引越しで荷物を積んだトラックや乗用車はどこに駐車したらいいの?
駐車違反も気になるし、近所迷惑になっちゃうかも?
引越し当日になって、そのようにバタバタするケースは少なくないようです。
引越しで思わぬトラブルにならないよう、駐車スペースをしっかり確保しておきたいものですね。
今回は、引越しの際に駐車場所を確保しておく方法を3つ紹介します。駐車許可証についても解説しますので参考にしてください♪
路駐で罰金!なんてことにならないように、しっかりチェックしておきましょう!
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引越しをプロに頼むならトラック用駐車スペースの確保は業者任せでOK!
引越し先の新居に駐車スペースがなくて、トラックを駐車させる場所が確保できそうもない……。
そんなときには、路上にしばらく駐車するための許可を得る、という方法があります。
公道に駐車しておく場合の許可は管轄の警察署へ届け出る必要があります。
ただしそれは引越し業者が自分でおこないますので、依頼主は何もしなくて大丈夫です。
どうしても心配な場合は、「新居前が狭いけど駐車スペースは大丈夫か?」と引越し業者に確認しておくという手もあります。
引越し業者は適切に判断して駐車スペースを確保しますので、基本的にはお任せでよいのです。
ただし細かい荷物を自家用車で運ぶという場合、自家用車の駐車スペースは自分で確保する必要があります。
アパート前にちょっと路駐!というわけにはいきませんので、交通トラブルの原因や、駐車違反とならないような場所を駐車スペースとして確保しておきましょう。
引越しでの駐車にまつわるトラブルは想定外のことも
引越しの駐車にまつわるトラブルといえば、駐車違反やご近所トラブルが思い浮かびますが、そのほかにもあります。
引越しでは、想定外の出来事やトラブルがあるものです。
新居の建物前には十分なスペースがあるから大丈夫だと思っていたら、当日になって駐車できない事態となっていることも。
たとえば引越し当日にちょうど道路工事と重なり、新居となるアパートに近寄れないといったケースです。
また「学童の通学時間帯には通行止め」という通路があって、別ルートで荷物を搬入せざるを得ないということもあり得ます。
そのほか、新居のアパートに横付けしようとしていた場所が「駐車禁止エリア」だったというケースも。
当日になって慌てないよう、 事前に新居周辺の道路事情や、駐車場所の状況はしっかり確認しておくのがおすすめです。
駐車違反(路駐)とならないために気をつけること
実際に引越しをするときには、新居の周辺で一時的に車をとめておきたいこともあるかもしれませんね。
そこでまずは、どのような行為が駐車違反となるのかを知っておきましょう。
そもそも、いわゆる「駐車」とは次のような内容を指します。
- 継続的に停止すること(5分を超えて荷物の積み下ろしをする場合など)
- 運転者が車両などを離れてただちに運転できないこと
このような状態で警察官や交通巡視員からその車を移動するように命じられたとき、すぐに対応できる状態であれば「駐停車違反」。
運転者がその車から離れていて、すぐに運転できない状態であれば「放置駐車違反」となります。
なお停止時間の長短や車から離れた距離の遠近、エンジンを止めているか否か、ハザードランプをつけているか否か、ということは関係ありません。
なお、駐車禁止となるのは主に次のような場所ですので、しっかり確認しておきましょう。
- 駐車禁止標識や標示のある部分
- 駐車場、車庫等の自動車専用の出入口から3メートル以内の部分
- 道路工事の区域の側端から5メートル以内の部分
- 消防用機械器具の置場、消防用防火水槽、これらの道路に接する出入口から5メートル以内の部分
- 消火栓、指定消防水利の標識が設置されている位置や消防用防火水槽の取り入れ口から5メートル以内の部分
- 火災報知器から1メートル以内の部分
参考元:警視庁ホームページ
「駐車禁止の場所(道路交通法第45条第1項)」
路上駐車は、基本的に厳禁です。
適切な駐車スペースを確保するため、前もって駐車の許可を得ておくことをおすすめします。
セルフで引越すときの駐車方法3つ
セルフで引越しをするときには、駐車場所の確保が欠かせません。
引越し間近になって慌てないよう、1週間くらい前には準備をしておきましょう。
ここでは3つの方法を紹介しますので、参考にしてくださいね。
【1】物件内の敷地内に駐車する
はじめにおすすめしたいのが、新居となる物件の敷地内に駐車できるスペースを確保することです。
アパートなどの前には、ちょっとした駐車スペースや来客用のスペースが確保されている物件もあります。
また集合住宅であれば来客や送迎、宅配などに備えて、予備の駐車を確保してあるケースも多いです。
もしあった場合は、大家さんや管理会社へ連絡し、敷地内に駐車する許可を得ておきましょう。
しかし、残念ながら引越し用の駐車スペースを確保していない物件の場合は、ほかの方法で駐車できる場所を探すしかありません。
【2】近隣に駐車スペースを借りる
物件の敷地内に引越し用の駐車スペースがない、という場合は、物件の近くで駐車場を借りるのが一般的。
コインパーキングなどの有料駐車場で、引越しにできるだけ便利な場所を探しておきましょう。
当日に満車で困らないよう、予約しておけるかどうか問い合わせるのもおすすめです。
近くに有料駐車場がなければ別の方法を考えましょう。
広い駐車場のあるドラッグストアや家電量販店などがあれば、店舗駐車場を借りられないかお願いしてみる、という方法もあります。
【3】駐車許可証を得て路上に駐車する
駐車スペースがどうしても見つからないという場合は、路上に止めておくための駐車許可申請をして、駐車許可証をもらうという最終手段もあります。
駐車せざるを得ない特別な事情がある場合、管轄の警察署や交番に申請書を提出しておくことで、駐車の許可を得ることができるかもしれません。
なお申請には以下のようなものが必要になります。(東京都の例)
- 駐車許可申請書(窓口で記入)
- 駐車場所周辺の見取り図
- 駐車の理由を示す書類・契約書など
- 自動車の車検証コピー
- 運転免許証コピー
参考元:警視庁ホームページ「駐車許可制度及び申請手続きについて」
まとめ
引越しの際には、早めに駐車スペースを確保しておくことが大切です。
引越しの当日には、想定外のハプニングが起きることがあり、トラブルに発展することもあります。
そのため駐車スペースを確保するには、そのスペースの持ち主や所管の警察署などへ連絡し、確実に駐車できるよう、許可を得ておくのがおすすめです。
駐車の許可を得ることのほかに、近隣住民への配慮も忘れないようにしましょう。
必要に応じて、あいさつに訪れたりお詫びしたりする気持ちを持っておくことが大切です。