
ドラム式洗濯機で乾かない問題をサクッと解決!10の対処法を伝授

こんにちは。
ドラム式洗濯機を7年以上使っている、わたナギ子です。
さて同じくドラム式洗濯機をお使いのみなさんは、
乾燥が終わったのに、アレ!?まだ乾いていない…
そんな経験はありませんか?
じつはドラム式洗濯機を使っていると、乾きが悪いことはよくあるんです。
今回は、ドラム式洗濯機を長年使っている主婦が、ドラム式洗濯機の乾かない問題を解決していきたいと思います。
自力でできる10の対処法をご紹介しますので、参考にしてください。
ここでご紹介する情報は、PanasonicドラムVXシリーズ(ヒートポンプ式)を使った感想に基づいています。
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ドラム式洗濯機が乾かない原因は?もしや故障?

ドラム式洗濯機を使っていると、
- 乾かないまま停止する
- 乾きムラがある
- 乾きが悪い
といった状態が続くことはありませんか?
そんなときには、もしかして故障!?
と疑ってしまいますね。
ですが乾燥効率が悪くなるのは、故障ではなく使い方のまちがいによるケースが多いんです。次のようなことに原因があるのかもしれません。
- 洗濯機の状態
- 洗濯機の環境
- 衣類の状態
故障を疑う前に、まずは自分でできる対処法にチャレンジしてみましょう。
※紹介する対策方法は、Panasonicのドラム洗濯乾燥なら応用できますので、お使いの方は参考にしてみてくださいね。
ドラム式洗濯機で乾かないときの10の対処法
ここからは、いつも私がやっている対処法をご紹介します。ドラム式洗濯機の乾燥効率が悪いときには、次の方法をためしてください。
【1】洗濯機上の荷物を撤去する
ドラム式洗濯機は上部がフラットになっているため、荷物を置きやすくなっています。ですが洗濯機の上にモノが置いてあると、乾燥効率が悪くなるので要注意です。

ヒートポンプ乾燥方式のドラム式洗濯機の場合、洗濯機上の乾燥フィルター部分が吸気口になっています。吸気口をふさいでしまうと乾燥効率が落ちますので、タオルや洗剤ボトルなどの荷物を置かないようにしましょう。
【2】乾燥フィルターのお手入れをする

乾燥フィルターは、すぐにホコリがたまります。そのため乾燥をするときには毎回フィルター掃除が必要です。
本体から乾燥フィルターを取り出し、わた状のゴミを取り除いてください。フィルターが目詰まりしているときには、ぬるま湯で洗います。
フィルターが破れないよう、柔らかい布や指で軽く汚れを落としましょう。ブラシでこすると破れたり伸びたりすることがあるので使わないほうがよいです。
【3】洗濯物の量を調整する
洗濯物を入れすぎないように調整しましょう。何度も洗濯をするのは面倒ですが、詰め込みすぎは失敗のもとです。
乾燥容量は、洗濯容量よりも少なくなっています。洗濯容量が10kgのドラム式洗濯機なら、乾燥容量は6kgほどが一般的です。

わが家の場合、このくらいまで入れると乾燥に失敗しがちです。洗濯槽の半分くらいにしておくと、スムーズに乾燥できます。
【4】厚手の洗濯物を取り除く
厚手のトレーナーやタオルが混じっていると、乾燥に失敗することがあります。乾燥ムラがあったり、乾燥に時間がかかりすぎたりします。

厚手の洗濯物は、いったん取り除いて乾燥させるとスムーズです。厚手のトレーナーやタオルは、別で乾燥をおこないましょう。
【5】脱水時間を長めに設定する
気温が低いときには、空気中に取り込める水分量が減るため、洗濯物が乾燥しにくくなります。冬場には、脱水時間を長めに設定して、衣類の水分量をあらかじめ減らしておくとよいでしょう。
また洗濯のみをおこない、乾燥運転をする場合、全自動コースと比べて乾燥時間は長くなりがちです。その場合にも、脱水時間を最長に設定しておくのがおススメ。
また衣類をほぐしてから乾燥運転をすると効果的です。
【6】乾燥を「しっかり」に設定する

乾燥の仕上がり具合を選べる場合は変更してみましょう。「しっかり」と「スピーディ」がありますので、「しっかり」のほうに変更すればカラッと乾きやすくなります。
【7】洗濯機用の水栓を開く

ヒーター方式の乾燥機には水冷除湿タイプと空冷除湿タイプがあります。
水冷除湿タイプの場合、乾燥時に出た水蒸気を水で冷やして排水するしくみになっています。乾燥時にも水を必要とする場合があるので、洗濯機用の水栓は開いておきましょう。
空冷除湿タイプの場合、水蒸気を外気と混ぜて温度を下げてから排出するしくみになっています。空冷除湿では、乾燥時に水を使いません。
ヒートポンプ方式の乾燥機は、空冷除湿方式となっています。
【8】洗濯機周辺の湿度を下げる

洗濯機周辺の湿度が高いと、乾燥効率が悪くなることがあります。しめきった部屋に設置してある場合、洗濯機周辺の湿度が上がってしまうので要注意です。
近くの換気扇を運転させる、窓を開けるなどして換気をし、周辺の湿度を下げましょう。
【9】排水フィルターのお手入れをする

ドラム式洗濯機の下部には、排水フィルターまたは糸くずフィルターと呼ばれるフィルターがあります。排水フィルターがつまっていると、乾燥運転が正常におこなわれないことがあるのでお手入れは重要です。
網につまったゴミは、歯ブラシなどでこすり落とし、水洗いをします。
【10】排水ホース・排水口のチェックをする

排水ホースと排水口のチェックもしておきましょう。
排水ホースは、洗濯機から排水口へ向けてスムーズに排水できるようにします。ホースが立ち上がっていたりつぶれたりしていると、排水がスムーズにおこなわれません。
また排水ホースを少し持ち上げて、ホースの中に水が入っていないかを確認しましょう。ホースの中に水がつまっているときには排水口つまりが疑われます。
念のためホースを取り外して排水口のゴミを除去しましょう。
ドラム式洗濯機はココを掃除すれば乾燥効率がよくなる
ドラム式洗濯機は、洗濯と乾燥という2つの機能を備えています。そのためメンテナンスもそれなりに必要です。
とくに乾燥時に出るホコリは、ドラム式洗濯機のさまざまなトラブルの原因となります。ドラム式洗濯機で乾かない原因のほとんどが汚れの蓄積です。
次のようなお手入れをしておけば、乾燥効率もよくなります。
乾燥フィルターの掃除

乾燥フィルターは、もっともホコリがたまりやすい場所です。乾燥をおこなったあとは必ずホコリを除去しておきましょう。
また乾燥フィルター奥のフィルターも、汚れがたまってきたら掃除が必要です。

ただし分解が必要なパーツにホコリがつまってしまうこともあります。洗濯機の自力分解はむずかしいため、洗濯機クリーニングを利用してプロによる分解掃除をおこなう方も増えています。
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ドアのゴムパッキン掃除

ドラム式洗濯機のドアを開けたところにあるゴムパッキンは、ホコリが蓄積しやすくなっています。ゴムパッキンをめくってみると、ホコリの塊がつまっていることは多いんです。
ゴムパッキンにたまったホコリを放置すると、ホコリが水分をふくみ、カビの温床となります。また湿ったホコリが大量につまっていると、乾燥に時間がかかったり、生乾き臭が発生したりします。
とはいえホコリは見えないところにたまるため、油断しがち。こまめに掃除するよう心がけましょう。
ゴムパッキンは、ドラム内が乾燥していると掃除しにくいです。洗濯後など、ゴムパッキンが濡れている状態で掃除するのがコツです。
- 雑巾
- 綿棒
- キッチンペーパー
- 塩素系漂白剤
- ゴム手袋
- STEP1
-
濡れた雑巾でゴムパッキンを拭く
- STEP2
-
細かいホコリは綿棒で除去する
- STEP3
-
塩素系漂白剤をキッチンペーパーにふくませる
- STEP4
-
上記のキッチンペーパーをゴムパッキンにはりつける
- STEP5
-
30分ほど放置する
- STEP6
-
キッチンペーパーをはがす
- STEP7
-
「すすぎ」コースで運転をする
排水フィルター掃除

乾燥に時間がかかる、生乾きのまま終わる、といった症状は、排水つまりの予兆でもあります。そのため排水フィルターをしっかりお手入れすることで、乾燥効率がよくなるはずです。
排水フィルターに汚れが蓄積すると、排水がスムーズにおこなわれなくなり、
- すすぎから先へ進まない
- 脱水が止まる
といったトラブルにつながります。
ドラム式洗濯機の場合、ちょっと掃除を忘れると、大量にドロドロ汚れがたまってしまいますね。
というのも洗濯槽内に縦型洗濯機のようなゴミとりネットがついておらず、洗濯時に発生したゴミや衣類の繊維はすべて排水フィルターへ集まるからなのです。
排水フィルターが汚れでつまると、流れるべきゴミが排出されずに洗濯槽内へ戻ってしまうことがあります。そうすると、洗濯槽内が汚れたり、洗濯物の汚れが落ちにくくなったりします。
ドラム式洗濯機でのトラブルは、排水フィルターのつまりが原因で起きることも多いです。そのため排水フィルターは常にお手入れしないといけません。
- STEP1
-
ドラム内をカラにして1分ほど脱水運転をする
- STEP2
-
もう一度電源を入れる
- STEP3
-
排水フィルター下にバケツを設置する
- STEP4
-
排水フィルターのつまみを回して引き出す
- STEP5
-
排水フィルターのゴミを取り除く
- STEP6
-
排水フィルターを元に戻す
洗濯機の運転中には排水フィルターを外さないでください。洗濯機内にある水が勢いよく流れ出すことがあります。
排水フィルターは、「ウエ」と書いてあるほうを上に向けて挿入し、回しながら設置します。うまく設置できていないと、エラーメッセージが出ますので正しく取り付けましょう。
排水フィルターの掃除は面倒なので、キッチン用のネットを取り付けるという手もありますが、ネット自身がゴミと認識され、排水つまりのエラーメッセージが出ることがあります。
そのためキッチン用のネットを安易に取り付けるのはおススメしません。
どうしてもネットを取り付けたい場合には、専用のネットを利用しましょう。
排水つまりの原因箇所がわからない、洗濯機の動かし方がわからないという場合は、こちらの記事を参考にしてみてください。

ドラム式洗濯機を掃除しても乾きが悪いときは
ドラム式洗濯機を掃除しても乾きが悪いときは、
プロによる洗濯機クリーニングをためしてください。
ドラム式洗濯機の場合、自分でお手入れできる範囲はごくわずかであり、取り切れない汚れが蓄積するからです。どうしても自分で掃除できない部分には
- 乾燥経路
- 排水経路
などがあります。
とくに乾燥経路のホコリつまりは深刻で、乾燥時間が長くなったり乾きが悪くなったりする原因となります。排水経路には最近、マスクなどの小物がつまるケースが増えており、排水エラーを起こすので要注意です。
洗濯機内部の掃除は分解が必要であり、自力での掃除はおススメしません。洗濯機の分解にチャレンジして、故障、元に戻せなくなった、という事例が増えているからです。
ドラム式洗濯機の徹底洗浄は、プロによる洗濯機クリーニングを利用しましょう。
\プロの分解洗浄で!ニオイ・カビ・ホコリを徹底除去/
まとめ
ドラム式洗濯機で「乾かない」ときには、ちょっとした使い方や、自分でできるお手入れで解消する可能性があります。まずは次のような対処をためしましょう。
【1】洗濯機上の荷物を撤去する
【2】乾燥フィルターのお手入れをする
【3】洗濯物の量を調整する
【4】厚手の洗濯物を取り除く
【5】脱水時間を長めに設定する
【6】乾燥を「しっかり」に設定する
【7】洗濯機用の水栓を開く
【8】洗濯機周辺の湿度を下げる
【9】排水フィルターのお手入れをする
【10】排水ホース・排水口のチェックをする
これらの対処法をためしても改善しない場合は、プロの洗濯機クリーニングを利用するのがおススメです。洗濯機クリーニングをおこなえば、乾燥効率もよくなり、乾かないというストレスがなくなります。
洗濯機クリーニングは“洗濯物が乾かない”というトラブルのほかにも、洗濯物が臭くなる、排水エラーが出やすい、脱水途中で止まるなど、さまざまな不具合を予防できるので、高い満足感を得られるでしょう。
いちどためしてみる価値はありますよ。
\プロの分解洗浄で!ニオイ・カビ・ホコリを徹底除去/
参考サイト



