オキシクリーン®とワイドハイター®EXパワー粉末タイプの価格と成分を徹底比較!

オキシクリーン®とワイドハイター®EXパワー粉末タイプの価格と成分を徹底比較!

汚れ落としに効果的!と、SNSでも「オキシ漬け」が話題になった酸素系漂白剤のオキシクリーン®。
酸素系漂白剤には、オキシクリーン®以外にワイドハイター®などさまざまな種類があります。
種類によって価格や成分などに違いがあることから、どれを買ったらいいか迷うことも多いのではないでしょうか。

当記事では、オキシクリーン®とワイドハイター®EXパワーの粉末タイプにスポットをあてて、それぞれの価格や特徴などを比較しています。
酸素系漂白剤で得られる効果のほか、活用法や注意点などにもふれていますので、ぜひご覧ください。

「ワイドハイター® クリアヒーロー クレンジングパウダー」は 「ワイドハイターPRO強力分解パウダー」に名称変更されましたが、成分や性質に変更はありません。

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目次

酸素系漂白剤ってどんな洗剤?

粉末タイプの酸素系漂白剤

漂白剤というと、酸性の洗剤と混ぜると危険というイメージをもつ人がいるかもしれませんが、漂白剤には塩素系だけでなく酸素系もあります。
今回解説するオキシクリーン®とワイドハイター®EXパワー粉末タイプは、どちらも「酸素系」の漂白剤になります。

ここではまず、酸素系の漂白剤の特徴をご紹介します。

皮脂汚れに効果を発揮する

酸素系漂白剤は、水に溶かすと汚れの成分を分解する酸素の泡が発生します。
酸素の力によって、皮脂汚れや食べこぼしなどの油汚れを落とすのが特徴です。
また、酸素系漂白剤は生乾き臭などをおさえ、除菌の効果もあります。

塩素系漂白剤よりも安心して使える

酸素系漂白剤は、塩素系のようにツンとした刺激臭はありません。
また、塩素系の漂白剤では危険とされる酸性の洗剤と混ぜ合わせても、人体に害のある塩素ガスが発生しないため安全に使用できます。


酸素系漂白剤の漂白する力は塩素系ほど強くはありませんが、色柄ものをはじめ、いろいろな衣類に安心して使えるのも特徴です。
さらに、使用後は炭酸ナトリウム・水・酸素に分解されるので、地球環境にもやさしいとされています。

価格で選ぶならコストコで買える大容量のオキシクリーン®がお得!

価格の相場は、ワイドハイター®EXパワー粉末タイプが530gで500円前後、オキシクリーン®は500gで450円前後と、価格だけ見るとさほど変わらないように思えます。
しかし、大容量サイズになると1kgあたりの価格に大きく差が出てきます。 ワイドハイター®EXパワー粉末タイプの場合、3.5㎏入りの業務用が2,400円前後で購入できます。

また、オキシクリーン®には1.5kg・2.27kg・5.26kgなどさまざまなサイズがあります。
5.26kgの大容量サイズは、ネットショップで3,000円以上する場合もありますが、安く購入したい場合は量販店のコストコがおすすめです。

コストコで5.26kgサイズを購入した場合、店舗販売では2,148円、公式オンラインショップでは2,380円(税込)で購入できます。
さらに安くなる割引期間もあるようなので、コストコ会員の方はチェックしてみるといいでしょう。

ワイドハイターとオキシクリーンの1kgあたりの単価の違い

ワイドハイター®EXパワー粉末タイプの3.5kgを2,400円で購入した場合、1kgあたり約685円になります。
オキシクリーン®の5.26kgをコストコのオンラインで購入すれば、1kgあたり452円と断然お得といえます。
ただし、オキシクリーン®は人気商品で売り切れてしまうこともあるので、取り扱い店舗を探さなくてはいけない場合もあります。
その点、ワイドハイター®EXパワー粉末タイプは、手軽に入手できる買いやすさがメリットといえるかもしれません。

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オキシクリーン®とワイドハイター®の主成分はほぼ同じ

ここでは、オキシクリーン®とワイドハイター®EX粉末タイプで成分に違いがあるのか、それぞれの主成分を見ていきましょう。

それぞれに含まれる成分は以下の通りです。
主成分はどちらも過炭酸ナトリウムなので、ほぼ同じの効果があるといえます。

オキシクリーンとワイドハイターの成分表

ワイドハイターEX粉末タイプの成分

  • 過炭酸ナトリウム
  • 界面活性剤
  • アルカリ剤
  • 漂白活性化剤
  • 酵素
  • 安定化剤
  • 香料
  • 着色剤

オキシクリーンの成分

  • 過炭酸ナトリウム
  • 炭酸ナトリウム
  • 界面活性剤(アメリカ版のみ)

オキシクリーン®は日本版とアメリカ版で成分が異なる

オキシクリーン®には、日本版と呼ばれる中国製ものもとアメリカ版の2種類があり成分に大きな違いがあります
オキシクリーン®のアメリカ版は、過炭酸ナトリウムや炭酸ナトリウムのほかに、日本版にはない界面活性剤が含まれているんです。
界面活性剤の効果については、このあとくわしく解説しますね。

オキシクリーン®の日本版とアメリカ版の違いについては、以下の記事もあわせてご覧ください。

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ワイドハイター®EXパワーは粉末と液体で性質に違いがある

ワイドハイター®EXパワーは、粉末タイプと液体タイプがあり性質が異なることも知っておきましょう。
商品名がクリアヒーローになった粉末タイプは「弱アルカリ性」で、ワイドハイター®EXパワーの液体タイプは「酸性」になります。


粉末タイプは酸性の皮脂汚れなどに効果的で洗浄力や除菌効果が高いですが、毛や絹などの素材には使えません。

一方の液体タイプは、毛や絹などデリケートな素材に使えるのが特徴ですが、酸性の油汚れなどを落とすのには向いていません。

粉末タイプと液体タイプの洗剤は、汚れの特徴で使い分けると効果的に落とすことができますよ。

界面活性剤や酵素には注意も必要

ペットと子供

「界面活性剤」は泡立ちによって汚れを浮かし落としやすくする成分で、石けんやシャンプーなどにも使われています。
しかし界面活性剤は、体内に入ると体調を崩す場合もあり、ペットや人体にも悪影響を及ぼす可能性もあるんです。
さらに川や海に流れたあとも成分が分解されにくいことから、環境汚染につながるとして界面活性剤に抵抗があるという人も多くいます。

また「酵素」はたんぱく質を分解する成分で、界面活性剤では落とせない汚れに効果があります。
抗菌効果もありますが、衣類などへの残存性が高いため肌が敏感な人は荒れてしまう可能性もあるんです。
とくに肌がデリケートな赤ちゃんの衣類に酵素入りの洗剤を使う場合は、気をつけたほうがいいかもしれません。

酸素系漂白剤を使ったさまざまな活用法

酸素系漂白剤は、通常の洗濯だけでなく、食器や浴槽などの掃除アイテムとしても使うことができます。
2ℓくらいのお湯に大さじ1杯の酸素系漂白剤を溶かし、カップなどを漬けこんでおくだけで、コーヒーの染み込みや茶渋などの汚れが落としやすくなります。

お湯を張った浴槽

また浴槽の掃除に使うときは、お風呂に入ったあと大さじ3杯ほどの酸素系漂白剤を溶かしておきましょう。
イスや洗面器も漬けこんでひと晩おけば、シャワーでサッと流すだけでヌメリや汚れがキレイになりますよ。
40~50℃のお湯に溶かすのがポイントなので、ぬるい場合はお湯を足して調整しましょう。

手軽にできるので、ぜひ試してみてくださいね。

使う素材には注意も必要

レザーソファ

酸素系漂白剤はさまざまな場所の掃除に使うことができますが、素材によっては傷めてしまうこともあるため正しく使うことが大切です。
以下のものに酸素系漂白剤を使うのはおすすめできません。

  • レーヨンやシルクなどデリケートな衣類
  • レザー
  • 特殊コーティングされているもの
  • アルミ素材のもの

酸素系漂白剤を使う前には、素材の材質や使用上の注意を必ず読んで正しく使用するようにしましょう。

まとめ

オキシクリーン®とワイドハイター®EXパワー粉末タイプは、酸素の力で汚れを分解する酸素系漂白剤です。
主成分はほぼ同じですが、種類によって成分に違いがあるため、価格だけでなく汚れの種類や衣類の素材によって適したものを選ぶことが大切です。

また、酸素系漂白剤は衣類以外に掃除アイテムとして使うことができます。
ただし、場合によっては素材を傷めてしまうことがあるので、酸素系漂白剤は使用上の注意などをよく読んで正しく使うようにしましょう。

※表示価格は税込みです。
※オキシクリーン®は、チャーチ&ドワイト社の登録商標です。
※ワイドハイタ®ーは花王株式会社の登録商標です。

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ライター

料理・掃除・音楽をこよなく愛するロック女子。飲食業の経験から衛生面には人一倍気を使っている。料理も掃除も効率の良さを追求したい派で、キッチン周りはいつでもキレイでないと気がすまない。「おいしい料理はキレイなキッチンから」が座右の銘。

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