レンジフードや換気扇の運転中に異音が発生することはありませんか?
寿命というほど長く使っているわけでもないのに変な音がする!という場合は、他に原因があるかもしれません。
換気扇の不具合は異音の種類によって原因がわかることもあります。
「変な音はしてるけど、そこまで大きな音じゃないし使っているうちに元に戻るかも。」
と放置すると症状が悪化するおそれがあるので、できるだけ早めに対処することがおすすめです。
この記事では、換気扇から発生する異音の聞き分け方をご紹介します。故障につながる4つの原因とそれぞれの対処法も解説していますので、ぜひ最後までご覧ください。
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異音でわかる不具合の場所とそれぞれの対処法
換気扇の異音は、音の種類で不具合の原因がわかることもあります。
経年劣化するほど長く使っていないという方は、異音の音をよく聴いてみましょう。
「ブォー」「ゴォー」といった重い音
換気扇のプロペラやファンに汚れがたまっているか、フィルターが汚れで目詰まりしていることが考えらえます。
異音の原因が汚れの場合は、プロペラやファンの掃除、もしくはフィルターの交換をすることで解消できるケースが多いです。
「キュルキュル……」「チチチ……」とこすれるような乾いた音
こすれるような乾いた音は、潤滑油の不足がおもな原因です。
潤滑油が不足しているときは、プロペラやファンの回転軸部分に補充すると解消できることがあります。
使用する潤滑油には、耐水性や耐熱性が高くサビ防止効果が長期間持続するものがおすすめです。
ただし、潤滑油は塗り過ぎると運転時に飛び散りやすくなるため、使用上の注意を読んで適切な量を塗るようにしましょう。
また、回転軸が過剰に摩耗している場合は部品の交換が必要です。
「ジジジ……」「ジィー」と運転中に鳴り続ける
ジーという音は、内部のモーターにサビが発生している可能性があります。
とくに浴室やキッチンなど、湿度の高い場所にある換気扇で発生しやすい異音です。
発生したサビは取り除いても劣化した部分が残ってしまうため、部品交換が必要になります。
「カラカラ……」「カカカ……」と何かが当たっている音
ファン部分に油汚れなどが付着しているときや回転によって摩耗したときに、こうした異音が起きることがあります。
プロベラやファンが他の部品に当たっている状態で使い続けるのは、故障の原因になるのでおすすめできません。
また、部品に傷がつくだけでなく、運転中に破損すれば破片が周囲に飛び散る可能性もあるので非常に危険です。
明らかに何かが当たっている音がするときや、上で解説したような異音以外にも不具合を感じる場合は、すぐに使用をやめてください。
できるだけ早く部品の交換や修理をおこなってくれるプロの業者に依頼しましょう。
換気扇に異音が発生する「4つの原因」
換気扇から異音が発生するのは、おもに4つの原因があります。
掃除や部品交換で異音を解消できるケースもありますが、不具合の原因によっては自分で解消するのが難しく買い替えが必要になることもあるんです。
経年劣化
使用する頻度や環境にもよりますが、換気扇の寿命は一般的に10年ほどとされています。
経年劣化による故障は、部品を交換しても別の場所に不具合が出やすくなるものです。
もし10年以上使っていて寿命が近い換気扇の場合は、買い替えを検討したほうがいいかもしれません。
潤滑油の不足
換気扇にはプロペラやファンをスムーズに回転させるため、軸の部分に潤滑油が塗られています。
潤滑油は、換気扇を使い続けることで少しずつ減っていき、過剰に摩耗すると異音が出る原因になってしまうんです。
汚れの付着
キッチンの近くにあるレンジフードや換気扇には、料理するときに出る油分や水蒸気によってほこりも付着しやすくなります。
ベトついた汚れでファンやプロペラが重くなると、異音だけでなく吸引力が落ちて空気が入れ替わりにくくなるといった症状も起きるようになります。
部品の変形や破損
換気扇のプロペラやファンは常に回転しているため、摩耗によって軸ズレを起こすことがあります。
部品が変形や破損した状態で使い続けると、軸のズレが大きくなり異音が悪化する場合があるので注意が必要です。
油汚れが原因の異音は掃除で解決できる!
換気扇から発生する異音の原因が油汚れなら、掃除で解消できることがあります。
掃除の前にメンテナンス方法を必ずチェック!
換気扇のお手入れ方法は、メーカーや機種によって異なります。
例えば、換気扇の部品によっては食洗機が使えるものもありますが、ファンやネジ類は塗装の劣化や腐食の原因になるといった注意点があります。
どんな洗剤を使うにしても、掃除する前は必ず取扱説明書を読み直しながらおこなってくださいね。
もし取扱説明書が手元にない場合は、メーカーのホームページからダウンロードや閲覧ができることもあるので、一度確認してみましょう。
油汚れにはアルカリ性の洗剤が効果的!
酸性の性質をもつ油汚れは、アルカリ性の洗剤を使うと効果的に落とせます。
身近にあるアルカリ性の性質をもつ洗剤には、マジックリン®の他、エコ洗剤として人気の重曹やセスキ炭酸ソーダがあります。
ただし、それぞれの洗剤の特徴は異なり、使い方にも注意点があります。
一度も試したことがないという方はもちろん、いつも使っているという方も以下の記事にある掃除手順を参考に換気扇を掃除してみてください。
換気扇の分解方法がわからないよ!という方は、下記をチェック
レンジフードの分解方法
プロペラ換気扇の分解方法
電源プラグにも注意が必要
換気扇の不具合は、プロペラやファンにだけ起こるものではありません。
とくに換気扇は電源プラグが差したままになっていることが多く、コンセントとの間にほこりがたまりやすくなります。
電源プラグとコンセントの間でトラッキング現象が起きると、火災が発生することもあるので、こまめに掃除することが大切です。
トラッキング現象についてのくわしい情報を知りたい方は、以下のページもあわせてご覧ください。
原因不明の不具合はプロに依頼したほうが安心
換気扇から発生する異音や不具合の原因がわからないときは、専門的な知識や技術をもった換気扇のプロに任せるのがおすすめです。
プロに依頼すれば適した部品を正しい方法で交換してもらえますし、手間や時間をかけなくても済みます。
レンジフードや換気扇のモーターは、ネット通販などでも購入することができますが、知識がないまま自分で分解や修理をするのは避けましょう。
自分で部品交換や修理をすると、失敗するリスクがあるからです。
分解して元に戻せなくなることや適していない部品を間違って購入してしまうおそれがあります。
部品交換だけで済んだ換気扇も、故障させてしまえば買い替えが必要になり無駄な出費になってしまいます。
また、換気扇は高い場所に設置されていることが多いので、慣れない作業で転倒してケガをする可能性もあります。
換気扇の部品交換や修理は、無理して自分でやろうとせずプロに任せるようにしましょう。
換気扇クリーニングのプロ探しは「もちや」がおすすめ
換気扇の異音には、掃除することが最大の予防策です。
しかし、高い場所に設置してある換気扇をこまめに掃除するのを面倒に感じてしまう方も多いのではないでしょうか。
そんなときは、換気扇ひとつの掃除でも依頼できるハウスクリーニング業者に依頼するのがおすすめです。
業者に依頼すれば、換気扇だけでなくキッチンのシンクやお風呂場の浴槽など家中をまとめて掃除してくれるセットプランなども用意されているので便利ですよ。
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換気扇は定期的にお手入れをしながら使えば、一般的な寿命よりも長く使えることもあります。
吸引力を落とさずキレイな状態を保つためにも、できるだけこまめに掃除しましょう。
もし異音がする場合は、放置せず早めに業者に依頼して部品交換や修理をしてもらってくださいね。
※マジックリン®は花王株式会社の登録商標です。