エアコンフィルターに黒カビ!
どうしたらいいの…?
そんな緊急事態への対処方法をご紹介します。
エアコンフィルター掃除はとっても簡単!
たとえカビが生えていても、5分もあればキレイにできますので安心してください。特別な道具はいりませんし、腕力もいりません。
ここでは
誰でも簡単にできる!
エアコンフィルターのカビ取り方法
を解説します。
はじめてエアコンフィルターを掃除する方にもわかりやすく手順を解説していきますので、さっそくやってみてくださいね。
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エアコンフィルターのカビは水洗いで落とす!カビキラー®もOK
エアコンフィルターは、水洗いできる素材でできていますので、外して洗っちゃいましょう。
シャワーでザっと流すのがおススメです。
ひどい汚れやカビは、家にあるお風呂掃除用または食器洗い用洗剤を使えばだいたいキレイになります。
またしつこい黒カビにはカビキラー®などの塩素系漂白剤を使うという手もあります。
エアコンフィルターのカビ取りに掃除機はおススメしません
エアコンフィルターに汚れがたまっている場合、掃除機で吸い取ってしまえばいいんじゃ…?
と思う方は多いでしょう。
ですがカビの発生したエアコンフィルターに掃除機を使うのはおススメしません。
掃除機内にカビ菌が吸い込まれることになりますし、掃除機からカビ菌を含む空気が部屋へ排気されることがあるからです。
またエアコンフィルターを掃除機で掃除する場合、網目に細かい汚れが残ります。ホコリや雑菌を徹底除去するためには、掃除機を使うのではなく水洗いがベストです。
エアコンフィルターのカビをとる手順1:フィルターを外す
エアコンフィルターの外し方はとっても簡単!メーカーや機種がちがっていても、外し方はほぼ同じです。
特別な道具は必要ありませんし、素手で外せます。
ただしエアコンは高所に設置してあることが多いです。エアコンに手が届かない場合は、脚立や安定感のある椅子を活用して安全に作業してください。

エアコンの両サイドにある凹みに指をかけて引っ張れば前面パネルが外れます。

エアコンフィルターの下部にあるツマミを持って手前に引くと外れます。

エアコンフィルターの下部を持ってゆっくり下へ引き抜きます。
エアコンフィルターは、エアコンに向かって左右2枚に分かれています。2枚とも外してください。
エアコンフィルターを外すと、アルミ製の熱交換器(フィン)がむき出しになります。熱交換器(フィン)には触れないよう注意が必要です。

エアコンフィルターのカビをとる手順2:フィルターを洗う

取り外したエアコンフィルターは、浴室や洗面所などお湯のシャワーが出る場所で洗うのがおススメです。目詰まりしている網目のホコリは、シャワーを使えば簡単に洗い流せますよ。
エアコンフィルターの裏面から表面へ、汚れを押し出すイメージで洗い流すとよいでしょう。
また調理や食事をする部屋のエアコンは、油を含む空気を吸い込んでいることが多いです。エアコンフィルターにベトベトした汚れがついているときには中性洗剤を使ってみてください。
ベトベト汚れは油汚れですので、食器洗いやお風呂洗い用の中性洗剤を使えばスルッと落ちます。泡スプレータイプの洗剤があれば、広範囲へ一度に洗剤を噴射できるので便利です。

また洗い流すときにお湯を使うと、汚れが短時間で落とせるのでおススメです。ただし熱湯を使うと、やけどをしたり素材を傷めたりするのでぬるま湯を使いましょう。
エアコンフィルターのカビをカビキラー®で落とす方法
中性洗剤を使えばカビの胞子は洗い流されますが、まれに黒カビ汚れが残ることもあります。黒カビ汚れを落とすためには、カビキラー®などの塩素系漂白剤を使用するのもアリです。
黒カビ汚れの部分へ、カビキラー®をシュッとふきかけてください。
カビキラー®をエアコンフィルターに近づけすぎると、洗剤が跳ね返ってくるおそれがあります。エアコンフィルターから10cmほどはなれたところからスプレーするとよいでしょう。
カビキラー®をふきかけたら、数分放置します。軽い汚れなら2~3分、ひどい汚れなら10分くらい様子を見て、漂白されたら流水で洗ってください。
エアコンフィルターをゴシゴシこするのは厳禁
エアコンフィルターの汚れ落としには、古歯ブラシを活用するという手もあります。ただしエアコンフィルターをゴシゴシこすらないように気を付けましょう。
ゴシゴシこすると、素材を傷めたり網が変形したりすることがあります。エアコンフィルターが変形すると、ホコリがたまりやすくなるので注意が必要です。
ブラシを活用するときには、なるべくそっと汚れだけを落とすようにしてください。
エアコンフィルターのカビをとる手順3:フィルターを乾燥させて戻す
洗い流した後は、キレイなクロスやキッチンペーパーなどで水気をふき取ります。網目に強い力をかけると変形したり伸びたりするので注意してください。
水気をふき取ったら、風通しのよいところでしっかり乾かしましょう。エアコンフィルターを日光に当てたりドライヤーを当てたりすると変形するおそれがあるので、自然乾燥がよいです。
エアコンフィルターが乾いたら、エアコンに戻します。戻し方は、外し方の逆です。
エアコンフィルター下部のツマミを持ち、下から上へスライドさせるようにしてはめこんでください。
エアコンフィルターに黒カビが発生する原因

エアコンフィルターにカビが発生したら、「どうして!?」と驚くかもしれませんね。ですがエアコン内部にカビが発生するのは、自然なことです。
冷房運転中のエアコン内部には、暖かい空気を冷やすため結露が発生しています。冷房運転後、エアコン内部は水気が残ったままで温度が戻るため、浴室のような環境になるわけです。
ですから普通に冷房運転を使うだけで、お風呂の天井にできるような黒カビが発生します。とくに黒カビが繁殖しやすいのは次のようなケースです。
- 室温が20~30℃
- エアコン内部が結露で濡れている
- エアコン内部にホコリがある
またドライ(除湿)運転後にも、エアコン内の湿度が90%ほどになります。冷房運転同様に、多湿を好むカビには絶好の環境となるのです。
ホコリの中にはカビの胞子がたくさん含まれています。カビはホコリやゴミを栄養源とするため、ホコリのたまったエアコン内でカビが繁殖するのはしかたありません。
参考:Rinnai
エアコンフィルターの掃除をせず放置する3大リスク

エアコンのフィルターって何?掃除したことない…という方は要注意!!
エアコンフィルターを掃除せず使い続ければ次のようなリスクがあるので放置してはいけません。
リスク1:健康被害につながる
エアコンフィルターが汚れていると、エアコンの吹き出し口からは汚れた空気が出ます。エアコンから出る汚れた空気にはホコリやカビ菌などが含まれるので、人体に悪影響があるのです。
たとえばカビを吸い込んでしまうと以下のような健康被害につながるおそれがあります。
- アレルギー性結膜炎
- アレルギー性鼻炎
- 気管支喘息
- アトピー性皮膚炎
- 夏型過敏性肺炎
- アレルギー性気管支肺アスペルギルス症
これらの健康被害を防ぐためには、エアコンフィルターを清潔に保つのが効果的です。
参考:日本眼科学会専門医おがさ眼科医院
DAIKIN
荒尾市民病院
日本アトピー協会
OMRONヘルスケア
リスク2:エアコンのトラブル
エアコンフィルターを掃除しないまま運転を続けていると、エアコン内部にホコリが蓄積して水漏れや故障のリスクが高まります。
エアコンフィルターがホコリで目詰まりしていると、空気の吸い込み効率が悪くなります。そうするとエアコンに負担がかかって寿命を縮めることになるのです。
また蓄積したホコリが原因で排水経路がつまり、水漏れするリスクも高まります。水漏れは、カビ発生やエアコンの故障につながるので油断禁物です。

リスク3:電気代がかかる
エアコンフィルターを掃除せず放置していると、網目にホコリがたまっていきます。そうするとエアコンフィルターが目詰まりして空気を通せなくなりますね。
目詰まりを起こしたエアコンフィルターは空気をじゅうぶんに吸い込めず、エアコンの効きが悪くなります。そのためエアコンに負担がかかって電気代も余分に発生するようになるのです。

エアコンフィルターの黒カビは内部にも侵食している
エアコンフィルターが汚れていると、内部にも黒カビが発生している可能性が高いです。
エアコンフィルター自体がエアコン内部にありますし、カビの胞子は網の隙間から奥へと通過することもあります。そのためエアコンフィルターにカビが発生していれば、エアコン内部にもカビが繁殖していると思ったほうがいいです。
エアコン内部の黒カビのリスク
エアコン内部に黒カビが発生していたら、下記のようなリスクがあります。
- 健康被害につながる
- エアコンのトラブル
- 電気代がかかる
エアコンフィルターと同じで、放置していいことはひとつもないです。
エアコン内部の黒カビを発生させないためには
エアコン内部の黒カビの発生を防ぐには、エアコンフィルターの掃除はこまめにするのが大切です。
エアコンを使用するシーズン中には、エアコンフィルターは月2回を目安に掃除するのがよいでしょう。
掃除をおろそかにすると、エアコン内部の黒カビ原因になるだけでなく、エアコンに負担がかかって水漏れや悪臭などのトラブルが起きます。
エアコンフィルターをスッキリ掃除しておくことでエアコンがよく効くようになり、無駄な電気代を省けます。何より清潔な空気を室内に送り出せるので、エアコンフィルター掃除は重要なんです。
エアコンにカビが発生するのを予防するには、こまめな掃除が一番効果的です。
エアコン内部の黒カビはプロのクリーニングに任せる
エアコンフィルターは自力で簡単に掃除できますし、掃除することで得られるメリットも大きいですね。定期的に掃除をする習慣を付けましょう。
いっぽうでエアコン内部の掃除は、自分おこなうのがむずかしいです。
エアコンの熱交換器(フィン)やファンは、自力掃除をしても汚れを落としきれないだけでなく、エアコンの故障やトラブルを招くことがあります。
とくに自力でチャレンジしないほうがよいパーツは熱交換器(フィン)です。さわるとすぐに変形してしまい、変形した場所は熱交換がうまくできなくなります。
また自力掃除でよくある失敗は、洗剤やホコリを流しきれず、内部で排水つまりを起こしてしまうことです。
掃除後に水漏れが起きたり、冷媒ガス漏れの原因となったりするので、自力でのエアコン内部掃除はおススメしません。
エアコン内部の汚れが気になるときには、プロがおこなうエアコンクリーニングを利用しましょう。
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そんな方には便利にお使いいただけます。
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※カビキラー®はエス シ- ジヨンソン アンド サン インコ-ポレ-テツドの登録商標です。