カッパにカビがついたときの対処法をご紹介!撥水効果の回復方法も解説

「雨のあとには虹が出る」が座右の銘、もちやぷらすライターの茶美代(チャミヨ)です。
私は自転車通勤なので、傘よりもカッパ派です。
撥水(はっすい)加工されているカッパは、使い続けると効果が低下していくことをご存知ですか?

カッパを長く使うには、定期的にメンテナンスして機能を維持することが大切なんです。
特にコンパクトに持ち運べるカッパは注意しなくてはいけません。
カッパを使ったあと濡れたまま保存袋などに入れておくと、カビが繁殖することもあるんですよ。

この記事では、カッパにカビが生えたときの対処法や洗濯方法などを解説します。
不意な雨でカッパを着たら、カビだらけだった!なんてことにならないように覚えておきましょう。
また、撥水効果を回復させる方法についても触れていますので、ぜひ参考にしてくださいね。

カッパは定期的に洗濯するのがおすすめ

基本的にカッパには、水を弾く撥水加工がされていますが、使い続けると効果が低下して汚れがつきやすくなります。
カッパが雨に濡れると洗われたような気にもなりますが、まったくの逆効果です。
雨粒にはホコリや排気ガスが含まれているため、たとえ濡れた状態を乾かしたとしても、キレイになるわけではありません。

また、湿気を逃がす透湿(とうしつ)機能がある場合、内側に付着した汗や皮脂をそのままにしておくと、その効果も低下してしまいます。
これらの理由から、カッパの撥水効果や透湿機能を維持するには、定期的に洗濯するのがおすすめです。

カッパを洗濯する前の注意点

カッパは普段通りの洗濯をすると、素材を傷めたり撥水効果が低下したりするので、正しい方法を知っておく必要があります。
ここでは、カッパを洗濯する前の注意点について見ていきましょう。

■洗濯表示を確認しておくこと

カッパは、素材に合わせてそれぞれ適した方法で洗濯しなくてはいけません。
適した洗濯方法を知るためには、衣類の内側にある洗濯表示を確認してみましょう。
洗濯表示は、洗濯時の上限温度・漂白剤やアイロン使用の可否・乾燥のさせ方などが記号で示されています。
洗濯表示の意味については、以下の消費者庁のページを参考にしてみてくださいね。

・洗濯表示 (消費者庁)

■撥水効果が低下する洗剤は使用しないこと

カッパを洗濯する場合は、使う洗剤にも注意が必要です。
柔軟成分や蛍光増白剤が配合されている洗剤は、撥水効果が低下してしまうおそれがあるので避けるようにしてください。
カッパの洗濯には中性洗剤がおすすめですが、防水ウェア専用の洗剤も市販されています。

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■洗濯後は陰干しすること

カッパを洗濯して干す場合、日光に直接当てたほうが紫外線に殺菌効果もあるし、早く乾くと思われるかもしれません。
しかし、ナイロンやポリウレタンなどの素材は、紫外線に弱く傷んでしまうおそれがあるので注意が必要です。

洗濯表示に干し方の指示がある場合は、それに従って乾かすようにしましょう。
もし洗濯表示ラベルがないなど素材が分からないときは、風通しのよい日陰に干すことをおすすめします。

カッパの洗濯方法

カッパを洗濯する場合は、洗濯機よりも手洗いのほうがおすすめです。
洗濯機を使用すると、摩擦によって表地の撥水機能が低下しやすくなります。
特に脱水機能は、素材が傷むだけでなく洗濯機が故障する原因にもなるので避けましょう。

準備するもの
  • 防水ウェア専用洗剤(または中性洗剤)
  • 洗面器(またはバケツ)
  • バスタオル

カッパの洗濯手順
STEP1
ファスナーやマジックテープをすべて閉じる
STEP2
洗面器やバケツなどに水をためて洗剤を入れる
STEP3
押し洗いしたあと水を替えながら数回すすぐ
STEP4
バスタオルで水気を取ってから干して乾かす

カッパを洗うときは、生地がすれて傷まないようにファスナーやマジックテープを閉じておきましょう。
使う洗剤が粉末タイプの場合は、水にしっかり溶かしてから使い、すすぎも数回おこなってください。
ウェアに洗剤が残っていると、機能が低下してしまうことがあります。

また、脱水はカッパをねじって絞ると、素材が傷むだけでなく破れてしまうおそれがあるので注意しましょう。
バスタオルでカッパを包むようにして、やさしく押さえながら水気を拭き取ってください。

定期的にメンテナンスが必要といっても、使うたびにカッパを洗濯するのは少し大変ですよね。
泥汚れがついたときや長時間使用したとき、また湿度が高くて汗をかいたときなどのタイミングで洗濯するといいでしょう。

カッパにカビがついたときの対処法と注意点

カッパにつくカビには、おもに白カビと黒カビがあり、効果的に落とすにはそれぞれに適した方法があります。
ここでは、カッパにカビが生える原因と対処法について見ていきましょう。

カビが生えるのは3つの要素が原因

カビは、温度・湿度・栄養の3つの条件が揃うと発生しやすく、温度20~30℃・湿度80%以上の環境で繁殖しやすいとされています。
カッパは濡れることが多いうえ、雨にはカビの栄養となるホコリなどの汚れも含まれているため、繁殖しやすい条件が揃っているというわけです。
また、洗濯したあとに残った洗剤もカビの栄養になることがあるので注意しましょう。

市販のカビ取り剤は素材を傷める可能性がある

カビが生えたのだから、カビ落とし専用の強力洗剤を使えばいいんじゃないの?と思われるかもしれません。
たしかに、市販のカビ取り剤には、カビを落とすのに有効な成分が含まれています。
しかし、カビ取り剤の多くは塩素系の洗剤で、素材を傷めてしまうおそれがあるんです。

また、塩素系の洗剤は、色柄物に使うと色落ちしてしまうので注意しなくてはいけません。
カッパのカビ取りをするときは、洗濯表示を確認して使える洗剤を確認することが必要です。

白カビの落とし方

カッパについた白カビには、消毒用のアルコールを使うのがおすすめです。
アルコールは70~80%の濃度で高い殺菌効果が得られるので、90%以上ある高濃度の無水エタノールなどを使う必要はありません。
また、素材によっては変色する場合もあるので、目立たないところで試して確認してからおこなうことをおすすめします。

準備するもの
  • 消毒用アルコール
  • ペーパータオル
  • バスタオル

白カビ落としの手順
STEP1
カビが生えた部分にアルコールを吹きかけて15~30分ほど放置する
STEP2
ペーパータオルなどにアルコールを含ませてカビを拭き取る
STEP3
バスタオルで水気を拭き取り風通しのよい日陰に干して乾燥させる

ポイントとしては、アルコールを吹きかける前にカッパを乾燥させておくことです。
カッパが濡れているところにアルコールを吹きかけると、効果が低下してしまうので注意しましょう。

また、拭き取るときに同じ面を使っていると、カビを広げてしまうことになるので、一度拭いたら違う面を使うようにしてください。
強くこすると素材を傷めてしまうので、やさしく拭き取るようにしましょう。

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黒カビの落とし方

黒カビは表面に付着する白カビと違って、深く根を張って頑固な汚れになります。
このため、黒カビ落としには酸素系の漂白剤でつけ置き洗いがおすすめです。
酸素系漂白剤なら色柄物のカッパでも色落ちしにくいので、安心して使えますよ。

準備するもの
  • 酸素系漂白剤
  • 洗面器またはバケツ
  • バスタオル
  • 歯ブラシ(使い古したもの)
  • ゴム手袋

黒カビ落としの手順
STEP1
洗面器などに40~50℃のお湯をためて酸素系漂白剤を適量溶かす
STEP2
ファスナーなどを閉じたカッパを30分~1時間ほどつけ置きする
STEP3
歯ブラシなどで頑固なカビ汚れをこすり落としたあとよくすすぐ
STEP4
バスタオルで水気を拭き取り風通しのよい日陰に干して乾燥させる

ここでのポイントは、お湯を使うのと歯ブラシでカビをこすり落とすことです。
水よりもお湯を使ったほうが高い洗浄効果を得られます。
強くこすってしまうと、素材を傷めるおそれがあるので注意しましょう。
また、漂白剤は皮膚に付着すると肌荒れを起こすことがあるので、ゴム手袋の着用をおすすめします。

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カッパを長く使うためにはメンテナンスが大切

カッパの機能低下やカビの発生を予防するには、日ごろのメンテナンスがとても重要です。
たとえ100円ショップで購入したカッパでも、お手入れさえしっかりしておけば長く使えるでしょう。
ここでは、カッパを長持ちさせるためのお手入れ方法について解説します。

使ったら汚れを拭き取り乾燥させてから保管する

カッパを使ったら濡れたまま放置せず、汚れを拭き取って清潔な状態を保ちましょう。
先にも解説したように、汚れや湿度はカビを発生させる原因になるため、しっかりと乾燥させてから収納してください。

また、カッパにはコンパクトにたためるタイプも数多くあります。
いつでも使えるようにと保存用の袋にしまっている人も多いのではないでしょうか。
しかし、たたんだ状態で保存しておくと、折り目部分の生地が劣化する場合があります。
カッパを使わない時期や外に持ち出さないときは、ハンガーにかけておくのがおすすめですよ。

撥水効果は熱処理で回復できる

撥水力の落ちたカッパは、アイロンを使って熱処理をすることで、撥水効果を復活させることができます。
熱処理をおこなう前に、アイロンが使用禁止になっていないか洗濯表示を確認するようにしてくださいね。

熱処理はアイロンを低温に設定して、必ず当て布をしながらおこなってください。
当て布をしなかったり同じ場所に何度もアイロンをかけたりすると、素材が変質してしまうおそれがあるので注意しましょう。

撥水剤を使って再加工するのもおすすめ

カッパに熱処理をしても撥水性が回復しない場合は、撥水加工自体が失われている可能性があります。
この場合は、撥水剤を使って撥水の再加工をするのがおすすめです。

撥水剤には直接吹きかけるスプレー式や洗濯機に入れる液体タイプなどがあります。
ネット通販でも入手できるので、試してみてはいかがでしょうか。

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自分で汚れやカビを落とすのが不安ならプロに任せよう

カッパを自分で洗濯するときは、素材に適した方法でおこなう必要があります。
ただし、間違った方法では、素材が変質や変色することがあるので注意しなくてはいけません。
100円で購入したカッパであれば、失敗してもあきらめはつきやすいかもしれませんが、数万円をかけて購入したレインコートはそうはいかないでしょう。

洗濯表示を確認して、自分でカビ取りや洗濯することに不安を感じる場合は、無理をせずにクリーニングに出すことをおすすめします。
プロであれば、カッパに適した洗濯方法でカビや汚れを落としてくれます。
なかには、撥水加工のクリーニングを専門のおこなっている業者もあるので利用してみるのもいいでしょう。

また、根を深く張ってしまった黒カビは、酸素系漂白剤を使ってもシミが落ちないこともあるんです。
カッパにカビがつかないように、汚れはできるだけ早く拭き取るようにしてください。
定期的に洗濯するなど清潔な状態を保ち、日ごろのケアをしっかりして長く着られるように心がけましょうね。