「洗濯機に“槽洗浄コース”っていうのがあるんだけど、洗濯槽の洗浄だよね……」
槽洗浄コースがどんなものか予想はつくけど、使い方がイマイチわからない方は意外と多いのではないでしょうか?
実はこの槽洗浄コース、ボタンを押すだけで洗濯槽を自動でお掃除してくれる便利な機能なんです。
洗濯機の気になる臭いや汚れを、一掃してくれる槽洗浄コース。
このコラムでは、使用頻度や使い方などをまとめてご紹介します。ぜひ参考にして洗濯槽をパパッとお掃除してみてください!
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槽洗浄コースはどのくらいの頻度で使うべき?
槽洗浄コースの存在は知っていても、実際はどのタイミングで使えばいいのでしょうか。
洗濯槽の汚れは、ぱっと見では分かりにくいもの。
洗濯槽に汚れが蓄積すればするほど、槽洗浄コースで汚れが除去しづらくなるため、なるべく定期的に槽洗浄コースを使用するようにしましょう。
月に1回がベター
槽洗浄コースは基本的に月に1回の頻度で使用することをおすすめします。というのは、洗濯槽に汚れが蓄積し、カビが発生してしまうのが1カ月程度だといわれているからです。
一人暮らしの場合は、比較的洗濯量が少ないので、槽洗浄コースの使用頻度は2ヶ月~3カ月に一度でよいでしょう。
ただし頻度はあくまで「目安」です。ニオイが気になるようでしたら、すぐに槽洗浄コースを使うことをおすすめします。
槽洗浄コースにかかる時間
家庭用洗濯機には「3時間コース」と「11時間コース」の2種類の槽洗浄コースが備わっているのが一般的です。それぞれ用途が異なりますので確認しておきましょう。
定期的なお手入れには3時間コース
月に一度の定期的な洗濯槽のお手入れには3時間コースがおすすめです。浸け置き時間が短く、手軽にお手入れができます。
しっかり洗浄したいときは11時間コース
11時間コースは、長時間の漬け込みをおこない洗濯槽をしっかり洗浄するコースです。洗濯槽の黒カビが発生してしまったときや洗濯槽のニオイが気になるときに使いましょう。
槽洗浄コースに使用できる洗剤
槽洗浄コースに使用できる洗剤は「塩素系漂白剤」「酸素系漂白剤」の2種類です。洗剤によって洗浄効果やニオイ、刺激などが異なります。
ここからは、それぞれの洗剤の具体的な特徴とおすすめの商品をご紹介します。ご自身に合った洗剤を見つけてみてください。
※なおドラム式洗濯機は構造上、浸け置きをすることができないため、槽洗浄をする際は洗浄力の強い塩素系漂白剤を使用するのが一般的です。
汚れをしっかり落としたいときは塩素系漂白剤
塩素系漂白剤は抜群の洗浄力があり、洗濯槽にこびりついたカビもしっかりと洗浄することができます。ただし、鼻をツンとつくような独特なニオイがあり、すすぎが不十分だと、洗浄後に少し残ってしまうこともあります。
また刺激の強い成分も含まれていますので、小さいお子さまなど肌の弱い方がいるご家庭では、使用は控えた方がよいかもしれません。
こちらは高いカビの99.9%のカビ除去率を誇る商品です。洗濯槽の奥にこびりついたガンコなカビもしっかり浸透して分解しますので、徹底的な槽洗浄をしたい方におすすめです。
定期的なお手入れは酸素系漂白剤
酸素系漂白剤は、塩素系漂白剤ほど洗浄力は強くありませんが、ニオイや刺激成分などが少なく、比較的安全に使用できます。定期的な洗濯槽のお手入れにはうってつけの洗剤です。
上の商品は、高い洗浄効果と消臭効果を兼ね備えた洗剤です。活性酸素がカビやバイ菌に働いて、洗浄成分が洗濯槽の汚れを引きはがします。
槽洗浄コースで洗濯槽を掃除する方法
使用する洗剤が決定したら、さっそく槽洗浄コースを使ってみましょう!
「塩素系漂白剤」「酸素系漂白剤」を使った方法をそれぞれ以下で紹介します。
塩素系漂白剤を使った方法
- 塩素系漂白剤(50Lのお湯に対して200ml)
- お湯
洗濯槽に取り付けられているゴミ取りネットを取り外しておきましょう。ゴミ取りネットを付けたままにしていると、洗剤が洗濯槽に行き渡らない可能性があります。
洗濯槽にお湯(※約50℃)を注ぎます。85℃以上の熱湯だと塩素系漂白剤の成分が分解され、人体に有害な塩素ガスが発生してしまうので、温度は必ず守るようにしましょう。
使用する洗剤の規定量を洗濯槽に入れます。規定量の記載がない場合は50Lのお湯に対しての200mlの塩素系漂白剤を投入してください。
最後に槽洗浄コースの時間を指定して、スタートボタンを押せば完了です。
塩素系漂白剤を使った洗濯槽掃除のくわしい方法はこちらの記事でご紹介しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
酸素系漂白剤を使った方法
- 酸素系漂白剤(50Lのお湯に対して250g)
- お湯
- ゴミすくいネット
酸素系漂白剤の場合もまずはゴミ取りネットを取り外します。
洗濯槽に約50℃のお湯を注いでください。熱湯を使用すると洗濯槽を傷めてしまうおそれがあります。
規定量の酸素系漂白剤を洗濯槽に入れます。規定量が記載されていない場合は、50Lのお湯に対して250gの酸素系漂白剤を入れましょう。
お好みの時間を設定して槽洗浄コースをスタートしてください。
槽洗浄コースで酸素系漂白剤を使用すると、洗濯槽にゴミが浮かんできます。脱水に入る前にゴミすくいネットでゴミをすくい取りましょう。
酸素系漂白剤を使った洗濯槽掃除は、下記のコラムでご紹介しています。黒い汚れがごっそりと取れるので、ぜひ試してみてくださいね。
メーカーに聞いた!槽洗浄に重曹は使えるの?
よく「洗濯槽の掃除に重曹が使える」という情報を見ます。ですが、これは本当なのでしょうか?重曹で洗濯槽の汚れが落ちるのか、「重曹の激落ちくん」などを販売するレックさんに問い合わせてみました。(2021年4月23日)
レックさんが言うには
「重曹はそもそも洗濯槽掃除のためのものではないため、効果はあまり期待できない」
とのことでした。
重曹で洗濯槽の汚れを落とすのは難しそうです。効果的に洗濯槽をお掃除するには、塩素系漂白剤もしくは酸素系漂白剤を使用するようにしましょう。
洗濯槽コースを使っても汚れが浮いてくるなら…
いかがでしたか?洗濯槽は誰でも簡単にお掃除することができるんです!洗濯槽に汚れを蓄積させないためにも、定期的に槽洗浄コースを使ってお手入れしてみてください。
もし……
「何度洗浄してもニオイや汚れが取れない!」
「洗濯槽をしっかり洗浄したいけど、自分でやるのは不安」
などのお悩みがありましたら、プロのクリーニングを利用してみるのも一つの手です。
「もちや」を使えば、お住まいの近くのハウスクリーニングのプロを手軽に探すことができますよ。しかも、口コミや料金を比較して比較検討できるので、自分で納得してプロを選ぶこともできるんです!
ぜひ自分に合った方法で、洗濯槽をスッキリ綺麗にしてみてくださいね。
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