ドライヤーについているマイナスイオン機能のOFFボタンを押すタイミングが今でもわからない、もちやぷらすライターの茶美代(チャミヨ)です。
今までドライヤーを使っていて、焦げ臭いと感じたことはありませんか?
それは、ドライヤーについたほこりのせいかもしれません。
ドライヤーは、定期的に掃除をしないとさまざまなトラブルの原因になります。
この記事ではドライヤーのほこりを取り除く方法や正しい保管方法を解説します。
安全に長くドライヤーを使うためにも、ぜひ参考にしてください。
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ドライヤーのほこりはトラブルの原因になる
ドライヤーは、本体の吸い込み口から空気を取り込んで、温められた内部のヒーターを通じて吹き出し口から温風が出る仕組みになっています。
吸い込まれる空気には、ほこりが含まれているため、どうしても使っていくうちにほこりがつきやすくなるんです。
たまったほこりを放置してドライヤーを使い続けると、さまざまなトラブルの原因になるので注意しなくてはいけません。
風量の低下や焦げ臭いニオイの発生
ドライヤーにほこりがたまると、使うたびに焦げ臭いニオイやほこりっぽい風が出るようになります。
さらに吸い込み口で目詰まりを起こすと、空気が取り込めなくなることから風量も落ちるようになり、温風にしても冷風しか出ないことがあります。
風量が落ちれば髪を乾かすのに時間がかかるだけでなく、電気代も無駄になってしまうんです。
吹き出し口から火花が出る
吸い込み口から空気を取り込めなくなると、ヒーターの過熱で本体内の温度が上昇します。
ドライヤーによっては、保護装置が作動して通電を遮断するものもあり、吹き出し口から火花が出ることがあるんです。
火花が出ること自体は、保護装置によるものなので問題ありません。
しかし、保護装置が作動した場合は、本体内部で過熱などの不具合が起きている可能性があるので原因を知っておくことが必要です。
たまったほこりは発火の危険も
ドライヤーに大量のほこりがたまると、ヒーターの熱によって発火する危険があることも知っておきましょう。
吹き出し口から炎が出れば、髪が焼け焦げてしまったり顔にやけどを負ってしまったりするおそれがあります。
場合によっては、火災につながるリスクもあるので、ドライヤーにはほこりをためないようにお手入れすることが大切です。
ドライヤーについたほこりの取り方
ほこりによるドライヤーのトラブルを避けるには、定期的に掃除することが大切です。
ドライヤーの使用頻度にもよりますが、月に1回を目安に掃除するようにしましょう。
準備するもの
- 掃除機
- 歯ブラシ
- 綿棒
ドライヤー掃除に使う掃除機は、ハンディタイプがあると便利です。
ブラシタイプのノズルを使うと、ほこりが取れやすくなりますよ。
掃除を始める前の注意点
ドライヤーを掃除する前には、以下の点に注意しておきましょう。
- ○ドライヤーの掃除は冷ましてからおこなう
-
使用直後はヒーターや金属網部品が熱くなっていることがあるため、掃除をするときは必ず冷ました状態でおこなってくださいね。
- ○アルコールや強力洗剤などは使わない
-
本体やフィルターを掃除するときは、アルコールや強力洗剤などの使用は避けるようにしてください。
アルコールや洗浄効果の高い強力洗剤を使えば汚れを落とせるかもしれませんが、プラスチック部分の割れや変色、故障の原因になることがあります。 - ○自分で分解は絶対にしないこと
-
ドライヤーの構造がわかっているからといって、自分で分解するようなことは避けましょう。
むやみに分解すると、元に戻せなくなったり異常動作によってケガをしたりするおそれがあります。
お手入れしても取れないほこりが多い場合は、無理に自分で何とかしようとせず、購入した販売店やメーカーに修理を依頼してくださいね。
吸い込み口の掃除方法
吸い込み口のほこりは、以下の手順で取り除いていきましょう。
吸い込み口の掃除手順
- 電源を切ってコンセントからプラグを抜いておく
- 吸い込み口にフィルターがあるものは取り外す
- 表面についたホコリを綿棒や歯ブラシで取り除く
- 内部にほこりがついている場合は掃除機で吸い取る
ドライヤーによっては、吸い込み口のフィルターが取り外せないものもあります。
フィルターが取り外せる場合は、水洗いしてしっかり乾かしてから取り付けてください。
吸い込み口の表面に綿棒や歯ブラシを使うときは水で軽く湿らせ、頑固な汚れがある場合は中性洗剤を少し加えると、ほこりが取れやすくなりますよ。
また、フィルターが取り外せないタイプの場合は、強くこすりすぎると破れるおそれがあるので注意しましょう。
吹き出し口の掃除方法
吸い込み口のあとは、吹き出し口の掃除です。
吹き出し口は、先端にノズルがついているとほこりの存在に気づきにくいものです。
掃除するときは、本体についた先端のノズルを外すと作業しやすくなります。
吹き出し口の掃除手順
- 吹き出し口の先端ノズルを外す
- 電源プラグをコンセントに差し込む
- 電源を入れて送風(COLD)にする
- 風を出した状態で綿棒を使いながらほこりを取り除く
冷風を出したまま掃除することで、本体内にほこりがたまりにくくなります。
風を出しながらお手入れするときは、ほこりが目に入るおそれがあるため、吹き出し口をのぞきこまないように注意しましょう。
また、取り外したノズルの内側についたほこりも、濡らしたティッシュなどを使って取り除いてくださいね。
本体の掃除も忘れずに
ドライヤーを使うときは、整髪料や化粧水を同時に使うことも多いのではないでしょうか。
手を洗わないままドライヤーを使うと、本体や持ち手部分も汚れやすくなります。
フィルターを掃除するときは、本体や持ち手部分もキレイにしておきましょう。
ドライヤーを使うときは、できるだけ清潔な手で使うようにすれば掃除の頻度も少なくてすみますよ。
ドライヤーは、同じメーカーでも機種によって形状が異なり、お手入れ方法も違うことがあります。
各メーカーのホームページでは、取扱説明書やお手入れ方法を紹介していることもあるので参考にするのもいいでしょう。
参考:SHARPホームページ
長く使うための保管方法も知っておこう
ドライヤーを長く使うには、保管の仕方も重要なポイントです。
保管の仕方によっては故障の原因になるので、正しい保管方法を知っておきましょう。
電源コードを本体に巻き付けないこと
電源コードがわずらわしいからといって、本体にぐるぐると巻き付けて収納すると、断線してしまうおそれがあります。
特に、電源コードの付け根部分には負担をかけないように収納してください。
できるだけ湿度の低い場所で保管する
ドライヤーは基本的に脱衣所などで使うことが多いので湿度が高くなりがちです。
しかし、湿度が高い場所でドライヤーを使うと、吸い込み口にほこりがつきやすくなってしまいます。
このため、ドライヤーを収納する場所は、ほこりが少なくできるだけ湿度が低いところを選ぶようにしましょう。
また、湿気がたまらないように、ドライヤーを使う場所の換気をして風通しよくしておくこともおすすめです。
ドライヤーホルダーを使うのもおすすめ
もしドライヤーを収納するスペースがない場合は、ドライヤーホルダーを使うのがおすすめです。
洗面台の収納扉に掛けるタイプやヘアアイロンと一緒に収納できるタイプなどがあるので、スペースや使いやすさを考えて選んでみるといいでしょう。
ドライヤーはほこりをこまめに取っておくことで、長く使うことができます。
トラブルを防止するだけでなく、電気代を無駄にしないためにも常に清潔な状態を保っておきましょう。
気持ちよくドライヤーを使うためにも、定期的にお手入れするのを忘れないでくださいね。