キッチンの排水口にヌメリ汚れがたまっているけれど、どうやって掃除したらいいのかわからない……。
というお悩みはありませんか?
今回は、ヌメリが気持ち悪いから素手でさわりたくない!という方にもおすすめの、スマートな掃除方法をお届けします。
日々のお掃除に取り入れて、排水口をスッキリさせてくださいね。
また、排水トラップを外して排水口奥までしっかり掃除する方法も紹介しています。
排水口に蓄積した汚れを根絶し、キレイにしたいという場合には参考にしてみてください。
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キッチン排水口にたまるヌメリ汚れの原因
キッチンの排水口は、ちょっと油断するとすぐにヌメリ汚れが気になるようになりますね。
そのヌメリ汚れの正体って、いったい何なのでしょうか。
キッチンのシンクには、食べ物や調味料のほか、水のある所に生息する雑菌が存在しています。
雑菌の一部は、自分の身が乾燥してしまわないよう、粘着物質を作り出しているのです。
雑菌が生成した粘着物質は、汚れ物質などとくっついて排水口に蓄積するようになります。
その蓄積したものがいわゆる「ヌメリ」です。
キッチンの排水口掃除をしないで放置するリスク
キッチンシンクで汚れが蓄積しているのを見かけると、ついつい見て見ぬふりをしてしまいたくなりますよね。
でも、キッチンの排水口を掃除せず放置すると、排水がスムーズにできなくなるので要注意です。
また、流れが悪くなっているのをさらに放置しておくと、完全に排水がストップし、使用不可能になることがあります。
その場合は、業者に依頼して排水口洗浄をしてもらうことになり、1万円前後の費用が必要となります。
排水口で、とくに流してはいけないのが油!
油は排水管の中で固まりやすく、その固まりが、排水管をせきとめてしまうことがあるからです。
食材のカスや使用済みの食器に含まれているわずかな油でも、長年掃除せず放置すれば、排水管の中で蓄積していきます。
排水口がつまって、排水ができなくなると、排水管から水漏れするおそれがあります。
水漏れはキッチンの床を水浸しにするだけでなく、階下の天井へ漏水するかもしれません。
最悪の事態を避けるためにも、排水口はしっかり掃除しておきましょう。
理想の掃除頻度
キッチンの排水口は、常にキレイにして油汚れが蓄積しないようにしておくことが大切です。
そのためには、調理をするたびに掃除をするのが理想的です。
とはいえ、毎日掃除するのはムリだという方も多いことでしょう。
その場合は、一日に一回、排水口にお湯を流せば、油汚れが蓄積しにくくなります。
そして、少なくとも週に一度キッチンの排水口を掃除し、スッキリさせておくとよいでしょう。
さわらず簡単!キッチン排水口のヌメリを取る方法
キッチン排水口にたまったヌメリ汚れは、なるべくなら素手でさわりたくないものですよね。
ここでは、ヌメリ汚れをさわらずスマートに掃除する方法を紹介しますので、排水口の掃除に取り入れてみてください。
準備するもの
- 排水口用洗剤(粉タイプ):清潔リセット(ルック)
- 水
キッチン排水口掃除の手順
- ゴミ受け皿やゴミとりネットなどを取り除く
- 排水口を水でぬらす
- 排水口に排水口用洗剤をかける
- コップ一杯の水を排水口にゆっくりかける
- 30分くらい放置する
- 排水口にたっぷり水を流して洗剤を洗い落とす
これで完了です。
排水口のヌメリには触れることなくキレイになりますよ。
排水口用洗剤やクリーナーは塩素系の洗剤であることがほとんどです。
その場合、商品パッケージには「まぜるな危険」の表示があります。
使用上の注意をよく読んでから掃除を始めましょう。
キッチン排水口の奥までしっかり掃除する方法
上記の方法で、見える部分はキレイになりますが、月に一度くらいは、排水口の奥の見えない部分まで掃除するのがおすすめです。
ここでは、キッチンでよく見かけるワントラップの掃除方法をご紹介します。
ワントラップとは、排水口の奥にあるお椀を伏せたような形のパーツのことです。
ワントラップ掃除の手順
- ワントラップの上部をつまんで左に回転させながら引き上げて取り外す
- ワントラップで隠れていた排水パイプの中へパイプクリーナーを注ぎ入れる
- しばらく放置する(パッケージに表示してある時間にしたがう)
- 待つ間にワントラップの汚れを落とす
- 排水パイプ内に水をたっぷり流す
- ワントラップを元に戻す
これで完了です。
掃除後は水をしっかり流しておきましょう。
排水トラップ部分は、水をためておくことで悪臭や害虫が排水管から上がってくるのを防ぐことができるのです。
キッチン排水口のヌメリを予防するには?
キッチンの排水口は、とにかくこまめに掃除をして清潔にしておくことが大事です。
そうすれば、目をそむけたくなるようなヌメリ汚れを見ることもないでしょう。
キッチンの排水口を清潔に保つためのテクニックを3つ紹介しますので、ご自分に合った方法を取り入れてくださいね。
その1:三角コーナーは清潔にしておこう
調理中に出るゴミの一時的な置き場所として、三角コーナーを設置することがありますね。
その場合には、三角コーナーにゴミをためないことが大切です。
ゴミは調理するたびにきちんと処理をし、三角コーナーは常に空っぽにしておきましょう。
それがむずかしいという場合は、三角コーナーをやめて、使い捨てタイプのゴミ入れに切り替えるのがおすすめです。
その2:一日の最後にお湯を流そう
シンクで洗い物をするときに、最後に水を流して終わり!という方は多いようです。
でも、油は冷やされることで固まってしまいます。
ですので、排水口に付着した油汚れを洗い流すためには、お湯を流すのがおすすめです。
ただし、排水口に熱湯を流すのはおすすめできません。
一般家庭の排水管には、塩化ビニール樹脂素材を使用するケースが多く、熱湯で変形してしまうおそれがあるからです。
排水口に流すお湯は、40~50℃くらいを目安にしましょう。
その3:ゴミ受け皿はこまめに掃除しておこう
排水口にゴミが流れないよう、ゴミ受けを設置している場合には、こまめに掃除をしておきましょう。
ゴミ受け皿にたまったゴミやカスからヌメリ汚れが発生し、排水口内部へと繁殖していくのを防ぐためです。
ゴミ受け皿の掃除方法や、清潔に保つ裏ワザについては、こちらの記事でも紹介していますので参考にしてみてください。
まとめ
キッチンの排水口を清潔に保つためには、タイミングや方法に気をつけることが大切です。
今回ご紹介したような簡単な方法でこまめに掃除をすれば、ヌメリ汚れを発生させることなく、清潔な排水口にしておくことができます。
排水口掃除がストレスになる前に、適切な方法で排水口のメンテナンスをしておきましょう♪
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