ドラム式洗濯機のデメリットはホント?7年使っている主婦の証言Q&A方式

ドラム式洗濯機のデメリットはホント?7年使っている主婦の証言Q&A方式

こんにちは。

ドラム式洗濯機歴7年の、わたナギ子です。

ドラム式洗濯機は、とっても優秀な時短家電ですね。

夜セットしておけば、朝には乾燥まで終わっている!
朝たたんでしまえば、洗濯は終了!

もう便利すぎて、洗濯物をひとつずつ干す生活には戻れません。

とはいえドラム式洗濯機は万能アイテムではなく、まだまだ開発途上。じつは使っていて不満なこともあるんです。

ドラム式洗濯機を使っていたけれど、デメリットが多いので縦型に戻りました…なんていう人もいるのだとか。

そこで今回は、よくいわれる「ドラム式洗濯機のデメリット」が本当なのか?

という疑問を解決していきたいと思います。

ドラム式洗濯機を7年使っている主婦が、どこにも忖度なしでレビューしますので、ドラム式か?縦型か?という選択をせまられている方の参考になれば幸いです。

*ここで紹介する情報はPanasonicドラムVXシリーズ(ヒートポンプ式)を使った感想に基づいています。

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目次

洗濯機後の仕上がりがイマイチな説について

洗濯後のタオル

洗った後の仕上がりは、やはり気になるところ。ドラム式洗濯機は、汚れが落ちにくいとか、衣類がゴワゴワになるというウワサもありますが、どうなんでしょうか。

洗濯後はゴワゴワするってどのくらい?

ドラム式洗濯機は、洗濯のみで終わらせるとゴワゴワします。とくにタオルはバリバリする感じです…。
ドラム式洗濯機で洗濯すると洗濯物がゴワゴワになるのは、洗いが終わったあとに、乾燥機能を使っていないことが原因。

ドラム式洗濯機は、洗濯槽が横向きまたはやや斜めになっていますね。洗濯槽が回転すると、中に入っている洗濯物は上に持ち上げられ、下に落ちることで「たたき洗い」するしくみになっているのです。

「たたき洗い」をすると、ふんわりした繊維は押しつぶされます。とくにタオル類は板のようにぺったんこ!

乾燥機能を使わずそのまま干すとゴワゴワです。洗濯のみで終わらせて干すことを繰り返しおこなうと、タオルが乾燥昆布のようにバリバリになってしまいます。

タオルで顔を拭くと痛い…。
そんなレベルです。

全自動洗濯乾燥機というカテゴリーで販売されているドラム式洗濯機は、ふんわり乾燥させるのが得意な家電です。乾燥までおこなうと本領発揮!洗濯槽の中で上から下へ落ちるときに空気が入るので、フワフワに仕上がりますよ。

そのほかの衣類も、乾燥させずに洗濯までで終わらせると

圧縮されてるなー

という感じになります。ドラム式洗濯機を使い始めると、洗濯後のゴワゴワには驚きますね。

ぷらすワンアドバイス

たたき洗いで衣類が圧縮されてしまったときには、10分程度乾燥運転をさせるのが効果的です。衣類に空気が入ってやわらかくなり、シワも伸びるので一石二鳥となります

乾燥後シワシワになることもある?

ドラム式洗濯機で乾燥まで終えたとき、取り出した衣類がシワシワ・折り目がついている…ということがありますね。

私も何度かデニムをシワシワにしました…。アイロンでプレスしたみたいなスジが入ってしまうんです。

乾燥で衣類がシワシワになってしまう原因はただひとつ。

詰め込みすぎ!

ドラム式洗濯機のスペックを確かめてみると…

洗濯容量10kg
乾燥容量6kg
ドラム式洗濯機の洗濯容量と乾燥容量のちがい

このように、洗濯容量よりも乾燥容量のほうがずいぶん少ないんです。そのため洗濯物をぎっしりつめて全自動洗濯乾燥コースをおこなうと、乾燥時には容量オーバーとなってしまうんです。

洗濯物の詰め込みすぎはシワの元。全自動洗濯乾燥コースを選ぶときには、詰め込む衣類を乾燥容量に合わせるのが鉄則です。

ぷらすワンアドバイス

ドラム式洗濯機で全自動洗濯乾燥コースをメインに使うのなら、乾燥容量は大きいほうが、洗濯を効率よく終えられます。そのため購入時には、乾燥容量に着目して選ぶのがオススメです。

生地が傷みやすいの?

ドラム式洗濯機は「たたき洗い」をする…といわれると、生地にダメージを与える印象がありますね。ですがドラム式洗濯機を使っていて、とくに生地が傷みやすいと感じたことはありません

縦型洗濯機の場合は、「もみ洗い」で汚れを落とします。洗濯槽を回転させて衣類どうしをこすり合わせることでガンコな汚れを落としていくのです。

そのため縦型洗濯機では、衣類が絡まってしまうこともありますね。衣類同士の摩擦が起きるので、一般的には縦型洗濯機のほうが衣類へのダメージは大きいといわれます。

縦型洗濯機を使っていた時代を思い出すと、長いものがこんがらがって取り出しにくいことがありました。絡まりがダメージを与えているのかもしれません。

ドラム式洗濯機には、衣類同士の絡まりや摩擦によるダメージはなさそうです。

ですが乾燥時のダメージがやや気になりますとくに気になるのがストレッチ素材の衣類です。

ストレッチ素材とは、伸縮性のない綿やポリエステルに、ゴムのような伸縮性のある素材を混ぜることで、衣類にストレッチ性を持たせてあるものです。

あくまでも私の感想ですが、自然乾燥させた場合と比べて、ストレッチ素材の衣類の傷みがはやいです。ストッキングやタイツの寿命が短いと感じます

柔軟剤入れても香りがつかない?

ドラム式洗濯機では、たしかに柔軟剤の香りがつきにくいです。

縦型洗濯機で洗濯を終えたときには、柔軟剤の香りがしっかり残りますよね。洗濯物を干すと手に柔軟剤の香りがつき、料理をするときに困るほどです。

それと比べると、ドラム式洗濯機は、明らかに柔軟剤の香りはつきにくいです。

ドラム式洗濯機で柔軟剤の香りがつきにくい理由は、たたき洗いにあるようです。繊維が圧縮されるので、柔軟剤の成分が入り込みにくくなるのだとか。

そのほか乾燥時の熱風で香り成分がとんでしまうことも多いのだそうです。

ただ柔軟剤の成分がつきにくいのはデメリットかといえば、考え方次第でもあります。というのも、最近では洗濯で柔軟剤を使わない人も増えているからです。

柔軟剤を使わない派の理由

  • 柔軟剤の香りが苦手
  • スメルハラスメント対策
  • 界面活性剤の使用を控えたい
  • 柔軟剤で肌荒れする
  • 残った柔軟剤が悪臭につながる
  • 柔軟剤なしでもふんわり仕上がる(ドラム式の場合)
  • 柔軟剤を使わないほうが吸水性はアップする

そもそも香りの好みは千差万別であり、市販の香りが苦手な人もいますよね。最近ではニオイに関する意識が高まり、周囲の人へ配慮も必要とされています。

また環境や人への影響を考慮して、洗剤は必要最低限に厳選するという考え方から、柔軟剤は必要ないと判断するケースも。

そして、ドラム式洗濯機を使っている人に多いのは、柔軟剤を入れなくてもふんわり仕上がるという意見です。

これはホントですね。柔軟剤なしで洗濯しても、ふんわり柔らかに仕上がります。衣類を柔らかくすることが目的なら、柔軟剤は必要ないわけです。

さらに柔軟剤を使わないほうが吸水性は上がるという意見も見逃せませんね。これは私も半信半疑でためしたことがありますが、ホントです。

また柔軟剤のかわりにクエン酸を使ってみたこともあります。クエン酸にはよぶんな洗剤を除去するはたらきがあり、驚くほど吸水性がよくなりましたよ。

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洗浄力が低い?

ドラム式洗濯機は洗浄力が低いかといわれると、私はそのように感じたことがありません。なぜなら私の場合、泥汚れや食べ物汚れはまず予洗いやつけおき洗いをしてから洗濯をするからです。

目立つ汚れを落としてから洗濯機で洗うのなら、ドラム式洗濯機でも縦型洗濯機でも、仕上がりには差がないように思います。

ただ縦型洗濯機は、洗濯機を使ってつけおき洗いができるのが魅力ですね。なかには「つけおきコース」がついている機種もあります。

つけおきをして、そのまま洗濯できるので便利ですね。ドラム式洗濯機では、つけおきができません。

洗浄力の話に戻すと、ドラム式洗濯機では

  • 1日着た服
  • 1日使ったタオル

といったレベルの汚れなら、問題なく落とせます。

ぷらすワンアドバイス

ドラム式洗濯機には、洗浄力をアップさせるコースがあります。メーカーや機種によってコース名はちがいますが、高水位や念入り洗いなどのコースを選ぶと洗浄力がアップしますよ。*縦型洗濯機も機種によっては登載されています。

衣類が黒ずみしやすい?

ドラム式洗濯機を使っていると、衣類が黒ずんでいくのはホントです。
とくに白いタオルだとよくわかります。

10回ほど洗濯乾燥を繰り返すと、徐々に黒ずみが目立つようになりますね

ただし黒ずみや黄ばみは、対処法もあるので心配いりません。適切な方法で洗濯すれば、黒ずみや黄ばみはないんです。

黒ずみ原因と対処法は以下のようなものです。

原因対処法
白物と色物を一緒に洗っている分けて洗う
柔軟剤が多すぎる柔軟剤を適正量にする
すすぎ回数を増やす
洗濯物に古い柔軟剤が蓄積している柔軟剤をやめてみる
粉末洗剤を使う
念入りコースで洗う
汚れのひどい洗濯物が混じっている予洗いをしてから洗濯機に入れる
洗濯物の黒ずみや黄ばみ対策

ドラム式洗濯機では、少ない水で洗うため、古い汚れはどうしても落としにくいです。汚れをしっかり落とすには、たっぷりの水を使って何度もすすぎ洗いをするのが近道です。

また液体洗剤よりも粉末洗剤のほうが汚れ落とし効果は高いです。そのため粉末洗剤を使ってみるのもオススメです。

ただし粉末洗剤は水に溶けにくいというデメリットもあります。溶け切らない場合は、お湯を使うと溶けやすくなりますよ。

また黒ずんでしまった洗濯物を洗うときには、漂白剤を使うのが効果的です。洗濯物には色柄物にも使える酸素系漂白剤を使いましょう。

酸素系漂白剤には液体タイプと粉末タイプがありますが、粉末タイプのほうが黒ずみ汚れを分解して落とす効果が高いです。

漂白剤は、適量を洗剤と同時に入れるだけです。粉末洗剤投入口に入れてください。

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ドラム式洗濯機は費用がかかる説について

結論からいえば、ドラム式洗濯機は費用がかかります。明らかにデメリットといえるかもしれませんね。ここではシーン別に解説していきたいと思います。

ドラム式洗濯機にかかる費用

購入時の費用は高い?

ドラム式洗濯機の最大のネックはここではないでしょうか。
どうみても高額!

家電量販店に並ぶドラム式洗濯機は、何かのまちがいではないかと言いたくなるほど高額です。しかもここ数年、どんどん値上がりしているようです。見るたびにおそろしく値上がりして、悲鳴を上げたくなります…。

それに対して、縦型洗濯機の値段はなんとお財布にやさしいことでしょうか!
コスパよすぎです。

縦型洗濯機の場合、洗濯容量7kgで簡易乾燥がついているタイプでも、5万円程度で購入できるモデルがたくさんあります。

縦型の全自動洗濯機はすでに完成された家電であり、エントリーモデルの旧型を選んだとしても、普通に洗濯できるのはまちがいありません。

乾燥ナシの縦型洗濯機なら、ネットで探せば2~3万円でも買えそうです…。

いっぽう洗濯容量10kg・乾燥容量6kgのドラム式全自動洗濯乾燥機は20万円~。20万円以下で買えるモデルはレアですね。

ただ、ドラム式洗濯機と縦型洗濯機の乾燥機能はまったく別物であると思ったほうがよいかもしれません。というのも洗濯機の乾燥機能にはヒーター式とヒートポンプ式の2種類があり、そのしくみはまったくちがうからです。

多くの縦型洗濯機についている乾燥機能は、ヒーター式といってドライヤーに近いしくみです。乾燥機内へ熱風を送り込んで乾燥させる方法で、電力をたくさん使います。

またヒーター方式では、洗濯機内が熱くなり、水蒸気が発生しますので、水で冷却して排水していきます。そのため水道代も余分にかかります。

いっぽうドラム式全自動洗濯乾燥機の多くに採用されている乾燥機能はヒートポンプ方式。温度調整できるシステムで、エアコンにも使われるような機能です。

ヒートポンプ方式では熱が高くなりすぎるのをおさえることができるうえに、ヒーター式よりも電気代が安く済みます。

洗濯機にエアコンレベルの乾燥機能がついていると考えれば、ドラム式洗濯機の価格にも納得せざるを得ませんね。

そのためドラム式洗濯機は、購入時に費用がかかります。その価格差は2~3倍ほど!
これはドラム式洗濯機のデメリットといえるでしょう。

電気代がかかる?

ドラム式洗濯機の電気代は、思ったよりかからない印象です。

洗濯でどれくらいの電気代がかかっているのか、正確な金額を確かめることはできませんが、節電できていると感じます。

というのもドラム式洗濯機を購入する以前にヒーター式の乾燥機を設置していたことがあり、その時と比べると、消費電力が少ないと感じるからです。

たとえば洗濯機がおいてある洗面所でドライヤーを使用するとき、ヒーター式の乾燥機の時代は、乾燥機をいったん止めてからドライヤーを使っていました。そうしないと洗面所のブレーカーが落ちてしまうからです。

いっぽうヒートポンプ式のドラム式洗濯機の場合、乾燥時にドライヤーを併用しても問題ありません。ヒートポンプ方式のドラム式洗濯機であれば、電気代は気になるほどではないでしょう。

Panasonicの公式サイトによると、洗濯乾燥時の標準的な消費電力量は以下のようになっています。

ドラム式洗濯機
NA-LX129AL/R
縦型洗濯機
NA-FW120V5
洗濯容量12kg12kg
乾燥容量6kg6kg
消費電力量標準運転 約890wh約2550wh
1回あたりの電気代
電力料金27円/kWh(税込)
標準運転 約25円約69円
1回あたりの水道代
水道・下水道使用料262円/m³(税込)で換算
約15円約46円
洗濯機にかかる消費電力量

乾燥機能を使った場合、今のところ節電効果はドラム式洗濯機のほうがすぐれているようです。またドラム式洗濯機の節水効果が高いのは予想通りですね。

ただ縦型洗濯機も新しいモデルでは節水タイプが増えているようです。購入の際にはチェックしておきたいですね。

メンテナンス費用は高くなる?

ドラム式洗濯機は乾燥機能を使わない縦型洗濯機と比べ、メンテナンス費用が高くなります。乾燥機能を使うとホコリが出るので、その掃除が必要だからです。

たとえば洗濯機クリーニングを利用する場合。

縦型タイプ1台ドラム式タイプ1台
13,000~18,000円32,000~37,000円
洗濯機クリーニング費用
(2022年 もちやぷらす調べ)

となっています。
ドラム式洗濯機をプロにクリーニングしてもらう場合、縦型洗濯機と比べると2倍ほどの費用がかかります

修理費用は高くなる?

修理費用は高い…かもしれません

ドラム式洗濯機を使い始めて7年目、ある日とつぜん動かなくなりました。それこそウンともスンともいわなくなったのです。

そこでメーカーへ連絡して、翌営業日に修理に来てもらいました。

原因は、ドラムを支えている駆動ベルトが切れて回転できなくなったことと判明。ベルトの交換作業は1時間もかからず完了しました。

ベルト交換でいったん動くようになったものの、その日の夜にはまた途中でとまってしまう現象が…。そしてエラーメッセージ。

もう一度修理を依頼。

今度は制御基板が壊れたとのこと!!部品の取りよせに日数がかかるため、しばらくコインランドリーへ通うことになりました。

修理費用総額は工賃込みで3万円ほど。内訳は以下のとおりです。

  • 駆動ベルト交換
  • 給水口金具交換
  • ゴムパッキン交換
  • 作業費

ゴムパッキンは、ゴムパッキンが緩いと水漏れするそうで、業者さんのすすめで交換をお願いしました。通常5年ほどで劣化して交換するものだそうです。

交換後、古いゴムパッキンをよく見ると、下部に切れ目が入っていました…!!

洗濯機が動かなくなったときには買い替えを覚悟しましたが、無事に修理できて問題なく動くようになり一安心。

修理費約3万円が高いかというと、今のところ判断できません。このあと何年もつかによって修理費の費用対効果が決まってくるでしょう。

また縦型洗濯機を使っていたときには運がよかったのか、10年使っても壊れることがありませんでした。そのため修理費についてはよくわかりません。

ただメーカーの出張修理概算料金表を見ると、ドラム式洗濯機の修理費のほうが高いようですね。

参考:SHARP公式サイト

ドラム式洗濯機は大きすぎる説について

洗濯機の搬入
搬入に苦労しがちなドラム式洗濯機

ドラム式洗濯機を選ぶときには、大きさ問題がかなり重要ですね。そして多くの人が失敗や妥協を経験するのではないでしょうか。

当日になって入らないってこともある?

あります!

数字上は入るはずなのに、実際は入らないことが。

わが家の場合も搬入時にすったもんだ…がありました。

防水パンの大きさを念入りに測り、通路の幅も大丈夫なことを確認して購入!

しかし搬入するときになって判明したのが、

通路をカーブできない問題!

廊下から洗面所への入り口は、幅に問題はないものの、曲がるためにはかなりの余裕がいるようです。

結局、壁や洗濯機にすり傷がつきそうだということで、あきらめることになりました。そこで業者さんオススメの、マンションサイズにも入るPanasonicドラムVXシリーズへ変更。在庫はあるとのことで、その日に無事搬入してもらえました。

さすがプロ。
PanasonicドラムVXシリーズはおさまりがよい!

ただ…

何日もかけて洗濯機を選んだ日々は何だったのか…。とモヤモヤ。搬入できない商品のスペックや価格を比較したりして…

ムダな労力を費やしました。

ドラム式洗濯機。想像以上に大きいので要注意です。

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防水パンからはみ出すのはNG?

はみ出す場所によります。
基本的に4つの脚が水平におさまっていれば何とかなります。(私の経験では)

大型のドラム式洗濯機は、本体が防水パンにおさまらない場合がありますが、脚がおさまっているなら大丈夫。わが家の場合も、横から見ると防水パンからドア部分がはみ出ている状態で使っていましたが、特に問題なかったです。

しかし、洗濯機の脚がはみ出るのは心配です。その場合は防水パンを交換するという手もあります。賃貸の場合は大家さんや管理会社へ相談してみてくださいね。

また、洗濯機の排水ホースが排水口へしっかりつながっているかも重要です。
洗濯機から出た水が、確実に排水口へ流れ込むか確認しておきましょう。

最近では防水パンなしというケースも増えています。

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ドラム式洗濯機は掃除が大変説について

ドラム式洗濯機の乾燥フィルター
ドラム式洗濯機の乾燥フィルター

ドラム式洗濯機はとても快適な家電ですが、洗濯機の掃除はこまめにおこなう必要があります縦型洗濯機と比べると、お手入れの手間が多いのはたしかです。

洗濯機の掃除は毎日するの?

毎日洗濯するのなら、洗濯機のお手入れは毎日おこないます。

ドラム式洗濯機には、縦型洗濯機についているような糸くずフィルターがついていません。排水フィルターや乾燥フィルターでゴミをキャッチします。

そのため排水フィルターや乾燥フィルターをこまめに掃除する必要があります。とくに乾燥フィルターは、乾燥機能を使うたびにホコリ除去が必要です。

そのほかゴムパッキンにもゴミが残ることがあるので、たまっていたら除去しなければいけません。

ドラム式洗濯機のゴミやホコリは、うっかりため込むと、

  • 乾燥に時間がかかる
  • 洗濯物が臭くなる
  • 洗濯機から水漏れする

などのトラブルにつながるので油断禁物です。なるべくこまめに掃除するのがよいでしょう。

ドラム式洗濯機のお手入れ頻度目安

掃除箇所掃除頻度
乾燥フィルター毎回
排水フィルター週に一度
ゴムパッキンゴミがたまったとき
洗剤投入ケース月に一度
洗濯槽月に一度
槽乾燥週に一度
ドラム式洗濯機のお手入れ内容
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ドラム式洗濯機は悪臭が発生する?

ドラム式洗濯機は、ときどき洗濯物や洗濯槽が臭くなることがあります。とくに乾燥後のニオイが気になるんです。

というのもドラム式洗濯機は少量の水で洗うため、汚れや洗剤が残りやすいんです。ニオイが気になるからといって柔軟剤を多めに入れると、かえって悪臭がひどくなることもあるので要注意!

ドラム式洗濯機で悪臭が発生するのは、使い方のまちがいによるものであり、正しく使えば悪臭が発生することはありません

次のような点に気をつければ大丈夫です。

  • 洗剤や柔軟剤は適正量を入れる
  • 洗濯物をつめこみすぎない
  • すすぎ回数を増やす
  • 洗濯槽に衣類を入れっぱなしにしない
  • 洗濯機や排水口の掃除をこまめにおこなう

とくに洗濯容量は乾燥容量の約半分なので、注意しましょう。

乾燥させる衣類を少なめにしておくと、カラッとニオイなく乾燥できますよ。

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ドラム式洗濯機は事故や騒音が心配説について

小さな子どもがいるご家庭では、なるべく安全性の高い洗濯機を選びたいものですね。ドラム式洗濯機は危険なのでしょうか。

また集合住宅などでは騒音も気になるところ。夜間に使う場合には、どのくらいの騒音になるのか知っておく必要がありますね。

ドラム式洗濯機ならではの危険性はある

どんな洗濯機を選んだとしても、少なからず危険はつきものです。

好奇心旺盛な子どもは、思いもよらない行動をします。どれだけ気をつけていても危険をゼロにすることはむずかしいですね。

そのうえで、できるだけ事故対策をするしかありません。

ドラム式洗濯機には次のような危険性があります。

ドラム式洗濯機の危険性

子どもがドアを開けて入り込む

手が届く位置にドアがあり、簡単に入り込めますが、中から開けることができません。密閉されて窒息状態になる危険性があります。

ドアで手を挟む

ドアが開いている洗濯槽のフチは、子どもがつかみやすい位置にあります。子どもが手をかけていることに気づかずドアを閉めてしまい、手が挟まれる危険性があります。

ドラム式洗濯機は、運転中にはドアが開かないようになっています。ですが停止中にも思わぬ事故の危険があります。かといって子どもをずっと見張っておくのは不可能なので、

  • ドラム式洗濯機では、チャイルドロックを使用する
  • 「ゴムバンド」などでドアを固定する
  • 洗濯機のある部屋に鍵をかける

などできる対策をおこないましょう。

いっぽうで縦型洗濯機のほうが安全かというと、こちらも危険性はあります。

縦型洗濯機の危険性

洗濯機をのぞき込んで洗濯槽に落ちる

洗濯機近くに踏み台や棚があれば、のぼって洗濯機の中を覗き込む可能性があります。子どもは頭部が重いので、頭から中へ落ちます。洗濯槽に水がたまっていれば溺れる危険性があります。

洗濯機の下から手を突っ込んで大けがをする

かさ上げ防水パンの上に設置してある洗濯機は、下部に5cm以上のスキマがあります。下部にはむき出しの回転版があり、洗濯中に手を突っ込むと大けがをする危険性があります。5cmあれば、子どもの手は容易に入るので、注意が必要です。

このように、どの洗濯機にも危険性はありますので、できる限りの事故予防策をしておくしかありませんね。

ドラム式洗濯機は音がうるさい?

ドラム式洗濯機を使っていて、騒音や振動がいちばん気になるのは脱水時です。乾燥時の「ブォーン ブォーン」という音よりも、脱水時は振動があるので気になります。

脱水の振動が気になるという点は、縦型洗濯機も同じです。ドラム式洗濯機だからうるさいわけではありません。

音が気になるときには「ナイトコース」「静かコース」のような機能を使うとよいかもしれません。

また騒音を気にする方は、インバーター搭載の洗濯機を選ぶのがオススメです。
インバーターとは、電気量を調整する機能で、次のような効果があります。

  • 節電効果
  • 節水効果
  • 静音効果

購入するときの費用はやや高くなりますが、使用頻度が高ければ費用対効果はいいでしょう。

ドラム式洗濯機は壊れやすい説について

土rまう式洗濯機

ドラム式洗濯機は壊れやすいか、というとそのように感じたことはありません。またこの7年の間に2度の引越しと、1度のリフォームで、さんざん移動させたのですが、運搬によるトラブルはありませんでした。

ちなみに国税庁のさだめる洗濯機の耐用年数は6年!
ドラム式、縦型の区別はないようです。

参考:国税庁公式サイト

7年目に故障したので、きわめて標準的だと思います。また、耐用年数を過ぎていても、問題なく修理してもらえました。

一人暮らしにドラム式洗濯機はいらない説について

私個人的には、一人暮らしにドラム式洗濯機はアリだと思います。
ドラム式洗濯機に一人暮らしだとかファミリーだとかは、関係ありませんね。実際、一人暮らしを想定したコンパクトなドラム式洗濯機もあるので…。

大事なのは、洗濯に対する考え方です。

ファミリーでも縦型派とドラム式派は分かれますので、一人暮らしの場合も、両方の意見があるはずです。

  • 洗濯物を天日に干すのが好き!
  • 乾燥機はイヤ!
  • 縦型でストレスなし

といった縦型派の人もいることでしょう。

干す手間を省きたいかどうか
衣類を乾燥機で乾かしたいかどうか

など総合的に考えて決めればよいのではないでしょうか。

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デメリットがあってもドラム式を選ぶ理由

ドラム式洗濯機を使っていて、これはちょっと不満…

というデメリットはいくつかあります。

ですが私の場合は、次もドラム式洗濯機を選ぶでしょう。

その理由は

ドラム式洗濯機を選ぶ理由
  • 圧倒的に家事労働が減る
  • 新型になるほどデメリットが改善されている

この2つを実感しているからです。
改善されていく機能には、今後も注目していきたいと思います。

ドラム式洗濯機を7年使ってきた実際の感想をお伝えしましたが、洗濯機を選ぶときに重要なのは、優先順位。大事にしたいものは人それぞれちがうので、ここでのレビューはあくまでも参考意見としていただければと思います。

ライター

わたナギ子のアバター わたナギ子 ライター

主婦歴20年の元転勤族。度重なる引っ越しでの苦労から、「身軽に生きるのがベスト!」という結論に至る。以来、汚れもモノもため込まない暮らしへシフト。
趣味はポイントやマイルをコツコツ貯め、格安で沖縄へ行くこと。お気に入りの離島は阿嘉島。真夏以外の趣味はキャンプ・サイクリングなどアウトドアが中心。
コロナ渦で地方へ移住し、賃貸経営を開始。プチDIYやリフォームを研究中。

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