こんにちは、編集部のアオイです。
今回はお掃除でのちょっとした悩みについて、実験結果をお伝えしていきます。
「畳の上で紙にお絵描きさせていたら、ちょっと目を離した隙にクレヨンがはみ出ていた」
という経験されたことありませんか?
畳についたクレヨン汚れはなかなか落としにくいので、泣く泣くそのままにしたり、何かで隠したり。
畳に新聞紙を敷くなどの対策もできますが、毎回やるのは面倒ですよね。
そこで、今回は「畳にクレヨンで落書きしたら何で落とすのが最適か」について、8種類のモノで実験してみました。
エコ洗剤から身近にあるモノまで試してみましたので、ぜひご覧ください。
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エコ洗剤【重曹・セスキ炭酸ソーダ・クエン酸】とオキシクリーン®の4種類で実験
小さなお子さんやペットと一緒にお部屋で過ごしているご家庭では、洗剤選びも慎重になりますよね。
そこでまずは、エコ洗剤と呼ばれている重曹・セスキ・クエン酸、さらに漂白剤として人気のオキシクリーン®もあわせて4種類で試してみました。
まずはそれぞれの洗剤について簡単に説明していきますね。
・重曹
天然成分でできた弱アルカリ性の洗剤です。白い粉末状で売られていることが多いですよね。
重曹は水に溶けにくいので、今回はお湯で溶かして使用しました。
・セスキ炭酸ソーダ
難しそうな名前ですが、簡単にいうと重曹がよりパワーアップした洗剤。
重曹に比べて、アルカリ性が高いのが特徴ですね。水にも溶けやすく、お掃除でも使いやすいです。
・クエン酸
重曹・セスキとは反対に、酸性の性質をもつ洗剤です。
アルカリ性汚れである水垢やトイレの尿石などに効果を発揮します。
・オキシクリーン®
「オキシ漬け」などで人気の酸素系漂白剤・オキシクリーン®。
そんなオキシクリーン®には「アメリカ製」と「中国製(日本語版)」がありますが、今回実験に使うオキシクリーン®は「中国製」になります。
界面活性剤が入っておらず、真っ白であまり泡立たないタイプですね。
今回実験する洗剤のなかでは、油汚れに対して洗浄力の高いセスキ炭酸ソーダとオキシクリーン®が活躍してくれるかな、と予想しています。
出来れば畳そのものを用意したいところでしたが、用意するのが難しかったので、セリアに売られている「イ草素材のクッション」で代用しました。
実験手順
- イ草のクッションにクレヨンで、うさぎ型の絵を4つ描く(mochiyaのロゴイメージ)
- それぞれの洗剤を染みこませた雑巾で、線をこすり落とす(重曹が赤色、セスキが青色、クエン酸が紫色、オキシクリーン®が緑色)
- さらに、洗剤を染みこませたキッチンペーパーをのせて、そのうえにパックのようにラップを巻く
※汚れが落ちたかどうか差が分かるように、この実験ではうさぎの耳部分にだけ擦ったりラップをしたりしています。 - ラップとキッチンペーパーを剥がして、再び雑巾で擦る
【実験結果】エコ洗剤を使って畳に書いたクレヨンは落ちる?
4つの洗剤で擦り落とした結果は……。
どの洗剤でもあまり効果が感じられませんでした。クレヨンは思っていた以上に強敵……。
世のパパさんママさん方が、お子さまのクレヨンの落書きに悩んでしまうのも分かります。
くわしく結果を見てみると、クエン酸(紫色)とセスキ炭酸ソーダ(青色)が若干落ちたぐらいでしょうか。
オキシクリーン®(緑色)で擦った部分は、汚れが伸びてしまっていますね。
重曹(赤色)にいたっては、クレヨンがほとんど落ちていません。
人気のエコ洗剤ではクレヨンの落書きに歯が立たず、この日の実験は終了となりました。
後から調べてみると、重曹やセスキなどの「アルカリ性洗剤」を畳に使うと、変色してしまうおそれがあるんだとか。
今回はそこまで変色しませんでしたが、念のためご注意ください。
【リベンジ編】畳のクレヨンを落とすのに効果的なもの4つで再実験
後日、結局何でクレヨンの汚れは落とせるのか調べたうえで再度、実験をおこなうことになりました。
2回目に用意したものは下記のとおりです。
歯磨き粉(赤)
ほとんどのご家庭にある歯磨き粉。今回の大本命となります。
でも用意したものはアメニティのものなので、ちょっと頼りないかもしれません。
市販の歯磨き粉には研磨剤が入っているものが多いですね。
歯ブラシとセットで使って、クレヨン汚れを擦り落としてみます。
クレンジングオイル(青)
メイク落としに使うクレンジングオイルは、油性の汚れに強そうです。
歯磨き粉と並んで有力候補ですね。ただ、イ草につけるとどうなるのかが気になるところ。
ウタマロ石けん(紫)
人気のウタマロシリーズから、今回は石けんを選んでみました。
袖口やシャツの襟、靴下などの汚れが気になるとき、洗濯前に使用すると便利なウタマロ。
クレヨン汚れに対しては、どのようになるのでしょうか。
食器用洗剤(緑)
こちらもほとんどのご家庭にある食器用洗剤になります。
食器についた油汚れをスッキリ落とせるので、期待が高まります。
歯磨き粉が赤色、クレンジングオイルが青色、食器用洗剤が緑色、ウタマロ石けんが紫色をそれぞれ担当。
歯磨き粉は歯ブラシで、それ以外は雑巾に付けてこすり、最後にしっかりふき取っていきます。
果たして結果は……。
【リベンジ編:実験結果】とくにクレヨン汚れが落ちたのは2つ!
気になる結果は、下記のとおりです!
エコ洗剤のときと比較すると、かなり落ちていますね。
とくに汚れが落ちたのは、
- クレンジングオイル(青色)
- 食器用洗剤(緑色)
の2つ。
ウタマロ石けんもかなりの健闘を見せてくれました。
とくに食器用洗剤は大きな染みも残らずスッキリ。
そのいっぽうで、歯磨き粉の効果は意外とイマイチ、という結果に……。
やっぱり研磨剤が入っていないと、効果が薄いのかもしれないですね。
もしかしたらクレヨンの色によって成分が違うので、落としやすさも変わってくるのかも。
ひとまず、今回の実験では、ご家庭にある身近なモノでもクレヨンは落とせることが分かりました。
これなら、畳がクレヨンで汚れてもあわてなくて済むかもしれませんね。
食器用洗剤には「中性」・「弱酸性」・「弱アルカリ性」など、さまざまな性質の商品があります。
前述したようにアルカリ性洗剤は畳を変色させるおそれがありますので、パッケージ裏の「液性」の部分をチェックしてみてくださいね。
※今回の結果は、あくまで実験となります。
実際にクレヨン汚れが落ちるかどうかは保証しかねますので、ご了承ください。
まとめ
畳のクレヨン汚れは何が一番効果的か、社内で実験してみたところ……。
- エコ洗剤(重曹、セスキ、クエン酸)やオキシクリーン®はほとんど汚れが落ちない
- 食器用洗剤やクレンジングオイルがよく落ちる
という結果になりました。どちらも多くのご家庭にありますよね。
クレヨンの落書き、汚れに気づいたら試してみてはいかがでしょうか。
※オキシクリーン®はチャーチ・アンド・ドゥワイト・カンパニー・インコーポレイテッドの登録商標です。
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