こんにちは。
もちやぷらす専属の主婦ライター、わたナギ子です。
キッチンシンクはステンレス製と人工大理石製、どちらも使った経験があります。
人工大理石は見た目が美しいだけでなく、水ハネの音が響かず静かなところがいいですよね。
さて、人工大理石のシンクをお使いのみなさんは、黄ばみに悩まされたことはありませんか?
お気に入りの人工大理石シンクが黄ばみで台無しになったらかなり凹みますよね。
じつは人工大理石シンクの黄ばみは、軽いものなら自力で落とせるんですよ。
ただし掃除をするときには、方法や注意点をしっかり確認しておく必要があります。
人工大理石の素材は意外とデリケート!
お手入れ方法をまちがえると、汚れが落ちるどころか、逆に変色が進んでしまうこともあるんです。
ここでは人工大理石のキッチンシンクを漂白する2つの方法を紹介します。
適切な方法で黄ばみをしっかり漂白して、ピカピカのシンクを取り戻してくださいね♪
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人工大理石シンクが黄ばむ原因

人工大理石は、使い続けていると黄ばむことがあります。
とくに人工大理石でできたシンクの場合は黄ばみがひどくなりがち。
中性洗剤で洗っても落とせないことが多いでしょう。
そんなときには、慌ててまちがった対処をしないことが大切です。
まずは人工大理石が黄ばんでしまう原因を知っておきましょう。
原因1:汚れの放置
人工大理石は、汚れが新しいうちにふき取れば色が残ることはありません。
油汚れや茶渋も、その日のうちに中性洗剤とやわらかいスポンジを使って洗っておけば、汚れが蓄積することはないのです。
ですが三角コーナーや調味料置き場の付近は、汚れが付着しても気づきにくく、何日も放置してしまうことも…。
また油汚れは付着していても目立ちにくく、拭き残してしまうことがあるんです。
しっかり掃除しているつもりでも、汚れが残ってしまうことはあるものです。
汚れを長時間放置すると、人工大理石に色素が沈着してしまいます。
原因2:経年劣化
一般的に「人工大理石」と呼ばれているものは、じつは大理石ではありません。
樹脂でできており、天然の大理石によく似た風合いを持つものが多いですね。
厳密にいえば人工大理石の素材はメーカーによって違いがあります。
そのため経年変化もメーカーによって違いが出てきます。
人工大理石のなかには紫外線に弱く、経年とともに黄ばみやひび割れが起きるものもあるんです。
そのほかサビついた調理器具や缶詰などの金属類からもらいサビが生じるケースがあります。
原因3:水道水のミネラル分
人工大理石は水道水のミネラル分が原因で黄ばむこともあります。
地域によって水道水の成分には違いがあり、「マグネシウム」や「鉄分」「シリカ」などが多く含まれる場所があるためです。
また水道水に含まれるそれらの成分が、時期的に多くなることもあります。
こすりすぎてすり減った部分や傷ついた部分はとくに変色や変質が起きやすいのです。
人工大理石シンクの黄ばみを落とす方法

人工大理石のキッチンシンクの場合、公式サイトで「使用する洗剤は中性洗剤のみ」と注意喚起されていることがあります。
そのためまずは、取扱説明書や公式サイトで注意事項を確認しておきましょう。
ここでは、人工大理石のキッチンシンクを漂白する方法を2つご紹介します。
まずは目立たないところで試してみてから実行してくださいね。
その1:オキシクリーン®(酸素系漂白剤)を使う方法
まずひとつ目は、オキシクリーン®を使う方法です。
オキシクリーン®は酸素系漂白剤の中でも人気のある洗剤で、主成分は過炭酸ナトリウムとなっています。
オキシクリーン®には日本版とアメリカ版がありますが、どちらでも使えますよ。
アメリカ版のほうはモコモコに泡立つという特徴がありますが、漂白効果はほぼ同じです。
オキシクリーン®は漂白力のほか、油汚れ落としや除菌の効果もあるすぐれた洗剤です。
それではさっそく、オキシクリーン®で人工大理石のシンクを漂白していきましょう。
- オキシクリーン®(約120g)
- シンク排水口のフタ(なければ水を入れたポリ袋で代用)
- 40~60℃のお湯(シンクにたまる程度)
- ゴム手袋
シンク漂白の手順~オキシクリーン®編
- STEP1
-
シンク排水口にフタをする
- STEP2
-
シンクにお湯をためる
- STEP3
-
オキシクリーン®を投入して溶かす
- STEP4
-
汚れが落ちるまでつけおきする(最大6時間)
- STEP5
-
すすぎ洗いをする
これで完了です。洗剤が残らないよう、最後にはしっかり水で洗い流しておきましょう。
人工大理石以外の天然大理石や人造大理石の場合は、溶解のおそれがあるのでこの方法はおすすめできません。
※オキシクリーン®はチャーチ・アンド・ドゥワイト・カンパニー・インコーポレイテッドの登録商標です。
その2:キッチン泡ハイター(塩素系漂白剤)を使う方法
続いて、キッチン泡ハイターを使った人工大理石の黄ばみを落とす方法をご紹介します。
塩素系漂白剤のひとつである、キッチンハイター®の泡タイプのものです。
酸素系漂白剤では落とせない場合や、部分的にひどい黄ばみがあるといった場合にキッチン泡ハイターを使ってみましょう。
それではキッチン泡ハイターを使って人工大理石のシンクを漂白していきましょう。
塩素系漂白剤は独特の臭いがありますので、換気をしながら作業をすすめてください。
- キッチン泡ハイター
- キッチンペーパー
- ラップ
- ゴム手袋
シンク漂白の手順~キッチン泡ハイター編
- STEP1
-
汚れが気になる部分にキッチンペーパーを敷く
- STEP2
-
その上からキッチン泡ハイターを吹きかける
- STEP3
-
さらにその上からラップをかける
- STEP4
-
汚れが落ちるまで放置
- STEP5
-
水で洗い流す
塩素系漂白剤につけおきする時間はなるべく短くしておきましょう。
長時間つけおくと逆に変色の原因となります。

自力での掃除にはリスクもある

人工大理石シンクの黄ばみを自力で漂白する方法をご紹介してきましたが、自分でおこなう掃除にはリスクもあります。
自力での漂白作業で失敗しやすいポイントは次の2つ。
- 変質する
- 変色する
人工大理石シンクは漂白をすると汚れが落ち、キレイにはなりますが、元の質感とは変わってしまうことがあります。
たとえばツヤがなくなってマットな質感になってしまうことも…。
逆にマットな質感が気に入っていたのにツヤが出てしまうというケースもあるのです。
また最大のリスクは変色してしまうことです。
気になっていた汚れは落ちたものの、それまでキレイだった部分まで変色してしまうこともあります。
自力での掃除に自信がない場合や、黄ばみ汚れが手に負えないと感じたときには、プロに任せてみましょう。人工大理石のクリーニングやコーティングは、ハウスクリーニング業者で請け負ってもらえます。
自力でがんばるよりはるかにキレイに仕上がり、しかも短時間で作業は完了します。いちど試してみる価値はありますよ。
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