クエン酸粉末タイプの効果的な使い方8選|生ゴミ消臭・家電汚れ除去

クエン酸粉末タイプの効果的な使い方8選|生ゴミ消臭・家電汚れ除去/ハウスクリーニング

クエン酸は粉末のままでも、掃除や消臭に役立てることができます。

ただし、使い方や注意点をあらかじめ確認しておくことが大切です。

適切に使用しないと、効果が得られないだけでなく、予期せぬトラブルや事故を引き起こすことがあるからです。

今回は、クエン酸を粉末のまま使いこなす8つの方法を紹介します。

注意点なども詳しく解説していますので参考にしてくださいね。

\入居前の空室・入居中の在室も!家中丸ごとキレイ/

目次

クエン酸粉末タイプの使い方8選

クエン酸の粉末

クエン酸は、クエン酸スプレーとして使う方法がよく知られています。

ですが、粉末のままで活用する方法もあるんです。

意外な使い道があるかもしれませんのでチェックしてみましょう。

1.生ゴミの消臭

家庭の生ごみ

クエン酸は、アルカリ性の臭いを消すのが得意です。

家庭で気になるアルカリ性のニオイは次の2つではないでしょうか。

  • アンモニア臭
  • 腐敗臭

生ゴミの魚臭さや納豆臭などにはとくに効果があります。

クエン酸はニオイの原因菌を分解してアミノ酸などの酵素に変えてくれるからです。

生ゴミのニオイが気になったら、クエン酸の粉末をサラサラッとふりかけてみてください。

ニオイが気にならなくなりますよ。

クエン酸をふりかけても消せないニオイには重曹をプラスしましょう。

重曹は、クエン酸で消せない酸性のニオイを消してくれます。

2.電気ポット中の掃除

電気ポット

電気ポットの中を掃除したことがないという方は意外と多いようです。

でも、よく見ると底に白い汚れがたまっています。

その汚れは、水に含まれるミネラル分が変化したものです。

放置するとどんどん汚れが積み重なって落ちにくくなりますので、こまめに掃除してあげましょう。

準備するもの

  • クエン酸30~50g
  • 水(ポットに満タン)

ポット内の掃除手順

  1. ポットに満タンまで水を入れる
  2. クエン酸をポットに投入してかきまぜる
  3. ポットのスイッチを入れてお湯を沸かす
  4. 沸騰したらそのまま放置する(2時間くらい)
  5. お湯を捨ててキレイな水ですすぐ
  6. 再度お湯を沸かす

汚れがひどい場合は、この掃除を何度かくりかえしてみてください。

3.食洗器の内部掃除

食洗器の内部

食洗器の内部はさまざまな汚れが付着して蓄積しています。

クエン酸を使って落とせるのは、とくに白くこびりついた汚れです。

クエン酸で食洗器の内部を掃除するのはとっても簡単!

ですが、クエン酸を使ってはいけないというメーカーもありますので、取扱説明書をよく確認してくださいね。

手順

  1. 食洗器を空っぽにする
  2. 食洗器内のゴミを取り除く
  3. 洗剤投入口にクエン酸を入れる(大さじ3~4杯)
  4. 標準コースで洗う(お手入れコースがあればそれを使用)

終わったあとは、内部をよく拭きあげてください。

4.製氷機の掃除

冷蔵庫の製氷機

製氷機は使う頻度が少ないと、内部でカビが生えるおそれがあります。

ですから、とくに冬には注意が必要なんです。

氷が濁ってきた、氷が臭いといったサインがあれば、すぐにでも製氷機の掃除をしましょう。

準備するもの

  • クエン酸(10g)
  • 水(300㏄)

クエン酸で製氷機を掃除する手順

  1. 給水タンクに水とクエン酸を入れる
  2. 氷ができるまで待つ
  3. できた氷を捨てる

クエン酸は投入する量が多すぎるとパイプつまりの原因となりますので、使用量を守ってください。

製氷機掃除は、クエン酸を入れて一度氷を作るだけなので簡単!

1~2ヶ月に一度を目安に掃除してみてくださいね。

5.電子レンジのニオイ汚れ除去

電子レンジ庫内

クエン酸は、酸性なので、アルカリ性の汚れである水垢を除去するのに適しています。

レンジ庫内が臭くなるのは、水垢などの汚れが蓄積しているからです。

以下の方法で電子レンジを掃除してみましょう。

準備するもの

  • クエン酸(小さじ1~2杯)
  • 水(水100mlくらい)
  • 耐熱容器
  • 布巾

クエン酸で電子レンジを掃除する手順

  1. 耐熱容器に水とクエン酸を入れる
  2. クエン酸を水によく溶かす
  3. 電子レンジで3~5分加熱する
  4. 庫内に蒸気が出ている状態で放置する(扉を閉めたまま30分程度)
  5. 庫内が冷めたら布巾で庫内を拭く
  6. 水拭きをする
  7. 乾拭きをする

庫内の拭き取りはしっかりおこなってください。

6.炊飯器のニオイ汚れ除去

炊飯器

クエン酸を使えば、炊飯器のイヤなニオイを除去することもできますよ。

以下の手順にしたがって掃除してみてください。

  1. 内釜に水を7~8分目まで入れる
  2. 内釜にクエン酸20gを入れる
  3. よく混ぜる
  4. 早炊きまたはお手入れコースをスタートする

クエン酸には消臭効果や抗菌効果があります。

炊飯器を掃除してもニオイが取れないときには、この方法にチャレンジしてみましょう。

7.加湿器のフィルター掃除

加湿器のフィルター

加湿器の汚れやニオイの原因は水垢です。

水垢は炭酸カルシウムが固まったもので、アルカリ性の性質をもっています。

酸性であるクエン酸を使えば、水垢が落とせますよ。

準備するもの

  • バケツ
  • クエン酸
  • お湯

手順

  1. 汚れが気になるパーツを外す
  2. バケツにクエン酸と水を入れる(濃度1%くらいになるように)
  3. バケツにパーツを入れる
  4. 1時間ほどつけおきする
  5. お湯で汚れを落とす
  6. 乾燥したらパーツを組み立てる

8.洗濯槽掃除

洗濯槽の内部

洗濯槽を掃除せずに使い続けると、イヤなニオイが発生することがあります。

洗濯槽のすき間に、ゴミや石けんカスがたまり、カビの温床となるためです。

1か月に一度を目安に、洗濯槽を掃除しましょう。

クエン酸で洗濯槽を掃除する手順

  1. 洗濯槽にクエン酸の粉末を1カップ投入する
  2. 普通コースで数分間まわす
  3. 途中で運転を停止し、つけおきする(一晩)
  4. すすぎ運転をする

この方法は、縦型洗濯機に向いている掃除の仕方です。

ドラム式洗濯機の場合は、つけおきができないので、洗濯槽専用クリーナーを使用してくださいね。

クエン酸粉末タイプを使うときの注意

クエン酸は、掃除に役立つアイテムですが、注意しなければいけないことがあります。

注意点や保管方法を紹介しますので、よく覚えておいてください。

1.塩素系漂白剤と併用しない

まぜるな危険のイメージ画像

クエン酸を使うときに、最も注意しなければならないのは、塩素系漂白剤と併用しないということです。

塩素系漂白剤は、カビ退治によく使う「カビキラー」などが代表的なアイテムです。

クエン酸と塩素系漂白剤が混じると、有害な塩素ガスが発生します。

うっかり同じ空間で併用することのないように気をつけてください。

2.使ってはいけない素材に気をつける

大理石カウンター

クエン酸を使用すると、傷んでしまう素材がありますので注意してください。

気をつけるべき素材は以下のようなものです。

  • 大理石
  • コンクリート
  • 金属

使ってもよいかどうか判断に迷うときには、目立たないところで試してみることをおすすめします。

3.クエン酸・粉末は適切に保管する

洗剤用詰め替えボトル

クエン酸は、湿気を含むと固まることがありますので、保存するときは密閉することが重要です。

また、酸性の性質があるため、金属製のものはサビつくことがあります。

金属製以外の密閉できる容器で保管しましょう。

保管場所については、変質のおそれがあるので、高温・多湿を避けてください。

クエン酸粉末|通販でのおすすめ商品紹介

クエン酸は、ホームセンターやドラッグストア、100均でも購入することができます。

ですが、通販で購入すると、大容量をまとめ買いできるので便利です。

クエン酸(掃除用)

ポットの水垢から食洗器洗いまで。お掃除に使えるクエン酸です。容量は小さいものから大きいものまであります。

国産クエン酸 (900kg) 食用

国産クエン酸 900g
1,458 
│送料要確認

こちらは食用ですが、もちろんお掃除にも使えます。大容量でコスパもよいのでおすすめです。

まとめ

クエン酸は、スプレーとして使用されることが多いですが、粉末のままでの使い道も意外とあります。

ふだん、掃除を忘れがちな電気ポットの内部や製氷機などは、クエン酸を使えば手軽に掃除することができるので、実践してみてください。

また、クエン酸はとり扱いに注意が必要です。

ここで紹介した注意点をよく覚えておいて、事故やトラブルにならないよう、気をつけて使用してくださいね。

クエン酸の活用方法のコラム一覧はコチラ

ライター

もちやぷらす編集部のアバター もちやぷらす編集部 もちやぷらす編集部

家事の時短、分担、アウトソーシングをテーマにしたウェブメディアです。
お掃除のことを中心に、暮らしにまつわるアイデアをお届けします。
ハウトゥ記事から、専門家やメーカーへのインタビュー、商品・サービスの体験レビューまで。住み心地のいいお家づくりに役立つ情報を編集部が総力をあげて発信します。

目次