こんにちは。
引越し経験7回の主婦ライター、わたナギ子です。
最近では設備としてエアコン備え付けの物件が主流となっていますね。
そのエアコンからイヤ~なにおいが吹き出してきたら、どう対処すればよいのでしょうか。
ここでは
- 賃貸のエアコン掃除はだれの責任なのか
- 賃貸に備え付けのエアコンを掃除する方法
について解説していきます。
賃貸であっても快適な空間づくりは大切なもの。適切にエアコンのメンテナンスをしていきましょう。
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賃貸のエアコン掃除は入居者がおこなうもの
賃貸物件に備え付けてあるエアコンの掃除は、入居者が必要に応じておこなうのが一般的です。
エアコンのフィルターやエアコンカバー周辺など、簡単にできる掃除は自分でおこなっておきましょう。
賃貸物件の場合、入居者の許可なく大家さんや不動産会社の人が部屋に入ることはできません。
通常おこなう部屋の掃除と同様、エアコンの掃除も入居者自身でおこなう必要があるのです。
エアコンは、夏の冷房運転時にカビが発生しやすくなります。
それはカビが発生する条件である次の3つがそろってしまうからなんです。
- 気温:20~30℃
- 湿度:70~80℃
- エサとなるホコリ
エアコンのカビを防止するには、掃除が最も効果的な方法です。
汚れを放置すればカビが発生し、知らない間に繁殖してしまうので、定期的に掃除が必要となります。
またエアコン内部までしっかり洗浄するにはプロの業者に依頼するのがおすすめです。自力で分解洗浄すると、もとに戻せなくなることがあり、故障するリスクも高いからです。
その場合の費用負担は居住者となります。
賃貸のエアコンを掃除せず放置すると退去時に費用請求される?
賃貸契約書にエアコンクリーニング費用の負担について特段記載のないときには、退去時のエアコンクリーニング費用はオーナー負担です。
契約書内容にもよりますが、費用請求をされるのは非常にまれなケースとなります。
また退去時の費用負担についてのトラブルは年々増加していますので、国土交通省でガイドラインを作成しています。
エアコンの原状回復については以下のように記載されていますので参考にしてください。
喫煙等によるにおい等が付着していない限り、通常の生活において必ずおこなうとまでは言い切れず、賃借人の管理の範囲を越えているので、賃貸人負担とすることが妥当と考えられる
居住者が通常考えられる範囲で生活をしている場合、掃除をしていないことのみで費用を請求されることはないでしょう。
また「エアコン付き物件」であれば、エアコンが故障した場合にはオーナー負担で修理・交換をします。異常があればはやめに管理者へ連絡して対処してもらうのが得策ですね。
大家さんがエアコン掃除費用を負担するケース
賃貸マンションやアパートに設置してあるエアコンの掃除は、基本的に入居者がおこなうものです。
エアコン掃除をプロの業者に依頼するときにも、費用は借主負担となります。
ですがエアコンクリーニングを大家さんのほうで負担してもらえるケースもあります。
自費でエアコンクリーニングをおこなおうと考えているときには、次のケースに当たらないか確認してみましょう。
入居直後
入居直後にエアコンの異常に気が付いたのなら、大家さんや管理会社で対応してもらえる可能性が高いです。
そのため次のような症状があればすぐに相談しましょう。
- エアコンから悪臭がふき出る
- エアコンから異音がする
- エアコンが正常に作動しない(冷えない・暖まらない)
エアコンにかかわらず、入居してまもないのに部屋の設備に不備があるのなら、すぐに大家さんまたは管理会社へ報告してください。
エアコンから悪臭・異音がする場合には、掃除不足が考えられます。異音については室外機も忘れずチェックしてみましょう。
またエアコンが正常に作動しないときには、ガス漏れ※など故障のおそれがあります。
正常に作動しないエアコンは、修理または交換してもらいましょう。
「エアコン設置あり」の物件の場合、エアコンの修理や交換は貸主の負担でおこなわれます。
エアコンが「残置物」扱いなら、修理または交換をしてもらえません。
「残置物」とは前の住人などが置いていったものであり、物件の設備ではなく、大家さんには修繕や交換義務がないからです。
エアコンがその物件の「設備」なのか「残置物」なのかは大きな問題です。
備え付けだと思い込んでいたら残置物だったというケースもあるので契約内容をよく確認してくださいね。
※ガス漏れとは、配管に穴が開いてエアコン内を循環している冷媒ガスが漏れてしまうこと。
退去時
賃貸マンションやアパートの場合、退去時のエアコンクリーニングは一般的にお大家さんの負担となっています。
原状回復にかかる費用を「敷金」として前もって支払っている場合には大家さんのほうで掃除してもらえるでしょう。
退去時には「原状回復」しておかなければいけませんが、入居時とまったく同じ状態にまで戻すのは不可能ですし、その必要もありません。
通常通り使用して必要に応じた掃除をおこなっていても劣化していく部分については、借主に原状回復の義務はありません。
必要に応じた掃除とは、フィルターのホコリ除去など、自分でできる範囲のエアコン掃除をおこなうということです。
賃貸でエアコンクリーニングを依頼するには?
まずは管理会社へ連絡しよう
エアコンが、自分の持ち物であるかどうかにかかわらず、まずは管理会社または大家さんへ相談してみましょう。
エアコンクリーニング費用を自費で負担するから連絡はいらないんじゃ?と思うかもしれませんが、部屋の設備に関することは連絡しておくのが無難です。
掃除するときに床や壁を汚してしまうおそれもありますし、部屋のクリーニングに関する決まりがあるかもしれないからです。
いちいち連絡するのは面倒ですが、管理会社や大家さんに承諾を得ておくと、さまざまなトラブルを回避できます。
管理会社や大家さんに確認の連絡をするときは、以下のポイントを伝えると話が進みやすくなりますよ。
- エアコンクリーニングをしたい理由
- 不具合がある場合は詳細を伝える
- エアコンの使用頻度
- 自分で掃除したことがあるかないか
エアコンクリーニング業者を選ぼう!ポイントを解説
エアコンクリーニングを自費でおこないたい、といえば快諾してもらえることが多いでしょう。
またそのときにエアコンクリーニング業者を紹介されることがあるかもしれませんね。
ただ自費でおこなうならなるべく安く済ませたいもの。
なかには料金設定が不透明だったり作業の質が悪かったりと、残念ながら優良とはいえない業者が存在するのも事実です。
そこで、エアコンクリーニング業者を選ぶときは以下のポイントをチェックしておきましょう。
- 料金設定が明確で適正かどうか
- 作業内容の内訳が明確かどうか
- 損害賠償保険に加入しているかどうか
- 口コミや利用者の声はどうか
エアコンクリーニングは、内容や費用が業者によって多少ちがいますので、比較してみることが必要でしょう。
自宅付近のエリアに対応できて、条件やコスパのよい業者は口コミやレビューも参考にしながら選ぶとよいですね
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自分でできるエアコン掃除の方法と頻度について
賃貸であるかどうかにかかわらず、エアコンの掃除は必要です。
エアコンは構造上ホコリがたまりやすく、高温多湿の室内ではカビが生えやすくなっています。
そのため定期的に掃除することが必要です。
エアコン掃除は、じつはとっても簡単!自分でできるお手入れ方法を紹介しますので、実践してみてくださいね。
エアコンは、フィルターさえ掃除しておけばある程度キレイな状態を保てるんですよ。
逆にフィルターを掃除しないで放置すると、内部に汚れがたまるだけでなく、エアコンが効きにくくなって電気代がかさむこともあります。
そのため少なくとも月にいちどはフィルター掃除をするのがオススメです。
エアコンをヘビロテする時期には、2週間にいちどを目安に掃除しておくとよいでしょう。
準備するものや掃除手順は以下のとおりです。
- 掃除機
- 古歯ブラシ
- 中性洗剤(食器用など)
- マスク
- ゴム手袋
- ビニールのゴミ袋または新聞紙
エアコン内にはホコリがたくさん蓄積していますので、マスクやゴーグルを装着して作業するとよいですね。また下にホコリが落ちることがありますのでビニールのゴミ袋などを敷いておくと安心です。
- STEP1
-
カバーを開けてフィルターを取り外す
- STEP2
-
フィルターのホコリを掃除機で吸い取る
- STEP3
-
フィルターを洗う
- STEP4
-
フィルターを乾かす
- STEP5
-
フィルターを戻してカバーを閉める
【1】カバーを開けてフィルターを取り外す
カバーの外し方やフィルターの外し方は、各メーカーの取扱説明書をよく確認してください。
一般的な壁づけエアコンのカバーは、前面についており、両サイドをもって引き上げればパカッと開けられるでしょう。
またカバーを開くと、中に網の目になったフィルターがあります。
フィルターの下の方にあるツマミを手前に引っ張れば外れます。
フィルターにホコリが多くついているときには、ホコリのカタマリが落ちてくるかもしれませんのでゆっくり外しましょう。または、あらかじめホコリを掃除機で吸ってからフィルターを外してもよいですね。
フィルターの外し方をくわしく知りたい方はコチラ→エアコンフィルターの外し方は簡単! | もちやぷらす (mochiya.me)
【2】フィルターのホコリを掃除機で吸い取る
外したフィルターは、ホコリや雑菌で汚れていますので、ビニール袋や新聞紙の上に置きましょう。
掃除機のヘッドをなるべく細いアダプターに付け替えると、細部のホコリが取りやすくなりますね。
フィルターのホコリを吸い取ったついでに、エアコン本体のホコリも吸い取っておきましょう。
フィルターを取り外した奥には、金属の板がたくさん並んでいます。
その板の集合体は熱交換器であり、ホコリがついていますので掃除機で吸い取るとよいですね。
熱交換器の金属は、さわると簡単に変形しますので、掃除機のヘッドを押し付けないように気をつけましょう。
【3】フィルターを洗う
フィルターのホコリを掃除機で吸い取った後は、残った汚れを洗います。
洗剤は、食器洗いに使う中性洗剤がオススメです。
中性洗剤なら、フィルターの素材を傷めることなく、雑菌や油汚れをスルッと落とせます。
洗面所やキッチンシンクで、洗剤と古歯ブラシを使って洗いましょう。
汚れを残さないよう、隅の方までしっかり洗ってくださいね。
最後にシャワーで洗い流すと細かい汚れが落としやすいですよ。
【4】フィルターを乾かす
洗い終わったフィルターは、よく乾燥させることが重要です。
少しでも水気が残っていると、ホコリが目詰まりしやすくなったりカビが発生しやすくなったりするからです。
洗った後にはキレイな布で水気をふき取り、風通しのよいところへ置いておきましょう。
できれば半日くらいはそのまま干しておくとよいですね。
急いで乾かしたいからといって、ドライヤーを当てたりストーブに近づけたりすると、フィルターが変形するかもしれませんので、やめておきましょう。
また直射日光で乾かすことも、変形のおそれがありますので避けたほうがよいですね。
フィルターを乾かしている間に、エアコン本体の汚れを掃除しておきましょう。
エアコンの吹き出し口やカバー、エアコンの上部などにもホコリがたまりやすいのでふき取っておいてくださいね。
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【5】フィルターを戻してカバーを閉める
フィルターがしっかり乾いたら、エアコン本体へ戻します。
エアコンのフィルターは、上部を斜め上に押し込むようにして設置します。
その後両手でカバーを閉めて完了です。
掃除が終わったら、いちど送風運転をさせてみましょう。送風運転は、エアコン内部を乾燥させるのに役立ちます。
エアコンを清潔に保つには
- ホコリを除去すること
- 内部を乾燥させること
この2つを心がけましょう。
エアコン内部の掃除は自力でおこなうのはむずかしい
エアコン掃除で、自力でおこなえるのはフィルターくらいだと思っておいたほうがよいでしょう。
というのも、内部の掃除を自力でおこなうと、次の2つのリスクがあるからです。
- 汚れが残ってしまう
- 故障させてしまう
エアコン内部の掃除までしっかりおこなえば、カビ発生リスクは抑えられますが、自力での掃除には限界があります。
見た目には「綺麗になった!」と思っても、実は汚れが残っていることもめずらしくありません。
また、中性洗剤やエアコン洗浄スプレーを使った掃除ですすぎが不十分の場合、故障や発火などのトラブルにつながる可能性も……。
さらに、エアコンフィルターよりも奥に設置されている、「ファン」「熱交換器(フィン)」「ドレンパン」は取り外しづらく、素人が正しく外して清掃するのはとてもむずかしいものです。
無理やり外したり間違った方法で取り付けたりすると、変形や故障につながりかねません。
このような理由から賃貸物件の設備であるエアコンで、内部の自力掃除にはチャレンジしないほうがよいでしょう。
フィルター掃除を確実におこなうことで汚れを予防してください。
エアコンクリーニングをプロに依頼するメリット
自力での掃除がむずかしいエアコン内部は、プロの業者にクリーニングを依頼しましょう。
プロのエアコンクリーニングでは、正しい手順と方法で分解洗浄をおこなうため、「自分でやって失敗した!」というリスクがありません。
プロ専用の掃除道具や安全性の高い洗浄液を使うなど、エアコンへの負担を最小限に抑えてくれるのも魅力。
たしかに、エアコンクリーニングを業者に依頼すると、費用がかかるという一面もあります。
とはいえ、間違った方法で掃除してエアコン本体が故障した場合、クリーニング代よりも費用がかかりますし、新しいエアコンを探す手間も増えることに……。
プロのエアコンクリーニングでも「絶対に故障しない」とは言い切れませんが、知識も技術もない素人が掃除するのと比べると、安全かつ高い効果に期待できるのは間違いありません。
エアコンクリーニング業者をお探しの際は、ぜひ「もちや」をチェックしてみてくださいね!
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