料理やお風呂の最中に、排水口からイヤな臭い……。
その臭い、排水口に流れたゴミが原因かもしれません。
油汚れや皮脂汚れが雑菌を発生させて、ヌメリやカビ汚れが悪臭となるのです。
そこでこちらの記事では、そんな排水口の臭いを掃除で取り除く方法についてご紹介していきます。
臭いの原因である汚れを掃除して、清潔に保っていきましょう！
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排水口の臭いの原因
キッチンやお風呂の排水口から、独特のイヤな臭いがする……。
その原因は以下のことが考えられます。
汚れ（カビやヌメリ）
排水口には、日々汚れがお湯や水と混ざって流れていきます。
キッチンなら、食器についた油汚れ。
お風呂なら、髪の毛や皮脂汚れが石鹸アカと混ざったものが流れていくのです。
これらの汚れは、雑菌やカビを繁殖させる原因となります。
そのため、こまめに掃除をして清潔に保つことが大切なんですよ。
封水切れ
定期的に掃除していても、下水のような臭いが発生するなら「封水切れ」が原因かもしれません。
排水口には、トラップとよばれるものが排水管の中に設置されています。
トラップには、排水管の構造によって椀トラップやPトラップ、Uトラップなどさまざまな種類があります。
排水口に流した水はこのトラップに溜まり、害虫や悪臭が排水管を伝って侵入するのを抑えてくれるんです。
このトラップに溜まった水を、封水と呼びます。
ただしこの封水は、水を流さないと2週間前後で蒸発して乾いてしまうんです……。
そのため長期間家を留守にしていて臭いが気になるなら、水道水を流せば解決するかもしれません。
排水口の掃除方法
排水口がゴミやヌメリなどで汚れが溜まっているなら、掃除して解決しましょう。
続いては、掃除方法について紹介していきます。
掃除に必要なもの
- スポンジ
- 中性洗剤
- ゴム手袋（手荒れ防止のため）
掃除方法
- 排水口のパーツを取り外す
- スポンジに中性洗剤を付けて排水口周辺の汚れを落としていく
- パーツも同様に中性洗剤で洗う
- シャワーのお湯や水で流して完了
排水口を掃除するときは、うっかりスポンジを落とさないように気を付けてくださいね。
万が一、落としてしまった場合は詰まりの原因になりますので、必ず取り除くようにしましょう。
排水口の奥まで汚れが溜まっている場合
排水口の入口付近を掃除しても臭いが消えないなら、手の届かない位置に臭いの元である汚れがこびりついているのかもしれません。
排水口の奥まで掃除をするなら、パイプクリーナーで掃除して臭いの元を流しましょう。
この臭いの原因となりやすいのは、油汚れです。
油汚れを落とすには「水酸化ナトリウム」が含まれているものを選ぶのがオススメ。
水酸化ナトリウムは、油分を分解する効果があるんですよ。
臭いを取り除くぐらいなら、水酸化ナトリウムの成分量は1%以下のもので構いません。
パイプクリーナーは塩素系洗剤にあたるので、酸性洗剤とは混ぜないようにご注意ください。
塩素ガスという有毒物質が発生し、最悪命にかかわる事故にもつながりかねません。
イヤな臭いを発生させないために……対策方法
排水口の臭いを取り除いたら、また悪臭に悩まないように対策方法をお伝えしていきます。
こまめにゴミを取り除く
排水口の臭いは、ゴミや汚れによるものです。
2～3日に一度はゴミを取り除いて、清潔な状態を保ちましょう。
水を流す
先ほどもお伝えしましたとおり排水管にはトラップがあり、封水を溜めることで臭いや害虫の侵入を防ぎます。
封水を切らさないように定期的に水を流しましょう。
あまりにも勢いよく流すと、かえって封水の水位が下がってしまうことがあるので、水を少しだけ出した状態でしばらく待ちましょう。
排水ホースのお手入れをする
洗濯機の排水口は水漏れを防ぐために、排水ホースが直接つながっている構造になっていることも。
そのため、排水ホースに隙間やヒビが入っていると臭いが漏れてしまうこともあるのです。
排水ホースの状態もこまめにチェックして、劣化しているようなら交換などの対策をするのがオススメです。
まとめ
今回の記事は、排水口の臭いを取り除くための掃除方法についてご紹介してきました。
排水口のイヤな臭いの原因は、キッチンなら食器についた食べ残しや油汚れ。
お風呂なら、皮脂汚れや髪の毛などの汚れから発生するヌメリやカビです。
こまめにお掃除をすれば中性洗剤で問題ありませんが、しつこい汚れは塩素系洗剤のパイプクリーナーがオススメです。
掃除をしていても下水のイヤな臭いがするようなら、水道水を少しずつ流して封水を溜めてみてくださいね。
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