掃除できる場所は? 価格は? 頼んだ方がいい汚れは? ハウスクリーニングを頼む前に読む記事

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掃除が苦手で綺麗にならない。掃除できない場所がある。落ちきらない頑固な汚れが気になってしまう…。こうした時は、専門のハウスクリーニング業者によるお掃除も有効。コストはかかりますが、プロによるクリーニングは効果も高く、汚れも気分もリフレッシュできます。

ここではハウスクリーニングってどこを綺麗にできるの? 依頼したほうがいい汚れや場所は? どのくらいの値段? 業者の選び方のポイントは? など、ハウスクリーニングを頼む前に備えたい必須知識を紹介します。

ハウスクリーニングで掃除できる場所

まず、ハウスクリーニングで気になるのが、どこを掃除してもらえるの?というクリーニングの範囲。これはクリーニング業者によって異なりますが、一般的には以下のような場所の掃除を依頼できます。

  • キッチン・浴室・トイレ・洗面所などの水回り
  • フロア・カーペット・照明器具・家具・壁紙・窓サッシやガラスなどの室内
  • ベランダ・外回り・玄関
  • エアコン

基本的に家庭の汚れであれば、幅広く掃除を依頼できると思って良いでしょう。なお、大手クリーニング業者はある程度掃除できる場所やメニューが決まっていますが、個人経営のクリーニングでは、これ以外の場所でも対応してくれるケースもあります。気になる場所は、依頼時に電話で確認したり、見積もり時に訪ねてみると良いでしょう。

ハウスクリーニングに依頼したほうがいい汚れや場所

「ハウスクリーニングを頼まなくても自分でできるのでは?」という疑問もあるはずです。

たしかに家庭の汚れには、自分で掃除できる汚れもありますが、場所や汚れの程度によっては、自力での掃除では思うような効果が得られず、専門のハウスクリーニング業者へ依頼したほうが良いケースも多々あります。例えば以下のような場所や汚れです。

1.キッチンの換気扇

換気扇(レンジフード)

キッチンで気になる汚れは換気扇。どうしても油汚れが溜まりがちな場所です。換気扇のフィルターまでは自分で手軽に掃除できますが、奥にあるシロッコファンや、プロペラタイプの換気扇へのアクセスには、踏み台や脚立が必要です。

また、ものによって外し方が難しかったり、破損させてしまうリスク。洗剤が配線にかかって漏電のリスクなどもあるので、クリーニング業者へ依頼したほうが安全です。こうしてファンや周囲に溜まった油汚れをしっかりと除去しておくことで、ファンの負荷が減るため、換気扇自体の寿命を伸ばす効果も期待できます。

2.浴室のガリガリ汚れや皮脂汚れ

シャワー付近

浴室はさまざまな汚れがあり、複数の洗剤を使い分ける必要がある場所です。洗剤選びにも知識が必要で、白いガリガリとした水垢は特に強敵。特に鏡やステンレスに蓄積してしまうと一筋縄ではいきません。

こうした汚れは、市販の洗剤や掃除アイテムでも時間をかければ一定の効果が期待できますが、洗剤による腐食や傷にも気をつける必要があり、浴室掃除は非常に繊細。素人では完全に除去することが難しいので、汚れに応じて薬品や工具を使い分けて、効果的にクリーニングできる専門業者に依頼したほうが良い場所だと言えます。

一度しっかりと水垢を落としきっておくことで、その後の汚れの付着を防ぐことができ、日常のお手入れも楽になるはずです。

3.エアコン

エアコン

エアコンは掃除が難しい家電です。フィルターやルーバーなど手が届く範囲のクリーニングは定期的に行なえますが、DIYで内部のフィンやファンの汚れ落としにチャレンジしても、汚れや匂いが取り切れないケースがほとんど。

基板部分が水濡れしてしまうと漏電リスクもあるため、こちらもやはりクリーニング業者への依頼が正解です。

なお、カビは夏場だけでなく通年付着していくので、クリーニングの目安は2年に1度。本格的に稼働する夏場・冬場を避けて依頼すると良いでしょう。

4.フローリングにこびりついた汚れやワックス剥離

ワックスが剝離したフローリング(床)

フローリング床にマットの跡が付いてしまったり、ワックスが剥離してしまったりなど、美観を損ねる汚れは慎重になる必要があります。DIYでも直せる範囲ですが、こびりつきを除去した結果、ワックスが部分的に剥げて光沢が失われてしまうといったトラブルも起こります。

汚れの程度やフローリングのコンディションが悪い場合、なにより仕上がりを重視するなら、クリーニング業者に清掃や剥離とワックス施工を依頼した方が良いケースもあります。

総じて、稼働部品がある場所や、アクセスの難易度が高い場所。リスクと結果が見合わない場所に関しては、専門のハウスクリーニング業者に依頼したほうが、リスクと時間をかけずに大きな効果を期待できると言えます。

ハウスクリーニングの価格

ここが一番気になっている人も多いのではないでしょうか。ズバリ価格の話。

ハウスクリーニングは基本価格は特に決まっておらず、ハウスクリーニング業者それぞれが価格を設定しています。参考までに大手クリーニング業者の相場としては以下のようになっています。

  • 浴室クリーニング…1万5000円〜2万円前後
  • キッチンクリーニング…1万5000円〜2万円前後
  • レンジフードクリーニング…1万5000円〜2万円前後
  • エアコンクリーニング…1万円〜2万5000円前後
  • トイレクリーニング…8000円〜1万円前後
  • フロアクリーニング…8000円〜1万3000円前後

(2022年2月 筆者調べ)

ここで注意したいのが、どこまでが対象でどこからがオプションなのかというところ。

クリーニング業者によっては、浴室クリーニングでは浴槽のエプロン内部のクリーニングや、換気扇のクリーニング、鏡の水垢除去が別料金になっていたりします。また、キッチンクリーニングでは、換気扇は別料金。魚焼きグリルや掃除後のコーティングなどはオプション扱い。というケースがあるので注意が必要です。

他にも、水回りをまとめたパックや、室内から水回りまで一軒まるごとクリーニングできるパックを用意されているケースもあります。これらは単品で依頼するよりも大幅にコストを抑えられるのが特徴(1K/1DKのクリーニングでおよそ2万6000円〜5万円前後)。入室前や退去時の空室清掃となると、家具の養生などの手間も省けることから、さらに20%前後安くなるケースもあります。

個人営業のクリーニング業者の場合、この価格よりも安く収まる傾向があります。また、大手クリーニング業者ではオプション扱いとなるクリーニングも料金に含まれているケースもありますので、依頼前や見積もり時に確認しておくと安心して依頼でき、トラブルも起こりません。

ハウスクリーニングの業者はどう選ぶ?5つのポイント

スマートフォンでハウスクリーニング業者を探す様子

ハウスクリーニングは、大手から中小・個人までさまざまな事業者があります。実際に依頼するとなった場合の業者選びで参考になるポイントとしては、以下のような点をチェックすると良いでしょう。

  1. 口コミでユーザーの声を聞く
    口コミにはユーザーからの生の声が届いているため、評価の高さはそのまま安心感へと繋がります。
  2. ホームページで料金やコダワリを確認
    ホームページがある場合はそちらも確認。料金のチェックやウリ文句だけでなく、注意事項などにも目を通しておくと、そのお店のコダワリなども確認できます。
  3. 完全自社受け
    中小規模の店舗では、作業を外注しているケースもあります。この場合、ノウハウやテクニックがそれぞれ異なるので、口コミが参考にならないことも……。そのため、完全自社受けのお店を選んだ方が、口コミの信頼性が増すので安心できます。

    見分け方は、過去の口コミから、どんな人物が作業に来たのか?が参考になります。外注していない場合は、「夫婦で来た」「親子で来た」など、作業員の人物像がある程度固定化されます。また、社員規模と口コミ量が伴っているか?といった情報も参考になるので、事前に確認しておきましょう。
  4. 掃除したい範囲とオプション料金
    業者によっては、オプションで作業場所が細分化されていて、汚れを落としきろうと思うと最終的な金額が高くなってしまうケースがあるので、事前に「どこまでの掃除が料金に含まれているのか?」は必ず確認しておきましょう。「浴室○○円」など、オプションなしでエリアごとの料金設定をしている業者の方が、安く収まるケースもあります。
  5. 保険の有無
    破損時に対応できるよう、損害保険に加入しているか?の確認も大事。ハウスクリーニング業者の多くは保険に加入していますが、ホームページやプロフィールでその記載があるか?のチェックは必須です。

    また保険に加入していても使ってくれなければ意味がありません。口コミで「~~があったけど保険ですぐに対応してもらえた」など、具体的な対応例がある方が安心して依頼できる業者といえるでしょう。

大事なのは「困っている場所」を事前に確認し合う

自分では落とせない汚れ、落とし方がわからない場所もプロならではのテクニックでキレイにしてくれるハウスクリーニング。コストこそかかりますが、暮らしの中でどうしても溜まってしまう汚れもリセットできるので、快適で気持ちよく暮らすための手段のひとつとして有効です。

その際、大事なポイントが「家族で困っている場所を相談する」という点。

記事執筆に際して、多くのアドバイスを頂いたハウスクリーニングのスペシャリスト「アールねこの手」の近藤さんは、「同じ家に住んでいても、実は男性が困っている箇所と女性が困っている箇所は異なります」と語りました。つまり、「お風呂」と場所を限定しても、気になるポイントは人それぞれなのです。

依頼前には、お互いどこが気になっているのか?を家族でしっかりと相談しあい、ちゃんと業者にも伝えられるようにメモしておく事をおすすめします。

■取材協力:アールねこの手

アールねこの手の近藤さんの写真
「アールねこの手」の近藤さん

個人店だからできるサービス・強みを活かして安心安全なハウスクリーニングをお届けするため日々弛まぬ努力を続ける群馬のお掃除屋さん。