「換気扇掃除ってしたことがないけど、みんなはどうしてる?」「どれくらいの頻度で掃除するものなの?」と感じたことはありませんか。
換気扇掃除(とくに内部)は手間がかかりますし、正直面倒ですよね。実際に過去に行われた調査でも、換気扇掃除を一度もしたことがない方や先延ばしにしてしまう方が多くいることが分かっています。
しかし、そのまま放置しているとキッチン周辺に油汚れが付着しやすくなったり異音が発生したりする恐れがあります。年に1~2回程度は分解洗浄をして、油汚れを除去するのが望ましいです。
この記事では換気扇掃除の頻度や放置するデメリット、換気扇の掃除方法などを紹介していきます。
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換気扇掃除したことある?ない?

換気扇掃除をしたことがない方の中には「実際、みんなは掃除したことあるの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
株式会社 小学館が運営している「kufura」では、20~40代の既婚女性を対象に換気扇掃除の頻度を調査しています。その結果、第1位が「しない、ほとんどしない」、第2位が「1年に1回」でした。
参考:「換気扇のおそうじ頻度は?」主婦271名に調査したら、衝撃の結果が…|kufura
また富士工業株式会社が行った「先延ばしにしている掃除に関する調査」によると、以下のような結果も分かっています(対象者は全国の30~70代の主婦です)。
- 自宅で目につきにくい場所の中で、掃除に手間がかかる場所第1位が「レンジフード内部」
- 掃除を先延ばしにしてしまう場所第1位も「レンジフード内部」
参考:「先延ばしにしている掃除に関する調査」|富士工業グループ
これらのことから多くの方は換気扇掃除をほとんどしておらず、面倒だと感じていると推測できます。一度もしたことがない方も案外いらっしゃるでしょう。
換気扇掃除の頻度
換気扇掃除の頻度は年に1~2回が一般的です。理想はレンジフードの拭き掃除を週に1回、換気扇分解洗浄を3ヶ月~半年に1回ですが、忙しくてこまめにできないときは大掃除のようなタイミングで徹底的に掃除しましょう。
揚げ物をよく作る場合や喫煙者の方がいる場合は、より換気扇が汚れやすくなります。1~3ヶ月に1回を目安に掃除するのが理想です。
そもそも換気扇の掃除って必要?放置することのデメリットとは

「換気扇を掃除していない人もいるし、そのまま放置でもいいのでは?」と感じるかもしれません。しかし、換気扇掃除をせずに放置していると以下のようなデメリットが発生する可能性があります。
- 油汚れが落ちにくくなる
- キッチン周辺にも油が付着してしまう
- 換気扇にたまった油が酸化して嫌な臭いが発生する
- 換気扇から異音が鳴る
- 故障の原因になる
換気扇は、空気中のほこりやちりはもちろん、油を含んだ蒸気も吸い込んでいます。ひどく汚れていると換気効率が悪くなるため、吸いきれなかった油分がキッチン周辺の壁や家具へと付着してしまうのです。
換気扇を10年や20年放置している場合だと、内部にたまった油がコンロへ垂れてくることもあります。

自宅でできる換気扇掃除のやり方
換気扇掃除をするなら、冬場よりも夏場がおすすめです。気温が高い分、油汚れが緩みやすくなります。
ここでは、シロッコファンタイプとプロペラタイプの掃除方法を説明します。詳しく知りたい方は以下のコラムもご覧ください。


シロッコファンタイプの場合

シロッコファンタイプの掃除は以下の流れで行います。
- STEP1
-
換気扇の電源を切る
- STEP2
-
フィルターやベルマウス(シロッコファンの手前に取り付けられているリング状の部品)、シロッコファンなどの部品を取り外す
- STEP3
-
ゴミ袋にお湯と洗剤を入れ、取り外した部品をつけ置きする
- STEP4
-
レンジフードを掃除する
- STEP5
-
つけ置きした部品をよく洗って乾かす
- STEP6
-
部品を取り付ける
モーター部分(シロッコファン取り外し後、中央に見える丸いパーツ+長い棒が飛び出ている部分)には、水や洗剤がかからないよう注意してください。故障・事故の原因となります。
強力な洗剤やタワシを使うと塗装が剥がれる場合があるため、見えにくい部分で試してから使いましょう。
参考:「レンジフードファン(換気扇)からの出火事例」(印西地区消防組合)
プロペラタイプの場合

プロペラタイプの掃除は以下の流れで行います。
- STEP1
-
換気扇の電源を切る
- STEP2
-
プロペラとカバーを取り外す(フィルターや油受けがあれば一緒に)
- STEP3
-
ゴミ袋にお湯と洗剤を入れ、取り外した部品をつけ置きする
- STEP4
-
少し放置したら、よく洗って乾かす
- STEP5
-
部品を取り付ける
シロッコファンタイプよりも構造がシンプルなので、比較的簡単に掃除できます。分解方法が分からない方は、こちらのコラムをチェックしてみてください。

換気扇が外れないときの対処法
内部に蓄積した油が冷え固まっていたり部品がサビついていたりすると、換気扇が外れない場合があります。そんなときは以下の方法が有効です。
- 3分ほどドライヤーで温める
- 少量の潤滑油を吹きつける
潤滑油は大量に吹きつけないよう注意しましょう。モーターに悪影響を及ぼしたりシロッコファンが緩んだりする恐れがあります。
詳しくは、こちらのコラムでも紹介しています。

長年掃除していない場合はプロへの依頼がおすすめ
換気扇の掃除を長年していない場合は、自分で掃除するのではなくプロへ換気扇クリーニングを依頼するのがおすすめです。専門の洗剤と道具を使い、手の届きにくい部分の汚れまできれいさっぱり除去してくれます。
状況によっては、プロでも時間がかかるほど手強い汚れが付着しているときもあります。「10年、20年使い続けているが換気扇の掃除をしたことがない」という方はとくに、専門業者へと任せたほうが賢明です。
換気扇クリーニングを行っている業者を探したいなら「もちや」を利用してみましょう。
少しでも掃除をラクに済ましたいなら「こまめなお手入れ」と「フィルターの取り付け」が大切
換気扇掃除を少しでもラクに済ませたいなら「こまめなお手入れ」と「フィルターの取り付け」を心がけるのが大切です。汚れは放置すればするほど蓄積していきます。調理後にはレンジフード表面をさっと拭くなど、油がこびりつく前に除去するのが理想的です。
また100円ショップやホームセンターには、油やほこりをキャッチしてくれる換気扇(レンジフード)フィルターが販売されています。取り付けておくだけでも、フィルター本体や換気扇内部の汚れるスピードが変わってくるでしょう。
換気扇(レンジフード)フィルターは、マジックテープ®で貼るタイプやマグネットでとめるタイプなどがあります。
※「マジックテープ」は株式会社クラレの登録商標です。
賃貸の換気扇が汚い!掃除費用はどちらが負担すべき?
賃貸住宅にお住まいの方が換気扇クリーニングを依頼するときは、まず管理会社(もしくは大家)へ相談しましょう。換気扇の所有者は貸主側なので、掃除費用を自分で負担する場合も事前に伝えておく必要があります。
入居直後にもかかわらず換気扇の汚れがひどいなら、管理会社へ相談すれば対応してもらえる可能性が高いです。自分で清掃業者に依頼したい方は、交渉すれば費用の何割かを負担してもらえるかもしれません。
ただし、実際にどちらが掃除費用を負担することになるかは管理会社や大家によっても変わります。契約書を確認したうえで相談してみてください。
お手入れを目的として換気扇クリーニングを依頼したいときは、借主側(入居者)が費用を負担するのが一般的です。
一度プロへお願いしてから換気扇掃除を始めるのもアリ
換気扇掃除をしたことがない方は、なるべく早めに行いましょう。汚れが原因で換気扇が故障したり異音が発生したりした場合、クリーニング料金よりも高いお金を支払わなければいけない可能性があります。
長年掃除していないならば、一度プロへ換気扇クリーニングをお願いして油汚れをリセットするのもおすすめです。市販の洗剤では落ちないような頑固な汚れまで除去してくれるため、今後のお手入れがしやすくなります。
「もちや」では、自分の住んでいる地域に対応している個人業者を簡単に探せます。ぜひ一度利用してみてください。
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