
レンジフードの掃除は簡単!プロのやり方真似して今年は自分でやってみた…

こんにちは。
自分で掃除したくない場所はムリせずプロに任せる派、わたナギ子です。
とりわけレンジフードの大掃除はプロに任せるのが一番♪
そう思って、いざというときにはハウスクリーニングを利用します。
レンジフード掃除といえば、主婦が掃除したくない場所ランキング上位の常連さんではないでしょうか。わたしの場合、年末の大掃除でレンジフードの油汚れと格闘しているうちに日が暮れて…(;´Д`A “`という悪夢がよみがえります。
そんなわたしですが、今年はなんとレンジフード掃除を自分でやってしまいました!
なぜレンジフードの掃除にチャレンジしようと思ったのかというと…
以前、プロによるレンジフード掃除を取材させてもらい、自分でやってみたいなと思ったからなんです。
プロによる掃除の様子はこちら→換気扇掃除でファンが外れない…!そのときプロがおこなった技とは? | もちやぷらす (mochiya.me)
さて結果はいかに。
この記事では、フツーの主婦がプロの掃除方法を真似してレンジフード掃除をしてみた様子を写真や動画付きでシェアいたします。レンジフードの掃除を自分でおこなうべきか迷っている方の参考になれば幸いです。
\プロの分解洗浄で!固まった油汚れを徹底洗浄/
レンジフード掃除の準備
さっそく掃除にとりかかりたいところですが、準備も大事!作業の途中でアタフタしないよう、道具は前もってそろえておきました。またレンジフードの掃除中には、下にあるコンロが汚れやすいので、養生しておくと安心です。
レンジフード掃除に使う道具

レンジフードの掃除には、意外とたくさんの道具を使います。道具の数はなるべく少なくしたいと思って厳選したのですが、これくらいの品数は必要でした。
今回掃除に使った道具はこちら↓
- ゴム手袋
- 酸素系漂白剤(粉末タイプ)
- セスキ炭酸ソーダ(泡スプレータイプ)
- ビニール袋(45L)5~6枚
- 養生テープ 1mほど
- キッチンペーパー 1/2ロールほど
- 雑巾・使い捨てクロス3~4枚
- 箱(シロッコファンが入る大きさ)
- マイナスドライバー
- 椅子
レンジフード掃除に使った道具について、説明を加えておきます。長くなりますので、道具についてくわしく知りたい方のみご確認ください。
★ゴム手袋
レンジフードの油汚れをあなどってはいけません。油断して素手で掃除すれば油まみれになったり、黒ずみが落とせなくなったりします。
また油汚れを落とすためにはアルカリ性の洗剤を使います。アルカリ性の洗剤は洗浄パワーが強く、皮膚を傷めるのでゴム手袋は必須です。
ゴム手袋は少し厚手のタイプ選ぶと掃除しやすいですし、丈夫なので洗って何度も使えます。
ゴム手袋のサイズは、少し大きめがおススメです。ゴム手袋にゆとりがあれば着脱が面倒になることもありません。
★酸素系漂白剤
酸素系漂白剤は、レンジフードから取り外したパーツのつけ置きに使います。シロッコファンのハネなど、細かいパーツはつけ置きをしておくと油汚れが簡単に落とせるので時短になります。
酸素系漂白剤は、油汚れをはじめとするさまざまな汚れを落とせるので、謎の汚れでカオスな状態のレンジフード掃除にはもってこいです。
酸素系漂白剤で落とせるおもな汚れを確認!
・油汚れ
・泥汚れ
・カビ
・茶渋
・シミ
酸素系漂白剤にはたくさんの商品があるものの、どの商品でも効果に大きなちがいはないと思います。(※あくまでも個人的感想です)
今回は、常備していたオキシクリーン®を使用しました。
★セスキ炭酸ソーダ
レンジフード本体や整流板の掃除にはセスキの激落ちくん® 密着泡スプレーを使いました。食べ物の油汚れはすべてこれで落としているお気に入りです。
レンジフードは高所にあるため、洗剤が下へ落ちてくる危険性があります。そこで密着力のある泡スプレーがよいはたらきをしてくれるのです。
フィルター掃除には中性洗剤を使いましょう。アルカリ性の性質をもつ酸素系漂白剤やセスキ炭酸ソーダを使うと変色してしまいます。

★ビニール袋
ビニール袋は、ゴミ袋用の45Lの大きさのものがおススメです。養生とつけ置きに使いますので必ず準備してください。
養生には、ビニールシートや新聞紙でも代用できますが、つけ置きには袋状のビニールが必要です。
つけ置きでは、破れることがあるので2重にして使います。ビニール袋は複数枚準備してください。
★養生テープ
コンロの保護に使います。養生テープがないときはマスキングテープで代用します。ガムテープは建材のコーティングが剥がれるおそれがあるので、おススメしません。

今回は家に余っていた養生テープを使いましたが、テープの幅が細くて使いにくかったです。これくらい幅の太いものがあるとよかった ↓
★キッチンペーパー
キッチンペーパーは、汚れの蓄積に比例してたくさん使うことになります。ふだん掃除していないところまで掃除したので、1/2ロールくらい使いました。
キッチンペーパーは、厚手のタイプがおススメです。薄いものは破れやすく、掃除しにくいです。
★雑巾
雑巾は乾いたものを多めに準備しておきます。道具の汚れや周辺の汚れを拭き取るので、複数枚必要です。
雑巾で油汚れを拭き取るのなら、使い捨てにするとよいと思います。洗っても汚れが落とせないので。
手拭き用のタオルも準備しておきましょう。
★箱
つけ置きに使うための箱として、はじめは衣装ケースを準備していました。シロッコファンやベルマウスなどのパーツがちょうど入る大きさで便利です。
今回は作業中に思いついて、クール便で使われていた発泡スチロールの箱を代用してみました。結果、つけ置き中のお湯が冷めにくかったので正解でした。
★マイナスドライバー
レンジフードのパーツを外すのに、工具は必要ありません。ですが油で固まったパーツには、マイナスドライバーを差し込んで引き剥がすという荒業にでることもあるので、念のため準備をしておきました。
今回は油受け(オイルトレー)に使用。引き抜くだけで外せるはずの油受けが固まってしまっていたんです…( ;∀;)
★椅子
高所での作業になるため、脚立が必要です。わたしは椅子で代用したのですが、換気扇内部の掃除には高すぎて、腰をかがめての作業になってしまいました。
脚立があれば、ちょうどよい高さに上り下りできるので便利だと思います。
コンロの養生
レンジフード下にあるコンロを養生しておきます。
レンジフードの掃除では、洗剤や油汚れがポタポタ落ちてきて、コンロの上に降りかかります。ちょっと面倒ですが、養生をしたほうがいいですね。
養生は、レンジフードのパーツを外す前にやっておくことが重要です。パーツを外すときにも、油汚れが落ちてくることがあります。
養生にはビニールのゴミ袋45Lがちょうどよい大きさでした。ゴミ袋一枚で、ガスコンロ全体を覆うことができます。


写真に写っている青い部分は養生テープです。しっかりくっつくのに剥がしやすいという魔法のようなテープで、掃除やDIYに重宝します。
ただ今回のように広い面積を養生するには、もう少し幅の広い養生テープだと作業しやすかったかなと思います。
壁がクロスやタイルなら養生は必須でしょう。自宅の壁は、キッチンパネルで防汚効果があるので養生は省きました。



養生とは、周辺が破損したり汚れたりしないよう保護しておくことです。
掃除手順1:レンジフードのパーツを外す
まずは電源をオフ。ブレーカーを落として、いよいよ掃除を開始します。
レンジフードのパーツ、なかなか外せないこともあるので。ドキドキ(;’∀’)
整流板を外します。


↑整流板は、レンジフードをバーンとふさいでいるこの板のこと。


↑整流板手前の両サイドにこのような突起がある※ので、これを左右同時にプッシュ。そうすると整流板の手前側が外れてきます。
※種類によっては両サイドに突起がある場合もあります
続いて整流板を斜め奥へ押し上げるようにスライドさせながら奥側も外します。


↑整流板の奥側にある留め具はこんな感じになっています。
両サイドの、ひっかかっている部分を外すだけなので簡単!左右どちらからでもよいので、片方ずつ外していくと簡単に外れます。


↑整流板を外すと、こうなります。
真ん中の四角い穴の奥にファンが隠れています。このスクエア部分、どんなに顔が小さくても入りません。(笑)
中の様子が見えない…。
そこで
自撮り棒をつけたスマートフォンで撮影してみました☆彡


↑真っ暗なスクエアの内部にはこのような光景が…。
手前のリング状のベルマウス・真ん中のツマミ・そしてカタツムリのようなシロッコファンがあります。
穴の中の様子がわかったところで、手探りでパーツの取り外しを開始!
ベルマウス⇒ツマミ⇒シロッコファンの順に外していきます。
まずはベルマウスを外します。


↑取り外したベルマウスとネジ。
ベルマウスは左上のほうにネジがあり、それを緩めて、左斜め上にずらすようにすると外れます。
続いてシロッコファンを固定するツマミを外します。
ツマミはよく見ると「ゆるむ」の文字と矢印があるのでそれにしたがって回して外しましょう。


↑取り外したツマミ。ツマミは右回しで外します。シロッコファンが動かないように片手で押さえながら、もう片方の手でツマミを回します。
両手がふさがった状態なので、危険…。足元がぐらつくと、顔面を強打するかも。
(゚Д゚;)コワ
最後にシロッコファンを外します。


↑暗闇から姿を現したシロッコファン。
シロッコファンは引き抜くだけで外せるはず…なんですが、油でくっついて固くなっているため力が必要でした。引っ張るときに、ハネが変形しないよう要注意です。
油受け(オイルトレー)も外しておきます。
油でガチガチ(;´Д`A “`だったので…


↑マイナスドライバーを差し込んでスキマをつくり…


↑油受けを手前にスライドさせて外しました。ネジやストッパーは無し。これも力ずくで引っ張ります。
中にはオイルがベットリたまっていて、こぼれそうになりました。
油受けの掃除は、半年ぶりくらいです。ずっと忘れていて猛省…。
ともあれレンジフードパーツを無事取り外して、第一関門突破!!(笑)


レンジフードの外し方をもっとくわしく解説したコラムはこちら↓


掃除手順2:パーツをつけ置きする
レンジフードのパーツは油汚れでベトベト、ガチガチに固まっていました。そんな油汚れはつけ置き洗いで撃退!!
というわけで、レンジフードのパーツをオキシ漬け®して汚れをほぐしていきます 。


箱にビニール袋を設置し、レンジフードのパーツ・オキシクリーン®(キャップ1杯程度)・お湯(パーツを覆う程度)を入れます。


袋の口は軽くしばるのみ。化学反応によって空気が膨張するので、密閉するのは避けます。ギュッと固くしばると破裂するおそれが…。
そのまま1時間ほど放置。パーツをつけ置きしている間にレンジフード本体の掃除をします。
途中で水温が下がってきたらお湯を加えます。油汚れに冷たい水は厳禁!油が固くなってしまうので、なるべく温度は上げておきました。
途中で様子を見ると、汚れ落ちが今ひとつだったので、オキシクリーン®を追加♪


↑追いオキシ。
キャップ1/2ほどを投入しました。
掃除手順3:レンジフード本体・整流板の油汚れを落とす
レンジフード本体と整流板の掃除は簡単!というか地味です。なんか目からウロコてきな掃除方法はないかしら?と思うのですが…。
残念ながらプロでも、地道に拭き取り掃除をするようです。
できることといえば、なるべく掃除がラクにできる洗剤選ぶくらいでしょうか。
そこで今回使ったのはこちら!油汚れの強い味方、セスキ炭酸ソーダです。


↑セスキの激落ちくん®泡スプレー
密着泡スプレータイプで、液だれが少ないので使いやすいです。
拭き掃除は、上から順にやっていきます。
まずはレンジフードの上。


ここはホコリが多いです。ホコリとはいえ油がまじった汚れなので、乾拭きや水拭きではまったく落とせません。
洗剤を使って汚れを落としていきます。スイッチの部分は、洗剤を浸み込ませたキッチンペーパーを貼り付け、10分ほど置いてから拭き取るとスッキリ汚れが落ちました。
続いてレンジフード内の掃除をします


泡スプレータイプなので、レンジフード内の上の部分にも密着してくれて便利です。しかし10秒ほど放置すると落ちてくるので、キッチンペーパーですばやく拭き取っていきます。
スクエアの穴の内部は、手が届く範囲を掃除します。内部をのぞき込むことはできないので、掃除途中で写真を撮って確認しました。が、よく見えず、手も届かないのでできる範囲で掃除完了です。
シロッコファンのモーター部に洗剤がかかると、故障・事故の原因になります。注意してください。
参考:「レンジフードファン(換気扇)からの出火事例」(印西地区消防組合)
整流板の掃除をします。


整流板の素材は防汚効果があるようで、油汚れは簡単に落とせるはず。しかしこの整流板は油汚れがひどく、洗剤をたっぷり使って、ようやく汚れがすっきりしました。
洗剤をケチらないほうが、汚れ落ちはスムーズだと思います。今回使ったセスキ炭酸ソーダなら拭き取るだけでOK。すすぎ洗いはしなくても大丈夫です。
整流板の油汚れは比較的簡単に落とせました。ただ油のシミは残ったまま…。


↑掃除後の整流板です。遠目で見ればなんとなくキレイだけど


↑近くで見るとシミが…
整流板の油汚れはスッキリ落ちています。表面を素手で触るとサラサラ。でも見た目があんまりよくない…。これはどうしたら落ちるのでしょうか??
掃除手順4:パーツの仕上げ洗いをして元に戻す
パーツのつけ置きから1時間後…


油汚れが浮いてきました。
ファンの細部についている汚れは、掃除用ブラシでこすり落としていきます。軽くこするだけでするりと落ちていきます。
汚れ落としは、このくらい大きい掃除用ブラシが便利でした。歯ブラシを使う場合と比べて、かかる時間は1/5ほどと、時短になります。
汚れが落ちたら、シンクでお湯を使ってササーっとすすぎ洗いしてきれいさっぱり!!
と思いきや
よく見るとカチカチに固まって落ちない汚れが…。


これはどうすればいいのやら。
もういちどつけ置きするべきか…?
ともあれ今日のところはこれにてタイムアウト。
パーツを乾燥させ、元通りに設置しました。
最後に、ブレーカーを入れて電源オン。試運転をして異常がないかを確認し、掃除完了です。
レンジフードを自力で掃除してみた感想


レンジフードの掃除を自分でやってみた素直な感想は、
掃除は簡単!でも汚れは残る…
といったところです。
たとえばこんな汚れが残ったままです。


↑これは整流板の裏。外からは見えないところだけれど…。
油汚れが残り、完ぺきに掃除しようとするとどれだけ時間があっても足りません。今回も薄暗くなってきてタイムアウト。適当なところで掃除を強制終了しました。
やってみるとわかるのですが、レンジフードの外し方は、とても簡単です。それはおそらく自分でお手入れできるようにつくられているからです。(レンジフードメーカーは親切)
またレンジフードの掃除も簡単!
汚れは油汚れが中心なので、油汚れに効果のある洗剤を選べばだいたいキレイに掃除できます。(洗剤メーカーも親切)
ただ、油汚れが蓄積しすぎていると自力掃除は大変。
- パーツが外れない
- 汚れが取り切れない
というシンプルだけど手に負えない問題にぶち当たり、挫折したりあきらめてしまったりするでしょう。
そして解決方法はただひとつ!
こまめに掃除すること
これにつきます。
うっすらわかっていたことですが、こうして実際に掃除してみると思い知らされますね。



【結論】いざというときには、わたしはやはりプロの手を借ります!そんなにマメに高所の掃除できませんって…(笑)
こんなケースは換気扇クリーニングの利用がおススメです
そういうわけで次のようなケースでは、換気扇クリーニングを利用したほうがいいのでは?と考えました。(わたナギ子的基準)
時間・労力をかけたくない(半日~1日かかります)
まずはコレ!時間がない・労力をかけたくない方は、ハウスクリーニングを利用するのがよいです。
レンジフード掃除は、汚れ具合によってかかる時間や労力がちがうものの、想定外に時間がかかります。そんなに汚れていない。と思っていても案外汚れているものです。
そしてまともに掃除すれば少なくとも半日はかかってしまいます。
汚れが蓄積していれば1日かかっても終わらないこともあるでしょう。途中で挫折して撤退するよりは、はじめからプロに任せてしまうのがおススメです。
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小さな子どもや赤ちゃんがいる
小さな子どもや赤ちゃんがいる・妊娠中という方は、ハウスクリーニングを利用したほうがよいです。実際、このようなケースでの利用者が増えているようです。
レンジフードの掃除は、上述したように時間がかかります。目を離せない年齢の小さな子どもや赤ちゃんがいるケースでは、レンジフード掃除に集中して取り組むのが困難でしょう。
また高所での作業となりますので、妊娠中の方にとっては危険をともないます。小さな子どもが周辺を走り回っている状態ですと、親子ともに事故やケガの原因となることもあるでしょう。
何より掃除が思ったように進まないことにイライラするのが精神衛生上よくありません。気になる場所の掃除はまとめてプロに任せ、のんびり過ごすことをおススメします。
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レンジフードの掃除をしたことがない
レンジフードの掃除はしたことがない
というケースでは、プロに掃除を任せるのがおススメです。
というのも、はじめてレンジフードの掃除をする時には、油汚れが蓄積しているおそれがあるからです。
何年も掃除していない
入居してはじめて掃除する
という方は、換気扇クリーニングを検討してみてください。
またレンジフードのパーツが自分で外せない場合は、とりあえず換気扇クリーニングを利用しましょう。
その後は、自分で簡単に掃除できるようになります。
\プロの分解洗浄で!固まった油汚れを徹底洗浄/
※オキシクリーン®、オキシ漬け®はチャーチ・アンド・ドゥワイト・カンパニー・インコーポレイテッドの登録商標です。
※激落ちくん®はライセンスインターナショナル株式会社の登録商標です。
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