ハッカ油の虫よけ効果は?野外キャンプでの完璧な虫よけ対策3つ

ハッカ油の虫よけ効果は?野外キャンプでの完璧な虫よけ対策3つ

こんにちは。

もちやぷらすの主婦ライター、わたナギ子です。

田舎育ちなので、大自然に対するあこがれは持ち合わせていません。

そんな私でも昨今のアウトドアブームにより、キャンプに出かける機会が増えています。

暖かい季節になると、野外へのおでかけには「虫よけ対策」が欠かせませんね。
危険な虫にはどのように対策するのがよいのでしょうか。

最近では体に害のないアイテムを選びたいということでハッカ油を虫よけとして使うケースが増えているようです。
ただ、ハッカ油でどれほどの虫よけ効果があるのか?という疑問も…。

ここでは、

「虫よけスプレーはできるだけ体に害のないものを使いたい。天然成分でできたハッカ油が虫よけに効果あるって聞いたことあるけどちゃんと効果あるのかな…?」

といった疑問を解決します。そのほか野外で効果のある虫よけ対策についてもご紹介していきます。
事前にしっかり虫よけ対策をして、安全にアウトドアライフを楽しんでくださいね。

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目次

ハッカ油は虫よけとして使えるが殺虫力は…?

ハッカスプレーのイメージカット

ハッカ油にはメントール成分が含まれるため、「スーッ」としたニオイがあるのが特徴です。
人間にとってはさわやかに感じるニオイですが、虫たちにとってはスーッとしたニオイの刺激が強く、嫌がって逃げていきます。

ハッカ油は、虫よけとしては十分効果のあるものですが、殺虫力はありません。
虫は一時的に逃げてはいきますが、ハッカのニオイがなくなればまた寄ってきてしまいます。

そのため虫刺されによる被害をしっかり防ぐにはほかの対策との組み合わせが必要となります。
また危険な害虫の場合は、プロによる駆除が必要となるでしょう。

とはいえハッカ油は天然由来成分であり、体に害のないものですし、一定の虫よけ効果はあります。
野外活動での虫よけだけでなく室内での防虫などにもおすすめできるアイテムです。

春から夏にかけては、積極的に虫よけとして使ってみましょう。

ハッカ油を虫よけとして使う方法

ハチのイラスト

ハッカ油は、直接使うこともできますが、使いやすいようアレンジするのもおすすめです。
ここでは虫よけに効果的な使い方を2つ紹介しますので参考にしてみてください。

その1:虫よけスプレー

ハッカ油を虫よけとして体につけるときには、スプレーが便利です。

作り方は

  • ハッカ油5~6滴
  • エタノール10ml
  • 水45ml

をスプレーボトルに入れて混ぜるだけです。

ハッカスプレーの作り方やボトルの選び方・材料の詳細はこちらの記事でさらにくわしく紹介しています。

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赤ちゃんや小さなお子さんに使うときには口や目の周りはさけてスプレーする用にしましょう。
口や目の粘膜に触れないように気をつけてください。

またはじめて使うときには、刺激が強すぎて嫌がることがあります。
そういった場合には、ハッカ油の量を減らして少しずつ慣れさせていくという方法もあります。

虫よけスプレーが余ったら、体以外にも使っていきましょう。
最も効果があるのは、虫が入ってきそうな入口です。

  • 家の玄関
  • 車の窓周辺
  • テントの出入り口
  • 網戸

このような場所にスプレーしておくと、虫の侵入を防ぐ効果があるので試してみてはいかがでしょうか。

置き型防虫剤

置き型防虫剤のイラスト

エコ洗剤として広く知られている重曹とハッカを混ぜて「置き型防虫剤」をつくることができます。
重曹は掃除に使うものというイメージがありますが、除湿効果がありますのでカビなどの雑菌が繁殖するのを抑えるはたらきもあるんですよ。

ハッカ油による虫よけ効果で蚊やブヨ、ゴキブリなどの虫を回避できます。
さらに重曹による除湿効果で、湿気によるイヤなニオイを取り除くことができるので一石二鳥ですね。

それでは重曹とハッカ油を使って置き型防虫剤をつくっていきましょう。

準備するもの

  • お茶パック
  • 布袋
  • ハッカ油数滴
  • 輪ゴム

置き型防虫剤の作り方

  1. お茶パックに重曹を入れる
  2. さらにハッカ油を数滴入れる
  3. お茶パックを布袋に入れる

アウトドアで使うには、布袋に入れる方法が便利ですが、おうちで使うときには、ガラス瓶などの容器に入れておいてもオシャレです。

家でガラスのビンに入れるときには、フタなしで置いておくとこともできそうですね。
倒してこぼれる心配があるなら、ガーゼなどの通気性のよい布地でフタをしておくとよいでしょう。

ガーゼのフタは、輪ゴムでとめてもよいですが、お気に入りのヘアゴムやキレイな紐でとめておくのもおすすめです。

野外活動で気をつけたい虫

子供のイラスト

野外活動やキャンプに虫などの生き物はつきもの。
出会ってうれしい生き物もいますが、できれば遭遇したくない「人にとって厄介な虫」もたくさん存在しますね。

野外活動で気をつけるべき虫には次のようなものがあります。

水場の近くに発生しやすいです。とくに流れのない池や水たまりには要注意!
蚊は普段生活している身の回りにもいるので、おそらく見た目で「蚊」はわかるでしょう。
「危険」とまでは言えませんが、できれば刺されるのは避けたい虫ですね。

ブヨ

コバエと似ているので気づきにくいですが、攻撃力が強く、「ガジッ」と噛むことがあるので要注意!
ブヨに嚙まれると、蚊に刺されたときよりかなりかゆみが出て、腫れたり痛みをともなったりすることが多いようです。

ブヨは羽音が静かなのが特徴。蚊と同じように水辺に発生します。
気温が低い朝や夕方に集団で活動していますので、噛まれないように細心の注意を払いましょう。

アブ

アブはハチに似た見た目をしているのですが、ハエの仲間でブンブン音を立てて飛び回るのが特徴です。
アブが人を刺すことはめったにありませんが、キレイな水辺には吸血性のアブも存在しますので念のため注意をしておきましょう。

アブは熱を発するものに寄ってきますので車の排気ガスなどに集まってくることがあります。
また明るい色よりも濃い色のものに集まる習性があるようです。
アブが好む要因をなるべく減らし、そっとしておけばそのうちいなくなります。

サシバエ

サシバエは、おもに牛や馬などの家畜から吸血する衛生害虫(※)として知られているハエの一種です。
人を刺すこともあり、刺されると強い痛みやかゆみが出ますので注意しましょう。

サシバエの見た目は普通のハエと比べて少し丸いのが特徴です。
動物のフンや不衛生な給水場所などに産卵し、越冬することもあります。

サシバエが発生するピークは春から秋の比較的涼しい時期ですが、真夏でも見かけることがあります。
ハッカ油をスプレーしておけば、一定の虫よけ効果はありますが、完ぺきとはいえません。

(※)人や家畜に害を与える昆虫及びダニ類のこと

ムカデ

ムカデは、知らない間にテントの中に入り込むことがあります。
ときには靴や服の中に入っていて「ギャーッ!」となることも…。
噛まれると強烈な痛みと腫れが起きるので注意が必要です。
ムカデは視力が悪い代わりに嗅覚がすぐれているため、ハッカ油で対策すると効果があります。

ハチ

ハチが最も攻撃的になるのは9月。エサを求めて攻撃的になっています。
ハチを見かけたらとにかく刺激を与えず静かにその場を離れることが大切。
ハチはほかの虫と同様ハッカ油のニオイを嫌いますので、ハッカ油が忌避剤になります。

これらの虫よけには、ハッカ油のほかに次のような対策もおこなっていきましょう。

野外キャンプでの完璧な虫よけ対策方法3つ

キャンプのイメージカット

野外活動では、ハッカ油は虫よけとして効果がありますので、積極的に使っていくことをおすすめします。

ただしハッカ油だけでは完璧な虫よけ対策とはいえません。
さまざまな対策を併用して虫よけ対策を万全にしておくことが大切です。

以下のような方法も取り入れてみてください。

対策①肌を露出しない

虫よけ対策としては基本中の基本。
まずは肌の露出を避けましょう。
長袖長ズボンで手足を保護し、出ている首にはタオルなどを巻いてガードします。

足首も刺されやすいので靴下はマストです。
サンダルは×。靴でしっかり足先を保護しておきます。

肌に虫が嫌がるハッカスプレーをかけて、さらに肌を露出しない服装を心がければ安心ですね。

忘れてはいけないのが帽子。
子どもには熱中症予防で帽子をかぶらせる一方で、大人のほうが意外と忘れることも…。
黒い髪の毛にはハチやアブが興奮して寄ってきやすいので気をつけましょう。

また帽子の色が黒いと虫の攻撃を受けやすいので、なるべく白っぽく明るい色の帽子がよいです。

対策②蚊取り線香を併用する

キャンプテントやタープ周辺には蚊取り線香を置きましょう。
通常の蚊取り線香でもよいですが、キャンプ用の強力な蚊取り線香を使うという手もあります。

蚊取り線香は、多めに炊きまくるのがおすすめです。
四隅や入口に置いて徹底的に虫対策をおこないましょう。

そのほか焚火も効果があります。
キャンプで「焚き火」をすると、虫が煙を嫌がって寄ってこなくなります。

対策③ポイズンリムーバーを常備する

虫よけ対策を万全におこなっても、虫に刺されることはあります。
そのため万一の場合に備えて応急処置の準備をしておくことは大切ですね。

まずは虫刺され用の薬を準備しましょう。
蚊に刺されたときなどには薬で対処できるでしょう。

そのほかブヨやアブ、ハチに刺されたとき用にポイズンリムーバーを準備するという方法もあります。
ポイズンリムーバーとは、注射器のような道具で、傷口から毒を吸引するものです。

まとめ

ハッカ油は虫よけに一定の効果があるので、スプレーや置き型防虫剤として使用するのがおすすめです。
野外だけでなく、家の中で虫よけをしたいときにももちろん活用できますよ。

ただしハッカ油はあくまでも虫を寄せ付けなくするためのアイテム。
そのためとくに野外ではほかの虫よけ対策を併用していく必要があります。

ここで紹介したような方法もあわせてしっかり虫よけ対策をしていきましょう。

ライター

わたナギ子のアバター わたナギ子 ライター

主婦歴20年の元転勤族。度重なる引っ越しでの苦労から、「身軽に生きるのがベスト!」という結論に至る。以来、汚れもモノもため込まない暮らしへシフト。
趣味はポイントやマイルをコツコツ貯め、格安で沖縄へ行くこと。お気に入りの離島は阿嘉島。真夏以外の趣味はキャンプ・サイクリングなどアウトドアが中心。
コロナ渦で地方へ移住し、賃貸経営を開始。プチDIYやリフォームを研究中。

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