洗濯機の排水口は、こまめに掃除しておくことが大切です。
洗濯機の排水口つまりは
- 悪臭が発生する
- 洗濯機がエラーを起こす
- 水漏れを起こす
といったトラブルにつながるからです。
とくに水漏れは、隣の部屋や階下へ浸水するおそれがあるので、絶対に阻止しなければいけませんね。
今回は、洗濯機の排水口を掃除する方法を解説しますので参考にしてください。
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洗濯機の排水口を掃除する前にチェックすべきこと
洗濯機の掃除をする前に、排水口がどのような状態になっているのかを確認しましょう。
排水口が洗濯機やホースで隠れてしまっている場合は、懐中電灯などで照らして確認するなどの工夫をしてください。
洗濯機の排水口からイヤな臭いが発生しているかどうか

そもそも、イヤ~な臭いがしてきたから掃除をすることにした!
という方もいらっしゃるでしょう。
排水口の臭いはおもに3種類です。
- カビの臭い
- 雑巾の生乾きのような臭い
- 下水のような臭い
そして、これら3種類の臭いが混じっているケースは多いでしょう。
排水口から悪臭が発生する原因は2つ!
- 排水口に汚れが蓄積している
- 排水トラップにたまっている水が汚れて臭う
このような悪臭要因は、排水口をしっかり掃除することで解消できますよ。
洗濯機の排水口つまりが起きているかどうか

つまりが起きていると、排水口から汚水があふれだします。
洗濯機置き場には防水パンを設置することが多いですが、ないご家庭もありますよね。
防水パンを設置していないと、床が水びたしになっているおそれがあります。
また防水パンが設置してある場合でも、よく見ると汚水があふれてたまっているかもしれません。
汚水があふれた形跡がある場合は、排水口をしっかり掃除することが大切です。
洗濯機が正常に運転できるかどうか
洗濯機が正常に運転できているかどうかをたしかめましょう。
排水つまりが起きていると、洗濯時間が長くなりがちです。
また洗濯機は、どこかで排水つまりが起きるとエラー表示が出ます。
エラー表示が出たら、まずは排水口をしっかり掃除してみましょう。
洗濯機の排水口掃除の準備
洗濯機の排水口を掃除するときには、しっかり事前準備をすることが大切です。
以下の3つの作業は事前におこなっておきましょう。
1.洗濯機のコンセントを抜く

洗濯機のコンセントは抜いておきましょう。
水回りの掃除をするうえで、漏電の心配があるからです。
漏電した電化製品などに触れると感電、つまり激しい電撃をうけることがあります。
電源コンセントを抜いて、感電リスクを避けてください。
2.洗濯機の給水口を止める

洗濯機の給水を止めておかないと、掃除中に給水ホースなどから水があふれて周囲が水浸しになることがあります。
止め方は、洗濯機につながるホースがついている蛇口を閉めるだけです。
蛇口を閉めるだけでは心配な場合、給水ホースも外しておきましょう。
洗濯機の給水口は、ふだんから開けっ放しにしている方もいらっしゃるでしょう。洗濯機の給水口、じつは洗濯が終わるたびに止めておくことがおすすめなんですよ。
これは地震が起きた際などに、漏水を防ぐことができるからです。
3.掃除しやすいように洗濯機を移動する

洗濯機の排水口は、洗濯機本体や排水ホースに隠れてしまっているケースが多いです。
そんなときには、洗濯機を移動させる必要があります。
洗濯機を移動するときには、必要に応じてアース線や排水ホースを外しましょう。

洗濯機はかなり重量がありますので、力仕事に自信がないときはだれかに手伝ってもらいましょう♪無理は禁物です……。
洗濯機排水口の掃除方法
洗濯機の排水口の掃除方法を紹介します。
道具、手順をよく確認してからはじめてくださいね。
洗濯機排水口掃除に必要なアイテム

排水口つまりを起こしているときには、汚れを溶かす洗剤を使うのがおすすめです。
粘性の高い液体洗剤や、汚れに絡みつく泡性のパイプクリーナーを選ぶのがよいでしょう。
洗濯機排水口掃除に必要な道具は次のようなものです。
【準備するもの】
- パイプクリーナー
- 中性洗剤(バスマジックリンなど)
- 歯ブラシ
- コップ
- 手袋(ゴム製がよい)
- バケツ
洗濯機排水口の掃除手順

では、排水口の掃除をしていきましょう。
手順は次のとおりです。
排水口の掃除方法
- 排水口のフタとパーツを外す(フタは回して外すタイプが多い)
- 排水口にパイプクリーナーを投入する(パッケージに記入してある分量に従う)
- 30分くらい放置して汚れが解けるのを待つ
- 待つ間に中性洗剤でパーツを洗う
- 30分経ったら排水口に水を流し込む(コップ使用)
- パーツを元に戻す
これで完了です。
洗濯機を通常運転して、水がサーっと排水されるかどうかを確かめてみましょう。
洗濯機排水口の掃除に重曹やクエン酸は使えるのか?

洗濯機の排水口掃除には、強い洗浄パワーを持った洗剤を使用するのがおすすめです。
しかし、健康や環境への配慮から、なるべくエコ洗剤を使いたいという方もいらっしゃることでしょう。
重曹やクエン酸を使った掃除方法を紹介するので、参考にしてみてください。
【準備するもの】
- 重曹
- クエン酸
- コップ
- お湯
【掃除手順】
- 排水口のフタとパーツ(排水トラップなど)を外す
- 排水口に重曹をふりかける(コップ1杯くらい)
- お湯に溶かしたクエン酸を排水口にかける(お湯1カップ:クエン酸小さじ2)
- 30分ほど放置してからお湯を流す
- 排水口周りのパーツを元に戻す
これで完了です。
重曹は水に溶けにくいのでお湯を使用するのが基本です。またクエン酸などの酸性のものと、塩素系洗剤を混ぜると、有毒なガスが発生します。クエン酸と塩素系洗剤は絶対に併用せず、混ざらないようにしてくださいね。
洗濯機排水口の臭い&つまり予防方法
洗濯機の排水口つまりや臭いは、未然に防止するのが得策ですよ。
簡単にできることで効果が得られるので、日頃のお手入れに加えてみましょう。
こまめなお手入れをする
排水口がつまるおもな原因は、衣類から出る繊維やホコリ、髪の毛などです。
洗濯機のフィルターやゴミとりネットなどをこまめに掃除しておくことで、排水口つまりを防ぎましょう。
縦型掃除機の場合は、おもに洗濯槽の中に糸くずフィルターがついていますので、取り外してゴミを除去してください。
ドラム式洗濯機の場合は、排水フィルターと乾燥フィルターの2つがありますので両方掃除が必要です。
とくに乾燥フィルターは、洗濯をするたびにホコリを除去しておくのが基本!
また排水フィルターは、ゴミがたまってきたら掃除しましょう。
排水フィルターは、洗濯機の下部に設置されていることが多いです。
定期的に洗濯槽も掃除する
洗濯槽の掃除も、忘れずにおこないましょう。
一見キレイに見える洗濯槽も、じつは見えないところに汚れやカビが蓄積しています。
1~2か月に1度は、洗濯槽クリーナーで掃除をしましょう。
また購入して以来、何年も洗濯槽を掃除していないという場合、自力での洗浄では汚れが落としきれないことがあります。
そんなときは業者による洗濯機クリーニングで、まるごとキレイにしてもらうという手もありますよ。
まとめ
洗濯機の排水口は、掃除を怠ると、水漏れや故障の原因となることがあります。
とにかくこまめにごみを取り除いておくことが第一です。
また、排水口がつまる原因となる糸くずや髪の毛などは、排水ホースに流れ出す前にシャットアウトするのも重要ポイント!
そのためには、洗濯機自体をキレイに掃除しておくことも忘れずに……。
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