アズマ工業に聞く!知られざる「アズマジック」の世界。プロ推奨のスゴ落ち洗剤&研磨布

アズマ工業に聞く!知られざる「アズマジック」の世界。プロ推奨のスゴ落ち洗剤&研磨布のアイキャッチ

「お風呂の床が薄茶色い…」
週1回は掃除しているはずなのに、お風呂の床が薄茶色いんです。

茶色く汚れた浴室の床
我が家のお風呂の床。薄茶色い…。

スポンジでこすってもダメ、洗剤を使ってもダメ。
何をしても薄茶色いアイツは微動だにしない。

家事メディアの編集長としては失格だ。と悩んでいた矢先、

「プロ推奨の浴室用洗剤」を発見。
洗剤なのに1,000円オーバーと強気の価格だけど、選択の余地はないということで、
さっそく、取り寄せて試してみると、期待以上の効果が!

プロ推奨の浴室用洗剤で掃除した後の浴室の床
アズマ工業の「CH860アズマジック浴室洗剤」で掃除すると、ピカッ!

編集長失格の危機を救ってくれた“魔法のような洗剤”「アズマジック」
ぜひお礼がしたいと、メーカーの相談室へ連絡したところ、開発者さんから直接話しを伺えることに。

そこで聞いた、妥協のない”汚れ落としへのこだわり”とは?

\お話を伺ったのはこの方/

開発部 課長 山本恭路さん

アズマ工業株式会社の開発部 課長 山本恭路さん
今回紹介する”グリップ”の開発者。ホームセンターの工具売り場などに足を運んで、持ちやすさ、動かし方などを開発の参考にしているそうです。

開発部 市田美七子さん

アズマ工業株式会社の開発部 市田美七子さん
洗剤などのケミカル品の開発を担当されている市田さん。汚れ落としに関しては、いっさい妥協を許さないプロ中のプロです。

取材協力:アズマ工業

アズマ工業株式会社のヒット商品「ふしぎクロス」と、ヒットしなかった社長発案のスポンジワイパーを紹介するコラムはコチラ⇒「創業120年!アズマ史上最大のヒットは「ふしぎクロス」!逆に名品なのにヒットしなかった商品とは?」

目次

「アズマジック」はプロの現場から生まれた家庭用洗剤

「アズマジック」の洗剤シリーズ
「アズマジック」の洗剤シリーズ。

家庭用のお掃除道具をメインに、さまざまな清掃用品の企画から開発、製造・販売までてがけるアズマ工業。

培った知識を活かし、ホームクリーニングサービスやおそうじ塾などの事業展開もされています。

そんなアズマ工業のロングセラー商品「アズマジック」は、洗剤類だけで約20種、スポンジ・ブラシ類も約20種を展開する人気シリーズ。

ハウスクリーニングのプロ推奨という「めっちゃ落ちる!」保証付きの清掃用品です。
魔法のごとく汚れを落としてくれる「アズマジック」は、普通の洗剤とどう違うのか?
まずは洗剤の開発を担当している市田さんに、ネホリハホリ聞いてみました。

──プロ仕様の洗剤を開発されたきっかけを教えてください。

市田美七子さん

弊社では、掃除道具の開発や販売のほかに、ハウスクリーニング事業も展開しています。そこで培ったノウハウを活かし、プロ用の洗剤を家庭用にアレンジしたのが「アズマジック」シリーズになります。洗剤からスタートして、現在では道具類も豊富です。

「アズマジック」シリーズ(アズマ工業社内)
「アズマジック」シリーズ(アズマ工業社内)。

──プロが使う洗剤とは何が違うのでしょうか。

市田美七子さん

プロが使う洗剤には一部素材への影響が大きいものがあり、扱うのに熟練の技術が必要です。一方「アズマジック」は一般の方でも安全に使用できるようになっています。また、噴霧しやすいようにスプレーに工夫をしているんです。

── 一般的な洗剤との違いを教えてください。

市田美七子さん

「アズマジック」は、とにかく汚れを落とすことを第一に考えられた洗剤だということではないでしょうか。そのために、有効成分の品質や配合量はリッチに作られています。

有効成分がリッチに入っている「アズマジック」
有効成分がリッチに入っている「アズマジック」。

──有効成分がリッチ!汚れ落ちに妥協しない、信念がうかがえます。ただ、「アズマジック」はお値段もリッチ。なかなか一般の方にはハードルが高いのでは…

山本恭路さん

そうですね。販売当初は、そもそも売り場に置いてもらうことが難しかったようです。
「アズマジック」は1,000円前後するので、ほかの商品と比べると価格差があります。そのため、お店で取り扱ってもらいにくい商品だったようです。
ただ、一回使ってもらうと「いい商品だった。高いけれど価値はあるよ」という口コミが広がり、商品の良さがだんだんと浸透した結果、売り場を確立することができました。

──いい商品だからこそ、営業担当さんも売り場を確保するまで粘ることができたんですね。

洗剤のメインターゲットは主婦ですが、「アズマジック」に関しては男性が興味をもつことも多いそうです。その理由を伺ってみると、

市田美七子さん

大掃除シーズンになるとホームセンターには、ご夫婦で来店される方がいますよね。我々が店頭販売をしていると、ご主人のほうが「アズマジック」に興味をもって「これ良さそうだよ!」と奥さんに購入をすすめてくれるケースがけっこうあるんです。
奥さんは普段数百円の洗剤を使われているので、なかなか手が出にくいようなんですが、旦那さんの後押しで購入される方は多いですね。

──我が家の父を見ているようです(笑)。

山本恭路さん

大掃除はご主人も参加するご家庭が多いので、自分がやるなら汚れ落ちを優先させたいと考えるんじゃないかなと思っています。
じつは、パッケージも男性が手に取りやすいデザインになっているそうです。たしかに、工具と並んでいても違和感がありませんね。

工具売り場にありそうなカッコいいデザインの「アズマジック」
工具売り場にありそうなカッコいいデザインです。

2020年に大リニューアル!現場の汚れで徹底的にテスト

リニューアル後のトイレ洗剤「CH857アズマジックトイレ洗剤」
リニューアル後のトイレ洗剤「CH857アズマジックトイレ洗剤」。

──2011年の発売以来、2020年に2回目のリニューアルをされていますが、その時に苦労したことや大変だったことはありますか?

市田美七子さん

より汚れが落ちるよう改良するのに苦労しました。というのも、最初に発売した商品がもともと汚れ落ちの効果が高いので、それ以上の効果を出すのが大変だったんです。
そこで、今の商品の不満点などを掘り起こすなどして、リニューアルすることにしました。

──レベルが高い商品ゆえのお悩みですね。実際にはどんな改良をされたのでしょうか。

市田美七子さん

洗剤の付着性をあげ、浴室洗剤やリビングマルチ洗剤は界面活性剤の種類を変更しました。また、匂いが気になるというお客様の声をもとに香りも見直しました。
ご家庭でも抵抗なく使っていただけるよう、使い勝手がいい商品にすることが、苦労した点になりますね。

──お客様の声も反映されているんですね。ほかにも、改良時にこだわったことはありますか?

市田美七子さん

改良した商品が、きちんと汚れを落とせるか、何度も現場でテストをしました。
汚れは場所や環境によって違うため、テーブル上の検証だけでは不十分です。そこで、ハウスクリーニングの現場についていって、自分で汚れを落としてみて、使い心地を試しました。あと、モニターさんにもご協力をいただいていますね。香りの調整は、そこでいただいたお声を参考にしました。

浴室のイメージカット
汚れを落としの効果検証には、実際に使われている浴室やトイレの汚れが必要なんです。

──すごいですね!そこまでして検証した理由を教えてください。

市田美七子さん

お客様に”いい商品だ”と感じてもらうためです。最終的に使うのはお客様なので、やはり現場で使えることが一番大切だと考えています。
実際の汚れに対してのテストは、「アズマジック」に限らずほかの商品でもおこなっているそうです。アズマ工業さんの汚れ落としへの情熱が、ニーズに合わせた商品の開発につながっているんですね。

効果&効率アップ!掃除場所ごとに洗剤を分ける理由

窓用洗剤「CH856アズマジックガラス洗剤」
「アズマジック」には窓用洗剤「CH856アズマジックガラス洗剤」もあります。

──「アズマジック」シリーズは、場所によって洗剤の種類が分かれていますが、これにも理由があるんでしょうか。

市田美七子さん

汚れの種類よって洗剤を使い分けることで、効果的で効率的にお掃除できるからです。

──汚れによって使い分けることで、効果だけじゃなくて効率も上がるんですね。
素材によっても使い分けたほうがいいのでしょうか。

市田美七子さん

「アズマジック」の場合は、素材というよりもシーンごとに分けていますね。

アズマジックと掃除場所の一覧

商品名掃除場所
浴室用洗剤「CH860アズマジック浴室洗剤」浴室内の湯アカ、水アカ(白いカチカチ汚れ)、石けんカスなど
カビ取り洗剤「CH880アズマジックカビ取り洗剤」浴室ドアのパッキン、タイルの目地などのカビ
油汚れ用洗剤「CH862アズマジック油汚れ洗剤」換気扇のプロペラ、ガスコンロなどの油汚れ
トイレ用洗剤「CH857アズマジックトイレ洗剤」便器内の尿石、黄ばみ、黒ずみなど
リビングマルチ洗剤「CH855アズマジックリビングマルチ洗剤」床やビニール壁の手垢、黒ずみ、タバコのヤニ汚れなど
ガラス用洗剤「CH856アズマジックガラス洗剤」窓ガラス

── 一番売れている商品はどれになりますか?

市田美七子さん

浴室用とトイレ用ですね。掃除の頻度が高い場所が選ばれているように思います。年末年始の大掃除シーズンは、油汚れ用洗剤がよく出ますね。

人気の浴室用洗剤「CH860アズマジック浴室洗剤」
人気の浴室用洗剤「CH860アズマジック浴室洗剤」。

──使用時の注意点はありますか?

市田美七子さん

強い洗剤なので、塗装されている換気扇のシロッコファン、またアルミ製品は使えないといった、素材への注意は少なからずありますね。
素材によっては変色する恐れがありますので、必ず目立たない場所で試してからご使用いただくことがおすすめです。
塗装剥がれについては、「アズマジック」に関わらずあるそうです。テストするときには、洗剤を薄めて使う、置き時間を短くするなど、様子を見ながらおこないましょう。

塗装剥がれについては、「アズマジック」に関わらずあるそうです。テストするときには、洗剤を薄めて使う、置き時間を短くするなど、様子を見ながらおこないましょう。

汚れを諦める前に!「アズマジック」は蓄積汚れに効果的

──「アズマジック」を使ったほうがいい汚れ度合いはありますか?
ちなみに、私は諦めていた浴室の床の汚れを「アズマジック」でキレイにすることができました!

市田美七子さん

効果がわかりやすいのは、目に見えて汚れている状態ですね。また、掃除をしても汚れがいつも残っちゃうな、落ちないなと思う部分に使っていただくのもいいと思いますね。

山本恭路さん

あとは蓄積した汚れですね。ここぞという時用に「アズマジック」を使われている方は、汚れのレベルに合わせて使い分けていらっしゃいますね。

──初めて購入する場合は、どれがオススメですか?

油汚れ用洗剤「CH862アズマジック油汚れ洗剤」
油汚れ用洗剤「CH862アズマジック油汚れ洗剤」はネトネトの油汚れに効果大。
市田美七子さん

油汚れ用洗剤ですね。効果の違いを感じていただけると思います。大掃除の時に、時間をかけて落としていた汚れが、そんなに時間をかけずにキレイにしていただけるはずです。

──そこまで汚れが落ちてしまうと、ハウスクリーニングを頼まれる方が減りませんか?

山本恭路さん

素材への影響を心配される方は、プロに任せる方が多いですね。変色や傷が付いてしまうと、元には戻らないので。強い洗剤や道具を使って落とすのには、経験が必要になります。そこがプロとの違いですね。

──赤ちゃんや小さな子供がいるご家庭でも使えますか?

市田美七子さん

洗剤を噴霧したあとは、ほとんどが水洗いや水拭きを必ずしていただくので、使用自体には問題はないです。
ただ、お子さんがいるときは、洗剤がかかったり、付いたりしないように、そばにいないよう気を付けてくださいねとお伝えしています。理由としては、「アズマジック」は保護具(手ぶくろ、メガネ)を着けて使うぐらい強力な洗剤だからです。

洗剤で汚れを落とした床を、水拭きする様子
洗剤で汚れを落としたとは、水拭きでしっかり拭き上げましょう。

──用途を守れば安心して使えるということですね。ちなみに消費期限はありますか?

市田美七子さん

定めてはないですが、購入後は早めにご使用いただくほうがいいですね。

──使い方のコツなどがあれば教えてください。

市田美七子さん

使い方のポイントは、洗剤が汚れに浸透するまで少し待つことです。洗剤を噴霧したあとはすぐに拭きたくなると思いますが、時間を置くことで、グッと汚れが落ちやすくなります。

──ガマンが必要なんですね。

市田美七子さん

そうですね。固まった油汚れは、洗剤に馴染ませ、緩めて落とすイメージ。カチカチになったトイレの尿石、お風呂の水アカや石鹸カスは、上から汚れを剥がしていくような感じです。後者のカチカチ汚れは、汚れに洗剤をつけてこする作業を繰り返すと落ちますよ。

──カチカチ汚れは「アズマジック」をもってしてもガンコなんですね。ほかにもポイントはありますか?

山本恭路さん

洗剤と一緒に使う道具も重要ですね。洗剤で浮かせた汚れを削ったり、洗ったりするので、選び方を間違えると素材を傷めてしまう可能性があります。「アズマジック」シリーズが道具も展開している理由のひとつなんですよ。

──いい洗剤を使えば、道具はなんでもいいと思っていました。反省…

市田美七子さん

洗剤だけで落ちる汚れもありますが、さらにいい道具をプラスすることで、より効率的に掃除をできるんですよ。とくにカチカチ汚れは、ブラシによって洗剤の浸透率も変わってくるので、道具選びは大切です。

「アズマジック」は洗剤だけでなく、掃除道具の種類が豊富なのも特徴。

ハウスクリーニングの現場で使っている道具を、家庭でも使えるようにアレンジされています。後半では、道具の開発者である山本さんにバトンタッチして、お話しを伺いました。

「アズマジック」の洗剤シリーズ6種を使ってみた!

市田さんの”汚れ落とし”イズムが感じられる「アズマジック」の洗剤シリーズ。

「アズマジック」の世界をさらに知るために、実際に試してみました!

CH860アズマジック浴室洗剤(1,380円)

「CH860アズマジック浴室洗剤」
お風呂の床に「CH860アズマジック浴室洗剤」をかけて、スポンジで軽くこすります。
薄茶色い床が、
「CH860アズマジック浴室洗剤」で掃除した後の浴室の床
ピカー!

洗剤でもスポンジでも落ちなかった薄茶色い汚れが、一瞬でキレイになりました。
これには感激のARASHI!
匂いは薄く、狭い浴室でも気になりませんでした。

CH857アズマジックトイレ洗剤(1,380円)

「CH857アズマジックトイレ洗剤」を便器にスプレーする様子
黄ばみや黒ずみの気になる便器に、シュー。
「CH857アズマジックトイレ洗剤」をスプレーした便器
汚れに泡が密着。匂いは、ほぼなし!
「CH857アズマジックトイレ洗剤」で洗った後の便器
約5分放置し、ブラシでこすり、流します。

掃除前はそこまで汚れていないと思っていましたが、洗浄後は一段と白くなった気が!
じつは汚れていたんですね…。

CH862アズマジック油汚れ洗剤(1,380円)

「CH862アズマジック油汚れ洗剤」を換気扇フィルターにスプレーする様子
年末の大掃除シーンに活躍する「CH862アズマジック油汚れ洗剤」。

約1年間放置した換気扇フィルターを、「CH862アズマジック油汚れ洗剤」で洗っていきます!

油とホコリで汚れた換気扇フィルター
油とホコリで汚れまくりの換気扇フィルター。
「CH862アズマジック油汚れ洗剤」をスプレーした換気扇フィルター
たっぷり拭きかけて5分ほど待つと、
「CH862アズマジック油汚れ洗剤」をスプレーした換気扇フィルターのアップ
汚れが浮き上がってきました!
手に洗剤が付かないように、手ぶくろをして流します。
「CH862アズマジック油汚れ洗剤」で汚れが一掃された換気扇フィルター
新品!?と思えるほど、キレイに!

蓄積した油汚れが、みるみる浮いてくるので、見ていて楽しい!
スポンジなどでこする必要もなく、水洗いだけでピカピカになりました。
若干薬品の匂いはしますが、換気しながら使えば問題ないです。

CH856アズマジックガラス洗剤(1,380円)

「CH856アズマジックガラス洗剤」
排気ガスや泥汚れなどで汚れがちな窓ガラス(外側)。

住み始めて約2年、1度も洗ったことのない窓ガラスにスプレーしていきます。

「CH856アズマジックガラス洗剤」をスプレーした窓ガラス
洗剤はミスト状。クロスで拭いてみると、
やだ、汚い。
部屋側(中側)の窓もこんなに汚れていました。

一見キレイに見える窓ガラスも、汚れているものですね。
揮発性が高いため、拭きあとは残りません。匂いは消毒液っぽいですが、気にならない程度。

CH855アズマジックリビングマルチ洗剤(1,380円)

「CH855アズマジックリビングマルチ洗剤」
床や壁に付いた手垢・皮脂などに使える「CH855アズマジックリビングマルチ洗剤」。
「CH855アズマジックリビングマルチ洗剤」
クロスに洗剤を出して、
「CH855アズマジックリビングマルチ洗剤」
フローリングをフキフキ。
「CH855アズマジックリビングマルチ洗剤」
やだ、汚い(多いな)。

3日に1回はフローリングワイパーをかけているのですが、この汚れ!
ちょっとショックでした(泣)
洗剤で汚れを落とし、水拭きしたあとのフローリングは、サラッとしていて気持ちよかったです。爽やかな香りなので、リビングで使ってもイヤな感じはしません。

CH880アズマジックカビ取り洗剤(1,310円)

浴室用の「CH880アズマジックカビ取り洗剤」
浴室用の「CH880アズマジックカビ取り洗剤」。
「CH880アズマジックカビ取り洗剤」を浴室ドアのパッキンにスプレー
よく振ってからスプレー。ジェル状なので、どんな場所にも密着します(今回はカビが見当たらなかったため、イメージカットになります)。
「CH880アズマジックカビ取り洗剤」を水で流す様子
数分〜30分したら、水で流します。カビが根深い場合は放置時間を長くすると効果的(〜6時間)。
「CH880アズマジックカビ取り洗剤」を流してスッキリした浴室ドアのパッキンのイメージカット
スッキリ!(イメージカット)

ジェル状なので、どんな場所でも垂れずに密着してくれます。
これなら、カビを落としやすそうですね。
塩素のツンとする匂いがあるので、換気をしながら掃除しましょう。

今回は、残念ながらカビが生えていなかったので、効果を試すことができませんでした。カビが出るのを待って、再挑戦したいと思います。

CH909アズマジックスーパーマルチ洗剤(2,020円)

「CH909アズマジックスーパーマルチ洗剤」
水回りはもちろん、リビング掃除にも使えるマルチな洗剤。
「CH909アズマジックスーパーマルチ洗剤」をキッチンシンクにスプレーする様子
水アカが気になるシンクに使ってみました。
「CH909アズマジックスーパーマルチ洗剤」を水で流す様子
水で洗い流します。
「CH909アズマジックスーパーマルチ洗剤」でキレイになったキッチンシンク
水アカが取れ、輝きを取り戻しました!

「CH909アズマジックスーパーマルチ洗剤」は「いろんな場所に使える洗剤が欲しい」という声から誕生した商品。2021年にリニューアルされ、水アカも落とせるようグレードアップしました。

とくに気になる汚れはないけど、家中をキレイにしたい!という方におすすめです。

ハウスクリーニングのプロが使う!浴室用の研磨布とは?

「アズマジック」浴室用の研磨布シリーズ
キャプ:プロ仕様の「アズマジック」浴室用の研磨布シリーズ。

「アズマジック」の浴室用の研磨布シリーズの開発者・山本さんにお話を伺いました。研磨布シリーズについて取材していたはずですが、話しは思わぬ方向に…!?

山本恭路さん

浴室の汚れを研磨(削る)して落とす道具です。不織布の中に研磨粒子が入っています。このシリーズはソフト、ハード、スーパーハード、ウルトラハードの4種類あり、掃除場所によって使い分けていただく商品です。

──けっこうハードですね。

山本恭路さん

けっこうハードになりますね(笑)。もともとはハウスクリーニングで使っている素材なので、プロ仕様なんですよ。
プロは、これを手で掴んで掃除します。なぜ手かというと、スポンジに力を適切にかけて、素材を傷めないように汚れを落とすためです。

──(スポンジを触りながら)…手だと、力が分散しそうですね。

「アズマジック」浴室用の研磨布シリーズ。ソフト、ハード、スーパーハード、ウルトラハードの写真
(写真左から)ソフト、ハード、スーパーハード、ウルトラハード。
山本恭路さん

そうなんです。しかもスポンジだけでこすると、力が均等に入らないため、汚れを均一に削れません。指の跡が付くくらい、力がダイレクトに伝わってしまうんですよ。

──たしかにスポンジだけだと、指だけに力が入ります。

山本恭路さん

そこで、開発したのがこの“グリップ”になります。

プロ用を家庭用に!アイデア満載のグリップ

山本さんが開発した”グリップ”
山本さんが開発した”グリップ”。

──”グリップ”!?

山本恭路さん

”グリップ”をつけることで、手を守るだけでなく、スポンジへ力が均一に伝わり、ムラなく汚れが削れるようにしたんです。また、湯船や桶など、曲面があるものにもフィットするよう、形状や素材にも工夫をこらしました。

──さきほどから気になっていました。スマホリングみたいな形をしていますよね。すごく握りやすいです。

グリップを手ではさんだ様子
既視感のある形。
山本恭路さん

掃除しやすくて、持ち運びしやすい、そういった切り口から考えた形になります。

──けっこうグニグニした素材ですよね。

山本恭路さん

素材は柔らかい樹脂を使っています。また曲げやすいよう、中央付近に折り目をつけて、より曲げやすく、使いやすくしました。

”グリップ”を曲げる様子。

──おぉ、めちゃくちゃ手に馴染みます。これなら蛇口やシャワーホースも掃除しやすそうです。

山本恭路さん

曲げやすく、力も入りやすいので、疲れにくいと思います。
また、グリップとスポンジの接着は面ファスナーを採用し、脱着式にしているんです。研磨布は掃除するうちに消耗してしまうので、スペアと交換ができるようになっています。”グリップ”ひとつあれば、どの種類のスポンジでも使えるんですよ。

グリップと研磨布をくっつけるためのマジックテープは縫製されています
面ファスナーを接着剤でくっつけるのではなく縫製にしたのは、強い洗剤や使っているうちに剥がれないようにするため。縫製するために、ミシンや糸の設定に何度もやり直しが必要だったそうです。

──すごくシンプルなデザインなんですが、“グリップ”にはアイデアがつまっているんですね。

山本恭路さん

曲げやすく、力も入りやすいので、疲れにくいと思います。
樹脂と面ファスナーの異素材を縫製することも、社内では初の試みだったので、なかなか大変でした。

収納用の穴があるグリップ
収納できるように、グリップにはひっかけ穴があいています。さらに面ファスナーは、剥がれないように縫製しているんです。アイデアが渋滞している!
浴槽で収納する様子
収納例。

グリップを開発するために、ヤスリや木を削る工具などを参考にされたそうです。
また、グリップの硬さにもそうとうな苦労があったとのことでした。

グリップはほかの商品にも展開!

山本恭路さん

“グリップ”の評判がよかったので、浴室用の研磨布シリーズだけでなく、ほかのスポンジにも展開しようということで選ばれたのがマイクロ立体生地W繊維。通称“W繊維”です。
これだけで、家全体を掃除できるんじゃないかと言われるほど、優秀な生地になります。そんな” W繊維”をもっと一般の方にも使ってもらいたいという思いで、“グリップ”をつけて販売することになりました。

「BT774アズマジック浴室ブラシスポG」
一番売れている生地。浴室用「BT774アズマジック浴室ブラシスポG」(グリップ付き1,190円/スペア630円)のほか、玄関のタイル用ブラシにも使われています。
「BT774アズマジック浴室ブラシスポG」のアップ
緑のブラシで汚れをかき取り、白い吸着繊維で汚れを拭き取ってくれます。
山本恭路さん

この立体メッシュが付いている「BT775アズマジック凸凹床ブラシスポG」(グリップ付き1,190円/スペア630円)もそうです。

「BT775アズマジック凸凹床ブラシスポG」
浴室の床に付いているピンク汚れを落とす立体メッシュ。通称“ツンツンブラシ”と呼ばれています。

──すごくツンツンしていますね。

山本恭路さん

お風呂の乾燥床の凹凸になかなかブラシが入り込めない、というお悩みに応える商品です。ツンツンしていることで、迷路のように凹凸がある浴室の床に、うまくフィットして汚れを掻き出すことができます。

横から見た「BT775アズマジック凸凹床ブラシスポG」
メッシュ生地に、ツンツンした生地を組み合わせています。突起が均一に並んでいるのがポイントです。1本ずつ自立しているので、隙間に入りやすいそう。

──こういった生地は既存のものがあるんですか??

山本恭路さん

この生地はもともと、ツンツンの長さが3mmの既存資材しかなく、これでは汚れを十分に落としきれないという判断の元、新規で5mm品を製作した経緯があります。

──生地の開発からされているんですね。

山本恭路さん

そうですね。生地工場で製作された生地の掃除での活用方法を考えたり、目的にあった生地の開発をしています。いろんな生地を使ってみて、この汚れには毛の長さをもっと短くしようなど、細かな調整をするんです。

──そういえば、山本さんはブラシのことを生地と呼ばれるんですね。

山本恭路さん

名前上はブラシと記載しているんですが、社内では生地として扱っています。
理由は、ブラシは歯ブラシやデッキブラシのように植毛されたものが多いのですが、マイクロ立体生地や立体メッシュは植毛ではなく生地からできているからです。

──なるほど!そういわれてみると、納得です。

浴室用の研磨布シリーズの使用シーン

浴室で活躍します!

──浴室用の研磨布はプロ御用達のものなので、「ココぞ!」という場面で使うのかな?と思うのですが、いかがですか?

山本恭路さん

毎日掃除に使えます。
また軽い皮脂や湯垢なら、「アズマジック浴室ブラシスポG」と水でじゅうぶん落ちますよ。それでダメならスポンジと洗剤で、もしそれでも落とせない汚れがあるなら、研磨布を使ってもらうのがいいですね。

──ここで「アズマジック」の洗剤が活躍するわけですね!
ちなみに、浴室用の研磨布を使うときの注意点はありますか?

山本恭路さん

あまり強くこすり過ぎると、素材が削れてしまうので、やりすぎには注意です。
近年の浴室は、床が柔らかい素材でできていることが多いので、傷付くことをいやがる方は避けていただいたほうがいいかと思います。

研磨布で浴槽を掃除する様子
力まかせにこするのは厳禁です!

山本さんによると、最新のお風呂は、汚れがつきにくくなっているそうです。とくに浴槽はやさしいスポンジや水洗いを推奨していて、昔のようにガリガリこすってしまうと、傷が付いてしまうとのことでした。

皆さん、力のかけかたにはご注意を!

浴室用の研磨布の選び方

──浴室用の研磨布を購入される方は、全種類揃えるんですか?

山本恭路さん

すべて揃えるというよりも、汚れに合わせた研磨布を購入されますね。ピンポイントな汚れに困っているという方が買っていかれることが多いようです。

浴室用の研磨布を選ぶときは、落としたい汚れに合った種類だけを購入しましょう。”グリップ”付きのものを1個買っておけば、ほかの種類はスペアを買うだけで使うことができますよ。

「アズマジック」浴室用の研磨布シリーズを使ってみた!

「アズマジック」浴室用研磨布シリーズの世界にさらに迫るため、自宅で実践!

使い方はすべて共通で、研磨布を水で濡らしてこするだけです。

カンタンなのに、効果がすごい!

BT782アズマジック浴室プラ用研磨布(プラスチック製品用)(グリップ付き980円/スペア330円)

「BT782アズマジック浴室プラ用研磨布」
浴槽やカウンター、洗面器などプラスチック製品に使えます。

浴室のプラスチック製品に付いた湯アカ、水アカを落としていきます。

浴槽からスタート!

「BT782アズマジック浴室プラ用研磨布」で擦る様子
軽くこするのがコツ。

\ビフォー/

「BT782アズマジック浴室プラ用研磨布」でこする前の浴槽
よくみると、水アカがありますね。

\アフター/

「BT782アズマジック浴室プラ用研磨布」でこすった後の浴槽
おぉ、キレイ!

BT783アズマジック浴室金具用研磨布(水栓金具用)(グリップ付き980円/スペア330円)

「BT783アズマジック浴室金具用研磨布」
蛇口やシャワー、タオルかけなどの水アカを落としに!

お次は水栓金具用。
複雑な形をしている場所なので、”グリップ”の良さがわかりやすい!

「BT783アズマジック浴室金具用研磨布」は、かたちが複雑な水栓で大活躍
こ〜んな風にこすれるんです!

\ビフォー/

「BT783アズマジック浴室金具用研磨布」で磨く前の水栓
ちょっとサボるとすぐにコレ

\アフター/

「BT783アズマジック浴室金具用研磨布」で磨いた後の水栓
磨いた感がすごい!

BT784アズマジック浴室床用研磨布(浴室床用)(グリップ付き980円/スペア330円)

「BT784アズマジック浴室床用研磨布」
浴室の床専用の研磨布。

続いては床用。
ガンガン汚れを削っていきますよ!

「BT784アズマジック浴室床用研磨布」で床をこする様子
”グリップ”のおかげで、雑巾がけをする要領で掃除できます。

\ビフォー/

「BT784アズマジック浴室床用研磨布」でこする前の浴槽の床
薄茶色い汚れが、

\アフター/

「BT784アズマジック浴室床用研磨布」でこすった後の浴槽の床
なくなった!

BT785アズマジック浴室タイル用研磨布(タイル床用)(グリップ付き980円/スペア330円)

「BT785アズマジック浴室タイル用研磨布」
研磨力が一番あるタイプ。

タイルの水アカや石鹸カスを落とせる研磨布。
残念なことに、自宅のお風呂がタイル製でないため、試すことができませんでした。

でも、床用の研磨力からして、タイル用もそうとうな実力者だと思います!

「アズマジック」の知られざる世界は汚れのない世界でした

プロ推奨の「アズマジック」シリーズ。

汚れを落とすことが最優先!という信念が、ひしひしと感じられる商品でした。

素材や有効成分、使い勝手まで、こだわりぬかれた「アズマジック」シリーズは、一度使ったらその違いに驚くはずです。

ぜひ「アズマジック」の世界にどっぷりと浸り、汚れの世界を手にいれましょう!

販売サイト:快適百貨 本店

※価格はすべて税込み。4/12現在の快適百貨の価格です

ライター

和田まりのアバター 和田まり 編集長

お一人さま歴20年以上のアラフォー女子。掃除・洗濯・料理など、家事一切を外注したいタイプ(お財布事情が許せば)。だるま職人を目指し、28歳で大阪から群馬へ移住、30歳でライターを目指し東京に引っ越し、現在は名古屋在住。趣味は非常階段巡り(建築の方)とプロレス観戦。ゴキブリ専門ライターとしても活動中!「ゴキラボ」https://goki.jp/

目次