フローリング掃除│ワックスを自力で!ピカピカにするなら剥離しよう

フローリング掃除│ワックスを自力で!ピカピカにするなら剥離しよう/ハウスクリーニング

フローリングのワックスがけをする前に剥離(剥がすこと)をおこなうと、よりキレイに仕上がります。

その理由は、フローリングの汚れがワックスに付着しているので、上から塗りなおしても汚れがそのまま残ってしまうからです。

そこでこの記事では、剥離方法やフローリング掃除、ワックスがけの方法についてお伝えしていきます。

剥離から自力でおこないたい方は、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

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目次

フローリングのワックスは定期的な塗り替えが必要

ワックスがはがれたフローリングの床

家のフローリングには、無垢材など一部の木材を除いてワックスが塗られていることがほとんどです。

ワックスはフローリングを保護するために塗られています。

ですが日々の生活でワックスは少しずつ剥がれてしまい、汚れや傷がつきやすくなります。

さらにワックス自体にも汚れが付着して、黒ずみになってしまうのです。

とはいえ汚れを落とすために強くこすったり洗剤を使用したりすると、すでに塗ってあるワックスが剥がれ落ちてしまうことも……。

そのため、すでに塗られているワックスはいったん剥離(剥がすこと)してキレイに掃除してから塗りなおすことで、キレイなフローリングにできるんですよ。

ワックスがけに最適な時期

ワックスがけをした後のリビング

ワックスがけは、できるだけ春か秋ごろの天気がよい日におこなうことをオススメします。

湿気の多い梅雨の時期は、ワックスがなかなか乾かずにムラになりやすいからです。

また、真冬も同じように気温が低いことからワックスが乾きづらくなっています。

夏は反対に早く乾きすぎてしまうので、ムラになりやすいうえに汗がフローリングに垂れてしまうおそれが……。

だから、気候が温暖で汗もかきづらい春か秋ごろが最適なんです。

フローリングの掃除・ワックスの剥離方法

掃除用ブラシ

自力でワックスの剥離をする場合、まずはフローリングに使われている木材の種類を確認しましょう。

白木のフローリングは、変色のおそれがあるので自力ではおこなわずにプロに相談することをオススメします。

剥離剤の種類

フローリングに塗られているワックスを剥がすには、専用の剥離剤が販売されています。

また、ワックスを剥がしながら一緒に洗浄ができるクリーナータイプもあるんですよ。

ほかにはアルカリ用洗剤などもワックスを落とす効果がありますが本来の使用方法とは異なるので、ムラになりやすいです。

きちんとワックスの剥離をおこないたいなら、専用の剥離剤かクリーナータイプを使用しましょう。

用意するもの

  • 剥離剤
  • スポンジ
  • 雑巾
  • ゴム手袋
  • スクレーパー、またはワックス剥がし用のブラシ
もちやぷらす編集部

肌への刺激が気になる方は、ゴム手袋をつけて保護した状態で作業するのがオススメですよ。スクレーパー(へら)は、白く固まったワックスを剥がしたり集めたりするのに使えます。

ただしスクレーパーは、フローリングをキズつけるおそれがあるのでご注意ください。ワックス剥がし専用のブラシも用意しておくと安心ですね。

ワックス剥離の手順

ここでは、剥離剤を使った手順についてご紹介していきます。

最初に、表面のホコリをペーパーモップや掃除機などを使って取り除いておくとスムーズですよ。

手順

  1. スポンジに剥離剤をひたす
  2. スポンジを使って、剥離剤を塗り広げていく
  3. しばらく時間をおく(取扱説明書に目安時間が記載されている)
  4. スポンジでフローリングをこすって、ワックスを落とす。専用ブラシがあればそちらを使う
  5. ひととおりワックスを取り除いたら、雑巾で水拭きする
もちやぷらす編集部

スポンジや雑巾は複数枚用意して、用途別に使い分けると効率的。剥離剤は、直接フローリングに垂らして使用してもOKです。

ワックス剥離で気をつけること

剥離をすると、剥がしたワックスがフローリングに残ります。

そのまま放置しておくとワックスが固まってしまうので、取り除くのが大変になってしまうことに。

だから、一気に剥離作業をおこなうのはオススメできません。

あらかじめ範囲を決めておき、少しずつおこなうとムラになりにくいです。

作業の際には、養生テープを貼ると洗剤が流れないうえにどの部分を作業したかがわかりやすくなりますよ。

ワックスは部屋の奥から塗っていくとキレイに仕上がるので、剥離も同じように奥からがオススメです。

ワックスがけの方法

フローリングにワックスをかけているところ

剥離作業が終わったら、ワックスがけをおこなう前にしっかりと掃除をしておきましょう。

フローリングにワックスが残っていることがあるので、何度か水拭きをして落としておきます。

目地に詰まったゴミは、爪楊枝など細い棒でこすると取り除きやすいですよ。

汚れが気になるなら薄めた中性洗剤で落として、フローリングを乾かしてからワックスをかけましょう。

ワックスがけの手順

フローリングがしっかり乾いた状態で、ワックスがけをおこないます。

用意するもの

  • フローリング用のワックスシートまたはワックス剤
  • スポンジ
  • ゴム手袋(肌荒れを防ぐために必要)

オールワックスシート(リンレイ)

手順

  1. まずは部屋の奥のほうからスタート
  2. 木目に沿ってワックスがしみ込んだ雑巾かワックスシートで塗布していく
  3. ワックスを塗布した部分は踏まないように移動しつつ乾燥するのを待つ
  4. 以下、剥離から繰り返してワックスがけをする

ワックスは種類によって、乾く速度が異なります。

また、季節によっても変わってくるため取扱説明書を確認しておきましょう。

目安としては遅くても30分前後経過すれば表面上は乾いていることがほとんどですが、完全に乾くには1日ほどかかるとされています。

ワックスがけは大変!プロに依頼するのも手

見積もり書

フローリングのワックス剥離からワックスがけまでの作業は、慣れていないと大変な作業となります。

1日がかりの作業になることも少なくありません。

「時間がない……」「重労働なら自力でやるのはちょっと……」と思ったら、プロに依頼するのがオススメです。

プロならフローリング掃除をしっかりおこなったうえで、ムラなくワックスがけをしてもらえますよ。

さらにプロが使用するワックスは、市販のワックス剤よりも長持ちすることがほとんどなのもうれしいですね。

ただし料金形態は会社によってさまざまで、ハウスクリーニングの一環でおこなっているところが多いです。

依頼の際には見積りをとって、作業内容と費用を照らしあわせておきましょう。

2,3社に相見積りをとって決めると、比較ができてより安心できますね。

まとめ

今回の記事では、フローリングの掃除方法やワックスの剥離やかけ方についてご紹介してきました。

フローリングをキレイに仕上げるには、ワックスの剥離作業が必要です。

ワックスの剥離をしたあとに、掃除をおこなってさらにワックスがけ作業をおこないます。

一連の作業は手間も時間もかかるので「大変そう……」と思ったら、プロに依頼してみるのもオススメですよ。

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ライター

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