年末といえば大掃除のシーズン。
毎年恒例な方はもちろん、今年こそは掃除したい、と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
年末に向けた大掃除の道具は、普段から使っているものでOK。
大掃除といっても、特別なものはあまりありません。
でもスミズミまで掃除するなら、しっかり道具を揃えておかないと思ったように汚れが落ちないことも……。
そこでこの記事では、大掃除で定番な道具はもちろん、あると便利なグッズなど数多く紹介。
大掃除の効率をあげるためのコツなどもお伝えしていますので、ぜひご覧ください!
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大掃除でそろえる道具は5種類
まずは、大掃除で必要な道具をそろえましょう。
ご自宅に既にあるものも多いかもしれません。
でも消耗品は大掃除でたくさん使うことが多いので、余裕をもって準備しておくと安心ですよ。
掃除機
掃除の定番ともいえる掃除機は、床に落ちているハウスダストを吸引して取り除くのに活躍します。
掃除機とひとくちにいっても、じつはさまざまな種類があるんですよ。
掃除機の種類1.キャニスター型
キャニスター型は、本体とノズルがホースでつながった従来型の掃除機です。
本体を移動させたり持ち上げたりして掃除をすることになるので、やや掃除しづらいのがネック。
でも、その分吸引力は高いのが特徴です。
近年は本体の軽量化が進んでおり、持ち上げやすいものも多いですよ。
掃除機の種類2.スティック型
スティック型は、本体のモーターとノズルが一体化したスリムな掃除機。
コードレス充電式のものが多いので小回りが利き、掃除もしやすいのがポイントです。
立てかけておけるタイプであれば収納もしやすいなど、メリットが多いスティック型。
ただし、吸引力は、キャニスターのほうが優れているものが多いそうですよ。
近年では棚の上やエアコンフィルターなど、高所にも対応できるノズル付きのタイプも販売されています。
掃除機の種類3.ロボット掃除機
ロボット掃除機は、床を自動運転してゴミを取ってくれる便利な機器です。
自分で掃除をする必要がないので、大掃除の最中に稼働させておけば時短になりますよ。
でも床にモノが多いと動きが止まったり、誤って異物を吸引したりすることも。
ロボット掃除機を使う際は、ある程度片づけ終わった部屋から使用しましょう。
スポンジ・クロス
スポンジ・クロスは、拭き掃除に必須の道具になります。
汚れがひどいとすぐに洗ったり、取り換えたりする必要が出てきますので、多めに用意しておくのがおすすめです。
とくに用意しておくと便利なのは、下記の2タイプです。
1.マイクロファイバークロス
従来の雑巾に代わって大活躍するマイクロファイバークロスは、吸収・乾燥に優れています。
そのため使いまわしやすいのが、うれしいポイント。
非常に細かい繊維でできているので、拭いた部分も傷めにくいですよ。
使い方も簡単で、水や洗剤を染みこませて、汚れが気になる部分を拭き取るだけ。
床やシンク、金属部分、窓ガラスなど、家中のあらゆる場所で活躍する優れモノです!
2.メラミンスポンジ
メラミンスポンジは、水につけるだけで洗剤がいらない便利なスポンジ。
研磨作用で、しっかり汚れを落とします。
おもに金属部分のくすみや、油汚れを落とすのに便利!
水アカやコンロなど、軽くこすっただけでは落ちにくい汚れにも効果的ですよ。
でも素材によっては細かい傷がつくことがあるので、注意が必要です。
一度、目立ちにくい部分で試してから使用しましょう。
ハンディモップ
ホコリを取り除くのに便利なハンディモップ。
棚やデスク周りなどの、ホコリを取り除くのに便利です。
大掃除では拭き掃除の前に、ホコリを落とすのに使いましょう。
ひとつもっておくと、普段のスキマ時間で手軽に掃除できますよ。
シートモップ
長い柄の先端に、使い捨てシートを装着して使用するのがシートモップです。
シートモップはおもにフローリング掃除に活躍します。
ドライシートやウェットシート、ワックスシートなどさまざまな種類が販売されていて、中でももっとも使用頻度が高いのはドライシートです。
フローリングに掃除機を掛ける前に、ドライシートでホコリを取り除いておけば舞い上がりにくくなりますよ。
ほかにも柄の長さを利用すれば、高所掃除にも便利。エアコン上部や照明、天井などのホコリ取りにも使えちゃいます。
ちなみに使い捨てシート以外に、先ほどお伝えしましたマイクロファイバークロスなどを装着できるタイプもあります。
ブラシ
水回りの掃除に欠かせないのがブラシです。
浴室の床や排水口掃除に便利ですね。床の掃除ならハンディタイプ、排水口掃除には柄の長いタイプがおすすめですよ。
ただしブラシ部分が固すぎると、素材によっては傷つけてしまうおそれもあります。
かといって柔らかすぎても汚れをかき落とせないので、基本は固すぎず、やわらかすぎない程よい具合がベスト。
また、手にフィットするサイズのものを選べば疲れにくいですね。
あると便利!かゆいところに手が届く道具5選
続いては、定番の掃除道具以外にあると便利な道具たちをご紹介します。
できるだけ用意しておくと、より手間が省けるかもしれません!
歯ブラシ
歯磨きに使う歯ブラシは、洗面台やお風呂の排水口など、細かい汚れをこすり落とすのにとっても便利!
もちろん使用済みのものでも構いません。
使用する前に、毛先から数ミリほど切り落としておくと毛が暴れにくいですよ。
あまりにもブラシがボサボサだと使いづらく、また効果も薄いのでご注意ください。
また、柄がまっすぐだと使いにくいと思ったら、ヘッド部分を曲げるのがコツ。ブラシのヘッド部分の曲げ方
- 熱湯に浸して曲げる
- ライターで炙って曲げる
基本的には、熱して曲げる方法がカンタンです。
ライターは、ブラシを焦がさないように注意!
熱湯を使う場合は、耐熱皿に注いで歯ブラシのヘッド部分を浸したあとに、机などに押し当てて曲げましょう。
どちらもヤケドに注意しておこなってくださいね。
好みの角度に曲げてから使えば、より効率が上がりますよ。
新聞紙
古紙回収に出す前に、新聞紙も活用していきましょう。
新聞紙は、さまざまな用途で活躍してくれるんですよ。新聞紙でできること
- 窓ガラスの掃除
- 網戸の掃除
- 鏡の曇り防止
- 水回り掃除の養生
窓ガラスは、水に湿らせた新聞紙で拭き上げるだけ!
ただし、インクが手に付着しやすいので、ゴム手袋の着用を忘れないようにしましょう。
網戸は外側に新聞紙を貼り付けたあとに、内側から掃除機で吸引するとホコリが取り除きやすくなりますよ。
また新聞紙のインクには、曇り止めの効果が期待できます。
ガラスはもちろん、鏡の掃除にも使えるのはうれしいですね。
そのほか、水回りの掃除をするときに飛び跳ねが心配なら新聞紙で養生するなど、その使い道はさまざま。
大掃除をする際には、いろいろ役立ててみましょう!
高圧洗浄機
高圧洗浄機は、水を勢いよく噴射する機械です。
業務用のイメージが強いかもしれませんが、家庭用に軽量なタイプも販売されているうえに、レンタルもできますよ。高圧洗浄機のおもな用途
- ベランダ、玄関
- 外壁
- 排水口
- 網戸
- 浴槽のエプロン
- 車
こすり洗いが必要な玄関の泥汚れや、手の届きにくい排水口の奥の汚れなど、高圧洗浄機が活躍する場面はさまざまです。
ただしモーター音が気になることがあるので、できるだけ日中に使用するのがおすすめ。
また至近距離で使うと素材が剥がれたり傷めたりするおそれがあるので、ある程度距離をおいて使用すると安心ですね。
スクイージー
スクイージーはゴムの付いた、T字型の水切りワイパーとも呼ばれているものです。
窓についた結露の拭き取りや、鏡の水切りなどに使えちゃいます。
さらに水アカの元になる、浴室の水滴を拭き取るのにも便利ですよ。
大掃除だけでなく日常でも使えるモノなので、ひとつは持っておくとよいかもしれませんね。
マイクロファイバー手袋
先ほどご紹介しました、マイクロファイバークロスと同様の素材で作られている手袋です。
手の届く部分ならどこでも掃除できるので、とっても便利!
窓の桟(さん)やブラインドのホコリ落としなど、気になる部分を指や手でこする感覚で掃除できますよ。
さらに手を温めることもできるので、冬場の大掃除がはかどるのではないでしょうか。
掃除道具だけで落とせない汚れは”洗剤”と合わせて使う
ここまで便利な掃除グッズをご紹介してきましたが、それだけではしつこい汚れを落とすのは難しいです。
汚れに合わせた洗剤を使用して、より効率的に掃除をしていきましょう。
洗剤は液性が「アルカリ性」「酸性」「中性」の3種類に分かれています。
- アルカリ性……酸性の性質をもつ汚れに効果的(皮脂・油・血液など)
- 酸性……アルカリ性の性質をもつ汚れに効果的(水アカ・尿石など)
- 中性……洗浄力はアルカリ性・酸性にやや劣るが、汚れの性質を選ばず対応できる
それ以外にも、
- カビを落とすのに便利な「塩素系洗剤」
- 洗濯に使われることが多い「酸素系洗剤」
など、その種類はさまざま。
どれを使えばよいか困ったら、まずは中性洗剤が素材を傷めにくくておすすめです。
でも頑固な水垢や油汚れ、血液汚れなどは落としづらいので、その場合は汚れの性質に合わせた洗剤を使うと効果的ですよ。
具体的にどんな洗剤がおすすめか知りたい場合は、下記の記事を参考にしてみてくださいね。
知っておきたい大掃除の3つのコツ
掃除道具を一通りそろえたら、最後は大掃除をする前に知っておきたいコツについてお伝えしていきます。
年末の忙しい時期、少しでも時短しつつ効率よく掃除をしちゃいましょう!
【その1】ゴミ収集日に合わせる
大掃除をはじめると、普段はあまり気にならない汚れはもちろん、散らかっている部分も目につくことが多々あります。
そしてついつい片づけをはじめると、大量のゴミが出てしまうもの。
自治体指定のゴミの日から遠い日にちにゴミ収集をしてしまうと、処分できずに場所をとったり、掃除の邪魔になったりして、なかなか片づきません。
そのため、ゴミの収集日に合わせて大きなゴミはあらかじめ処分しておくか、日にちを合わせるのがポイントです。
一番出やすい可燃ゴミのゴミ捨て日前日あたりに掃除をすると、翌日にはスッキリできますよ。
また粗大ゴミなど、モノによっては指定された処分方法があります。
各自治体のゴミ出しルールを確認しておきましょう。
【その2】掃除する場所を決めておく
大掃除となったら家中キレイにしたいところ。
とはいえ、とくに一軒家にお住まいだと、すべての箇所を限られた日にち・時間でおこなうのは難しいことが多いです。
そのため、
- 確実にキレイにしたいところ
- 日常的にあまり掃除していないところ
などを重点的におこなうのがおすすめ。事前に家族で話し合って掃除場所を決めておくとよいですよ。
家中の掃除は、慣れないと意外と時間がかかるもの。
スミからスミまで掃除しているとあっという間に時間が過ぎてしまいます。
そのため、事前に「どこ」を「誰」が「何時間」担当するかしっかり決めた「スケジュール表」を作りましょう。
スケジュール表には、各部屋、場所の名前、想定時間、担当者名などがあるとよいですね。
掃除が終わったらチェックを付けるリストの作成もお忘れなく。
編集部ボイス
換気扇など、つけ置き洗いが必要なものがあれば、優先的におこないましょう。
つけ置き中にほかの箇所が掃除できるので時短につながりますよ。
【その3】上から掃除していく
ホコリは、上から下へ落ちていきます。
そのため、床掃除をしたあとに天井や照明、壁の掃除をしてしまうと、二度手間になってしまうんです。
照明や家具のホコリをモップで一通り払ってから、ソファなどの布製品の掃除、最後に床掃除をするのが基本的な順序になります。
目線の高いところから掃除することを意識していきましょう♪
まとめ
大掃除の道具は、おもに「掃除機」「クロス」「ハンディモップ」「シートモップ」「ブラシ」の5つです。
さらに新聞紙・歯ブラシといった日用品から高圧洗浄機などの道具もあると便利ですね。
大掃除をはじめる前に、できるだけゴミは処分、掃除場所・時間を決めておくなどスケジュールや準備をしておくと、効率が上がります。
掃除するときには、「上から下へ」を意識するのがポイントですよ。
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