「トイレの悪臭がなかなか取れない…」
トイレに消臭剤を置いたり掃除したりしても臭いのは、目立ちにくい部分に残った汚れが原因かもしれません。
トイレのどんな部分に汚れが残りやすいか? この記事では、場所ごとに掃除方法をご紹介したいと思います。
トイレのニオイにお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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トイレが臭いは汚れが原因

トイレのニオイは使用したあとしばらくは気になるかもしれませんが、じきに消えることがほとんどです。
いつまでにもニオイが気になる場合は、汚れが原因と考えられます。
トイレの汚れはおもに下記のものが挙げられます。
- 尿石
- カビ
- 水垢
- ホコリ
このなかでも尿が固まってできる尿石、そしてカビ汚れがニオイの原因になるんです。
ちなみにアンモニア臭は、尿石と雑菌が混ざって発生します。
また、カビは湿気が多くて気温が約20度~30度前後の環境で発生します。
トイレは、密閉性が高く、湿気がこもりやすい環境なのでカビが繁殖しやすいのです。
これらの汚れが目立たないところに発生して、ニオイの原因になっているんですよ。
トイレ掃除で忘れがちな2か所の掃除方法
トイレでついつい掃除を忘れてしまう場所は、便器の裏側と便器・床との接地部分などが挙げられます。
それぞれの掃除方法について見ていきましょう。
【1】便器の内側(ふち裏)

便器の内側には、尿の飛び跳ねが付着します。
覗き込まないと見えにくい部分なので掃除を忘れがちになりますが、尿石が固まってしまうと取り除きにくくなるのです。
尿石汚れの元となるアンモニアはアルカリ性の性質です。
そのため、アルカリ性と反対の性質を持つ酸性洗剤で汚れを落としましょう。
ただし便器の種類によっては、酸性洗剤やアルカリ性洗剤の使用禁止の注意書きが記載されていることがあります。
その場合は、トイレ用の中性洗剤を使うことをおすすめします。
- トイレ用洗剤(酸性:サンポール・中性:トイレマジックリンなど)
- トイレットペーパー
- トイレ用ブラシ
便器の裏側掃除の手順
- STEP1
-
トイレ便器の内側に、トイレットペーパーをまんべんなく敷く
- STEP2
-
その上からトイレ用洗剤をかけて、トイレットパーパーと内側に浸透するようにする
- STEP3
-
そのまま数分放置後、トイレットペーパーの上からトイレ用ブラシでこすり落としていく
トイレットペーパーはそのまま流してOK - STEP4
-
汚れを十分擦り落としたら、レバーで水を流す
汚れが残っていたらその部分だけ再度トイレ用洗剤をかけて汚れをこすり落とす
あまりにも固いブラシを使ったり強くこすりすぎたりすると、便器にキズがつくおそれがあります。
力を入れずに、洗剤を浸透させた状態でこするのがコツですよ。
【2】便器と床の接地部分

便器の床の間には、わずかな隙間ができています。この隙間に尿やホコリなどの汚れがたまると、ニオイの原因になるんです。
掃除しづらい部分ですが、忘れずにキレイにしていきましょう。
- クエン酸
- 水
- スプレーボトル
- 歯ブラシ(使用済みのものでOK)
- トイレットペーパー
掃除をする前に、クエン酸と水を混ぜてクエン酸スプレーを作ります。
クエン酸:水で1:50ほどの割合がベストです。(水200mlに対して小さじ1杯ほど)
クエン酸スプレーはトイレ掃除以外にも、幅広く活用できますので、一家にひとつ常備しておくのがおすすめです。
詳しい作り方や用途は下記の記事を参考にしてみてくださいね。

便器と床の接地部分の掃除手順
- STEP1
-
便器の接地面にクエン酸スプレーを吹きかける
- STEP2
-
歯ブラシを隙間に入れて、汚れをかき出すようにこする
- STEP3
-
出てきた汚れをトイレットペーパーで拭き取る
接地面の汚れは固まっていて歯ブラシだけでは取り除けないことがあります。
その場合は、固くて薄いプラスチックのシートや固めの紙を隙間に差し込んで、汚れをかき出すという方法がおすすめです。
掃除が終わったあとは、後述のコーキングや保護シートを貼って隙間を埋めればキレイな状態を保てますよ。
トイレタンク内部のカビはニオイの原因になる

便器周りの汚れをキレイに落としてもカビ臭さが気になる場合は、トイレタンクが原因かもしれません。
「トイレタンクのフタを開けたらカビだらけだった……」
なんてことも珍しくありません。
トイレタンク内のカビは、中性洗剤または重曹で落としていきましょう。
ここでは中性洗剤を使った掃除方法についてお伝えしていきます。
掃除前に注意すること
- 止水栓は閉めた状態になっているか
トイレタンクの掃除をする前に、止水栓を閉めておきましょう。
開けっ放しの状態でレバーを回すと、水が漏れて辺りが水浸しになってしまうおそれがあります。
止水栓の位置はトイレタンクの横にある給水管、または床に設置されているタイプもありますよ。
トイレタンクのフタの開け方
掃除がしやすくなるのでタンクの水は溜めた状態でフタを開けましょう。
トイレタンクのフタは、基本的に持ち上げるだけで開けられます。
ただし手洗い器つきのものには、フタと手洗い管がジャバラホース、またはゴムホースでつながっているタイプのものがあります。
その場合は、無理やり持ち上げて外そうとすると破損するおそれがありますので、接続部分をきちんと外してからフタを開けましょう。
- 中性洗剤(トイレマジックリンなど)
- 柄の長いブラシ、またはスポンジ
- 使用済みの歯ブラシ
- 洗面器またはジョウロ
トイレタンク内部の掃除手順
- STEP1
-
タンクのフタを外す(汚れている場合は、お風呂場などの床にいったん置いておく)
- STEP2
-
洗剤をタンク内にまんべんなく吹きかける
- STEP3
-
タンク内部の汚れをスポンジや歯ブラシなどでこすり落としていく
- STEP4
-
一通りキレイにしたら、レバーを回して水を抜く
- STEP5
-
水を抜いた状態で底部にも中性洗剤を吹きかけてこすり洗いをする
- STEP6
-
洗面器やジョウロで水を注いでレバーを回して水を抜く(洗剤が落ちるまで繰りかえす)
- STEP7
-
タンクのフタも中性洗剤を吹きかけてスポンジなどでこすり落とす
トイレタンク内の部品に汚れが溜まっていても、力ずくでこすらずに優しくこするのがポイントです。
万が一部品が破損してしまうと、きちんと水が流れないなど不具合が起こることがありますので、十分にご注意ください。
トイレタンクのフタを外すのが大変な場合は、手洗い器から洗浄剤や重曹を使って掃除する方法もあります。下記の記事をご参照ください。

また、手洗い器付きのトイレタンクのフタは水垢で汚れやすいです。
中性洗剤でも落とせない汚れは、酸性洗剤や専用のグッズでこすり落とすという方法もあります。
気になる方は下記の記事をご覧ください。

トイレをキレイに保つための対策方法

最後は、掃除したあとにしておきたいトイレをキレイに保つためのコツについてお伝えしていきます。
こまめに掃除する
トイレの掃除はしっかりしようと思うと疲れてしまいますよね。
そのため、軽めの掃除をこまめにおこなって、キレイに保っておきましょう。
便器に洗剤を吹きかけて水を流すだけで掃除ができる便利な商品も販売されています。
汚れをため込まなければこすり洗いの手間も省けて手軽に掃除できますね。
トイレは便器だけでなく、床や壁掃除も大切です。
拭き掃除用のシートを常備して、週に1回ほどササッと拭くだけでニオイや汚れが溜まりにくくなりますよ。
トイレと接地面の隙間を保護する
先ほどお伝えしたとおり、トイレと接地面の隙間には、いつの間にか尿汚れが溜まってイヤなニオイの発生源となるのです。
そこで便利なのが、専用の保護テープやコーキング剤です。
隙間を埋めて汚れが入り込まないようにすると、キレイを保てますよ。
さまざまなグッズが販売されていますので、試してみてはいかがでしょうか。
トイレクリーニング業者に依頼する
「きちんと掃除しているのにニオイが取れない……」
「トイレ掃除は大変……」
というお悩みをお持ちでしたら、トイレクリーニング業者に依頼してみるのもひとつの手ですよ。
業者に依頼すれば便器はもちろんのこと、床や壁などスミズミまで掃除してもらえます。
一度掃除してもらった状態からだと、キレイな状態を保ちやすいというメリットもありますよ。
ただし、トイレタンクの掃除についてはオプションサービスで対応していることがありますので、依頼時に確認しておきましょう。
弊社運営サイトの「もちや」からも、トイレクリーニング業者が探せます。
地域や口コミから選べますので、利用してみてはいかがでしょうか。
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