紙パック式の掃除機は、定期的にパックの交換をしないと故障につながるおそれがあります。
しかし、掃除機本体に交換の目安となるランプやメーターがないと、どれくらいの頻度で交換したらいいか迷われる方もいるのではないでしょうか。
このコラムでは、掃除機の紙パックを交換するタイミングのほか、対応した紙パックや交換手順を知る方法を解説しています。
取扱説明書をなくしてしまって紙パックの交換のしかたがわからない!という方も、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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紙パックを交換するタイミングは2ヵ月に1度が目安
近年販売されている掃除機には、紙パックの交換時期をランプやメーター、音で知らせてくれるタイプなど数多くの種類があります。
しかし機種によっては交換時期を知らせる機能が付いていないため、自分でタイミングを見極めることが必要です。
紙パックの交換時期は掃除する頻度・範囲によっても異なりますが、2ヵ月に1度くらいをひとつの目安にしておきましょう。
また紙パック式掃除機は、パック内にゴミがたまってくると空気の通り道がふさがれて、吸引力が落ちてきます。
このため、掃除機の吸引力が落ちたと感じるときも、紙パックを交換したほうがいいかもしれません。
交換時期のお知らせ機能がある掃除機でも、注意が必要です。
ペットの毛や綿のような軽いゴミが多いと、紙パックがいっぱいでも交換を知らせる機能が作動しないケースがあるんです。
逆に砂や土ぼこりなどを多く吸い込んだ場合は、ゴミの量が少なくても交換サインが出てしまうこともあります。
交換時期のお知らせ機能がある場合も過信せず、1ヵ月に1度くらいの頻度でゴミのたまり具合を確認しておきましょう。
紙パックがいっぱいのまま使い続けると故障の原因になる
紙パックを節約したいからといって交換しないまま使い続けると、掃除機の故障につながるので注意しなくてはいけません。
紙パックを使い回すと排気しにくくなるだけでなく、モーターに負荷がかかり、掃除機が故障する原因になるんです。
交換ランプが点灯したときは、できるだけ早めに新しい紙パックと交換することをおすすめします。
掃除機に対応した紙パックの種類や交換方法を知るには
紙パックはメーカーや機種によって形・大きさなどの仕様が異なるので、適したものを選ぶ必要があります。
同じメーカーだからといって、本体の機種を調べずに購入してしまうと取り付けできないこともあるので注意しましょう。
特に取扱説明書がなくなってしまった場合は、対応している紙パックがわからないと交換することもできません。
掃除機の品番を確認してメーカーのホームページを活用しよう
使っている掃除機に対応した紙パックを知るには、まず本体の品番を調べる必要があります。
掃除機の品番は、本体底面やフタの裏側などに表記されているので確認してみましょう。
大手家電メーカーのほとんどは、ホームページから製品別の取扱説明書を閲覧できます。
掃除機本体の品番を「虫眼鏡マーク」や「検索」の欄から検索すれば、メーカーのホームページから適した紙パックを簡単に見つけることができますよ。
また正しい紙パックの交換方法を知りたい場合も、各メーカーの公式ホームページを活用しましょう。
取扱説明書の閲覧・ダウンロードができるほか、紙パックの交換方法がイラストや動画で公開されていることもありますので、お使いの掃除機の品番で検索してみてください。
・Panasonic ホームページ
・SHARP ホームページ
・日立 ホームページ
・東芝 ホームページ
紙パックは「互換」と「純正」のどちらを選ぶべき?
掃除機の紙パックは純正タイプ以外に、さまざまなメーカーや機種に互換性のあるものも販売されています。
互換紙パックのパッケージには適合するメーカーや品番が表記されているので、機種に合ったものを購入すれば取り付けることができます。
また、互換紙パックはコストパフォーマンスのよさも魅力です。
純正紙パックは3~5枚入りで1,000円前後が相場なのに対して、互換紙パックは10枚入りでも300~500円ほどで購入できます。
特に海外メーカーの掃除機は純正パックの価格が4枚入りで2,000円前後のものもあるなど、高い傾向にあるため互換紙パックのほうが安く済むかもしれません。
ただし互換紙パックには、デメリットや注意点があることも知っておくべきです。
互換性の紙パックのデメリットと注意点
紙パックは、掃除機を使ったときの排気に大きく影響します。
紙パック式掃除機の場合、サイクロン式のように吸い取られたゴミと空気は分離しません。
基本的に、紙パックやフィルターでろ過されて空気が外に排出される仕組みになっています。
しかし互換紙パックは排気性能まで考えられていないものも多く、ゴミがたまってくるとイヤなニオイが発生することもあるんです。
せっかく機能性の高い掃除機を使っても、排気臭が気になると掃除するたびに気分も落ちてしまいますよね。
また互換紙パックが掃除機の吸引力に対してうまく排気できないと、モーターに負荷がかかり発熱・発火する危険もあります。
こうしたトラブルを避けるためにも、掃除機の各メーカーでは純正パックの使用をすすめています。
紙パックは純正を使用するのがおすすめ
紙パックを2ヵ月に1度交換する場合、もし3枚入りで1,000円前後の純正紙パックなら、年間でかかるコストはおよそ2,000円です。
互換紙パックなら、安いものであれば純正よりも半分以下の費用に抑えることができます。
しかし互換紙パックがいくら安いとはいえ、掃除機が故障してしまえばまた数万円の費用をかけて買い直さなくてはいけません。
また純正パックは掃除機の性能に合わせて作られているだけでなく、その機種にあった消臭・抗菌などの加工がされているものも多くあります。
掃除機を故障させてしまうリスクや快適に使うことを考えると、やはり純正の紙パックを使うことをおすすめします。
回転ブラシなど本体のお手入れも大切
お使いの掃除機を長く使うためには純正の紙パックを使うことも大切ですが、ブラシ部分や本体も定期的にお手入れするようにしましょう。
何より、掃除をするための掃除機自体が汚れていては気分がよくないものですよね。
とくに掃除機のゴミを吸い取るブラシ部分に髪の毛やゴミがからまると、回転しにくくなり、吸引力も落ちてしまうんです。
もし紙パックを替えても吸引力が悪いと感じるときは、紙パックではなくブラシや掃除機本体に問題があるかもしれません。
またいつもより大きく高い運転音が出る場合は、ノズルやホース内で詰まりが発生している可能性もあるのでチェックしてみましょう。
ほかにも本体にフィルターが付いているタイプでは、フィルターにホコリがたまると同じように吸引力が落ちてしまいます。
ブラシ部分やフィルターが取り外せる場合は、水洗いなどをして吸引力の低下を防ぎましょう。
ただし、なかには水洗いできない機種もあるので、各メーカーのホームページからお手入れ方法も確認しておくことをおすすめします。
掃除機を長く使い続けるためにも、定期的に本体やノズル、フィルターなどの手入れもおこなうようにしましょう。
まとめ
掃除機の紙パックの交換は、2ヵ月に1度くらいの頻度がおすすめです。
紙パックは安価な互換タイプもありますが、安全で快適に掃除機を使うためにもメーカー指定の純正タイプを使うのがおすすめです。
対応した紙パックや交換方法を知りたいという場合は、お使いのメーカーのホームページにあるサポートを活用してみてください。
そして定期的にブラシ部分や本体のお手入れもしながら、掃除機を長く使えるようにしましょう。
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