気になるエアコンのカビ汚れ。
いつもカビの臭いで「掃除しなきゃ!」と気づかされていました。我が家では、空調設備の業務に携わっている主人がエアコン掃除の担当です。そこで今回は、主人にレクチャーしてもらい、がさつな私がエアコン掃除に挑戦してみました。
エアコンはフィルター掃除しか経験のない筆者。
今回は、内部にあるフィンの掃除方法についても解説していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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エアコンがカビ臭いけど大丈夫?
お部屋の温度だけではなく、湿度の調整も可能なエアコン。シーズン問わず室内で活躍する必須家電ですが、「なんだかカビ臭い…!?」なんて感じたことありませんか?
我が家も部屋で何気なく過ごしていたとき、「どこからか変な臭いがするなぁ…」と感じたのです。臭いの根源を探ってみると、エアコンの吹き出し口に黒い点々が!
ネットで調べてみると、どうやら臭いの正体はカビでした(泣)。
これからの冷房シーズン、このまま使ってもいいの?
ということで、仕事柄、建物の空調にくわしい知識をもつ主人に聞いてみました。
エアコンにカビが生えたまま使ってもいい?
旦那さん「エアコンにカビが生えたまま放置するのは、基本的には良くないです。
内部にカビが繁殖したまま使い続けると、エアコンの風に乗って室内に汚い空気が広がります。
それが咳や頭痛、肺炎の原因になるケースがあるようです。人によっては喘息や肺炎、アレルギー性鼻炎、手足が痒くなるなどといった、アトピー性皮膚炎を引き起こしてしまいます。
このように、カビの生えたエアコンにデメリットはあっても、メリットはありません。」
参考:
吹き出し口にカビがある場合は、内部も要注意!
旦那さん「エアコンの吹き出し口にカビを見つけた場合、高確率で内部にカビが繁殖している可能性があります。
そもそもエアコンは、冷房や除湿モードを起動させると内部にある“熱交換器”に結露水が付着します。この結露水が漏れないようにするため”ドレンパン” という受け皿が用意されているんですね。結露水は、発生したあとにドレンパンに流れ、その後排水ホースから屋外に排水されます。
しかし、ご存知のように水回りはカビが繁殖しやすいところ。当然、ドレンパンにもカビが繁殖してしまいます。すると吹き出し口はもちろん、送風ファンにも広がりエアコン全体にカビが広がるというわけです。
エアコンの吹き出し口にカビを見つけたら、内部にもカビが生えている可能性があるので、すぐにお掃除をしましょう」
エアコン掃除はプロに頼む方がいい?
主人の話しを要約すると「エアコンのカビ掃除はしたほうがいい」ということですね…。
でも、エアコン内部のお掃除となると一気にハードルが上がりますよね。何より素人がエアコンを開けて内部を掃除していいものなの…!?エアコンは安いものではないですし、壊してしまわないかなど、さまざまな不安が頭をよぎります。
そこで、またまた専門知識のある主人に話を聞いてみました。
2~3年に1回はプロ任せが安心
旦那さん「エアコンの内部のカビは、ご自身で清掃もできますが数年に1回は、専門のエアコン業者さんに依頼するほうがいいですね。
定期的にご自身でエアコン掃除をしていても、やはりすべての内部清掃ができているわけではありません。エアコン専門業者に依頼することで、専門の道具を使い、届きにくい送風ファンなどを隅々まで掃除してくれます。
家族の健康を守るためにも2~3年に1度は、エアコンの掃除を専門業者に依頼するといいですね」
自分でエアコンを掃除する方法(準備編)
主人からは専門業者のエアコンクリーニングをすすめられたけれど、
カビが繁殖する度に、専門業者にエアコンの内部の掃除をするとなるとコストもかかってしまいますよね。
私もそうですが、余計な出費はおさえたいという方は多いはず。
そんな方のために、専門知識のある主人にお願いして、市販のエアコン洗浄スプレーを使った掃除方法をレクチャーしてもらうことにしました。
じつは我が家では、エアコン洗浄スプレーを使って主人が定期掃除をしているんです。
今回は、そのテクニックをシェアします♪ よかったら参考にしてくださいね。
エアコンのカビが発生している場所を確認
まずはエアコンのカビが発生している場所を特定します。
エアコンのフィルターを取り外すと、フィンと呼ばれる熱交換器が見えてきます。
エアコンは、このフィンの内部にカビが繁殖するのです。またフィンの奥にある筒状のファンや、結露水を受け取るドレンパンもカビが繁殖しやすい部品です。
つまりエアコンのカビが目視できた時点で内部まで繁殖している可能性が高いので、掃除をしなくてはいけません。
市販のエアコン掃除道具でキレイにできる範囲
市販の道具で掃除できる範囲は、下記になります。
初心者(基本)
- 本体(カバーなどの外装)
- フィルター
- 吹き出し口
上級者(できればプロに任せたい部分)
- フィン
- ファン
- ルーバー
ただし、本体とフィルター、吹き出し口以外の掃除は故障や事故につながるケースがあります。トラブルが発生した場合は、自己責任となりますのでご注意ください。
さっそくエアコンの掃除をしていきましょう。
エアコン掃除に必要なもの
エアコンの掃除に必要なものは、
- エアコン洗浄スプレー(フィン用)
- お掃除手袋
- アルカリ電解シート
- 新聞紙、またはゴミ袋
- 脚立
高い位置での清掃になるので、汚れても良い洋服で作業するといいですよ。
電源を抜いてから作業開始
まず、床が汚れないように、エアコンの真下に45リットルの大きなゴミ袋を広げるか、新聞紙を一面に広げておきます。エアコンを稼働している場合は運転を停止します。その後、エアコンの電源コードを抜きましょう。
自分でエアコンを掃除する方法(本体&フィルター編)
準備がととのったら、いよいよエアコン掃除スタ-トです。
本体(カバーなど)、フィルターの順でキレイにしていきます。
本体のホコリをアルカリ電解シートで取る
エアコンの上部にホコリが溜まっているので、濡れ雑巾やアルカリ電解シートで汚れを拭きとります。アルカリ電解シートには、皮脂や油分を分解する作用があるので、水拭きよりもさっぱりしますよ。
フィルターを取り出す
エアコンのカバーを持ち上げ、フィルターを取り出しましょう。フィルターを傷つけないようにゆっくり抜くのがポイントです。
フィルターを掃除
エアコンのフィルターを掃除します。浴室に持っていき、シャワーを裏面からあてて、ホコリを流しましょう。もし、フィルターの汚れがひどい場合は、先に掃除機でホコリを吸い取っておくと掃除がしやすくなりますよ。
洗ったフィルターは、よく水を切ってキッチンペーパーで水分を拭きとってください。ティッシュよりも毛羽立ちにくく、そのままゴミとして捨てられます。水気を切ったら、直射日光の当たらない場所で天日干しします。
自分でエアコンを掃除する方法(フィン編)
続いては、エアコン洗浄スプレーを使ってエアコンのフィンを掃除していきましょう。
ここからは、自己責任の掃除になります!
というのもエアコン洗浄スプレーは便利な反面、以下のようなリスクがあり、使用を禁止しているエアコンメーカーも少なくありません。
- カビや臭いの悪化
- 室内機の故障
- 発火
- 水漏れ
これらはエアコン洗浄スプレーに含まれる成分が原因だったり、内部に洗剤が残ったりして起こるものです。
事故を起こさないためにも、エアコン内部の掃除はプロの業者に任せるのがおすすめです。
どうしても洗浄スプレーを使って掃除したい方のみ、これから紹介する手順で掃除してみてください。
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内部のフィンにエアコン洗浄スプレーを吹きかける
エアコン洗浄スプレーを使うにあたり、気を付けたいのが、右側にある電装部分。ここにエアコン洗浄スプレーをかけてしまうと、最後に電源を入れたときにショートする恐れがあります。あらかじめ養生シートや袋で覆っておくなどの対策をしておきましょう。
電装部分の養生ができたら、フィンを掃除していきましょう。
エアコン洗浄スプレーを5cm離したところからフィンに吹きかけます。吹きかけるときは、フィンに沿うのがポイントです。
エアコン洗浄スプレーを吹きかけたら10分間放置します。
汚水は、ドレンホースから排水されますが、液が垂れてくる可能性があるので注意してください。
エアコン洗浄スプレーを吹きかけたら、10分以上置くのは控えてください。
エアコンに使用している素材が劣化してしまいます。また、電装部分に少しでも液剤がかかると、電源を入れた時にショートして火災が起こる可能性があるんです。
電装部分は必ずタオルやビニール袋で養生し、洗浄剤などがかからないようにしましょう。
自分でエアコンを掃除する方法(ファン編)
フィン掃除が終わったら、ファンの掃除をしましょう。
ファンの間のカビ掃除
続いてファンの間のカビ掃除をします。エアコンのファンとは吹き出し口の奥にある、黒い板が並んだ部品のことです。ファンが回転することでエアコンから空気が外に送り出されます。
ファンは、エアコンを分解して掃除する部品です。さすがに分解はできないため、今回は吹き出し口から見える部分だけを拭き掃除していきます。
100均で購入したお掃除手袋で内部を拭きとります。もし、汚れが落ちにくかったらエアコン洗浄スプレーを薄く付けてカビを拭きとりましょう。
エアコン洗浄スプレーの液が垂れてくることがあるので、作業前に養生をしておくと安心です。
自分でエアコンを掃除する方法(吹き出し口・ルーバー編)
エアコンの風が出る部分、ルーバーと吹き出し口の掃除をします。
吹き出し口は、ルーバーの奥にある羽根と羽根の間からエアコンの風が出る部分です。
アルカリ電解シートで吹き出し口のカビを拭きとります。アルカリ電解シートはカビの発生を防ぐ効果もあるので、水拭きよりおすすめです。
自分でエアコンを掃除する方法(ルーバー編)
ルーバーはエアコンの吹き出し口についている板のようなパーツです。
ルーバーもホコリやカビが繁殖している場合があるのでアルカリ電解シートで拭きとりましょう。
ただし、ここで注意しておきたいのが、吹き出し口やルーバーの「経年劣化」です。
吹き出し口やルーバーに使われている樹脂やプラスチックは、時間が経つとともに素材自体が変化して、もろくなったりくっついて外れなくなったりすることがあります。
そのため年式の古いエアコンを長くお使いの場合、無理に触ると割れや欠けなどの破損につながる可能性も……。
吹き出し口やルーバーが破損すると、パーツの取り替えもしくはエアコンごと交換になるかもしれません。
また、直射日光が当たる場所に設置されているエアコンは、紫外線の影響によって劣化が早まります。
劣化が心配なエアコンは、無理に自分で掃除しないようにしましょう。
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自分でエアコンを掃除する方法(仕上げ編)
本体、フィルター、フィン、ファンなどの掃除が終わったら、いよいよ仕上げです。
天日干ししていたフィルターが乾いたのを確認したら、エアコンに取り付けます。
最後に、エアコン全体をアルカリ電解シートで拭き上げます。
エアコン内部の掃除が完了したら送風運転をし、ファンに残った水分を飛ばします。このときに水滴が飛んでくるのでタオルや新聞紙などを持ち、吹き出し口の前で受け止めましょう。約15分間稼働させておくと、エアコンの内部が乾燥します。
自力でのエアコンのカビ取りには限界がある!
エアコン洗浄スプレーを使っておこなうセルフ掃除は、フィルターや吹き出し口などのカビが落ちたと見てわかります。しかし、内部にあるフィンやファンは目視では確認ができません。
そのため、本当にカビ汚れが落ちたのか不安になります。
またフィンやファン以外にも、「ファンの裏側」や「ドレンパン*」を洗浄するには、本体から取り外す必要があります。
*ドレンパン:室内機内で発生した結露水を受け止める部品
ファンの裏側やドレンパンはカビやホコリが溜まりやすい部分ですが、知識と技術がない場合、「分解・掃除・組み立て」を自力でおこなうのは高リスクといえるでしょう。
さらに素人では、エアコン洗浄スプレーがフィンやファンに残ってしまうケースもあるので、場合によっては機器の劣化やカビの原因になるかもしれません。
最悪の場合、火災の危険性もあるので自分の知識だけでエアコン掃除を行うには限界があると感じました。
自分でエアコン掃除に挑戦してみた結果…!
独身時代、エアコンの掃除はフィルターのみしかおこなっていなかったのですが、意外と簡単でした。
ただ、やっぱり今回のように専門知識を持った主人に聞かなきゃ、どこをどういう風に掃除をしていいかわからなかったですね。
もしこの記事を参考にして掃除をしてみよう!と思われたなら、まずはアルカリ電解シートで拭ける範囲だけ掃除することをおすすめします。
自力でのカビ取りに失敗したくない場合はプロに依頼しよう!
ここまで紹介してきたとおり自力でのカビ取りには限界があるうえに、故障や火災につながる可能性もあります。
また、エアコン内部を掃除するためにパーツを取り外した場合、元に戻せなくなるかもしれません……。
クリーニング代を節約したことでエアコンを故障させてしまったら、結果的に高い費用がかかってしまいますよね。
プロのエアコンクリーニングを利用すると費用はかかりますが、経験豊富なスタッフが分解洗浄するので失敗のリスクを減らせます。
また、自分では用意できない専用の道具などを使ってクリーニングしてくれるので、隅々までカビを取り除くことができるんです。
エアコンクリーニングの料金相場はいくら?
エアコンクリーニングを利用する際、いくらかかるのか気になる方も多いですよね。
料金設定はエアコンの種類や業者によって異なりますが、一般的な家庭用壁掛けエアコンで9,000円〜10,000円程度が相場となっています。
お掃除機能付きエアコンの場合、一般的なエアコンよりも構造が複雑になっていることから、18,000〜23,000円程度と少し高めに設定されることが多いです。(2023年2月:もちやぷらす調べ)
また、オプションメニュー追加の有無や技術力、使用する洗剤などによっても料金が変わります。
ただ「安いから」という理由だけで業者を選んでしまうと、技術力が低かったり、強力な洗剤によってエアコンを傷めたりと、トラブルになる可能性も。
エアコンクリーニングで後悔しないためにも、必ず複数の業者を比較してから選びましょう!
エアコンクリーニングを依頼するなら「もちや」がおすすめ!
優良なエアコンクリーニング業者を探すなら、比較・予約が簡単な「もちや」がおすすめです。
「もちや」に登録されているのは経験豊富なプロの業者ばかりで、「どこに依頼すれば良いかわからない!」という方にもぴったり。
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また、利用前には気になる業者にメッセージできる*ので、不安を解消した状態で当日を迎えられるのもポイント。
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そんな「もちや」ですが、実際の口コミが気になりますよね!そこで、利用された方の口コミを一部ご紹介します。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
★★★★★ 5.0
エアコンクリーニング / 壁掛けタイプ
作業がとても迅速で、説明も丁寧にしていただき安心してお任せすることができました。
カビを吸い込むと肺に良くないことや、なぜカビができてしまうのかなども教えていただいたので家族の健康などを考えると定期的に掃除しなければいけないのだなあと勉強になりました。
エアコン内部のビフォーアフターまで見せてもらい、どのくらいキレイになったかを実感することができ、次回もお願いしたいなあと思いました。
掃除の際にお風呂を使われていたのですが、掃除が行き届いていなかったためにご迷惑をおかけしてしまったため、ある程度掃除をしてからお願いされるといいかと思いました。
★★★★★ 5.0
エアコンクリーニング / 壁掛けタイプ
作業前の養生もご丁寧にしていただき安心してお任せすることができました。
作業後の黒い水を見て、クリーニングをお願いして良かったと思いました。
エアコンから出る空気がすごく爽やかです。また一年安心して過ごせます。この度は本当にありがとうございました。
★★★★★ 5.0
エアコンクリーニング / 壁掛けタイプ
初めてエアコンのクリーニングを頼んだので何もわからなかったんですが、すごく親切にして頂きました!
before、afterを写真で見せて頂きましたが、とっても綺麗になっていて感動しました。またお願いしたいです。
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