レビュー1杯421円は高い？キリンの家庭用ビールサーバーに僕が惚れた理由

2021 7/12

2021年7月12日 2023年1月23日

飯太

「家庭用のビールサーバーが話題だけど、本当においしいの？」と、気になっている元・料理人のライター飯太です。
先日、同じくビール好きの先輩Kさんが「キリンのホームタップ®を契約したで～」とドヤ顔。

キリンのホームタップ®といえば、
“自宅にいながらにして、作りたての生ビールを、クリーミーな泡とともに味わえる”と評判のビールサーバー！

飲・み・た・い

そこで、Kさんを口説いて「試飲」させてもらうことに！
ビールには“ちょっとうるさい”僕のレビューをシェアします。

キリンホームタップ®の使い方については以下で紹介しています。

【実践】キリンホームタップ®はお手入れ必要？ガスカートリッジの交換や捨て方は？

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キリンホームタップ®とは？

キリンビール株式会社が、2021年にスタートした、会員制の「ビールサーバーレンタル」です。

会員は、自分専用のビールサーバーで注ぎたてのビールを楽しめます。

さらに、ビールは会員にしか購入できない限定品。
お店では買えない高級ビールを堪能することができますよ。

「自分専用のビールサーバーで限定のビールを楽しめる」ビールを愛する人にとってはまさに至福のサービスですよね。

ここに惚れた！開発に8年かけた味とデザイン

開発から本格展開まで8年もの歳月をかけたというキリンのビールサーバー。
最高の1杯を提供するため、パーツの細部にこだわりがつまっています。

僕がこのサーバーに惚れた理由も、やはり泡。そしてもうひとつはデザインです。
ここでは、“独身男子”を一目惚れさせたキリンのビールサーバーの魅力を掘り下げてご紹介します！

クリーミーな泡は専用ガスカートリッジで実現！

生ビールの味を左右するのは泡。

家庭用ビールサーバーにもかかわらず、クリーミーな泡を実現できたのは、泡をガスで作るから。
ビールとガスを同時に噴出することで、きめの細かい泡が出せるんだそうです。

泡を出すパーツは試作を数十回も重ね、完成まで1年もかかったというから、そのこだわりは並大抵のものではありません。

おいしさのヒミツはペットボトルにも！

なんと、サーバーの専用ビールはペットボトルで届きます。本来ビールは酸化を防ぐために、瓶または缶に入れられることが一般的です。

実は、これが「作り立ての味」のヒミツ。

なんと、ビールの品質を損なわないよう、特殊なコーティングが施されたペットボトルを独自開発されたそうなんです！

作り立てのビールの味を保つために、ペットボトルまで作るなんて、頭が下がります。。。

もちろん工場のできたてビールを即ペットボトルに入れているため、自宅に届くビールの鮮度はベストな状態です。

男心をくすぐる！角田陽太氏デザインのビールサーバー

僕がキリンのビールサーバーで注目したいのは、そのデザイン性。なんと無印良品のプロダクトデザイナーを担当していた角田陽太氏によるものなんです！丸みのあるやわらかなデザインは、従来の四角いビールサーバーとは一線を画します。

レバーに木材を使用していることで、「あたたかみ」を演出し、家庭になじむデザインになっているのがなんとも魅力的。また注ぎ口の金属がギラギラしすぎていないのも、自然な上品さが出ていて、とてもオシャレだと思いました。

このようにビールサーバー自体がインテリアとなるため、「使わないときは収納する」という手間がかからないのがよいですね！

そして見た目だけでなく、肌触りにもこだわりが。通常の「ツルツル感」のあるプラスチックとは違った、マットな触り心地は思わず撫でてしまいたくもなりますよ。

一般的なビールサーバーよりもコンパクトなので、女性でも持ち運びしやすく、一人暮らしの部屋にも置けそうです。

ビールサーバーは男の憧れではありますが、自宅に置きたいとなると、あまり良い印象がなかったかもしれません。

でもこの見た目なら、一緒に暮らしているパートナー（僕はいませんが笑）も説得しやすいのではないでしょうか。

高い？料金プランは2通り、途中変更できる？

さて、キリンのビールサーバーの性能やデザインについて簡単にご紹介しましたが、やはり気になるのはそのお値段。契約プランは「月4Lコース」と「月8Lコース」があります。コースは途中変更も可能なので、最初は4Lコースからスタートして、頻繁に飲むようなら8Lコースへと変更するのがいいかもしれませんね。

基本料金	3,190円/月	3,190円/月
ビール料金	5,060円～/月	9,240円～/月
月額費用	8,250円～/月	12,430円～/月

※料金は「税込価格」です。

ここからは、サービスの仕組みと料金について詳しくお話ししていきます。

ビールサーバーは無料レンタル

ビールサーバーのレンタル代は基本的に無料※です。支払うのは上でご紹介したプランの料金のみになります。
※ただし、12ヶ月利用せずに解約した場合は、16,500円（税込）の一部サーバー代金が発生します。

ビールが届くのは月2回。
会員限定のプレミアムビール、もしくは季節のビールの好きな方から選びましょう。ちなみにビールは1回目と2回目で種類を変更したり、追加注文したりもできます。
長期不在などでビールの受け取りができないときは、スキップすることも可能です。

またビールサーバーの他に、専用のガスカートリッジやビールを注ぐときに必要になるストローなどの備品も定期的に送付されます。万が一、備品が足りなくなった際は追加で購入することもできますよ。

キリンホームタップ®は必要な物はすべて家に届けられるので、自分で用意する物は何もありません。ビールとサーバーが届いたら、さっそくお家で素敵なひとときを楽しみましょう。
↓では、ビールサーバーの使い方を徹底解説。ガスカートリッジの処分方法なども紹介しています。

まずは月4Lコースでお試し

まず、試してみたい！という方は月4Lコースがオススメ。料金は月額8,250円～となっており、月に2回2Lずつビールが届けられます。

※ビアグラスで換算すると、1杯あたり「421円（税込）」になります。

月8Lコースは上級者向

日頃から本格的なビールを楽しみたいという方は、月8Lコースがお得。料金は月額12,430円～で、月に2回4Lずつビールが届けられます。

※ビアグラスで換算すると1杯あたり、「385円（税込）」です。4Lコースよりちょっぴりコスパがいいんですね。

【本音レビュー】泡は本格的だけど味は…

それではお待ちかねの試飲タイム！こんなご時世なので、お店に行くこともできずにずっと「缶」で我慢していたので、どれほどこの瞬間を楽しみにしていたことか…。
キリンのビールサーバーはいかほどなのか。本音のレビューをします！

それでは、ビールが大好きな同僚のYさんと…

カンパーイ！

もちやぷらすライター飯太の感想

お店と同じ炭酸ガスでビールを注いでいるだけあって、「泡」は格別です！とにかくクリーミーで、舌触りが最高！その辺の居酒屋には負けていないと思います。

今回K先輩がご馳走してくれたビールは季節限定の「SPRING VALLEY on the cloud」というビールだったのですが、印象的なのはその香り。一口飲んだら、口の中にフルーティーな香りがじんわりと広がり、しばらくは香りの余韻に浸ることができます。

ビール大好きYさんの感想

泡はやっぱりまろやか！
お店のビールを思い出す味わいです。頑張った日のご褒美としてグッと1杯やりたいな！テイクアウトや宅配で料理をそろえて、一人で贅沢なプチパーティーをしてもいいかも！

季節限定の「SPRING VALLEY on the cloud」は独特な苦みが少なく、スッキリとしたのどごしが印象的。あまりビールが得意じゃない人でも飲みやすいのかなと思います。

キリンのホームタップ®を契約する理由│メリット・デメリット

味については、おおむね満点だった「キリンのビールサーバー」。
ここでは、料金やサービスを含めたメリット・デメリットを紹介します。

メリット

キリンのビールサーバーのメリットは5点。

手軽にお店の味を再現できる
「キリンのビールサーバー」でしか味わえないビールがある
定期便なので注文の手間がかからない
とにかくオシャレ
人を招く理由になる

手軽にお店の味を再現できる
品質の変化が激しいビールは「作り立て」を味わうのが難しいお酒です。家庭でお店の味が再現できるのはとても大きなメリットかと思います。

「キリンのビールサーバー」でしか味わえないビールがある
限定のビールが味わえるのも会員になるメリットですね。また季節によってラインナップが変化するのもビール好きには嬉しい特典です。

定期便なので手間がかからない
ビールはもちろん、サーバーの備品まで必要な物はすべて定期便で送られてくるので、購入手続きなどの手間がありません。そしてビールの追加注文や配送のスキップなど、柔軟に対応してくれるところも良い点かと思います。

とにかくオシャレ
角のないやわらかなデザインは、そのままダイニングに置いていてもオシャレ。来客があったときに注目されること間違いなしです。

ついつい人を家に呼びたくなる
ちょっとした話題になっているキリンの家庭用ビールサーバー。家にあるとやっぱりちょっと自慢したくなるので、ついつい友人を家に招きたくなります(笑)

デメリット

デメリットは3点。

注ぐのに結構時間がかかる（とくに泡）
大人数で飲むのには向かない
やっぱりちょっとお高い

注ぐのに結構時間がかかる（とくに泡）
キリンのビールサーバーの開発側は注ぐ時間も楽しんでもらおうと、ビールの出る速度にこだわりを込めていますが、人によっては遅く感じるかもしれません。
ビールの泡は時間が経つにつれ減少します。「全員がそろってから乾杯」などのシチュエーションでは、泡がなくなってしまう人も出てくるかもしれません。

大人数で飲むのには向かない
サーバーにセットするビールは1本1Ｌです。大人数で楽しむとなると、ビールを頻繁に交換しないといけなくなりそうですね…。

やっぱりちょっとお高い
一番安いプランでも月額8,250円～というのはちょっぴり高い印象です。ビアグラス1杯あたり421円ですので、お店で飲むビールよりかは比較的安いです。しかし缶ビールの値段と比較してしまうと約2倍の価格なので、よほどのビール好きでなければちょっと手が出しにくい値段かもしれないですね。