最近、トイレに換気扇があることを知りました。どうも、もちやぷらす編集部の飯太です。
キッチンやお風呂の換気扇は、定期的に掃除をするかと思うのですが、トイレの換気扇ってなんとなく存在感がないので、掃除を後回しにしがちになっていませんか?
でも意外とトイレの換気扇は汚れがたまりやすく、いざ掃除をしようとしたときに汚れのひどさにびっくりすることも珍しくないんです。
今回は自分でもできるトイレ換気扇の掃除方法を紹介します。
失敗しないように注意点なども交えて解説するので、ぜひトライしてみてくださいね!
プロペラタイプの換気扇をお使いの方は下記のコラムを参考にしてくださいね↓
プロペラタイプの換気扇を掃除するには正しい分解手順を知っておこう | もちやぷらす (mochiya.me)
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【種類別】トイレ換気扇のカバーの外し方
トイレの換気扇は天井に埋め込まれているタイプと壁に埋め込まれているタイプがあり、それぞれカバーの外し方が異なります。
種類別に換気扇カバーの外し方をご紹介しますので、まずはご自宅の換気扇がどれくらい汚れているのか、確認してみましょう。
天井に埋め込まれている換気扇カバーの外し方
天井に埋め込まれている換気扇(シロッコファンタイプ※)のカバーは、引っ張れば取れるものやスライドさせると取れるものが多いです。しかし、なかにはワイヤーで接続されていて引っ張るだけでは取れないタイプもあります。

- ※シロッコファンタイプとは?
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ファンが円筒状になっている換気扇のことです。おもに天井に埋め込まれている換気扇はこのタイプが多く、つくりが少し複雑になっています。

ワイヤーでつながれているカバーは、ワイヤーがひっかけてある部分を外せば簡単に取れますよ。
取り外し方を動画で確認されたい方は、下記のコラムもチェックしてみてくださいね。

壁に埋め込まれている換気扇カバーの外し方

壁面に設置されている換気扇(プロペラタイプ※)は、フィルターがそのままかぶせられているタイプが一般的です。このタイプの換気扇は下につまみがついているものが多いので、そこを引っ張れば簡単に外せますよ。
また上のようなパネル開閉式の換気扇は、カバーがつめで固定されていたり、下部がネジで固定されていたりするものがあります。つめで固定されているものは引っかかりを外せばカバーを取れます。ネジで固定されているものは、ドライバーを使って外しましょう。

- ※プロペラタイプとは
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扇風機のようなファンの換気扇のこと。壁に取り付けられている換気扇にはこのタイプが多く、つくりが単純なので掃除が簡単です。

トイレの換気扇の掃除方法は2つ
さて、換気扇の汚れを確認できたらさっそくトイレの換気扇を掃除していきましょう。今回紹介する掃除方法は以下の2つです。
- 日々のお手入れにピッタリな簡単な掃除方法
- 汚れをしっかりと落としたいときの徹底的な掃除方法
換気扇の汚れがそれほどひどくなかった場合は、簡単なお掃除でも問題ありません。ファンのすき間などに汚れがみっちり詰まっていた場合は、徹底的なお掃除をすることをおすすめします。
それでは、以下でひとつずつ紹介していきますね。
日々のお手入れに!サッとできる換気扇掃除
まずは簡単なお掃除方法からご紹介します。トイレの換気扇につく汚れはトイレットペーパーや衣類などから発生したホコリがほとんどなので、キッチンやお風呂の換気扇よりも楽に汚れを落とせます。
- マスク
- ゴム手袋
- 布巾
- 歯ブラシ
- 椅子
トイレの換気扇を掃除しているときはホコリが舞ってしまうので、マスクとゴム手袋を着用しましょう。また掃除中に事故を発生させないよう、作業前には必ず換気扇のブレーカーを落とすようにしてくださいね。
【トイレ換気扇の掃除手順(お手軽編)】
椅子にのぼって換気扇のカバーを外します。外したカバーは濡れ布巾で拭き上げましょう。布巾では拭き取れない細かい部分の汚れは歯ブラシを使って汚れを落としてください。
換気扇の内部は濡れ布巾でファンやその周りを丁寧に拭きましょう。椅子の上での作業になるため、転落しないように注意してくださいね。
最後にカバーを取り付けたら換気扇の掃除終了です。ホコリが床に落ちているかと思いますので、掃除のあとは掃除機やトイレクリーナーなどで汚れを取り除いておくとよいでしょう。
3か月に一回の換気扇掃除(シロッコファン編)
換気扇の汚れがひどかった!という方は一度しっかりとすみずみまで掃除したほうがよいかもしれませんね。それでは準備するものと手順をご紹介します。
- ゴム手袋
- マスク
- 布巾(複数枚あるとよい)
- 歯ブラシ
- ドライバー
- 中性洗剤
- 椅子
【トイレ換気扇の掃除手順(シロッコファン編)】
カバーを外したら、換気扇のファンを外します。
シロッコタイプのファンを取り外す際は、まずファンを固定している「ファンケース」という部品を外さなければいけません。


ファンケースは手でそのまま外せるタイプやネジで固定されているタイプがあります。構造を確認して、正しい方法で取り外してください。ファンケースを外したあとはファンを取り外します。シロッコファンは中心部を押さえ、反時計回りに回転させれば取れるものが一般的です。
ただ、種類によっては取り外しができないものもあります。取り外しが難しいと感じたときは無理に外そうとせず、できる範囲の掃除をするようにしましょう。
ドライバーを使って換気扇本体を固定しているネジを外します。タイプによっては、取り外しにドライバーが不要なものもありますが、そもそも本体が取れないものも存在します。
中性洗剤と歯ブラシでカバーとファン、ファンケースをすみずみまで水洗いします。
なお、洗浄後の部品はしっかりと乾燥させるようにしてください。濡れたままにしていると取り付け時に故障を招くおそれがあるからです。
換気扇の本体は、濡れ布巾でしっかりと拭き掃除します。
本体が埋め込まれていた穴も同様に濡れ布巾で掃除します。椅子の上での作業となるため足元には十分に気をつけて掃除してくださいね。
掃除した換気扇本体とファン、カバーを元の位置に取り付けます。
最後に動作確認をして、異常がなければ作業完了です。
3か月に一回の換気扇掃除(プロペラ編)
続いては、プロペラタイプの換気扇の掃除方法をご紹介します。シロッコタイプよりもつくりが単純なので、比較的簡単に掃除できるでしょう。
- ゴム手袋
- マスク
- 布巾(複数枚あるとよい)
- 歯ブラシ
- ドライバー
- 中性洗剤
- 椅子
トイレ換気扇の掃除手順(プロペラ編)
まずはプロペラを取り外しましょう。プロペラの中心がネジで固定されているタイプであれば、プロペラを押さえた状態でネジを回転させれば取り外せます。とくにプロペラを固定しているものがない場合は、手で引っ張るだけで簡単に取り外せますよ。
取り外したカバーとプロペラを中性洗剤と歯ブラシで丁寧に洗います。シロッコファンの掃除方法と同様に、洗浄後のパーツはしっかりと乾かすようにしましょう。濡れたまま取り付けると故障の原因になります。
換気扇本体と壁を固定しているネジをドライバーで外します。
ネジを取ったら、本体の左右をつかんで壁から引き抜きましょう。壁にコードがつながっている場合は、コードを切ってしまわないよう慎重に引っ張ってください。
乾いた布巾で換気扇本体と本体が埋まっていた穴の汚れを拭き取ります。おおまかな汚れが取れたら、水で濡らして絞った布巾で細かな汚れも拭き掃除していきます。
換気扇本体を壁に取り付け、パーツを元のように組み立てます。
最後に電源を入れて異常なく動作すれば作業完了です。
トイレの換気扇を掃除する際の注意点

トイレの換気扇を掃除するときは、いくつか注意することがありますので、作業前にしっかりと確認しておきましょう。
便座のフタは閉めておく
作業に取りかかる前には便座のフタは閉めておくようにしてください。便座のフタが開いていると万が一パーツを落としたときに、便器に落ちてしまうかもしれません。大切なネジなどを落としてしまったら、大変です。
トイレタンクにもビニール袋をかぶせておきましょう。上から落ちてくるホコリで汚れるのを防げますよ。
便座のフタに乗って作業しない
換気扇は高いところに取り付けられていますが、便座に乗っての作業だけは絶対にやらないでください。転落のリスクもありますし、なにより便座が破損してしまうかもしれません。必ず椅子を用意してから作業するようにしましょう。
換気扇本体を水で濡らさない
換気扇本体は絶対に水で濡らさないようにしてください。電気が通っている部分がありますので、漏電事故につながる危険性があります。部品を取り付ける際は念のため濡れている部分がないかしっかり確認するようにしましょう。
部品を無理に外そうとしない
しばらく掃除をしていない換気扇は部品が固着していることもありますが、力まかせに外すことは避けましょう。部品が破損してしまうおそれがあります。
また換気扇本体は電気を供給するケーブルとつながれていることもあります。換気扇本体を外す際に無理に引っ張るとケーブルが切れてしまうかもしれません 。
換気扇掃除の頻度

トイレの換気扇の掃除は2か月~3か月に一度するとよいでしょう。掃除方法につきましては、上述した「日々のお手入れにピッタリな掃除方法」でよいかと思います。
フィルターを設置すると汚れがたまりにくくなる
トイレの換気扇にフィルターを貼り付けておくことで、汚れの蓄積を防止できます。トイレの換気扇の上からそのまま貼るだけのタイプのものも販売されていますので、そちらがおすすめです。
換気扇にフィルターを貼り付けている場合では、1年に一度、簡単な掃除をするだけで問題ないでしょう。掃除の手間が格段に省けるのでいいですね 。
トイレの換気扇を掃除しないことで発生するリスク
トイレの換気扇はキッチンやお風呂のものに比べると汚れは蓄積しにくいです。ただし汚れにくいからといって、掃除をサボっていてはさまざまなリスクが発生します。
- ニオイがこもる
- 電気代が上昇する
- 換気扇から異音がする
- 換気扇が故障しやすくなる
換気扇の掃除をやらずにいると、最悪故障につながります。
ちょっとした手間を惜しんだがゆえに換気扇が故障して、余計な修理費用が発生してしまうのは嫌ですよね。
ホコリを除去するだけなど簡単な掃除をするだけでも、リスクを軽減できますので、気づいたときに掃除をすることを心がけましょう。
トイレの換気扇が外れなくて掃除できない場合は?
換気扇カバーは比較的簡単に外れますが、種類によってはシロッコファンが取り外せないタイプもあります。取り外せるタイプでも「どこをどうしたら外れるのか、よくわからない」という場合もあるでしょう。
そんなときは、以下のどちらかの方法で対処してください。
- 掃除機やブラシなどを使い、手の届く範囲で掃除する
- トイレの換気扇掃除ができる専門業者に依頼する
自分で掃除するときはビニール袋でホコリを受け止めながら作業すると、便器周辺を汚さずに済みます。マスクを着用すればホコリを吸い込む心配もありません。
すみずみまできれいにしたいなら、無理に作業せず専門業者へ依頼するのが確実です。
また、「できるなら換気扇も掃除してほしいが、トイレの掃除をメインにお願いしたい」という場合は「もちや」を利用してみてはいかがでしょうか。各ページには口コミやセールスポイントなどが掲載されており、ほとんどの業者では換気扇の簡易清掃もしてもらえます。
換気扇内部の掃除をお願いできるかは業者によって異なります。気になる方は、仮予約後に使えるメッセージ機能で相談してみてくださいね。
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