「靴のニオイが気になる……」
そんなときに頼りになるのが、私たちの身近な存在、”重曹”です。
重曹には、靴のニオイの原因となる雑菌の老廃物を除去したり、雑菌の繁殖を抑えたりする効果があるんです。
ほかにも、重曹には、靴の汚れを取りやすくする効果も期待できます。
この記事では、重曹で靴のニオイが取れる理由や、効果的な重曹の使い方についてご紹介します。
この記事を参考に、靴の嫌なニオイを撃退しましょう!
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重曹で靴のニオイが取れる理由
なかには、「重曹で靴のニオイが取れるのはなぜ?」と思う方も多いのではないでしょうか。
重曹が靴のニオイに効く理由を知るためには、靴のニオイの原因や、重曹の効果を知ることが重要です。
そこで、まずは靴のニオイの原因や、重曹の効果について見ていきましょう!
靴のニオイの原因
靴のニオイは、繁殖した雑菌の老廃物によるもの。
雑菌は、高温多湿で、エサが豊富な場所を好んで生息します。
足は汗腺がたくさんあって汗をかきやすいので、高温多湿になりやすく、さらに雑菌は人間の皮脂や汗をエサとします。
つまり、靴の中は雑菌が繁殖するのにぴったりな環境なのです!
そのため、靴に雑菌が繁殖し、老廃物が蓄積されて「靴が臭い……」といった事態になってしまうのです。
重曹の効果
重曹には、中和作用や静菌作用があります。
靴のニオイを消せるのは、それらの作用が働いているからなのです。
ニオイの原因となる雑菌の老廃物は、酸性です。
一方、重曹は弱アルカリ性のため、酸性の老廃物を中和してニオイを消してくれるんのです!
また、静菌作用とは、雑菌の繁殖を抑える作用のこと。
つまり、重曹を使えば、老廃物を出す犯人である雑菌の繁殖を抑えるので、ニオイを押さえてくれるのです!
重曹の効果的な選び方はある?
重曹には、工業用、食品用、薬品用の3つがあります。
これらの違いは、成分の純度によるもの。
重曹は炭酸水素ナトリウムを主成分としていますが、その純度が最も高いものが薬用、低いものが工業用です。
「それを選んだらいいの?」と迷ってしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、靴の消臭を目的とするのなら、どのタイプを選んでも問題ありません。
ただし、工業用が最も安く手に入れることができるため、「安さを重視したい」という方は工業用を選ぶのがおすすめですよ。
ニオイ&汚れを除去!重曹を使った「つけ置き洗い」の方法
重曹で靴のニオイを取る方法として、効果が高い方法だといわれているのが、つけ置きです。
また、重曹を使ってつけ置きした後に靴を洗うと、汚れも取れやすくなるのです!
重曹には、水を軟水にする効果がありますが、水が軟水になることによって、汚れが落ちやすくなるのです。
せっかくなので、ニオイを取るだけではなく、汚れも除去してしまいましょう。
ここでは、重曹でのつけ置き洗いの方法について解説します。
用意するもの
- 重曹(ぬるま湯1Lあたり大さじ2~3杯)
- 40度程度のぬるま湯
- バケツなどの容器
- 中性の洗濯用洗剤(キャップ1杯)
- 靴用ブラシ
手順
- 靴用ブラシを使い、靴についている泥やホコリを落とす
- 容器に靴を入れる
- 靴が浸るくらいに容器にぬるま湯を入れる
- 重曹と洗剤を容器に入れて混ぜる
- 重曹が溶けたら、1~3時間程度つけ置きする
- 靴用ブラシを使って汚れを落とす
手洗いしても問題がないか靴の表示を確認しておく。
革靴など、靴の素材によっては、つけ置き洗いをすると、傷んでしまうおそれがあります。
そのため、靴を洗っても問題がないか、表示を確認しておきましょう。
革靴など、靴の素材によっては、つけ置き洗いをすると、傷んでしまうおそれがあります。
そのため、靴を洗っても問題がないか、表示を確認しておきましょう。
重曹を使って簡単に靴のニオイを取る方法3つ!
「洗うのが面倒……」「靴が洗うことができないタイプ」という方は、もっと簡単にニオイを取る方法もあります。
以下でご紹介する方法なら、日常的に気軽に試すことができますよ!
【1】重曹スプレーを使う
靴のニオイを消すには、重曹スプレーを使うのも効果的です。
重曹スプレーで靴のニオイを消す方法は、以下のとおりです。
用意するもの
- 水(200ml)
- 重曹(小さじ2杯)
- スプレー容器
手順
- スプレー容器に水と重曹を入れる
- スプレー容器を振って水と重曹を混ぜる
- 重曹スプレーを靴の内部と履き口に吹きかける
【2】重曹の消臭袋を使う
重曹スプレーよりも簡単なのが、重曹の消臭袋を使う方法です。その方法は、以下のとおりです。
用意するもの
- 通気性のよい布や袋(ハンカチ、靴下、ストッキング、お茶パックなど)
- 重曹(100g程度)
手順
- 重曹を通気性のよい袋に入れる
- 重曹がこぼれないように輪ゴムで止めておく
- 2を靴の中に入れる
消臭袋は2~3か月くらいで交換してくださいね。
効果が薄れてしまいます。
重曹の効果はずっと続くわけではなく、2~3か月程度で消臭効果が弱くなると言われています。
重曹の効果をしっかりと発揮するためにも、消臭袋は2~3か月程度で交換しましょう。
【3】重曹を直接振りかける
「重曹のニオイを早く消したい!」
そんなときには、重曹を直接振りかけるのもおすすめです。
その方法も、重曹を靴の中に振りかけるだけととてもシンプルなので、誰でも試していただくことができますよ。
また、衣替えで履かなくなった靴をしまっておくときにも、重曹を吹きかけておけば消臭効果を期待することができるでしょう!
重曹は下駄箱や玄関に使うのもおすすめ
ニオイのある靴を玄関にそのまま置いていたり下駄箱にしまったりすると、玄関や下駄箱にまでニオイが移ってしまうことも……。
玄関や下駄箱まで移ったニオイは、なかなか消えなくて困る方も多いのではないでしょうか。
そんなときでも、重曹を使えばニオイを消すことができるかもしれません!
先ほどご紹介した消臭袋を吊るしておくか、粉のまま重曹をビンに入れてフタをせずに置いておくだけで、消臭効果が期待できますよ!
「玄関や下駄箱のニオイが気になる!」という方は、ぜひ試してみてくださいね。
まとめ
なかなか取れない靴のニオイには、重曹を使うのがおすすめです。
重曹を入れた水で靴をつけ置き洗いすれば、靴のニオイを取ることができますし、靴に付着した汚れまで除去することができるのです!
また、もっと「簡単な方法がいい」という方は、重曹スプレーや消臭袋、さらに粉のままかけるという方法もあります。
とっても便利な重曹で、靴のニオイにサヨナラしましょう!