でチェックした方法で前面カバーを開けます。

前面カバーを開いて、エアコンの上面と水平になるまで持ち上げると、カバーが固定されます。その状態にしてからフィルターを外し、レジャーシートや新聞紙の上に置きます。
フィルターの掃除

掃除機をフィルターの表側からかけていきます。吸い込み口にブラシがつけられる掃除機の場合は利用するとかけやすいです。つけられない場合は掃除用ブラシや乾いた歯ブラシなどを利用するのもおすすめです。
表側が終わったら裏側もかけます。順番を間違えるとフィルターが目詰まりしてしまう原因になるので、気を付けましょう。

掃除機だけでもだいぶきれいになりました。

水洗いしていきます。今回はお風呂で洗っていますが、お湯のシャワーが使えれば、台所や洗面所でも大丈夫です。

シャワーはフィルターの裏側からかけます。

軽く濡らした後、中性洗剤をかけ、掃除用ブラシや乾いた歯ブラシなどで軽くこすり洗いします。強く洗うとフィルターを破損してしまうので注意しましょう。

洗剤をシャワーで流したら、乾いたぞうきんで水気を拭き取り、乾かします。フィルターがしっかり乾燥していないとホコリがつきやすくなったりカビの原因になったりします。風通しの良い場所で陰干しし、半日程度は乾かすようにしましょう。

ルーバー奥を掃除したブラシやぞうきんも、一緒に洗っておくと、次回のお手入れ時に使えますよ。
仕上げのひと手間で内蔵フィルターの汚れを防ぐ

フィルターを乾かしている間に、本体の周辺のホコリを伸縮モップで取りましょう。伸びるタイプのモップだとエアコン上部の奥まで届きやすく便利です。

ホコリが取れたら、吸気口に取り付けるフィルターを新設しましょう。こちらを設置しておくと本体内のフィルターが汚れにくくなりますよ。

パッケージ裏面の取り付け方法をチェックしてから取り付けていきましょう。まずは、エアコンの吸気面のサイズにフィルターを切り取ります。

こちらは面ファスナーをエアコン本体に貼り付けるタイプでしたので、6か所に面ファスナーを張り付けます。

フィルターをたるまないように面ファスナーに張り付けて完成です。ここで大きなホコリをガードできるようになるので、本体内のフィルターの汚れが減ります。日常的なほかの掃除のついでにモップをかけるようにしていくと、さらにお手入れが楽になっていきます。
フィルターを戻して、お掃除完了!

フィルターがしっかり乾いたら、フィルターを所定の位置に戻します。前面カバーを閉めて、コンセントを入れなおして終わりです。すっきりしましたね。

ところで、エアコンのフィルターの奥には「フィン(熱交換器)」という金属板がならんだパーツがあります。フィンは運転モードによって温められたり冷やされたりしていて、空気がそこを通過することで温風や冷風が出るという仕組みになっています。
フィンにホコリがついていると一緒に掃除したくなるかもしれませんが、自分でおこなうのはおすすめできません。無理に作業するとフィンが曲がる恐れがありますし、エアコン洗浄スプレーを使うとかえってカビやサビの原因になります。
そのため、フィンまできれいにしたい時はプロにエアコンクリーニングを頼みましょう。
\プロの分解洗浄で!ニオイ・カビ・ホコリを徹底除去/

「もちや」でエアコンクリーニングのプロを探してみよう
100均のグッズを使って掃除するだけでも、清潔なエアコンの維持につながります。しかし、フィンやファンの奥まできれいにしたいならプロへお願いするのが確実です。
「もちや」では、自宅のエリアにサービス展開している業者がすぐに探せます。口コミや費用が一目でわかり、そのまま予約もできちゃうので、とても便利。
仮予約後にはメッセージ機能を利用して気になる点などを相談できるため、思い立った時に依頼してみるといいでしょう。

