セスキ炭酸ソーダはフローリングの黒ずみに使える！重曹・クエン酸との違いは？

セスキ炭酸ソーダをフローリングの床掃除に使うときには、十分な注意が必要です。

セスキ炭酸ソーダを使えば、床の黒ずみや油汚れを落とすことができます。

ですが、正しい床掃除方法や注意点を理解しておこなわないと、フローリングを傷めたり、変色したりすることも……。

本コラムでは、セスキ炭酸ソーダをフローリングの床掃除に使うときの注意点や、フローリング掃除にオススメの洗剤を紹介しますので参考にしてください。

セスキ炭酸ソーダをフローリングの黒ずみに使える？

天然成分でできている安心安全なセスキ炭酸ソーダを、フローリングの床掃除に役立てたいという方は多いことでしょう。

一方で、フローリングを傷めてしまわないかという心配もありますよね。

洗浄パワーの強いセスキ炭酸ソーダをフローリングに使うことは可能ですが、十分な注意も必要です。

フローリング黒ずみ・汚れの原因

フローリングの汚れでもっとも気になるのは黒ずみではないでしょうか。

黒ずみのおもな原因は次の5つです。

1. 足の皮脂汚れ
2. ワックス
3. カビ
4. 調味料などの油汚れ
5. ジュースなどの液体汚れ

リビングやダイニングでは足の裏の皮脂汚れに加えて、油汚れや液体の汚れが混在します。

また、寝室のフローリングに黒ずみがあるのは、カビが原因かもしれません。

万年床にしていると、布団の下にカビが生えることがあります。

窓付近の床の黒ずみも、カビが原因であることが多いです。

窓周辺の結露が原因で床に水滴が落ち、カビとなることがあります。

セスキ炭酸ソーダで落とせる汚れ

セスキ炭酸ソーダは、アルカリ性の性質をもっています。

なので、皮脂汚れや油汚れなど酸性の汚れを落とすのが得意です。

セスキ炭酸ソーダは、酸性の汚れを中和して、汚れを簡単に落とすことができます。

セスキ炭酸ソーダが使えないフローリングもある

セスキ炭酸ソーダは、アルカリ性であるために、床材によっては使えないものもあります。

とくに注意すべきなのは、無垢材や白木です。

セスキ炭酸ソーダが浸透して、フローリングを傷めてしまったり、変色させてしまったりするおそれがあります。

また、無垢や白木以外のフローリングの場合にも、コーティング剤が溶けてしまうことがあります。

目立たない場所で一度試してみてから使用してください。

重曹・クエン酸でフローリング掃除をしたらどうなるの？

フローリングの床掃除に重曹を使った場合には、セスキ炭酸ソーダと同じような効果があります。

重曹とセスキ炭酸ソーダは同じアルカリ性の性質をもっているので、酸性汚れを落とすのに役立ちます。

ただし、重曹は水に溶けにくく、研磨効果が高いので気をつけてください。

重曹で磨くと、フローリングのコーティングが剥がれてしまうかもしれません。

クエン酸は、重曹やセスキ炭酸ソーダでは落とせない汚れを落とすはたらきがあります。

クエン酸は酸性の性質をもっていて、水垢や雑菌除去に効果があるからです。

ただし、クエン酸を使うと白く変色してしまうことがあります。

使用する前に目立たない場所で一度試してみてください。

重曹やクエン酸をフローリング掃除で使うのが心配な場合は、フローリング専用の洗剤を使うのがよいでしょう。

セスキ炭酸ソーダでフローリングの黒ずみを掃除する方法

セスキ炭酸ソーダを使ってフローリングを掃除する方法を紹介します。

準備するもの

• セスキスプレー
• 水拭き用雑巾
• からぶき用雑巾

セスキ炭酸ソーダでフローリングの床掃除をする手順

1. セスキスプレーを水250mlにセスキ炭酸ソーダを2gほど入れてつくる
2. フローリングをしっかり水拭きして落とせる汚れは落とす
3. 汚れた部分にセスキスプレーを吹きかける
4. 水拭き用雑巾で拭き取る
5. からぶき用雑巾でしっかり拭き取る

セスキ炭酸ソーダでフローリングを掃除するときの注意

汚れがたまってベトベトするフローリングの床掃除にセスキ炭酸ソーダを使用すれば、汚れがスッキリさっぱり落ちます。

ただ、洗浄力が高いので床材のコーティングやワックスへのダメージもあります。

ダメージを最小限に抑えるため、以下の3つのことに注意しましょう。

1. セスキスプレーはなるべく薄めて使う
2. なるべく早く拭き取る
3. 目立たないところで試してみてから汚れに使用する

無垢フローリング掃除にオススメな洗剤

無垢のフローリング材は、水気厳禁！

無垢フローリングの床掃除は、からぶきまたは固くしぼった雑巾で汚れた部分を拭き取るのが基本です。

どうしても落とせない汚れは、中性洗剤を使いましょう。

中性洗剤を使うときは、なるべく薄めて使ってください。

洗剤や水気はしっかり拭き取ることが大切です。

薬品や水気が残ると、変色や反り・割れの原因となります。

まとめ

セスキ炭酸ソーダをフローリング掃除に使うときには十分注意してください。

セスキ炭酸ソーダは洗浄力が強すぎるので、なるべく薄めて、汚れた部分だけに使用しましょう。

使う前に、目立たないところで試してみるのがオススメです。