休日は溜まった家事に追われている、編集部の和田です。
貴重な休みを家の仕事でつぶすのはもったいないなぁ……と思っていたところ、
同僚から「家事を外注すれば解決するよ!」という頼もしいアドバイス。
そこで、ハウスクリーニングと家事代行を比較検討することに!
調べてみてわかった、それぞれの違い、メリット・デメリット、上手な使い方をシェアしたいと思います。
これからハウスクリーニングや家事代行を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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ハウスクリーニングと家事代行って何が違うの?

ハウスクリーニングと家事代行って、似たようなものじゃないの?
「家を掃除してくれる業者」という情報は知っていても、その違いを把握している人は意外と少ないのではないでしょうか。
実を言うと私も“掃除のプロ”ぐらいの認識しかありませんでした。
しかし! 料金システムや作業内容を調べてみると、実際は異なるものだということが判明したのです。
大掃除ならハウスクリーニング、日常使いなら家事代行
さっそく、ハウスクリーニングと家事代行についてまとめた表をチェックしていきましょう。
比較表
ハウスクリーニング | 家事代行 | |
利用シーン | 大掃除 | 日常 |
料金システム | スポット・間取りごとに発生 | 時間制 |
使う道具 | 専門的な道具や洗剤を持ち込み | 道具や洗剤は依頼者宅にあるものを使用 |
スタッフ | 専門的なスキルと知識をもつ人 ※基本的には専門の研修を受けている人が従事 | 家事が得意な人 ※会社によっては研修を受けた人が従事 |
サービス内容 | 掃除 | 掃除、料理、買い物など家事全般 |
予約方法 | 掃除してほしい場所を選ぶか、間取りで注文 | 時間を決めて、時間内にしてほしい作業内容を注文 |
不在時の利用 | 基本的に不可 | サービス内容によっては可能 |
ざっくりまとめると、両者の違いは下記になります。
・ハウスクリーニングは、プロが専用の道具で、徹底的に掃除をしてくれる
・家事代行は、家事のプロが自宅の道具で、普段の家事をお手伝いしてくれる
“掃除”をベースに展開している業種ではありますが、片方は専門業者、もう一方はサービスのなかのひとつ、というイメージでしょうか。
利用シーンも、ハウスクリーニングと家事代行では大きな違いがありますね。
大掃除などの徹底的にキレイにしたい場合はハウスクリーニング、日常の家事をサポートして欲しい時は家事代行が適しているようです。
続いては、ハウスクリーニングと家事代行について、もう少し具体的に説明していきます。
それぞれのサービス内容や特徴を知ることで、自分はどっちを利用した方がいいのか、わかるはずです!
ハウスクリーニングはプロの清掃サービス
ハウスクリーニングは「クリーニング」という名称どおり、掃除に特化したサービスです。
専門の知識とスキルをもった清掃員が、プロ仕様の道具や洗剤を使って作業をおこないます。
たとえば家庭用電気機器の分解清掃は、ハウスクリーニングならではのサービスです。
エアコンや換気扇、洗濯機を分解し、専用の洗剤や高圧洗浄機などを使い洗浄してくれます。
また、お風呂のエプロン内部やレンジフード(換気扇)など、普段の掃除では手入れが難しい場所もお手の物です。
そのほか、キッチンやトイレ周り、床や壁など、家の汚れが気になる場所はほとんど対応してもらえます。
ハウスクリーニングの費用相場
プロに掃除をしてもらえるのは頼もしいですが、気になるのはその費用。
お高いのでは? と不安に思われる方も多いかと思いますが、プランによっては費用を抑えることも可能です。
ハウスクリーニングには、スポット利用とセット利用の2タイプがあります。
スポット利用は、エアコンだけ、お風呂だけといった単品での注文時に使うサービスです。
セット利用は、キッチン、換気扇、お風呂、窓などを一緒に掃除してもらうプランになります。
業者によってセット内容は変わりますが、スポット利用よりもお得な値段設定になっているので、費用重視ならまとめて依頼するのがおすすめです。
セット価格の費用相場(間取り別)
・戸建て
間取り | 費用相場 |
2LDK・3DK | 約7万~13万円 |
3LDK・4DK | 約8万~16万円 |
4LDK・5DK | 約9万5,000~18万円 |
・アパート、マンション
間取り | 費用相場 |
1K・1DK | 約2万5,000~6万円 |
1LDK・2DK | 約3万5,000~8万円 |
2LDK・3DK | 約5万~11万円 |
3LDK・4DK | 約6万~13万円 |
4LDK・5DK | 約8万~16万円 |
※居住中の費用相場。空室時は上記費用より約1万~2万円安くなります。5LDK以上の物件は、別途要見積り
スポット利用の費用相場
掃除場所 | 料金相場 |
エアコン | 約1万円~1万5,000円 ※自動掃除機能付きは+約1万円 |
キッチン | 約1万5,000円~2万円 |
換気扇(レンジフード) | 約1万2,000円~2万円 |
お風呂 | 約1万3,000円~2万円 ※エプロン内部洗浄は+約3,000~5,000円 |
洗濯機(縦形) | 約1万1,000円~1万5,000円 ※ドラム型は+約5,000円 |
トイレ | 約7,000円~1万円 |
フローリング・カーペット | (10帖) 約1万5,000円~2万円 |
ちなみに、ハウスクリーニングは時間の制限を設けておらず、請け負った場所の汚れを落としきるまで作業をしてくれます。
利用頻度は年1回がベスト?
お金をかけて掃除をした場所でも、すぐに汚れてしまっては意味がありません。
ハウスクリーニングをした場合、どのくらいキレイを保てるのでしょうか。
一例ではありますが、エアコンは約1~2年、レンジフード(換気扇)は約1年が目安とされています。
ひんぱんに使うバスルームやトイレは、日頃のお手入れによって大きく変わりますが、落ちない汚れが気になってきたら依頼するのがよさそうです。
ハウスクリーニングは、思った以上に長持ちしますね。
プロの手が入ったあとは清潔な状態を保ちやすいので、掃除もグッと楽になるはずです。
家事代行は日常の掃除をサポート
日々の暮らしをサポートしてくれるのが家事代行です。
掃除はもちろん、料理や洗濯、買い物まで、幅広く対応してもらえます。
私が一番驚いたのは、ゴミ出しや郵便・荷物の受け取りなど、“見えない家事”まで対応してもらえることです。
とくに荷物の受け取りは、宅配ボックスがない場合や日中の在宅が難しいときに助かるサービスだと思いました。
また会社によっては、妊娠期から出産直後の女性のサポート、お子さんの塾の送迎までフォローしてもらえるようです。
・家事代行のサービス例
掃除 | 掃除機がけ 雑巾がけ トイレ清掃 浴室清掃 キッチン清掃 窓ふき掃除 玄関掃除 冷蔵庫清掃 食器洗い 片付け 布団干し 庭の掃除、庭木の水やり、草むしり |
そのほか | 靴磨き アイロンがけ ベットメイク 荷物受渡し 新聞・雑誌まとめ クリーニングの受渡し 不在中の部屋の換気 |
掃除だけを専門におこなうハウスクリーニングとは、サービスの範囲がまったく違いますね。
また基本的には、依頼者の自宅にある洗剤や道具を使って掃除や洗濯をおこなうため、仕上がりも差が出るようです。
家事代行の費用相場
さまざまな家事をサポートしてくれる家事代行。
家計が許すなら、日常使いしたいぐらいですが、費用はどうなっているのでしょうか。
実は、家事代行の料金は時間制。
基本的にはスポット利用と月1,2回~の定期プラン、さらに初回のみお試しプランが用意されていることがほとんどです。
1日だけ依頼する場合は1時間2,500~8,000円、定期的に利用する場合は1時間2,000~6,500円で、一般的には最低2時間からの受付となっています。
家事代行のなかには、スタッフのレベルによってプランが用意されているケースもあり、価格に幅があるようです。
これはハウスクリーニングにはなかった料金システムになりますね。
また1回の依頼ごとに、別途交通費がかかるのもハウスクリーニングとの違いです。
家事代行の費用相場
お試しプラン | 1,800~4,000円/1時間 |
定期利用 | 2,000~6,500円/1時間 |
スポット利用 | 2,500~8,000円/1時間 |
交通費 | 700~1,000円/1回 |
※一般的には最低2時間~利用可能
家事代行の上手な頼み方
家事代行を利用するときに、一番迷うのは「何をどう頼めばいいのか」ということです。
そこで、頼み上手になれる「指示書」の書き方をご紹介します。
頼み方が的確であれば、スタッフさんの作業効率アップが期待できるはずです。
「指示書」の書き方
- 作業は優先度の高い順に書く
- 内容は具体的に書く
- 触れてほしくないもの、入って欲しくない部屋を書く
これを参考にした「指示書」はコチラ

そのほか、スムーズに作業してもらうために、使ってもらう道具・洗剤をまとめておくといいですね。
利用頻度はライフスタイルに合わせて

家事代行の利用頻度はハウスクリーニングと違い、ライフスタイルに合わせて変わります。
私のように1LDKで一人暮らしの場合、1週間に1回2時間の利用で十分です。
依頼するサービスは、掃除、片付けが中心になります。
忙しいご家庭であれば、利用時間を増やし、料理の下準備や洗濯、買い物を追加すると、ずいぶん時間に余裕がでるのではないでしょうか。
このように、カスタマイズして日常使いできるのが、家事代行のいいところです。
まとめ

今回は、ハウスクリーニングと家事代行の違いについてみてきました。
プロの掃除を頼めるハウスクリーニング、日常の家事を任せられる家事代行。
どちらも「家事の外注」のカテゴリーですが、仕上がりやサービス範囲が同じではありません。
私個人としては、家事代行はスポット利用、ハウスクリーニングは年1回がベストな使い方かなと思いました。
休日を家事で終わらせることがないよう、それぞれを上手に活用してみてはいかがでしょうか。
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