2年半掃除していない洗濯槽をキッチンブリーチで掃除したら予想外の結果に!

キッチンブリーチで洗濯槽は簡単に掃除できる

数年前まで、洗濯槽に汚れがたまることなんて知りませんでした…。どうも、もちやぷらす編集部の飯太です。

洗濯機を購入してから約2年半。一度も洗濯槽を掃除していなかったので、今回は思い切ってキッチンブリーチを使って掃除をしてみることにしました。

「キッチンブリーチ」ってキッチン用の洗剤じゃないの?

と思っている方もいるかもしれませんが、じつは洗濯槽のお掃除にも代用できます。本記事では、僕の家の洗濯槽がキッチンブリーチでどれくらいキレイになったのか、所要時間や方法などをリアルにご紹介。

「キッチンブリーチ」で洗濯槽の掃除をしようと思っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!

「キッチンブリーチ」は縦型洗濯機、ドラム式洗濯機ともに洗濯槽の掃除に使えます。
しかし効果は限定的であり、洗濯槽ウラや洗濯機内部に蓄積した汚れは除去できません
キッチンブリーチでニオイや汚れが解決できなかった場合は、洗濯機クリーニングで一掃しましょう。

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目次

必要なのは「キッチンブリーチ」または「キッチンハイター®」の1本だけ!

キッチンブリーチを使って洗濯槽を掃除するのに必要なものは、ズバリ

  • キッチンブリーチ
  • ネット

この2つだけなんです!

今回僕は「セブン-イレブン」のキッチンブリーチを使って洗濯槽を掃除してみました。600ml(600cc)入りで90円(税込価格)というコスパ抜群の商品です。
洗濯槽の掃除には水10Lあたりキッチンブリーチ50ccを使用するので、10kg(最大水量72L)の洗濯機であれば350ccほどの使用になります。

ちなみに、「キッチンブリーチ」の代用として「キッチンハイター®」を使っても、洗濯槽の掃除はできます。詳しくは、こちらの記事を参考にしてくださいね。

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ネットは洗濯槽を掃除したあとに、浮き出てきたゴミをすくうために用意します。こちらは100円ショップのものでも問題ありません。

※キッチンハイター®は花王株式会社の登録商標です。

掃除手順はたったの5ステップ!

それではさっそく洗濯槽掃除に取りかかっていきます。

キッチンブリーチ(キッチンハイター®)の量は、洗濯機の容量によって異なります。僕の場合は、だいたい2分の1本を使いました。

準備するもの
  • キッチンブリーチまたはキッチンハイター®…水10Lあたり50cc
  • ネット

手順は以下の5ステップです。

洗濯槽掃除の手順

  1. 洗濯槽のゴミ取りネットを取り外す
  2. 洗濯槽に水をためてキッチンブリーチを投入する
  3. 標準コースで空回しをして2時間放置する
  4. 洗濯槽に浮き出た汚れをネットですくい取る
  5. 標準コースで空回しをする

1.洗濯槽のゴミ取りネットを取り外す

洗濯槽のゴミ取りネット

まずは洗濯槽に取り付けられているゴミ取りネットを外しておきましょう。
ゴミ取りネットが取り付けられている状態で洗濯槽の掃除をはじめてしまうと、キッチンブリーチが槽全体に行き渡りません。

もしこのときゴミ取りネットに汚れがたまっていたら、ついでに掃除しておくとよいかと思います。ゴミ取りネットの汚れは、衣類に汚れやニオイを付けてしまいます。

2.洗濯槽に水をためてキッチンブリーチを投入する

キッチンブリーチを洗濯槽に投入する

次に洗濯槽に水をためます。水10Lに対して、50ccのキッチンブリーチを投入してください。僕の家の洗濯槽は45L水がためられたので、225ccのキッチンブリーチを入れました。

3.標準コースで空回しをして2時間放置する

家の洗濯機に「槽洗浄コース」機能があれば、そちらを利用するのがオススメです。洗剤の漬け置き時間や脱水などもすべて自動でやってくれますよ。

槽洗浄コースについては、以下の記事で詳しく触れています。ぜひ参考にしてみてください。

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ちなみに、僕の洗濯機は「槽洗浄コース」がなかったので、洗濯機の標準コースでおこないます。
キッチンブリーチを投入したあとは、洗剤を全体に行き渡らせるために一度空回しをしてください。

4.洗濯槽に浮き出た汚れをネットですくい取る

2時間放置した様子

空回しをしたあと、2時間放置した様子がこちら↑。
予想ではもっと汚れが浮き出てくるのかと思っていましたが、目に見える汚れはほぼなし。少し拍子抜けの結果となってしまいました。
洗濯槽に汚れがたまっている状態だと、汚れが浮き出てくるので、ネットですくい取りましょう。

注意

浮き出てきた汚れをそのまま排水ホースから流さないようにしてください。詰まりや衣類にニオイが付く原因になってしまいます。

5.標準コースで空回しをする

洗濯槽の汚れを取り除いて脱水をしたあとは、塩素のニオイや残った成分を洗い流すために、もう一度標準コースで空回しをします。

空回しをせず、すぐに洗濯機を使用してしまうと、衣類に塩素のニオイが付いたり、漂白されたりする可能性があります。必ず空回しをするようにしてくださいね。    

※洗い・すすぎ・脱水をそれぞれ個別にできる洗濯機の場合は、下記方法で洗濯槽の掃除がおこなえます。

  1. 洗い(最大水位まで水を入れる)
  2. 水がたまったら、キッチンブリーチを入れる
  3. 空回しをする
  4. 一時停止ボタンを押して、2時間放置
  5. 脱水
  6. ニオイ取りのために標準コースでもう一度空回し
ベテラン主婦・わたナギ子からのアドバイス

空回しをする際に白いタオルなどを一緒に入れるのもアリですよ。漂白成分が洗濯槽に残っているので、タオルを効率的に漂白できます。

掃除結果&僕が思ったこと

今回はキッチンブリーチを使って、洗濯槽を掃除してみました。思っていたよりも必要な道具が少なく、費用もかからないので、誰でも手軽にできるかと思います。

最後に今回の洗濯槽掃除についての結果と僕の感じたことをシェアします。

目立った汚れは浮き出なかった

2年半も放置していた洗濯槽でしたが、想像していたような汚れは出てきませんでした。喜ぶべきことなのだとは思うのですが、もっと派手に汚れが落ちる様子を見たかったです。

掃除時間は2時間半

今回の洗濯槽掃除にかかった時間は約2時間半。ほとんどが漬け置きの時間でした。キッチンブリーチは泡立たないので、脱水に時間がかからなかったのはよかったです!

ニオイは気にならなかった

洗濯槽の掃除後、しばらくは塩素系漂白剤の独特なニオイが残るのかと思っていました。しかし、ニオイは気になりませんでした
もし洗浄後に塩素系漂白剤のニオイが気になるようであれば、もう一度標準コースで空回しするとよいかもしれませんね。

洗濯機に異常はなし

今回使用したキッチンブリーチは塩素系漂白剤ですが、洗濯槽に異常は見られませんでした。洗濯槽がサビたり、変質したりなどもなかったです

キッチンブリーチでは洗濯機内部の汚れは落とせない

今回ご紹介した方法で洗濯槽を掃除しても、すぐに悪臭が再発することがあります。それは洗濯槽ウラの見えない場所に汚れが蓄積している証拠です。

洗濯槽を取り外すと、おそらくこんな状態になっているでしょう。↓

キッチンブリーチでの洗濯槽掃除では、ニオイは消せても、汚れまでは落とせません。こびりついた汚れは、洗濯槽を取り外し、ブラシなどでこすり落とすのが確実です。

ただし洗濯槽を自力で取り外すのはたいへんな重労働です。また分解して元に戻せなくなるリスクが高いので、自力でのチャレンジはやめておきましょう。プロによる洗濯機クリーニングを利用するのが得策です。

もちやでは、お住まいの地域に対応している業者を口コミや値段を比較検討しながら選べます。ぜひ自分の気に入った業者を見つけてみてください!

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ライター

もともとは汚部屋の住人。キレイ好きな恋人ができたことにより、汚い家を指摘される日々を経験。現在ではすっかり掃除好きになってしまった。
最近では色柄物でも漂白ができる「酸素系漂白剤」の味をしめ、くすんできたものは何でも漂白しようとする。

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