浴槽に比べてあまり目立たない、お風呂扉のレール部分。
気が付いたら黒ずんだ汚れや水垢、カビが……なんてこともありがちですよね。
とはいえこのレール掃除、やり方さえわかればそう難しい作業ではありません。
このコラムではそんな「お風呂扉のレール部分」を掃除するポイントについて、わかりやすく解説していきます。
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お風呂扉のレール部分を掃除する4つのポイント
お風呂扉のレールに付いた、水垢やカビなどのやっかいな汚れ。
これを効率的に落とすなら、以下の4つのポイントを意識してみましょう。
【1】レールのすき間汚れは『歯ブラシ・綿棒・プラスチック板』を使おう
普通のブラシやスポンジでは届きにくい「レールの細かいすき間」は、歯ブラシでこすっていくと効率的。
お湯で汚れをふやかしつつこすっていけば、よりしっかり汚れを落とせます。
もし歯ブラシでは落ちないような固い汚れがある場合は、プラスチック製の板でこそぎ落とすようにすれば除去しやすいでしょう。
ただし、あまり強くこするとレールに傷が付いてしまいます。
様子を見ながら作業してくださいね。
またレールの四隅など、歯ブラシの届きにくい部分は綿棒を使えば簡単です。
近年では先端がブラシになっている便利な掃除用品も販売されているので、これを用意しておくのもいいでしょう。
【2】頑固なレールの汚れ・水垢・カビは『洗剤』で落とそう
お湯だけではなかなかキレイにならない場合は、市販の洗剤を利用してみましょう。
手順
- 目に見えるホコリや髪の毛などは事前にふき取っておく
- 洗剤をスポンジにつける、もしくは直接レールにかけてこする
- 細かい部分は歯ブラシや綿棒を使って掃除
- 最後に洗剤・汚れを水で流し、水気をふき取って完了
なかなか落ちない頑固な汚れは、洗剤をつけて数分~数十分放置しておけば汚れが浮き上がり、さらに落としやすくなりますよ。
塩素系の洗剤は酸性洗剤と混ぜると有毒ガスが発生し、大きな事故につながってしまうおそれがあります。
また洗剤には商品ごとに用法用量がありますので、使用する際は必ず注意書きを読み込んでおきましょう。
【3】「クエン酸」は軽い汚れ・水垢に効果的
軽微な汚れや水垢であれば、生活にも身近なクエン酸を使うのもオススメ。
手順
- 目に見えるほこり・髪の毛を事前に除去する
- クエン酸のスプレーを作る(水100ml:クエン酸小さじ1の割合)
- 水垢・汚れのある部分にスプレーする
- ラップやキッチンペーパーなどで蒸発を防ぎ、数時間放置
- 歯ブラシなどでこすりつつ、お湯で洗い流す
- 汚れが取れたら水分をふき取って完了
ただしクエン酸では頑固な水垢やカビまで完璧に落とす、というのは少々難しいかもしれません。
頑固な汚れには、やはり専用の洗剤を使う方が効率的です。
クエン酸は塩素系のカビ取り洗剤と混ざると、有害ガスが発生する恐れがあります。
この2つは絶対に併用しないよう、注意して取り扱うようにしてください。
【4】レールを「分解」して掃除する方法も!
扉によってはレールを取り外して、「丸洗い」や「つけ置き洗い」ができるものもあります。
たとえばよくある中折れタイプの扉は、左右の上部にツマミがあり、それを下げるとドアの上部が外れるしくみになっています。
さらに扉の下にあるレールも手で簡単に外せるようになっていますので、取り出して洗うことができるんですよ。
目に見えない汚れまで落とせるので、しっかりと掃除したい方は扉やレールを外して洗うのがおすすめです。
ただしこのレールの分解方法は、扉の形状はもちろん、メーカーによっても異なります。
正しい方法は取り扱い説明書や、お使いのメーカーのHPからチェックすると確実です。
参考
・TOTO
・下枠カバーとレールの取り外し、取り付け方法を知りたい
・リクシル
・ユニットバスの浴室ドアの下枠カバーの外し方を教えてほしい。
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汚れ別:おすすめの洗剤2選
扉のレールにつきがちな「水垢」と「カビ」。
ここではそんな2つの汚れ別に、効果的な商品をご紹介します。
水垢汚れには:ウタマロクリーナー
ウタマロクリーナーは、水垢や油の汚れに強いスプレー式の洗剤です。
中性のため人肌にも優しく、またキッチンやトイレの掃除など幅広く活用できます。
一家に1本持っておくと家中の掃除に活躍できる、非常に便利な商品ですね。
頑固なカビに:強力カビハイター(カビ)
塩素系洗剤・カビハイターは泡がカビに密着し、根にまでしっかり効いてくれます。
またレール部分のみならず、浴室の壁やホースのカビにも効果テキメン。
やっかいな浴室のカビには、この商品が大きく役立ってくれるでしょう。
あわせてキレイに!扉の通気口を掃除する方法
通気口とは、お風呂の扉の下部(商品によっては上部)にある、細長い網目のような部分です。
通気口は浴室内の換気をするための大事な部分ですが、レール同様汚れの溜まりやすい部分でもあります。
通気口もお風呂扉のレールと一緒に掃除しておきましょう。
通気口の掃除手順
- まずは掃除機やブラシで、見えるホコリ・汚れを取り除く
- ブラシで届かないホコリは、割りばしにティッシュをつけてなぞるように掃除する
- 細かいホコリは綿棒などでコツコツ取っていく
- 最後にシャワーで流して、水気を拭き上げたら完了
お風呂の扉レールをキレイな状態で保つコツ
お風呂扉のレールは、汚れ対策をしておくと、掃除がかなり楽になります。
簡単な作業なので、一度試してみてください。
こまめな掃除を習慣付けよう
汚れは溜まっていけばいくほど1回の掃除が面倒になってしまうため、汚れが軽いうちに掃除をしておくことが大切です。
そのため1~2日に1回はレール・通気口をチェックし、
- ホコリ・ゴミがあればティッシュやブラシでとる
- サッとシャワーで流し洗いをして、水気を拭きとる
など、軽い掃除を心掛けておきましょう。
毎日のお風呂掃除のときにやる、最後に入浴した人がやるなど、“ついでの習慣”にしておくと、掃除も続けやすいですよ。
マスキングテープを貼ってほこり対策をしよう
レールや扉の汚れ・ほこりが溜まりやすい部分には、市販のマスキングテープを貼っておきましょう。
できれば、防カビ加工をしたマスキングテープがベストです。
こうすればゴシゴシ掃除しなくても、定期的にテープを貼り変えるだけでカンタンに掃除が完了します。
マスキングテープにはさまざまなカラーリングがありますので、浴室の景観を乱さずに対策をすることも可能ですよ。
換気を徹底しよう
浴室は湿気が溜まりやすく、そのまま放置するとカビの原因になってしまいます。
カビは普通の汚れに比べて落としにくく、また健康被害のリスクもあるため注意が必要です。
お風呂に入ったら、長めに換気扇を回して、カビの発生をしっかり抑制しておきましょう。
この時、お風呂の扉はしっかりと閉め切ることをお忘れなく。
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まとめ
お風呂扉のレール掃除は、
- 歯ブラシや綿棒
- 市販の洗剤やクエン酸
などをうまく活用すれば、簡単に落とせます。
ただし、強力な洗剤は使い方を間違えると有毒ガスが発生することも。
必ず注意書きを読み、用法用量は必ず守って掃除をしましょう。
また換気やマスキングテープなど、普段のちょっとした工夫で汚れやカビを溜めないことも大切です。
効率よい掃除+予防を徹底して、ピカピカ・キレイな浴室を保ちましょう!