
掃除機の電源コードが戻らない!出てこない!原因と対処法をご紹介

最近、コードレス掃除機に買い替えた、もちやぷらすライターの茶美代(チャミヨ)です。
私も以前はコードリール式の掃除機を使っていて、購入したての頃は気持ちいいくらいスルスルと収納できていました。
しかし、使っていくうちにうまく収納できなくなり、最終的には巻き取り切れないコードがいつもプラプラとぶら下がっていたのを覚えています。
今回は、掃除機の電源コードの巻き取りや引き出しができなくなる原因と対処法、正しいコードの取り扱い方について解説します。
また、電源コードについている色テープの意味についても触れています。
掃除機の電源コードが戻らない!出てこない!という人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
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電源コードが「巻き取れなくなる」原因と対処法

ちょっとした掃除は、ササッと済ませたいものですよね。
しかし、コードリール式の掃除機は、使っていくうちに巻き取りボタンを押しても電源コードがうまく収納できないことがあります。
ゴミを吸い取る時間よりもコードの片付けに時間がかかると、掃除するのが面倒になってしまいます。
ここでは、電源コードが巻き取りにくくなる原因と対処法を見ていきましょう。
コードが巻き取れなくなる原因
掃除機の電源コードが最後まで巻き取られず残ってしまうのは、コードのよじれや片寄って巻き取られているのがおもな原因です。
コードの断面が丸い筒状であればねじれにくいですが、平たい形のコードの場合はねじれが起きやすくなります。
他にも、コードのよじれや収納時の片寄りには、以下のような原因も挙げられます。
- 電源コードにホコリやゴミが付着してすべりが悪くなっている
- 掃除している間の本体の転倒でコードがねじれている
- プラグをコンセントに挿すとき、無意識にコードを回転させている
こうしたことを何度も繰り返しながら、電源コードを出し入れしているうちに、少しずつねじれていくというわけです。
スムーズに巻き取るための対処法
電源コードが巻き取り中に止まってしまった場合は、コードを2~3メートル水平に引き出してよじれを直します。
次に、コードを手で軽く引っ張り、まっすぐにした状態で巻き直すとスムーズに収納しやすくなります。
このとき、コードを手でアシストして巻き取るのがポイントです。
途中で巻き取りが止まる場合は、コードを手に持った状態で巻きこみボタンを押しながら引き戻しを繰り返すとよいでしょう。
また、掃除中の電源コードは常に床に接するため、使っていくうちにホコリなどで汚れやすくなります。
とくに、ベタついた汚れがつくと、収納時にすべりにくくなって片寄りやすくなってしまうんです。
このため、電源コードについた汚れをキレイに拭いておくことも大切です。
他にも、紙パック式の掃除機の場合は、機種によってパックフィルターがゴミでいっぱいになると巻き取りボタンが押しにくくなることがあります。
紙パック交換のお知らせランプが点灯した場合は、早めに替えておきましょう。
コードを巻き取るときの注意点
電源コードの巻き取りは、プラグをコンセントから抜いてからにしましょう。
プラグを抜くのが面倒だからといって、コンセントに差したまま巻き取りボタンを押すのは大変危険です。
プラグの金属部分が曲がってしまったり、コードが断線したりするおそれがあります。
何より、コードが勢いよく巻き取られると、プラグの金属部分で床や壁に傷をつけるだけでなく、ケガをする可能性もあるんです。
電源コードは、1度に巻き取ろうとせず、プラグを手で持ちながら少しずつ巻き取るようにしましょう。
また、掃除機の運転直後は、プラグが熱くなっていることがあるので注意が必要です。
電源コードが「引き出せなくなる」原因と対処法

コードリール式の掃除機では、電源コードが引き出せなくなってしまうこともあります。
間違った方法で引き出すと、掃除機が故障して使えなくなるおそれがあるので注意しなくてはいけません。
コードが引き出せなくなる原因
電源コードが引き出せなくなってしまう理由は、おもに2つあります。
- コードが絡まった状態で収納されている
- コードが片寄った状態で収納されている
そして、コードが絡まったり片寄ったりするのは、巻き取り方が原因になっていることもあります。
スムーズに電源コードを引き出せるようにするには、ていねいに巻き取っておくことも大切です。
引き出せないときの対処法
電源コードが引き出せない場合は、巻き取りボタンを押したまま、巻き取りと引き出しを数回繰り返してみてください。
それでも出てこない場合は、コードを20cmくらい本体の中に入れたあと、本体を押さえながらコードを少し強めに引っ張ると引き出せることがあります。
コードを引き出すときの注意点
電源コードを引き出すときは、ムリやり引っ張らないようにしましょう。
力まかせに引っ張ると、コードが断線して故障するおそれがあります。
電源コードを正しく使うにはテープの色がポイント

掃除機の電源コードを根元近くまで引っ張ると、黄色と赤色のテープがついているのを知っていますか?
この2色のテープはJIS(日本産業規格)で定められているもので、どの掃除機にも必ずついています。
テープなんてどこについているの?という人は、掃除機の使い方を間違えているかもしれません。
もし黄色と赤色のテープを見たことがないという人は、電源コードを引き出し続けてみてくださいね。
黄色と赤色の印には意味がある
掃除機の電源コードについている黄色と赤色のテープは、それぞれにちゃんと意味があるんです。
ちなみに、掃除機のJIS規格には電源コードのテープについて、以下のような記載があります。
コードリール式のものは、コードの終端部に容易に取れない方法で黄色及び赤色の印を設け、かつ、コードを全て引き出したとき、赤印は器体の外に完全に出ていなければならない。
引用:JISC 日本産業標準調査会
つまり、赤色のテープは、「これ以上コードを引き出してはいけません」という警告のサインなんです。
赤色のテープが見えたあとに、それ以上コードを引き出してしまうと、断線するおそれがあるので注意しましょう。
電源コードは黄色のテープまで引き出して使うのがおすすめ
JIS規格では、赤色のように黄色のテープに関しての詳細は記載されていません。
しかし、多くの家電メーカーでは、掃除機を使う場合は黄色のテープまで引き出してから使うことをすすめています。
その理由には、おもに以下の2つが挙げられています。
- 引き出すコードが短いと、遠くの場所を掃除するときに引っ張られ、断線のおそれがある
- コードを収納したまま使うと、モーターやコードが発熱しやすくなり故障の原因になる
黄色のテープはコードがもうすぐ引き出せなくなる注意喚起だけでなく、「ここまで引き出してください」という目印でもあるわけです。
そして、コードを黄色のテープまで引き出して使えば、過度の発熱や負担を抑えることができるんですね。
掃除機を使うときは、電源コードを必要なだけ伸ばすのではなく、黄色のテープまで引き出すようにしましょう。
自分で掃除機の分解はしないこと

上記の対処法を試しても、掃除機のコードが元に戻らない場合は、点検や修理が必要かもしれません。
不具合がある状態で使い続けると、症状が悪化して故障するおそれがあります。
だからといって、掃除機を自分で分解するのは危険です。
知識がない場合は、分解できても元に戻せなくなる可能性があります。
また、電源コードのリール部分には、金属製のゼンマイなど細かい部品も含まれています。
むやみに分解すると部品が飛び出して、大ケガをするおそれもあるんです。
部品交換で済むはずだった不具合も、分解して故障させれば高い修理費用が発生することがあります。
たとえ保証期間中であっても、自分で分解して故障した場合の修理は自己負担になるので注意してください。
電源コードの小さなトラブルであっても、不具合を感じたら早めに購入した販売店に相談することをおすすめします。
もし購入先がわからない場合は、メーカーに問い合わせてみるのもよいでしょう。
コードレス掃除機を選ぶのもひとつの対策方法

吸引力などの機能性がいくら高い掃除機でも、毎回コードの引き出しや巻き取りに時間がかかってしまうと、気持ちもなえてしまいますよね。
もし電源コードの収納がわずらわしいと感じる場合は、充電式のコードレス掃除機に買い替えるのもひとつの方法です。
充電式であれば、掃除する場所を変えるたびにコンセントを抜き差しする必要がありません。
とくに、スティック型は本体が軽く、収納に場所を取らないのでおすすめですよ。
掃除機を正しく使うには取扱説明書に目を通すべき!

掃除機に限らず電化製品全般にいえることですが、簡単な構造だからといって取扱説明書を読まずに使いはじめるのはおすすめできません。
取扱説明書を読んでおかないと、便利な機能があるのに使えていなかったり、使い方を間違っていたりすることもあるんです。
他にも掃除機の取扱説明書には、紙パック交換やフィルター・ブラシ部分などのお手入れ方法も記載されています。
掃除機を長く使うためには、コード式や充電式に限らず、取扱説明書を読んで正しい使い方やメンテナンスの方法を知っておくことが大切ですね。




