ベトベトしたヌメリや髪の毛など、排水口は汚れが溜まりやすい箇所です。
スポンジでも掃除できますが、隙間や角まではなかなか届かず、スミズミまで掃除するのが難しいことも……。
そんなときに便利なのが、排水口用のブラシです。
ブラシを選ぶときは、サイズや長さを確認しましょう。
なぜなら、ご自宅の排水口とサイズが合わなかったり長さが届かなかったりして、思うように掃除できないことがあるからです。
そこでこの記事では、オススメの排水口用ブラシについてご紹介。
特徴や使い方を知って、実践してみてはいかがでしょうか。
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排水口掃除用のブラシはおもに2種類
排水口は狭いうえに、汚れが溜まりやすいです。
そんな掃除のしづらい排水口向けに、2種類のブラシが販売されています。
まずはそれぞれの特徴をみていきましょう。
ハンディタイプ
ハンディタイプは、おもに排水口の入口周辺の汚れやフタなどのパーツを掃除するために使用します。
柄は、20~30センチメートル前後のものが多いです。
排水口の大きさに合わせてブラシを選びましょう。
大きすぎるブラシだと動かしづらく、思ったように掃除するのが難しいです。
とくに洗面台の排水口は、穴が小さいので小型のブラシを一つ用意しておくといいですね。
また、歯ブラシでも代用できますが、ブラシ部分がやわらかいとしなりやすく、掃除がしづらいです。
さらに歯ブラシは細身なので、手を滑らせて落としてしまうと排水口内に入り込み、かえって詰まりの原因になってしまうことも。
出来れば、専用のブラシを用意しておくとよいですね。
ワイヤータイプ
ワイヤータイプのブラシは排水口の奥など、手の届かない部分の掃除にオススメです。
主にワイヤーの先端部分がブラシになっており、少しずつ排水口の奥へ入れていきながら掃除していきます。
ブラシは髪の毛を絡めとったり、こびりついた油汚れを落としたりしてくれますよ。
ただしワイヤーが固いとパイプの形状に合わせて曲がらないので、思ったように掃除できないことも……。
ワイヤータイプをS字の配管掃除で使いたい場合は、排水管の形に合わせて柔らかくしなるタイプのものを選びましょう。
また、ワイヤータイプは詰まりを解消するためにも用いられますが、慣れないと排水管を傷つけてしまうおそれがあります。
そのため、あくまで詰まりを防ぐための掃除用として使うのが無難といえますね。
ブラシを使った排水口掃除方法
続いては、排水口用ブラシで掃除する方法についてお伝えしていきます。
掃除には、下記のものをご準備ください。
準備するもの
- ブラシ(ハンディタイプ)
- 中性洗剤(お風呂・キッチン用)
- ゴム手袋(手荒れ防止用)
掃除方法
- 排水口のフタなど各種パーツを取り外す
- 排水口の汚れやヌメリを、ハンディタイプのブラシでこする(汚れが落としにくいときは、中性洗剤を使用してこすり落とす)
- 取り外した部品を中性洗剤とブラシでこする
- 汚れを洗い流してパーツを元に戻して完了
中性洗剤は比較的手肌や自然に優しいですが、洗浄力はそこまで高くありません。
しつこいカビ汚れやヌメリを落とすのには、カビ取り洗剤(塩素系)を使用しましょう。
ただし、塩素系洗剤はクエン酸などの酸性洗剤と混ざることで有毒なガスが発生します。
洗剤は使用するたびにきちんと洗い流して、絶対に混ざらないようにご注意ください。
またニオイが強めなので、きちんと換気して使用しましょう。
ワイヤーブラシの使用方法と注意点
ワイヤーブラシは、排水管の奥のほうの汚れを取り除くのに使用します。
種類によってはワイヤーが数メートルものもありますので取り扱いには注意が必要です。
準備するもの
- ワイヤーブラシ
- 新聞紙かビニールシート(キッチン・洗面所などで使用する場合)
- ゴム手袋
- タオル
使用方法
- フタやパーツを外して排水管が見える状態にする
- 新聞紙(ビニールシート)を敷いて養生する(浴室以外)
- ワイヤーブラシを少しずつ排水管に差し込んでいく
- ブラシを少しずつ回転させて汚れを落としていく
- 掃除が終わったら、ワイヤーをゆっくり引き抜く
- ワイヤーの汚れをタオルなどで拭き取る
無理にワイヤーブラシを差しこんだり、強く回しすぎたりすると、排水管を傷つけてしまうおそれがあります。
取扱説明書の用法を守りつつ、心配な方はパイプクリーナーでの洗浄がオススメですよ。
ご自身の力で詰まりの解決が難しいようであれば、水回りの業者に相談してみてくださいね。
オススメの排水口掃除用ブラシ5選【ハンディタイプ】
続いては、排水口掃除に最適なブラシを5つご紹介していきます。
まずはハンディタイプから見ていきましょう。
このハンディブラシの特徴は、何といっても先端がL字のようにカーブしているところです。
排水口の隙間に差し込みやすくなっているので、掃除がより快適になりますよ。
ステンレス製で錆びにくいうえに、3本セットなのがうれしいブラシです。
ほどよい硬さのブラシで、奥のほうの汚れが落としやすくなっています。
ブラシが2種類の繊維で作られていて、汚れをしっかりとキャッチしてくれます。
曲がるブラシは曲線にもフィットして掃除しやすく、排水口のヌメリ取りにもオススメですよ。
角にしっかりとフィットするので、排水口はもちろんパーツを洗うときにも使いやすいです。
持ちやすく、扱いやすい柄の形状も◎。
洗面所の排水口掃除に最適なブラシです。
ブラシ部分が長いので、奥のほうの汚れまでかきだしやすくなっています。
オススメの排水口掃除用ブラシ5選【ワイヤータイプ】
最後は、ワイヤータイプのオススメブラシを5つご紹介。
前述の注意点や取扱説明書をご確認のうえ、使用してくださいね。
先端のブラシが着脱可能です。
ワイヤーを固定するボルトが付いているので、長さの調整がしやすいのがポイント。
※本体の組み立てが必要です。
先端に取り付けられた5つのブラシが、排水管の汚れを落とします。
ブラシはソフトとハードの2種類の固さが交互に並んでいます。
S字パイプなど、カーブしているタイプにも対応していますよ。
3つ連なったブラシで、パイプ内の汚れを絡めとります。
柔軟に曲がるワイヤーとコシのあるワイヤーの二層構造で、しっかり、奥の奥まで掃除できますよ。
5つのブラシで排水管の奥まで届き、汚れをしっかり落としてくれます。
ただし、ワイヤー部分が固めなのでS字パイプにはやや向いていないかもしれません。
まっすぐな排水管をご使用の方向けです。
やわらかめのワイヤーで、場所を選ばないのが特徴のブラシです。
洗面所・キッチン・浴室いずれにも対応しています。
まとめ
この記事では、排水口掃除用のブラシについてご紹介してきました。
ハンディブラシは、排水口やパーツを洗うのに向いていて、ワイヤーブラシは排水管の奥の汚れが落とせます。
ただし、重度のつまりは市販のワイヤーブラシでは解決できないことが多いです。
プロに相談して解決しましょう。