重曹は安全性が高く、掃除以外でもあらゆる場面で使用することができる万能アイテムです。
重曹は天然素材であるため、人体に害がなく、自然にもやさしいといわれています。
また、重曹には「中和作用」「研磨作用」「静菌作用」など複数の作用をもっており、掃除や消臭などあらゆる場面で効果を発揮することができるのです。
この記事では、重曹の使い方やオススメしたい活用法を6つご紹介しています。
重曹を上手く活用しきれていないという方は、ぜひこの機会にたくさん活用してみてくださいね。
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重曹の使い方は3通り
重曹は水に溶けると弱アルカリ性の性質をもち、酸性である油汚れや皮脂汚れを落とすのが得意です。
また重曹には研磨作用もあり、焦げを落とすこともできます。
重曹の主な使い方は3通りです。
【1】粉末のまま
重曹を粉末のまま使用すると、研磨作用の効果をより発揮してくれます。
クレンザーのような役割があるので、鍋などについた焦げをこすり落とすのに向いていますよ。
【2】重曹水
重曹水とは、重曹を多めの水で薄めたものをいいます。
重曹水をスプレーボトルに入れておけば、キッチンの油汚れやスイッチなどの皮脂汚れもササっと吹きかけて掃除することができます。
【3】重曹ペースト
重曹ペーストとは、重曹に少しの水を混ぜてペースト状にしたものをいいます。
密着力が高く、重曹水では落としきれない頑固な油汚れなどをキレイにすることができますよ。
重曹のオススメの活用法6つ!
ここでは重曹のオススメの活用法を6つご紹介しますので、気になる重曹の使い方があればぜひ試してみてください!
1.掃除
重曹はあらゆる場所の掃除に活用することができます。
〇重曹で掃除できる場所の例
- 五徳の油汚れ
- 排水口のヌメリ
- 換気扇の油汚れ
- 洗濯機の皮脂汚れ
- カーペットの黒ずみ
- お風呂の水垢
- トイレのヌメリ
2.洗濯
重曹は洗濯にも活用することができます。
重曹での洗濯は、黄ばみの原因である皮脂汚れを浮かせて衣類をキレイにしてくれますよ。
また、雑菌の繁殖を抑えてくれるため、部屋干しの嫌な臭いも気にする必要はありません。
水をやわらかくする軟水効果もあるので、柔軟剤の代わりに使用するのもオススメです。
3.消臭
重曹は酸性の嫌な臭いも、弱アルカリ性の性質により中和させて消臭することができます。
また、重曹の静菌作用により雑菌の繁殖を抑えて嫌な臭いを予防することもできるのです。
酸性の臭いは、「生ごみ」「汗の臭い」などが代表的です。
ただし、アルカリ性の臭いであるトイレのアンモニア臭にはあまり効果はありません……。
その場合は酸性であるクエン酸での消臭が効果的です。
4.料理
重曹はベーキングパウダーの主成分でもあり、主にふくらし粉として使用されています。
さらに、重曹はたんぱく質を分解させる効果があるため、お肉をやわらかくすることもできますよ。
そのほかにも食材のくさみやぬめりとりなど、重曹を料理に使うメリットはたくさんあるので、常にキッチンに置いておくとよいかもしれません。
重曹を料理に使うときは、必ず「食用」のものを使用するようにしましょう。
5.美容
重曹の弱アルカリ性により、余分な皮脂を取り除くことができるため、「洗顔」「パック」「シャンプー」「お風呂」などに使うことができます。
重曹を肌に使うときも、「食用」を使用するようにしましょう。
重曹でスキンケアをしたらしっかり保湿してくださいね。
敏感肌の方は、ひじの内側などでパッチテストをして様子を見てからチャレンジしてみるとよいでしょう。
6.飲む
重曹は飲むことで、「疲労回復」「胃腸改善」「便秘解消」などの効果を得ることができるといわれています。
食用の重曹を水で薄めて飲んだり、クエン酸を加えて炭酸水にして飲んだりすることができます。
ただし、重曹は塩分の一種ですので飲み過ぎないように注意しましょう。
重曹を扱うときの注意点
重曹を扱うときは、いくつか注意していただきたいことがあります。
【注意1】使用する場所・素材に気をつける
重曹はアルミ製品と相性がよくありません。
化学反応により黒ずみができてしまうおそれがありますので、アルミ製の鍋などに使用しないようにしましょう。
また、畳などの天然素材も、使い方によっては変色させてしまうおそれがあるので注意してくださいね。
重曹には研磨作用があるので、フローリングなどの掃除もなるべく避けましょう。
【注意2】肌が弱い人は使うときに気をつける
掃除用の重曹を長時間扱うと、皮脂を除去する作用により肌荒れを起こしてしまうおそれがあります。
掃除をおこなうときはゴム手袋をつけておこなうとよいでしょう。
肌荒れが気になる方は、食用の重曹で掃除するのもオススメです。
また、重曹を美容目的で使用する際も、乾燥肌の方や肌が荒れやすい方は使用を控えたほうがよいかもしれません。
【注意3】保管方法に気をつける
重曹は湿気があるところに置いておくと、固まってしまうことがあります。
重曹を保管するときは、フタ付きの密閉できる容器に入れて直射日光が当たらないところで保管するようにしましょう。
また、重曹に水を加えて使用する場合は、なるべく一度で使いきるようにしましょう。
まとめ
重曹はあらゆる作用をもっているため、掃除・洗濯・消臭などさまざまなことに活用することができます。
重曹の使い方は「粉末」「重曹水」「重曹ペースト」の3通りです。
重曹はアルミ製品や天然素材と相性がよくないので、それらの素材には使用しないようにしてくださいね。
また、重曹は油分を除去する効果から、長時間触ると肌荒れを起こしてしまうことがありますので、使用の際は注意しましょう。