フローリング掃除で、セスキ炭酸ソーダを安易に使うのはおすすめしません。
掃除方法がまちがっていると、フローリング材を傷めてしまうことがあるからです。
ここでは、セスキ炭酸ソーダを使うときの注意や適切な掃除方法を解説しますので参考にしてください。
\入居前の空室・入居中の在室も!家中丸ごとキレイ/
フローリング掃除にセスキ炭酸ソーダは使えるの?
セスキ炭酸ソーダは、炭酸ナトリウムをふくむアルカリ性の洗剤です。重曹とのおもな違いは水に溶けやすいことで、掃除に使いやすいというメリットがあります。
そんなセスキ炭酸ソーダは、フローリング掃除にも使えそうだと考える方は多いでしょう。もちろんフローリング掃除に使えますが、使い方には注意も必要です。
まずはセスキ炭酸ソーダで落とせる汚れ、使ってはいけないケースを確認しておきましょう。
セスキ炭酸ソーダはキッチン床の黒ずみ汚れを落とせる
セスキ炭酸ソーダはアルカリ性の性質をもつので、酸性汚れを落とすのに適しています。またセスキ炭酸ソーダは重曹よりもアルカリ度が高く、洗浄力も強いという特徴があります。
フローリング掃除にセスキ炭酸ソーダを使った場合、次のような汚れが落とせます。
- 裸足で歩いたときの皮脂汚れ
- 調理中に飛び散った油汚れ
そのため、キッチン床のべたべたした黒ずみ汚れには効果があります。キッチン床の黒ずみは、長年の油汚れや皮脂汚れが原因ですから、アルカリ性の性質をもつセスキ炭酸ソーダを使って掃除するのが効果的なんです。
ただ、セスキ炭酸ソーダは洗浄パワーが強いので、掃除するときには注意が必要です。
また、セスキ炭酸ソーダを使うのがNGというケースもあるので、事前によく確認しておきましょう。
セスキ炭酸ソーダを使ってはいけないケースに注意しよう
セスキ炭酸ソーダを使ってはいけないのは、次のような場合です。
無垢材や白木のフローリングの場合
無垢材や白木は、天然の木材の風合いを生かすため、ワックスなどでコーティングされていません。
ここに水や洗剤がかかると木材に染み込み、しばらくすると黒ずみになってしまいます。
セスキ炭酸ソーダや重曹など、安全性の高いエコ洗剤であっても使用を控えるのが無難です。
樹脂以外のワックスが施されている場合
多くのフローリングは、樹脂ワックスでコーティングされています。
樹脂ワックスは洗剤をはじく効果があるので、セスキ炭酸ソーダを使っても差し支えないでしょう。
ですが樹脂ワックス以外の場合には、安易にセスキ炭酸ソーダを使わないほうがよいです。
使えるかどうか判断がつかないときは、フローリングの目立たない場所でテストすることをおすすめします。
セスキ炭酸ソーダでフローリング掃除をする方法
フローリングにセスキ炭酸ソーダが使えることを確認できたら、さっそく汚れ落としをしていきましょう。
【準備するもの】
- セスキ炭酸ソーダ
- スプレーボトル
- 古タオルまたは雑巾
- ゴム手袋
セスキ炭酸ソーダは水に溶けるとアルカリ性になります。直接肌に触れると肌荒れするおそれがあるので、ゴム手袋を着用して作業してくださいね。
【フローリング掃除の手順】
- セスキスプレー(水100:セスキ1)をつくる
- 汚れにセスキ水をスプレーする
- 古タオルまたは雑巾で汚れをふき取る
- 乾拭きをする
掃除する範囲が広い場合は、水拭きで大まかに掃除しておきましょう。落としきれなかった汚れにセスキスプレーを使用すると効率よく掃除できますよ。
セスキ炭酸ソーダで掃除するときの注意
セスキ炭酸ソーダは、洗浄パワーが強いので、失敗しないためには次の点に注意するとよいです。
- 濃度の薄いセスキ水をつくって掃除をする
- 汚れにかけたセスキ水はすぐにふき取る
セスキスプレーを普段から使用している方は、いつもより薄めにするのがおすすめです。
また、汚れにスプレーしたセスキ水が残らないよう、素早くしっかりふき取りましょう。溶液が残っていると、コーティングがはがれるなどの悪影響があるので注意が必要です。
フローリング掃除にセスキよりおすすめの洗剤
セスキ炭酸ソーダよりも、床掃除に向いているのはウタマロ®クリーナーなどの中性洗剤です。
中性洗剤は、酸性汚れだけでなくアルカリ性の汚れも落とせます。
また中性洗剤は、酸性にもアルカリ性にも偏っていないので、フローリングを傷めることなく汚れが落とせるんですよ。
フローリング掃除に適した洗剤や掃除方法は、こちらの記事でもくわしく解説していますので、参考にしてみてください。
セスキ炭酸ソーダで落とせない黒ずみを解決する方法
セスキ炭酸ソーダで落とせないフローリングの黒ずみは、プロに任せるのもひとつの方法です。
プロ仕様の洗剤と長年の技術で、フローリングを傷つけることなくキレイにしてくれるでしょう。
また、汚れの範囲が広い場合も、プロに依頼したほうが手間も時間もかかりません。
フローリング掃除をプロに頼む場合、一般的にはハウスクリーニングを利用することになります。
ハウスクリーニングは、フローリングだけでなく水回りや玄関、ベランダなどの掃除がセットになったオトクなメニューです。
家全体がキレイになるので、一度検討してみてはいかがでしょうか。
\入居前の空室・入居中の在室も!家中丸ごとキレイ/
まとめ
フローリング掃除にセスキ炭酸ソーダを使用するときには十分注意が必要です。
無垢材や白木など、こだわり素材のフローリングですと、そもそも水も洗剤も使用厳禁となっています。
また、樹脂ワックス以外のものでコーティングされている場合には、溶けてしまうので使用を避けましょう。
セスキ炭酸ソーダは、洗浄パワーが強いので、濃度を薄めにして使うのがポイント!
汚れた部分だけにピンポイントで使用するのがよいでしょう。