洗濯機の外置きはデメリットだけじゃない?経験者による注意点や対策方法

洗濯機の外置きはデメリットだけじゃない?経験者による注意点や対策方法

こんにちは、長年洗濯機をベランダ置きで使っていた、もちやぷらす編集部のアオイです。

新生活にともなって、引越しをされる方も多いかと思います。
しかし、せっかく見つけた条件に合う物件が「室外洗濯機置き場」と記載されていてがっかりされたことはありませんか?

こういった物件は文字通り室内に洗濯機を置けないので、ベランダまたは最近は少なくなってきましたが、共用廊下に置いて使う必要がある物件となります。

もちろん室内洗濯機に比べると不便なことや気になることはありますが、いろいろ知っていくうちに「外置きも意外と悪くないかも?」と思う方もいらっしゃるかもしれません。

そこでこの記事では、過去の経験をもとに外置き洗濯機のメリットとデメリットを中心にお伝えしていきます。
皆様の物件探しの幅が広がるよう、少しでもお役に立てれば幸いです♪

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目次

意外と多い?洗濯機を外置きするメリット

マンションベランダ

最初に洗濯機を外置き(ベランダ置き)するメリットについてお伝えしていきます。

家賃が比較的安い

引越しなどで物件を探す際、洗濯機を外置きするタイプの賃貸住宅は室内置きの住宅と比較すると家賃が安い傾向にあるそうです。

外置きの物件は築年数が経過しているところが多いですが、駅から近いなど立地がよいことも。

洗濯機の外置きに少し不便を感じても、通勤・通学時間や家賃が節約できるなら検討してみてもよいかもしれませんね。

洗濯物を外に干しやすい

ベランダ置きの洗濯機なら、洗濯が終わり次第そのまま外で干せます。
室内置きで外干し派だと、濡れた洗濯物をベランダまで移動させるのに手間を感じてしまうかもしれません。

洗濯が終わったらすぐにその場で洗濯物を干せるので、労力が軽減できますし、かなり時短にもなりますよ。
洗濯機と洗濯干し場が隣接しているのは、とても便利なんです。

水漏れのリスクが低い

室内置きの洗濯機を使っていて万が一、排水ホースの劣化で破損や外れてしまったら、階下の部屋にまで水漏れが及んでしまうおそれがあります。

防水パンを設置していても長時間気づかなければ、辺りが水浸しになってしまうリスクはともないます。

外置きの洗濯機なら、室内が水で濡れてしまうことは防げるので、大きな事故にならないというメリットがありますよ。

室内スペースが取れる・稼働音が気になりにくい

ワンルームなど、小さな部屋に洗濯機を置くとかなりのスペースをとってしまいます。
さらに、稼働音を遮ることもできないので、気になってしまうことも。

その点、外置きなら部屋がスッキリするうえに稼働音も戸を閉めておけばそこまで気になりません。

洗濯槽のカビ対策につながる

室内置きの洗濯機はすぐに洗濯できるように、ついつい槽内に脱いだ衣服を入れっぱなしにしてしまうといったことがあります。

一見便利に感じますが、脱いだ服が汗などで濡れているとカビや雑菌の温床となって洗濯槽が汚れやすくなってしまうのです。

外置き洗濯機を利用するなら脱衣所に洗濯カゴの準備が必要ですが、脱いだ服を入れっぱなしにするという習慣がなくなります。
洗濯槽内を比較的キレイな状態で保ちつつ使えますよ。

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見逃せない?洗濯機を外置きするデメリット

洗濯物干し

室内置きの洗濯機を使うことに慣れていると外置きにした場合、思わぬことがデメリットになってしまいます。
どんなデメリットがあるか見ていきましょう。

洗濯機が劣化しやすい

洗濯機は本来、室内で置くことを前提として作られているので、外に置くことで劣化が早まる傾向にあります。

とくにベランダは太陽の日差しを受けやすいうえに、雨風にもさらされてしまいます。
しかしベランダの構造によっては、洗濯機を置く場所に壁があったり日陰になっていたりすることもありますので多少は緩和されます。

とはいえ、真夏や真冬は故障しやすい過酷な環境下に置いているということを意識したうえで使っていきたいですね。

洗濯できる時間に気をつける必要がある

時計

外置きの洗濯機を使う場合、隣近所に稼働音が響くことがあります。
とくに早朝や深夜の使用は、ご近所トラブルの元になりますので極力避けたいところです。

しかし毎日仕事などが忙しくて家に帰るのが遅くなってしまうと、洗濯ができずにどんどん溜まってしまうというリスクもありますね。

そのため、洗濯機を使用するのに支障のない時間帯に家へ帰れない場合は、物件選びとして避けたほうが無難かもしれません。

もちろん室内置きの洗濯機でも、深夜に使うと振動音が響くことがありますのでご注意ください。

冬に凍結することがある

外置き洗濯機は、当然ながら水栓も外に設置されています。
そのため、真冬など氷点下に近い気温の日には、水栓が凍結するおそれがあるのです。

心配な方は、凍結防止ヒーターなどが販売されていますので、真冬になるまでに取り付けておくと安心ですよ。

季節によっては洗濯が億劫になる

上述の通り、洗濯物が凍るほど寒いところで外干しする真冬は洗濯がツラく感じることも……。

私が洗濯機を外で使っているときに水栓が凍結したことはなかったのですが、真冬に洗濯したてのタオルが凍ってしまったことがあります。

室内置きの洗濯機なら室内干しすれば寒い外に出る必要がないので、人によっては大きなデメリットになるかもしれません。

洗濯だけ済ませたら、ササっと洗濯物を回収して室内干しするというのもひとつの手ですよ。

ベランダ置き・廊下置きの洗濯機で注意したいこと

アパート共用廊下

ここまで、外置きのメリットとデメリットをおもにベランダ置きの経験を元にお伝えしてきました。
外置きには、ベランダ以外にも玄関前の共用廊下に置く物件もあります。

私は廊下置きについては未経験だったため、もちやぷらす編集部の和田さん(共用廊下の洗濯機置き経験者)からお聞きした情報も踏まえて、注意点をご紹介していきます。

洗剤の置きっぱなしに注意

ベランダや廊下置きの場合、手間を省くために洗剤一式を外に置くことが多いです。
しかしベランダ置きの場合は、雨風によって転倒するおそれがあるんです。

編集部ボイス

私は大型台風が来ているのにも関わらず、洗剤をベランダに置きっぱなしにしてしまったせいで、
ジェルボール(P&Gの洗濯用洗剤)の箱が風で転倒した挙句に、雨風にさらしてダメにしてしまった経験があります……。

ちなみに台風の時にベランダにサンダルや鉢植えなどを置いておくと、強風の影響で外に置いてあるものが飛来してガラスが割れるといった事故が起こるおそれがあるんです。
洗剤に限らず台風の予報が出ていたら、必ずベランダに出してあるものは片づけておきましょう。

洗濯物の盗難に注意

共用廊下に洗濯機を置いている場合に注意したいのが、洗濯物の盗難です。
洗濯中に外で見張るのも手間なので回しっぱなしにしてしまいますが、外部から人が入れるような住宅ですと、盗難リスクがあるんです。

盗難対策には下記の点をチェックしておきましょう。

  • 洗濯物が減っていないか
  • 覚えのない洗濯物が入っていないか
  • 水道代が高くなっていないか

覚えのない洗濯物や水道代は、他人が勝手に洗濯機を使っているおそれがあるからです。
できるだけ隣近所の方とコミュニケーションをとって、お互い防犯に気をつけられる環境があると安心できますね。

服装に注意

室内置きの洗濯機なら、着ていた服を脱いですぐに洗濯するといったこともできちゃいます。
しかし、外置きの場合はそれができません。
隣近所やベランダなら外を歩く通行人の目もありますので、服装に気をつけて洗濯する必要があります。

フタの開けっぱなしに注意

洗濯機は使用後しばらくフタを開け、槽内の水気を取り除くことで生臭いニオイを防ぐことができます。

しかし、外置き洗濯機の場合、フタを開けっ放しにしておくと季節によっては虫が入ってきてしまうおそれがあるのです。

そのため、洗濯後は早めにフタを閉めたほうがいいでしょう。

洗濯機を運搬するときの注意点

軽トラックの荷台に乗せた洗濯機

転勤など引越しにともない、今使っている洗濯機を新居でも使いたいという方もいらっしゃることでしょう。

洗濯機は精密機械のため、運搬の際は気をつけたいことがいくつかあります。
そこで続いては、引越し前の準備と運搬についてお伝えしますね。

水抜きする

洗濯機は脱水をおこなっても槽内に水が残っています。
使用後すぐに運搬すると、水が垂れてしまうので、事前に水抜き作業が必要です。

運搬時はできるだけ横向きにしない

洗濯機内部の洗濯槽は、本体につるされた状態で設置されています。
その状態で洗濯機を横向きにすると洗濯槽がズレたり破損するおそれがあるのです。

そのため、できるだけ洗濯機は横に傾けずに立てた状態に近い向きで運搬させることになります。

個人で洗濯機を運搬させることになったら、下記の記事を参考にしてみてください。
水抜き方法も紹介していますよ。

ベランダ置き・廊下置きの洗濯機を長持ちさせるコツ

洗濯機イラスト

地域によっては、洗濯機のベランダ・廊下置きの物件はまだまだあります。
最後はそんな外置き洗濯機を長持ちさせるためにしておきたいことをお伝えしていきます。

洗濯機の掃除をする

洗濯機は室内室外設置に関わらず、槽内に衣類の汚れが徐々に蓄積していきます。
きちんと洗濯したつもりでも槽内の汚れが洗った衣類に付着してしまうこともあるのです。

洗濯機掃除は、長持ちさせるためにも大切なんですよ。
さらに外置き洗濯機は、表面も汚れやすいです。
共用廊下に汚れたたまま置きっぱなしにすると、隣近所の目が気になってしまうかもしれません。

洗濯機はご自身で掃除することはできますが、槽内までしっかりキレイにしたいならプロに依頼するのもひとつの手ですよ。

自力で掃除する場合は下記の記事を参考にチャレンジしてみてください。

プロに頼むときの費用相場が気になる場合は、こちらの記事をご覧ください。

弊社運営サイトの「もちや」では、洗濯機クリーニング業者を地域や口コミから探せるサービスを提供しています。

引越しで洗濯機を運搬する方や外置きで使う洗濯機を長持ちさせたいという方は、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。

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洗濯機カバーを取り付ける

外部からの影響を受けづらくするために、洗濯機の表面を覆える洗濯機カバーを取り付けるのがおすすめです。
砂ぼこりや雨風がしのげるうえに、カバーの素材によっては紫外線対策にもなりますね。

カバー上部が開けられるタイプもあるので、使う度にカバーを外すのが手間ということもありません。

洗濯機カバーは、廊下置きの場合でも防犯面で役立ちますよ。

日差しを遮られる環境を作る

ベランダの置き場所にもよりますが、洗濯機カバーだけでは直射日光からのダメージを完全に防ぐことは難しいでしょう。
できるだけ日差しを遮られるように、遮光ネットやすだれを活用してみるのも手ですよ。

引越し先のエアコンや換気扇のクリーニングはお済みですか?

入居前のお部屋は、プロが清掃しているからキレイでしょ!じつは、そんなことはないんです。

目に見える範囲はキレイでも、エアコンや換気扇の内部はクリーニングされていない場合があります。

新居なのに、カビ臭いエアコンや油臭い換気扇を使うのは気持ちがいいものではありません。

気になるようであれば、管理人さんや不動産会社に相談してみましょう。

ライター

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