トイレ掃除には泡タイプの洗浄剤が便利に使えますが、正しい使い方を知っておく必要があります。
泡の力を使った洗浄剤にはスプレータイプと粉末タイプがあり、種類によって汚れ落としに適した場所が異なるためです。
また注意点を知ってから掃除しないと取り返しのつかないことになる場合もあるんです。
こちらのコラムでは、泡タイプのトイレ洗浄剤の特徴や使用するときの注意点などについて解説します。
おすすめの泡洗浄剤もご紹介しますので、一度効果を試してみたいという方はぜひ参考にしてみてくださいね。
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泡タイプ洗浄剤は「スプレータイプ」と「粉末タイプ」の2種類がある
トイレ掃除に使う泡タイプの洗浄剤は、大きく「スプレータイプ」と「粉末タイプ」の2種類に分かれます。
2種類の洗浄剤は掃除をするのに適した場所があり、それぞれに特徴も異なります。
このため正しく使わないと、本来の効果を得られないことがあるので注意しましょう。
便器のふち裏には「スプレータイプ」が便利
スプレータイプの場合は、便器の汚れに数秒吹きかけたあと、5分ほど放置しておくだけで自動洗浄されるので簡単です。
こすらずに流すだけで便器内をキレイに洗浄してくれるものもあり便利に使えますよ。
とくにスプレータイプは噴射チューブが付属していることも多いので、掃除しにくい便器のふち裏の汚れを落とすのにおすすめなんです。
ここでは、おすすめのスプレー式の泡洗浄剤をいくつかご紹介します。
洗浄力 モコ泡わ トイレクリーナー 300ml (エステー株式会社)
モコモコと膨らんだ泡が汚れに密着しやすく、除菌とつや出し効果もあります。
さわやかなミントの香りがあり、便器内全体をキレイにしてくれますよ。
またノズル専用のミニサイズクリーナーもあります。
ねらってバブルーン トイレノズル 泡洗浄スプレー 200ml (アース製薬)
噴射チューブが付属しているので汚れをねらいやすく、トイレノズルなどの掃除にも便利な泡タイプのスプレー洗浄剤です。
缶を逆さにしても使えるので、便器のふち裏掃除にもおすすめできます。
モコモコ泡スプレー 除菌洗浄剤 335ml (アイリスオーヤマ)
汚れが付着しにくくなるコーティング効果や除菌・抗菌もできるので、日々のお手入れにぴったりです。
便器のふち裏にスプレーしやすいように専用ノズルがついています。
高密着泡が汚れを分解・除去をしてくれるだけでなく、泡が青から白に変わり汚れ落ちの効果がわかりやすいのも特徴です。
トイレ用ティンクル 2wayスプレー 300ml (大日本除虫菊株式会社)
泡と直射の2通りの使い方ができる泡タイプの洗浄剤です。
掃除するたびに親水性の被膜ができるので、汚れをつきにくくする効果があります。
また99%の除菌性能や消臭効果があるのも魅力的です。
トイレふちクリーンNEO 220ml (アイメディア)
噴射チューブつきで缶を逆さにしても使うことができるので、ふち裏掃除も簡単にできます。
研磨剤を配合しているので、ガンコな汚れをこすり洗いしたいときにはおすすめです。
掃除後はオレンジの香りでスッキリさわやかな印象を与えてくれます。
泡てないで! 300ml (株式会社 協栄販売)
微生物が主成分の泡タイプ洗浄剤です。
BN菌が分泌する酵素で、尿石などの汚れを強力分解します。
便器内にBN菌が付着するため、汚れがつきにくくなるだけでなく悪臭の原因も除去してくれるので便利です。
便器の水たまり部分なら「粉末タイプ」がおすすめ
粉末タイプは、便器の水たまり部分にできた黒ずみなどの汚れを落とすのに効果的です。
ただし発泡するのは便器の水たまり部分までのものが多いため、ふち裏を掃除するのには向いていません。
またスプレータイプの洗浄剤よりも成分が浸透するまでに時間がかかるので、30分~1時間ほど放置する必要があります。
このため外に出かけるときや寝る前など、トイレを長い時間使用しないときに使うとよいでしょう。
○Pix 泡のトイレクリーナー 40g×3包入 (ライオンケミカル株式会社)
ブラシを使わなくても、水たまり部分に投入しておくだけで、汚れが落ちるので便利です。
塩素系の成分が、水たまり部分の黄ばみや黒ずみなどの汚れをキレイにしてくれます。
○ブルーレット さぼったリング大盛り泡(小林製薬)
便器の水たまりにできた黒ずみを、強力な発泡の力で落としてくれます。
サッと入れてこすらなくても30分~1時間放置するだけで汚れが落ちるので、手間や時間をかけずに簡単に掃除することができます。浄化槽への影響もありません。
泡タイプ洗浄剤を使うときの注意点
泡タイプのトイレ洗浄剤は、間違った使いかたをすれば効果的に汚れが落ちないだけでなく、命にかかわる重大な事故につながるおそれがあります。
このため正しく安全に使うためにも、トイレ洗浄剤を使ううえでの注意点を知っておきましょう。
塩素系の洗浄剤は使い合わせによって危険な場合がある
塩素系の洗浄剤と、酸性の洗剤と混ぜると塩素ガスが発生して大変危険です。
塩素ガスを吸い込むと命の危険があるので、併用することは絶対に避けましょう。
トイレ掃除をする前には、必ず洗剤容器に記載された使用上の注意を読んで正しく使うことが重要です。
また洗剤成分が皮膚につくと荒れてしまうこともあるため、ゴム手袋を着用するようにしましょう。
さらに目や口に入るのを防ぐため、ゴーグル・マスクなどを使うのもおすすめです。
素材によっては傷めてしまうことがある
泡タイプの洗浄剤は基本的に便器内の掃除に使いますが、配合されている成分によっては相性のよくない素材があります。
たとえばアルミや銅などの金属、また白木などに使うと変色や変質してしまう可能性があるんです。
床や壁などに相性のよくない素材が使われている場合は、洗剤が付着しないように新聞紙などを重ねてカバーしておくのがおすすめです。
素材がわからず不安な場合は、目立たないところで試してから使ってみるといいでしょう。
トイレ掃除はこまめにおこなうのがポイント
トイレに発生する汚れは、ガンコになる前に落としておく必要があります。
汚れはガンコになるほど落としにくくなり、長期間放置した黄ばみや黒ずみは強力な泡洗浄剤を使ってもこすり洗いしないと落とせないこともあるんです。
泡タイプのトイレ洗浄剤なら、汚れが再びつきにくいコーティング効果のあるものが多くあります。
このため、トイレを清潔な状態を保つには定期的にこまめな掃除することがポイントです。
粉末タイプやスプレータイプの泡洗浄剤を上手に使い分けて、いつでもキレイにしておくようにしましょう。
まとめ
トイレ掃除に使う泡タイプの洗浄剤にはスプレータイプと粉末タイプがあり、効果的に使える場所が異なります。
スプレータイプは便器のふち裏に、そして粉末タイプは水たまり部分に向いています。
また、使用するときは使い合わせによって危険な場合もあるため、使用上の注意をしっかり読んで正しく使うようにしましょう。
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