排水口あけたらドロドロ…
しかもクサ~い!!!
そんな排水口のヌメリ汚れ掃除にはキッチンハイターがオススメです。
キッチンハイターって、ニオイが強烈(;´・ω・)
混ぜるな危険ってあるから怖い…。
そう感じることもありますが、毎日の掃除から大掃除まで使えるので便利なんですよ。もちろん排水口のヌメリにも効果てきめん!
ここではキッチンハイターを排水口掃除に活用する方法を解説します。
この記事を読めば
- キッチンハイターが排水口掃除にオススメな理由
- 【場所別】キッチンハイターで排水口掃除をする方法
- キッチンハイターを使うときの注意
がよくわかります。キッチンハイターを使いこなして、ドロドロした排水口とはサヨナラしましょう。
\キッチン・換気扇・お風呂・トイレ・洗面所!まとめてキレイ/
キッチンハイターは排水口のヌメリや臭いとりに効果的

排水口についたヌメリや臭いとりには、キッチンハイターが便利です。キッチンハイターは除菌や消臭に効果があり、排水口の気になる汚れを落とせます。
またキッチンハイターには、液体タイプと泡スプレータイプがあり、どちらも同じ効果が得られます。まずはキッチンハイタ®ーの効果や、なぜ排水口の掃除に適しているかを確認していきましょう。
キッチンハイターは塩素系漂白剤
キッチンハイターは塩素系漂白剤のひとつで、次亜塩素酸ナトリウムが主成分です。次亜塩素酸ナトリウムとは、除菌や漂白、染み抜きなどに使われる消毒剤で、次のような菌やウイルスに対して効果があります。
- カビ菌
- 大腸菌
- 黄色ブドウ球菌
- 一般細菌やウイルス
- ノロウイルス
- インフルエンザウイルス
- サルモネラ菌
- チフス菌
次亜塩素酸ナトリウムは、ウイルスや菌の表面にあるタンパクを分解して不活性化させる効果があります。そのため家庭用の水道水や哺乳瓶の消毒剤、公共プールの水にも微量の次亜塩素酸ナトリウムが含まれているんです。
また次亜塩素酸ナトリウムには漂白効果もあるため、黒カビや汚れによる黄ばみなども落とせます。さらにキッチンハイターには、次亜塩素酸ナトリウムのほかに洗浄成分が含まれているため、軽い汚れも落とせるんです。
このようにキッチンハイターは除菌・漂白・洗浄効果があって便利な洗剤といえます。ただし液性は強いアルカリ性であり、人や素材へのダメージが強いので取り扱いには十分注意してくださいね。
なおキッチンハイターの代用として、キッチンブリーチも排水口掃除に使えます。
参考サイト:(一般社団法人)次亜塩素酸化学工業会
参考資料:次亜塩素酸ナトリウム製剤の殺菌力,漂白力および安定性に及ぼす遊離アルカリの影響 古田太郎,高本一夫,上田 明宏 1992
キッチンハイターは油汚れにも効果がある
じつは、キッチンハイターは油汚れにも効果があります。キッチンハイターに含まれる次亜塩素酸ナトリウムは強いアルカリ性であり、油汚れや皮脂汚れを分解するからです。
この効果のおかげで、排水口などについた油汚れは分解され、軽くこすれば落とせます。
ちなみに、キッチンハイターが手につくとヌルヌルすることがありますね。それは皮膚のタンパク質が分解されて溶けるからなんですよ。
排水口掃除には液体タイプも泡スプレータイプも両方使える
キッチンハイターとキッチン泡ハイターは、どちらでも排水口掃除に使えます。キッチンハイターの液体タイプと泡スプレータイプのちがいは、使い勝手のみです。
キッチンハイター(液体タイプ) | キッチン泡ハイター | |
おもな使い方 | 薄めて使う ・つけおき ・拭き掃除 | 汚れにふきかける |
効果は同じですが使い方がちがいますので、使いやすいほうを選んでくださいね。どちらか片方しかないときにも、代用できます。
キッチンハイターといえば、液体タイプを思い浮かべる方が多いかもしれませんね。最近では泡スプレータイプのキッチン泡ハイターも人気があるようです。
キッチンハイターとキッチン泡ハイター®のちがいはこちらの記事でくわしく解説しています。

排水口のガンコなヌメリ汚れにはパイプハイター®がオススメ
キッチンハイターの液体タイプや泡タイプで排水口のヌメリが落としきれないときには、パイプハイター®もオススメです。
パイプハイター®とは、花王株式会社が製造・販売している排水口や排水管専用の商品です。高粘度のジェル状ですので、汚れにピタッとくっつき、髪の毛やヌメリを溶かす効果があります。
綺麗に掃除した排水口の、汚れ予防にはこちらもオススメです。
ポンと置くだけなので簡単です。まずは排水口をキレイに掃除して、普段の汚れ予防をしておきましょう。
キッチンハイターの原液を排水口に流しても大丈夫?

キッチンハイターの原液を大量に注ぎ込むと、配管にダメージを与えることがあります。金属製の配管の場合、傷がついた部分に塩素系漂白剤が触れるとサビや腐食につながることがあるんです。
またキッチンハイターを排水口に流し込むときに気をつけたいのが、ほかの洗剤と混ぜないことです。排水口や排水管に、別の洗剤や置き型の洗浄剤が設置してある場合は、取り外してくださいね。
なおキッチンハイターは、家庭での水回りの掃除やつけおき洗いに使えるようつくられています。そのため掃除や漂白に使う分量を排水口に流すのは問題ありません。
排水口掃除にキッチンハイターを使うときには、キャップ1~2杯分が目安です。キッチンハイターを注ぎ込むときには、100倍ほどに希釈して流すようにしましょう。
排水口掃除をせず放置するリスク

排水口は、隠れていて見えない場所ですので、つい掃除を忘れがちです。気がついたときにはドロドロ汚れがびっしりついていることがありますね。
そんな排水口を掃除せず放置すると、さまざまなトラブルが起こりますので注意してください。水回りの場所別に確認してみましょう。
キッチンシンクの排水口を掃除せず放置するとドロドロに
キッチンシンクの排水口掃除をしないまま放置すると、ドロドロの汚れがたまります。家にある排水口の中でももっとも汚れやすい場所といえます。
こんな汚れ、どこから来たの?
というほど大量に…。
キッチンシンクの排水口のフタやゴミ受け・トラップなどのパーツを取り外すと、その裏には大量のドロドロ汚れが蓄積するでしょう。
キッチンの排水口のドロドロ原因は、油脂や水垢・雑菌などです。水に溶けない油がこびりつき、そこへ汚れや菌が付着していきます。
付着した菌は、排水口あたりでどんどん繁殖し、ドロドロした雑菌の温床となるわけです。排水口の雑菌量は、トイレの床と同等であるともいわれています。
お風呂排水口を掃除せず放置するとつまりや悪臭につながる
お風呂の排水口を掃除せず放置すると、排水詰まりが起こり、悪臭が発生するようになります。完全につまってしまうと、汚水がポコポコと逆流することもあるので注意してください。
お風呂の排水口がつまるおもな原因は髪の毛。
髪の毛やゴミにシャンプーなどの洗剤カスや水垢がからみつき、汚れのカタマリとなって排水口にたまるのです。人間の髪の毛は1日50~100本抜けるといわれています!!!
髪の毛のほかにも、ゴミや固形物が排水口へ紛れ込むことがあります。洗剤のキャップや詰め替え袋の切れ端、カミソリの刃などを流してしまうと、簡単に排水詰まりを起こしてしまうので気をつけましょう。
髪の毛やゴミが排水口に流れ込まないよう、ヘアキャッチャーや網を取り付けて、髪の毛やゴミが流れないようにするのがオススメです。
洗濯機の排水口を掃除せず放置するとエラーが出る
洗濯機の排水口を掃除せず放置すると、洗濯機のエラーメッセージが出るようになります。排水トラブルに関するメッセージです。
洗濯機の排水口がつまる原因は、次のようなものです。
- 洗剤
- 洗剤に交じった不純物
- 髪の毛
- ペットの毛
- 糸くず
- 垢
- 泥
排水にまじって流されてきた髪の毛や糸くずには汚れがからみつきやすく、やがてドロドロしたカタマリとなります。
洗濯機の排水口は、掃除しにくい場所にあることが最大のネックかもしれませんね。インテリア性重視で、排水口が見えないところに隠されていたり、洗濯機の下敷きになってしまっていたりと、自力掃除がむずかしい場合もあります。
洗濯機の動かし方は、こちらの記事でくわしく解説していますので参考にしてください。

洗面台シンクの排水口を掃除せず放置すると水漏れを起こす
洗面台シンクの排水口は、掃除せず放置すると水漏れを引き起こすことがあります。排水管のカーブしたあたりに汚れが蓄積しやすく、つまりやすくなるのです。
汚れが蓄積すると排水スピードが遅くなりますし、排水管に負担がかかるようになります。そのまま放置すれば、やがてつなぎ目から水漏れが発生するでしょう。
気づかずにいると建材にカビが生えたり腐食したりするので、未然に防ぎたいものですね。
キッチンハイターの使い方【キッチンの排水口掃除】

キッチンの排水口ってどうやって掃除するの?
そう気になっている方は少なくないようです。
何しろドロドロ汚れを掃除するのは勇気がいりますから…
ここではいつも私がやっている排水口掃除をご紹介します。慣れれば3分もかかりませんので参考にしてくださいね。
まずは、排水口掃除に必要なものを準備…。
- ビニール手袋
- クリームクレンザー
- ラップ
- キッチンハイターまたはキッチン泡ハイター
- 掃除用ブラシ(代用:古歯ブラシ)
掃除用のブラシは、100円ショップなどでも使いやすいものが販売されているのでオススメです。準備できない場合は古歯ブラシで代用しましょう。
キッチン排水口掃除の手順
- STEP1
-
キッチンシンクを掃除する
- STEP2
-
排水口のパーツを外す(フタ、ゴミ受け、排水トラップ)
- STEP3
-
排水口パーツを洗浄する
- STEP4
-
排水口内部を洗浄する
- STEP5
-
排水口のパーツを設置する
【1】キッチンシンクを掃除する(ステンレス製)
排水口を掃除する前に、まずはキッチンシンクをキレイにしておきましょう。シンクにゴミや汚れが残っていると、排水口掃除中に流れ込むおそれがあるからです。

シンクの掃除方法にもいろいろありますが、私はクリームクレンザーとラップを使います。ジフ&ラップで話題になった方法です。
シンクにクリームクレンザーを適量ふりかけ、ラップを丸めたものでくるくると磨いていきます。磨き終わったら、洗い流すだけと簡単です。
丸めたラップは使い捨てなので、衛生的です。お湯を使ってすすぎ洗いをすれば、油汚れがよく落とせますよ。
キッチンシンクは、素材によって掃除方法がちがいますので、適切な方法で掃除してくださいね。キッチンシンクの掃除が終わったら、ゴミ受けにたまったカスをティッシュなどで除去しておきましょう。
【2】排水口のパーツを外す(フタ、ゴミ受け、排水トラップ)
排水口のパーツを外す前に、もう一度ゴミ受けや周辺にゴミが残っていないか確認してください。配管へ流れ込むのを防ぐことが重要です。
排水口掃除は、パーツをできるだけ外していきます。
目をそむけたくなるヌメリ汚れも、まずはしっかり確認しましょう。

フタ・ゴミ受け・排水トラップの3つがおもなパーツです。排水トラップは、つまんで少しひねりながら外すのがコツです。
【3】排水口パーツを洗浄する
排水口パーツの汚れがひどい場合は、掃除用ブラシで汚れを落としていきます。ドロドロ汚れがカタマリとなっているときには、排水口に流さずゴミ袋に入れて捨てましょう。

掃除用ブラシで汚れを落としたら、キッチン泡ハイターをふきかけて漂白しましょう。キッチン泡ハイターは、汚れにふきかけて30秒~5分放置して洗い流します。
液体タイプのキッチンハイターを使う場合は、100倍ほどに薄めてつけおきしておきます。つけおき時間は2分ほど。長時間のつけおきは変色や変質につながりますので要注意です。
【4】排水口内部を洗浄する
パーツつけおき時間を利用して、排水口内部と配管口を掃除します。掃除用ブラシで汚れをこすり落とします。

排水口内部には、常に水がたまっている場所がありますので、その部分をキレイにしていきます。汚れをこすったら、水を多めに流してすすぐのがポイントです。
最後に、真ん中にある配管の口を掃除します。掃除用ブラシの届く範囲をこすっておきます。
このときブラシを配管内へ落とさないよう要注意です。
【5】排水口のパーツを設置する
排水口のパーツをよくすすぎ洗いして戻します。
トラップの設置がズレていると、排水時にポコポコと浮いてきてしまうので正しく取り付けておきましょう
排水口が汚れるのを防ぐコツ

排水口の汚れを防ぐ方法はいくつがありますが、なるべく簡単で続けられるものがいいですよね。私が毎日続けているのはこの2つ。
- ゴミ受けに網を設置する
- 調理後には排水口にキッチン泡ハイターをふきかけておく
キッチン泡ハイターを切らしているときには、液体タイプも使います。液体タイプはキャップ2杯ほどを排水口にかけ、コップ一杯ほどの水を流しておくと、成分が広くゆきわたります。
この対策で、キッチンシンクの排水口汚れには、今のところ悩むことはありません。参考までに…。
\換気扇・コンロ・シンクも!まとめてキレイ/
キッチンハイターの使い方【お風呂の排水口掃除】
お風呂の排水口は、つまりのほかに悪臭やヘドロが気になる場所です。掃除方法に迷ったら、キッチンハイターで掃除しましょう。
- キッチン泡ハイター
- ビニール手袋
- 掃除用ブラシ
- ビニール袋
掃除の手順
- STEP1
-
排水口のフタを外し、髪の毛などのゴミを取る
- STEP2
-
排水口のパーツを取り外す(フタ・ゴミ受け・排水トラップ)
- STEP3
-
排水口のパーツにキッチン泡ハイターをふきかける
- STEP4
-
排水口の排水管側を洗浄する
- STEP5
-
排水口のパーツを洗い流す
【1】排水口のフタを外し、髪の毛などのゴミを取る

まずは排水口のフタを外し、ゴミ受けのゴミを取り除きます。ゴミ受けのゴミが少ない場合は、ティッシュなどでつまんで除去しましょう。
髪の毛などの不衛生なゴミがたくさんたまっているときには、ビニール袋を手にかぶせてゴミをつまみ取るのがオススメです。手が汚れませんし、ゴミ袋をひっくり返せばそのまま捨てられますので一石二鳥です。
【2】排水口のパーツを取り外す

排水口のパーツは、フタ・ゴミ受け・排水トラップなど外せるものはできるだけ外していきます。排水トラップにはネジなどはついていません。左右どちらかに少しスライドさせると外れてくるでしょう。
外したパーツには、ゴミやヘドロがびっしりついていることがあります。シャンプーや洗剤、皮脂汚れなどが付着したものです。
トラップのウラ側についた汚れもしっかり落としておきましょう。掃除ブラシや歯ブラシでこすり洗いをすれば、ヘドロはだいたい落とせます。
【3】排水口のパーツにキッチン泡ハイターをふきかける

排水口のパーツ掃除には、キッチン泡ハイターが便利です。パーツ全体に洗剤をふきかけるだけで漂白・除菌できますし、同時に臭いも除去できます。
キッチン泡ハイターは、汚れにふきかけたら5分ほど放置して洗い流すだけです。
キッチンハイターの液体タイプを使うときには、バケツや大きめのビニール袋に入れてつけおきをしましょう。水5リットルに対して、キッチンハイターキャップ2杯(キャップ1杯は約25ml)を目安に混ぜてください。
キッチンハイターを薄めるときは、水よりも40℃くらいのお湯が汚れ落としに効果があります。
【4】排水口の排水管側を洗浄する

排水口パーツをつけおきしている間に、排水口側を掃除しておきます。掃除用ブラシまたは歯ブラシで汚れをこすり落としておきましょう。
【5】排水口パーツを洗い流す
そのあと排水口のパーツを洗い流します。汚れが残っている場合は、掃除用ブラシでこすり洗いをしてください。パーツを戻して排水口掃除の完了です。
\プロの技術で!カビ・水アカ・石鹸カスを徹底除去/
キッチンハイターの使い方【洗濯機の排水口掃除】

洗濯機の排水口を掃除するときには、水漏れや漏電に注意が必要です。安全のため、次の3つをおこなってから掃除をはじめてください。
- 洗濯機を空にする
- 給水栓を閉める
- 電源コンセントを抜く
また排水口が洗濯機に隠れてしまって掃除しにくい場合は、洗濯機をずらす必要があります。洗濯機の安全な動かし方を確認してくださいね。
洗濯機の排水口掃除手順
- STEP1
-
排水ホースを外す
- STEP2
-
排水口パーツを外す
- STEP3
-
外したパーツをキッチンハイターで漂白する
【1】排水ホースを外す

排水ホースは、クリップで止めてありますので、少しずらしておきます。そのあと排水ホースを洗濯機から引き離すように抜けば外れます。
排水ホースの排水口側は、引き抜くだけです。ホース内に残っている水を排水口へ流し込んでから抜きましょう。
排水ホースの外し方はこちらの記事でもくわしく解説しています。

【2】排水口トラップのパーツを外す

排水口トラップのパーツは、道具がなくても簡単に外せます。
排水ホースにつながっているエルボと呼ばれるL字のパーツは、ホースごと抜きます。
続いて格子になっているフタ部分を外します。回しながら取り外すタイプが多いです。またフタ部分が2つに分かれているものもあります。
格子のフタを外すと、防臭パイプと呼ばれる円筒状になったパーツがあるのでそれも外しましょう。防臭パイプは、排水口の溝に引っ掛けてあるだけなので、左右に回せば外れてきます。
最後に細めのパイプのようなパーツがあるので持ち上げて外します。
【3】外したパーツをキッチンハイターで漂白する

外したパーツは、水洗いでおもな汚れを落とします。ホース内は水を流し込んでしっかり洗浄しましょう。40℃くらいのお湯を使うと汚れ落ちがよいです。
排水口パーツも、掃除用ブラシや古歯ブラシで汚れを落とします。
続いてキッチンハイターで漂白をしましょう。
排水口パーツは、キッチン泡ハイターをふきかけて5分ほど放置し、よく洗い流します。汚れが残っているときには、掃除用ブラシでこすり洗いをしてください。
キッチンハイターで排水ホース内を漂白する方法
排水ホースの掃除を簡単におこないたいときは、つけおきがオススメです。大きめのバケツに50倍ほどに薄めたキッチンハイターを入れ、排水ホースをつけおきします。
1時間ほど放置した後、すすぎ洗いをします。
排水ホース内の汚れや悪臭が気になるときには、排水ホースに薄めたキッチンハイターを注ぎ入れ、両端をラップでカバーしてゴムで止めておきましょう。
ホースをシャカシャカ振って汚れを剥がしとる、という手もあります。
排水ホース内にこびりついた汚れ落としには、酸素系漂白剤を使うのもオススメです。
\プロの分解洗浄で!ニオイ・カビ・水アカを徹底除去/
キッチンハイターの使い方【洗面台の排水口掃除】

洗面台シンク排水口お黒ずみやドロドロ汚れがたまりやすいので、キッチンハイターでこまめに掃除しておきましょう。
掃除の手順
- STEP1
-
排水口パーツを外す
- STEP2
-
排水口パーツをキッチンハイターで漂白する
- STEP3
-
排水口を洗浄する
【1】排水口パーツを外す

排水口のパーツを外します。このときゴミ受けにあるゴミは除去しておきましょう。
排水口パーツは、さらにゴムパッキンなど小さなパーツが取り外せるようになっています。取り外せるものは外しておきましょう。
【2】排水口パーツをキッチンハイターで漂白する

排水口パーツにキッチン泡ハイターをふきかけます。全体にゆきわたったら、5分ほど放置しておきましょう。
キッチンハイターの液体タイプを使うときには、パーツをビニール袋に入れて、水とキッチンハイターを注ぎ入れてつけおきをしてください。

キッチンハイターは50倍ほどに薄めるのが目安です。
また汚れがひどいときには約40℃のお湯を使うと汚れ落ちがよくなります。
【3】排水口を洗浄する

排水口パーツをつけおきしている間に、排水口の配管側を掃除します。狭い排水口には古歯ブラシが便利です。
排水口パーツを水ですすぎ洗いしたら、元に戻して掃除完了です。
排水管のヌメリや悪臭が気になるときには、こちらの記事も参考にしてみてください。

\キッチン・換気扇・お風呂・トイレ・洗面所!まとめてキレイ/
キッチンハイターを使うときの注意点
キッチンハイターは、排水口のドロドロ汚れに効果があり、毎日の掃除にも大掃除にも使える便利な洗剤です。しかしキッチンハイターは、人や素材にもダメージを与える危険性のある塩素系漂白剤です。
また使い方をまちがえると効果は半減してしまいますので、取り扱いには十分気をつけましょう。キッチンハイターなどの塩素系漂白剤を使ううえで知っておくべき注意点は以下のとおりです。
酸性洗剤と混ぜない
塩素系漂白剤は、酸性洗剤と混じると有毒なガスを発生させます。酸性洗剤としてよく知られているものは、クエン酸やサンポール®などです。
キッチンハイターを使用するときには、これらの酸性洗剤と混じらないよう注意してください。また市販の洗剤を使うときにも、どんな成分が混じっているかわかりませんので、安易に混ぜないようにしましょう。
キッチンハイターを使うときには、ほかの洗剤をよく洗い流したうえで、単体で使ってください。ボトルの詰め替えもNGです。
また洗剤以外にも、酸性の食品も要注意です。酢・レモンなどかんきつ類と混じることがないようにしましょう。
また万が一に備えて、しっかり換気をして作業するのも重要です。
素手で触らない
キッチンハイターを使うときには、素手で触らないよう手袋の着用をしましょう。日々の掃除で毎回手袋をするのは面倒ですが、塩素系漂白剤は肌にダメージを与えるので触れてはいけません。
キッチンハイターなどの塩素系漂白剤に素手で触ってしまうとヌルヌルします。直接触り続けると、やがて皮膚はガビガビした状態になります。
キッチンハイターに触れてしまったときには、流水でよく洗っておきましょう。放っておくとやけどのような症状になることがあります。
また衣類にかかってしまったときにはすぐに脱いで洗いましょう。できればお湯で洗うと洗浄効果が高いです。そのあと天日に干すと塩素の成分がはやく抜けますよ。
新しいものを使う
キッチンハイターは、古くなると効果が半減することをご存じでしょうか。なんと購入から1年以内で効果は44%減るんです。理由は、次亜塩素酸ナトリウムが時間とともに分解し、濃度が低くなるからです。
とくに直射日光の当たる場所や高温での保管は分解が進みやすくなるのだとか。古くなったキッチンハイターを使うときには、対策として希釈の分量を増やすのがオススメです。
参考:花王公式サイト
キッチンハイターで排水口つまりは解消できない
キッチンハイターは、ドロドロしたヌメリ汚れには効果があるものの、つまりを解消する効果はありません。
もちろんヌメリ汚れを除去することでつまりが改善することはあるものの、あくまでも一時的な応急処置にすぎません。
というのもキッチンハイターは石鹸カスや水垢を落とす力が弱いからです。石鹸カスや水垢を落とすには酸性洗剤が適しており、アルカリ性であるキッチンハイターでは太刀打ちできません。
またキッチンハイターは油汚れを落とす力も限定的です。
放置すれば水漏れ・カビ発生などのトラブルにつながるので、はやめに対処しましょう。
まずは本コラムで紹介した排水口の掃除をためして、それでもつまりが解消しないときにはプロに相談して詰まりを除去してもらうのが手っ取り早いです。

まとめ
キッチンハイターとキッチン泡ハイターは、排水口のヌメリ汚れの原因である、細菌や油汚れに効果のある塩素系漂白剤です。
キッチン、お風呂、洗濯機、洗面台など、水回りの排水口を掃除することができます。
排水口の汚れを放置して排水管をつまらせてしまう前に、このコラムで紹介した方法を試してみてくださいね。
*パイプハイター®は花王株式会社の登録商標です。サンポール®は大日本除虫菊株式会社の登録商標です。