
プラスチック黄ばみを漂白!ワイドハイター®VSオキシファインで実験/ハウスクリーニング

こんにちは。
どんな汚れも落とせる万能な洗剤を探し求めています、もちやぷらす専属の主婦ライター、わたナギ子です。
最近では理想に近いオキシファイン(扶桑化学)という酸素系漂白剤を愛用しています。
そしてこのたび「落とすことは不可能」といわれることも多いプラスチック黄ばみの漂白にチャレンジしてみてみました。
結果、
オキシファインはプラスチックの黄ばみ漂白にも使える!
ということがわかりました。
今回は、オキシファインにどれほど漂白力があるのかを見極めやすいよう、ワイドハイター® クリアヒーロー クレンジングパウダー*(粉末タイプ/花王)(以下ワイドハイター®)と比較しています。
ワイドハイター®は漂白力が強く、プラスチック黄ばみを軽減できるというウワサがあるので実験対象としました。
実験結果のほかに、プラスチックが黄ばむ原因や、酸素系漂白剤の使用以外の黄ばみ落とす方法などもご紹介しています。
プラスチックの黄ばみは、何をやっても落とせない!とお悩みの方の参考になれば幸いです。
取材協力:扶桑化学株式会社
※「ワイドハイター® クリアヒーロー クレンジングパウダー」は 「ワイドハイターPRO強力分解パウダー」に名称変更されましたが、成分や性質に変更はありません。(2022/06/16時点)
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プラスチックが黄ばむ原因はおもに3つ

”プラスチックの黄ばみは厄介!落ちないよ”
といわれることは多いですが、じつは汚れ原因によっては落とせることもあるんです。
まずは汚れの種類を確認してみましょう。
プラスチック黄ばみのおもな原因は次の3つです。
黄ばみ原因1:汚れの付着
プラスチックは、汚れが原因で黄ばんでしまっていることがあります。
たとえばタバコのヤニ汚れや食べ物の油汚れが付着したものを長期放置した場合です。
汚れがついている場合には、ウタマロクリーナーなどの中性洗剤を使えば黄ばみは落とせます。
水や洗剤を使えないモノの場合、メラミンスポンジでこすればキレイになりますよ。
黄ばみ原因2:化学変化
プラスチックは、添加物のブルーム現象(*)や化学変化によって黄ばむことがあります。
またABS樹脂などは、暗所に長期保存されると黄変が進むことがわかっています。
ブルーム現象や化学反応によって黄変している場合は、漂白するのが効果的です。
(*)プラスチックの分子運動により製品表面に酸化防止剤などの添加剤が浮き出て黄ばみになること
参考:株式会社ADEKA「樹脂添加剤の基礎知識 添加剤Q&A」
黄ばみ原因3:経年劣化
プラスチックは長年使っていると、ブタジエンという成分が劣化して黄変していきます。
これはプラスチック自体の経年劣化ですので、落とすのは難しいといわれています。
ただ黄ばんでいる原因は、外から見ただけではわかりにくいので、とりあえず適切な洗剤で洗浄や漂白をしてみるのがよいでしょう。
参考:株式会社セコン製作所「用語集 ABS 【アクリロニトリル・ブタジエンゴム・スチレン】」
ワイドハイター®VSオキシファインで漂白実験してみた
今回漂白実験したのはリモコンのフォルダー↓

まわりと比べてリモコンのフォルダーだけ、なぜか黄ばみが目立ちます。
スイッチやリモコン類が並んでいると、見栄えはイマイチな印象に…。
このフォルダーを違和感ないよう漂白していきたいと思います。
洗剤はオキシファインとワイドハイター®を使用しました。
実際に使ったオキシファインはこちら↓

オキシファインは、オキシクリーン®などと同じ酸素系漂白剤です。
酸素系漂白剤はいろいろある中で、オキシファインは日本製であるという安心感からヘビロテしている洗剤です。
実際に使ったワイドハイター®はこちら↓

ワイドハイター®の粉末タイプは現在こちらのクリアヒーローシリーズ*のみとなっているようです。
「これぞ洗濯用洗剤!」と感じる強い香りがついていて、ニオイですぐにワイドハイター®だと分かるので実験には便利ですね(笑)
同じ年数を経過したフォルダーがもうひとつあるので、2つの洗剤で同時に実験してみました!
紫外線の力で漂白が進むという情報があったので屋外で実験…。
※「ワイドハイター® クリアヒーロー クレンジングパウダー」は 「ワイドハイターPRO強力分解パウダー」に名称変更されましたが、成分や性質に変更はありません。(2022/06/16時点)
漂白実験1日後
プラスチック容器に大さじ一杯の洗剤と、フォルダーが被るくらいの水を入れてつけおきしました。
丸一日つけおきした結果がこちら↓

左がオキシファインで右がワイドハイター®です。
一日でずいぶん色が白くなったような気がしますね。
漂白2日後
朝、洗剤を大さじ1杯ずつ足しておきました。
丸2日つけおきした結果がこちら↓

写真で見ると太陽の光でちょっと黄色っぽく見えてしまっているような気はしますが、実際はかなり白くなっていました。
漂白3日後
昨日と同じく朝、洗剤を大さじ1杯ずつ足しておきました。
丸3日つけおきした結果がこちら↓

天気がよくなかったのが関係しているかもしれません。
昨日とあまり変わりないような気がします。
丸3日つけおきをしてキレイになりましたので、すすぎ洗いをして元の場所に設置しました。
漂白実験をしてみた結果と注意点
オキシファインとワイドハイター®の2つでプラスチックの漂白実験をしてみて、両方ともプラスチックの黄ばみを漂白できるということがわかりました。
漂白力はほぼ同レベル!写真で見比べてみましょう↓

一応左がオキシファイン、右がワイドハイター®でつけおきした結果です。
パッと見た感じでは、どちらも同じくらいの色になっていますね。
どれくらい漂白されたかは、設置してみてビフォアとアフターを比べてみました。
ビフォア↓↓↓

アフター↓↓↓

となりにある電気のスイッチパネルと比べると、ハッキリ違いがわかります。年代を感じさせない色へと戻すことができました。
また酸素系漂白剤でプラスチックの漂白をするときには次のような点に注意が必要です。
- 作業時にはゴム手袋をはめる
- つけおき容器は密閉しない
- 6時間以上経過したら洗剤を足す
酸素系漂白剤は、塩素系漂白剤と比べれば皮膚へのダメージは少ないものの、強い漂白力によって手が荒れてしまいます。
作業をするときには、必ずゴム手袋を着用しましょう。
酸素系漂白剤でつけおきをするときには密閉厳禁です。
酸素系漂白剤の主成分である過炭酸ナトリウムは水と反応して酸素が出続けるため、膨張して爆発することがあります。
また酸素系漂白剤は、水と反応して酸素が発生するときのパワーで漂白効果を発揮するものです。
製品によって違いはあるものの、おおむね6時間以上経つと効果はなくなってしまいますので洗剤を追加してください。
このほかにもある!プラスチック黄ばみの落とし方

今回は粉末の酸素系漂白剤であるオキシファインとワイドハイター®で漂白に成功しましたが、このほかにも気になる方法がありましたのでご紹介します。
チャンスがあれば実際にやってみたいですね。
ワイドハイター®(液体タイプ)でつけおき漂白
こちらに含まれる成分は粉末タイプとはちょっと違うようです。
粉末タイプには含まれない「過酸化水素」というものがポイントです。
ワイドハイター®(液体タイプ)に含まれるこの「過酸化水素」と「漂白活性化剤」そして「紫外線」の3つがそろうとプラスチックの黄ばみを劇的に白くしてくれるそうなんです。
オキシドールで拭く
布にオキシドールを染み込ませて、プラスチックの黄ばみを拭くだけという簡単な方法です。
オキシドールは、傷口を消毒するための薬剤で、ドラッグストアなどで購入できます。しつこい黄ばみの場合は、
- オキシドールを染み込ませたキッチンペーパーを貼り付ける
- オキシドールにつけおきする
という手もあるようです。
除光液で磨く
マニキュア落としに使う除光液をメラミンスポンジにつけて磨くという方法です。
除光液は普段から使用する人も多いので手軽にできそうですが、使うときには注意点も…。
除光液には強い溶解力があり、素材のコーティングを完全に溶かしてしまうので、表面の質感はガサガサと濁った風合いになったり変色したりすることもあるようです。
万が一傷んでしまっても後悔しないモノで漂白実験してみたいですね。
※ワイドハイター®は花王株式会社の登録商標です。



