トイレタンクの黒カビ&臭いを”一晩で”落とす方法!洗浄剤もご紹介

トイレタンクの黒カビ&臭いを”一晩で”落とす方法!洗浄剤もご紹介

トイレタンクのフタを開けてみたら黒カビ…。
イヤ~な臭いの発生源はコレだった!

そんなときには、すぐに汚れを撃退してしまいましょう。
じつはトイレタンクのカビは、洗浄剤を投入するだけという簡単な解決策があるので心配いりません。

今回は“一晩で”簡単にできるトイレタンクの掃除方法をご紹介しますので、とりあえず緊急措置として試してみてください。

そのほかに、トイレタンクのカビを根絶する方法やカビの予防法もご紹介しています。

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目次

トイレタンクがカビだらけになる原因

トイレタンク

トイレタンクの内部は、そもそもカビが発生しやすくなっています。
常に水が入っているタンクの中は湿気がこもっていて、カビが繁殖しやすい条件が整っているからです。

カビにもさまざまな種類がありますが、トイレタンクの中で特に発生しやすいのは黒カビ。
黒カビが発生&繁殖しやすい条件には次のようなものがあります。

  • 酸素がある
  • 温度が20~30℃である
  • 湿度が60%以上である
  • 栄養分となるホコリや垢がある

とくに手洗い器つきのトイレタンクの場合は、手を洗った水がタンク内へ流れ込むしくみになっています。
そのため黒カビが繁殖しやすい条件が、しっかりそろってしまっているのです。

トイレタンク内に黒カビが繁殖していると、便器にはカビ菌を含んだ水を流し込むことになります。
そうすると、便器にもカビや悪臭が発生しやすくなってしまいますね。

便器に黒い水跡がついたり原因不明の悪臭が漂ったりするときには、トイレタンク内を洗浄すると問題解決することも多いんですよ。

賃貸で入居時にトイレタンクがカビだらけだったら…

賃貸住宅の場合、入居中の掃除は借主の責任となります。
そのためトイレタンク内も、定期的に掃除をしておくことが必要です。

ただし入居前にトイレタンク内にカビが生えていたという場合には、早めに大家さんや管理会社へ連絡してみましょう。
交渉次第では入居前に掃除してもらえるかもしれませんよ。

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【洗剤入れるだけ】一晩でトイレタンクの黒カビを洗浄する方法

一晩で確実に黒カビや悪臭を一掃するには、トイレタンク専用の洗浄剤がおすすめです。
専用の洗浄剤はいろいろありますが、使いやすくコスパがよいのはこちら。

定期的に使うので、まとめ買いしておくのがよいでしょう。

ではさっそく使い方をご紹介します。
洗浄剤は2時間以上つけおきすることになるので、寝る前にこれをやっておくと一晩で洗浄完了します。

準備するもの
  • トイレタンク洗浄剤

トイレタンクの掃除手順

STEP1

トイレの水を一度流す

STEP2

トイレタンク内の水が満タンになるまで待つ

STEP3

手洗い器の排水口へ洗浄剤を1包入れる。手洗い器がない場合はタンクのフタを開けて投入する

STEP4

2時間以上放置する

STEP5

トイレの水を流す

これで完了です。たまった汚れが便器へ流れ出ていきますよ。

トイレタンクの洗浄剤は、家にあるエコ洗剤でも代用できます。
重曹やオキシクリーンを使うことも可能です。

ただし重曹やオキシクリーン®はアルカリ剤です。アルカリ剤の使用を推奨していない便器のメーカーや機種がありますのでご注意ください。

トイレタンクにハイターなどの塩素系漂白剤はNG!

トイレタンクに黒カビが生えていると、「カビといえばハイターやカビキラーが使えるかも…?」と考えつくことが多いかもしれませんね。
しかしハイターやカビキラーなどの塩素系漂白剤はトイレタンク掃除にはNGなんです。

トイレタンク内には金属を使ったパーツがたくさん入っています。それらの金属素材は、塩素の力で変質したりサビが発生したりしてしまうことがあるからです。

トイレタンク内部の黒カビを根絶する方法

汚れたトイレタンクイラスト

トイレタンクの黒カビや悪臭を一晩で簡単に掃除する方法をご紹介しましたが、カビが根絶したかどうか不安だというケースもありますね。
そういった場合には、タンク内の徹底洗浄をしていきましょう。

洗浄剤が届かない、タンクの上部やタンクフタの裏側の掃除までしっかり掃除しておくとスッキリしますよ。

準備するもの
  • マイナスドライバー
  • 中性洗剤(ウタマロクリーナーなど)
  • 歯ブラシ
  • スポンジ
  • クエン酸
  • 酸素系漂白剤
  • ゴム手袋
  • ビニールシート

ステップ1:止水栓を閉める

トイレタンクの掃除をするときには、水を閉めておく必要があります。
掃除中に水が溢れてしまうことがあるからです。

止水栓は、トイレタンクと壁をつなぐ配管の途中にあります。
マイナスドライバーを使って右方向に回してください。

何回まわしたか数えながら、動かなくなるまで回します。(後で戻すときに、その回数分だけ左へ回します。)

ステップ2:トイレタンクのフタを掃除

トイレタンクのフタを掃除します。
手洗い器つきのトイレタンクの場合は、フタを持ち上げると、給水ホースがタンク内とつながっていることがあります。

給水ホースの接続部分にはナットがありますので、それを回してから給水ホースを外してください。
フタは落とすと割れることがあるのでビニールシートを敷いた床へ慎重に置いてください。

フタは中性洗剤と歯ブラシやスポンジで汚れを落としていきます。中性洗剤でも落とせないガリガリした汚れは水垢です。
クエン酸をつけてしばらく放置すれば汚れがゆるんで落としやすくなります。

黒ずみがこびりついて落とせないところは、オキシクリーンなどの酸素系漂白剤を使うのがおすすめです。
酸素系漂白剤は、お湯を使うと漂白力がアップしますよ。

ステップ3:トイレタンク内を掃除

トイレタンク用の洗浄剤を使えば、トイレタンク内はある程度キレイになっているはずです。
ですが底の方に汚れがたまっているときには、水を抜いて掃除をしましょう。

トイレタンク内には壊れやすい部品がたくさんあるので、触れて壊さないよう注意しながら掃除してください。
底の方にたまった汚れは、中性洗剤をつけた歯ブラシなどで軽くこすり落とします。

掃除が終わったらフタを元に戻します。
最後に止水栓を開けて、問題なく水が便器へ流れ込むかどうか確認できたら、掃除完了です。

トイレタンクのカビは予防できる!

トイレタンク上から

トイレタンクは、こまめにトイレを使用して、タンク内に新しい水が入ってくる状態であれば、比較的汚れがたまりにくいです。
しかし、トイレの使用頻度が低い場合には、黒カビが繁殖しやすくなります。

そのため、長期で家を空けるときにはカビ対策をしておくのがおすすめです。
おもな方法は2つあります。

1つ目は、トイレタンクに洗浄剤を投入しておくことです。

もう一つは、トイレタンク内の水を抜いておくことです。
止水栓を閉めてから、トイレの水を流すだけです。

自力での掃除がムリならプロに依頼しよう

ハウスクリーニング業者イラスト

トイレタンク内の掃除は、軽いものなら市販の洗浄剤などを使って自力でおこなうことができます。
ですが「開けてびっくり!!
見るに堪えないホラー状態」であることも…。

自力ではとても掃除できそうにないといった場合には、プロに任せてみましょう。
素人が見ればとんでもない汚れでも、プロに任せればあっという間にキレイになるんですよ。

トイレ掃除は、ハウスクリーニング業者へ依頼するのが一般的です。
費用相場は約7,000~9,000円となっています。いちど試してみる価値はありますよ。

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賃貸住まいでもプロに任せるメリットはある

うちは賃貸。自分の家じゃないからメンテナンスにお金をかけたくない…。

そう考える方は少なくないでしょう。
ですが賃貸住まいの場合でも、お掃除をプロに任せるメリットはあります。

たとえばトイレ掃除の場合。トイレタンク内までしっかり掃除しておいてもらえば、普段の掃除がグンとラクになります。
気持ちよく使えるだけでなく、掃除頻度を減らせるんですよ。

また退去時に部屋が荒れた状態であると不利になることがあります。
たとえばシミやカビによる被害が重度の場合、原状復帰が借主負担となるおそれがあります。

引越し時のもめ事やトラブルは、なるべく避けたいものですね。
普段のお掃除に気を配って、カビなどが発生しないようにしておくほうが得策でしょう。

※オキシクリーン®はチャーチ・アンド・ドゥワイト・カンパニー・インコーポレイテッドの登録商標です。

ライター

もちやぷらす編集部のアバター もちやぷらす編集部 もちやぷらす編集部

家事の時短、分担、アウトソーシングをテーマにしたウェブメディアです。
お掃除のことを中心に、暮らしにまつわるアイデアをお届けします。
ハウトゥ記事から、専門家やメーカーへのインタビュー、商品・サービスの体験レビューまで。住み心地のいいお家づくりに役立つ情報を編集部が総力をあげて発信します。

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