トイレ掃除をしても、便器が何だか汚れている……。
そんなときには、掃除方法がまちがっているのかもしれません。
汚れに適した方法で掃除をすれば、便器はピカピカになりますよ!
ここでは、便器にこびりつく汚れの正体や特徴、正しい汚れ落としの方法を解説します。
適切な掃除方法で、便器をキレイに保ちましょう♪
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便器汚れの正体
トイレの便器で気になる汚れはおもに2種類あります。
- 黄ばみ
- 黒ずみ
そのほかに、ピンク汚れがつく場合もありますが、ピンク汚れは、ブラシなどでサッとこすれば簡単に落とせます。
便器にこびりついて、ブラシでこすっても落とせなくなるガンコ汚れは、「黄ばみ」「黒ずみ」のどちらかに分類されます。
黄ばみの正体は「尿石」です。
尿石とは尿汚れが、時間をかけて固まったものです。
蓄積すればアンモニア臭の原因ともなります。
黒ずみの正体は「黒カビ」です。
黒カビに雑菌やホコリなどが付着し、便器にくっついて固まったものです。
水面に丸く黒い汚れがつき、「さぼったリング」と呼ばれることもあります。
黄ばみも黒ずみも、通常のトイレ掃除では簡単に落とすことができません。
便器掃除は洗剤をうまく使い分けよう
便器を掃除するための洗剤は、目的に合わせて使い分けることが大切!
汚れに合わせて3種類を準備しておけば完璧です。
1.中性洗剤
こまめな掃除やいつもの掃除に適しています。
汚れに気づいたときにちょっと掃除するように準備しておきましょう。
2.酸性洗剤
尿石は中性洗剤で落とすことができません。
ガンコな黄ばみ(尿石)には酸性の洗剤を使いましょう。
3.塩素系漂白剤
ガンコな黒ずみには塩素系漂白剤が効果的です。
便器の黒ずみは、酸性洗剤でもある程度落とすことができます。
ですが、短時間で確実に便器を真っ白にしたい!というときには塩素系漂白剤を使えば、短時間でこすらず黒ずみを落とすことができるので便利です。
重曹やクエン酸の掃除効果は?
エコ洗剤にこだわるなら、重曹やクエン酸を使うのもよい方法です。
尿汚れは、アルカリ性の性質をもちますので、クエン酸を使用すると汚れを分解する効果があります。
クエン酸は、時間をかけてつけおきすれば、尿石も落としやすくなりますよ。
どうしても落とせない尿石には、重曹の研磨作用を利用してこすり落とすという手もあります。
ただし、重曹を使うときには、便器表面のコーティングが剥がれないよう、十分気をつけてください。
また、黒ずみの原因は黒カビなので、重曹やクエン酸で汚れを完璧に落とすことができません。
見栄えの悪い黄ばみや黒ずみを完璧に落として真っ白にしたいという場合は、酸性洗剤や塩素系漂白剤を使用するのがおすすめです。
便器掃除の手順
基本の便器掃除方法を紹介します。
この方法で、週に一度くらい掃除をすると、トイレをきれいに保てますよ。
準備するもの
- トイレ用お掃除シート
- トイレ用ブラシ
- トイレ用中性洗剤
便器掃除の手順
- お掃除シートでトイレタンクを拭く
- お掃除シートで便座・便座の外を拭く
- 便器の中に洗剤をかけてブラシでこする
- 最後に水を流す
黄ばみ汚れがあれば、酸性洗剤をかけてブラシでこすってください。
黒ずみがある場合には、トイレ用の塩素系漂白剤をかけ、汚れが落ちるまで待ちましょう。(数分で汚れが落ちます)
便器掃除を完璧にするには?
トイレの便器は、完璧にキレイにしておけば突然の来客に慌てることもありませんね。
ここでは便器でキレイにしておきたいポイントを2つ紹介します。
便器のふち裏をピカピカにしよう
外からは見えづらいので、いつの間にか汚れが蓄積していることが多い場所ではないでしょうか。
便器のふち裏は、次の方法で掃除をしてみましょう。
準備するもの
- トイレットペーパー
- トイレブラシ
- 酸性洗剤
トイレ便器のふち裏掃除手順
- トイレットペーパーをふち裏にしきつめる
- ふち裏にまんべんなく酸性洗剤をかける
- 2~3分放置する
- トイレットペーパーを取り除く
- ブラシで汚れをこする
- 水を流す
便座の裏側を真っ白にしよう
座ったまま用を足す方は、便座を上げることがないので汚れに気づきにくい場所です。
ですが、とても汚れやすい場所ですのでびっくりするくらい汚れていることがあります。
汚れを放置すると、ゴム部分やつなぎ目に黄ばみが蓄積しやすいので要注意です!
便座裏を掃除するときには、便座を立てて掃除しなければいけないので、液だれしやすい洗剤は使いにくいですね。
トイレットペーパーを使ってパックをするのがおすすめです。
便座裏のガンコな汚れは次の方法で掃除してみてください。
準備するもの
- クエン酸
- トイレ用お掃除シート
- トイレットペーパー
便座裏の掃除手順
- お掃除シートで大まかな汚れを拭く
- 便座裏にクエン酸水をたっぷりスプレーする
- 便座裏にトイレットペーパーを貼り付ける
- トイレットペーパーの上からさらにクエン酸水をスプレーする
- 30分くらい放置する
- 貼り付けてあったトイレットペーパーで便座全体を拭く
汚れがひどいときは、これを何度か繰り返してみてください。
便座裏のゴムの黄ばみが取れないときは、塩素系漂白剤につけおきすると真っ白になりますよ。
キッチン用や浴室用の漂白剤でもキレイになります。
ただし、クエン酸と塩素系漂白剤を混ぜると有害なガスが発生しますので、同時に作業するのは避けましょう。
便座裏のゴムは、日を改めて漂白してくださいね。
トイレクリーニングをプロに任せるメリット
トイレの掃除をハウスクリーニングに任せてみると、長年蓄積した汚れを一掃することができますよ。
トイレの便器掃除は、細かいところまできちんと掃除をすると新品のように気持ちがよくなります。
また、その後のメンテナンスも楽になり、美しい状態を保ちやすくなりますよ。
自力でトイレの美しさを保つ自信がない場合には、プロの手を借りるのもよい方法です。
トイレ掃除をハウスクリーニングに依頼する費用相場は1万円前後です。
一度利用してみてはいかがでしょうか。
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まとめ
その2つは、ブラシでこすっただけでは落とせない厄介な汚れです。
黄ばみには酸性洗剤、黒ずみには塩素系漂白剤を使用して、汚れを落としましょう。
便器の汚れは、こまめに掃除をしておけば、汚れが蓄積せず、美しさを保てますよ。
トイレの便器の掃除をするときには、汚れに合わせた方法でおこなわなければいけません。
トイレで見栄えが悪くなる汚れは、黄ばみと黒ずみです。